古本屋通信

古本、私の買い方

古本屋通信    No875   5月29日

   古本、私の買い方


 昨日、古紙回収業者さんから予告があった大口の入荷があった。旧い家屋の取り壊しに伴う件だ。解体業者さんは馴染みの古紙回収業者さんを持っている場合が多い。解体業者さんから私に声が掛かることはない。間尺に会わないからだろう。で、昼過ぎダンボール30箱が狭い店の前に到着した。

 ついさっきまで、約18時間悪戦苦闘した。あいだに二人を通しているから、守秘義務はないが、それぞれの顔もある。元荷主の細かい情報は伏せる。ダンボール30箱の大半はゴミだとすぐに分かったが、全て降ろした。降ろす過程で見当を付けて、3万円を支払った。とにかく本を受け取った段階で金を支払う。これが古物商としての原則だ。儲かることもあるが、見込み違いのこともある。しかし多目に払うことだ。先方も商売だから、少ないと二度と来なくなる。

 深夜まで懸けて全ての箱を空け、活かす本を取り、不要なものを箱に戻した。なんと活き本はわずか一割だった。九割を深夜0時に、降ろした業者さんに取りに来て貰った。やれやれ、ダンボールは重かった。死ぬかと思った。自宅に帰って約3時間眠った。午前4時から店にきている。果たして元が取れるだろうか。

 予断を許さない。しかし碌なものがないなあ。親子二代の本である。子供は私より少し上と、少し下である。学生時代に読んだ本が多い。量は多いが、古本屋的には面白味がない。大学は岡大と京大である。これ以上は書けない。文庫、新書は定番ばかりだ。ただ、学参が圧倒的に多い。これで元が取れるかどうか。ウ~ン。

 あった。一冊あった。毛利可信 『ジュニア英文典』。これ確か毛利可信の本の中では最上級だった筈である。 検索するが、何所にもない。あったら困るのだ。よし、きょう中にオークション代行に持ち込もう。夜には出品してくれる筈だ。獲らぬ狸の皮算用だと5万円は付くだろう。半分手数料を取られるとしても、これで25000円の回収である。あと5000円は何とかなるだろう。皆さんヤフオクで上記の学参に投票してください。
  1. 2014/05/29(木) 06:50:30|
  2. 未分類