古本屋通信

青木新書・その3

古本屋通信     No 681  2月6日

 
  青木新書・その3


  「新書・その2」 の続きである。今度は横道に逸れないように努力したい。



「現代のマルクス主義-疎外からの解放」 津田道夫 1963年初版 津田の評価は微妙である。この時点では、平和共存派=フルシチョフ支持に見える。だから武井らと行動をともにした。「こえ」は旗揚げしていなかった。明らかに構造改革派ではない。

「すべてを党に」 呉運鐸著 竹内實訳 1955年初版 中国の革命小説の翻訳 この作品は中国版「鋼鉄はいかに鍛えられたか」といわれていたらしい。作者のその後は知らない。竹内は文革賛美派になった。

「日本マルクス主義史」 小山弘健 1956年初版
 帯のことばを転記する。
日本共産党第6回全国協議会とソ同盟共産党第20回大会は、わが国のマルクス主義理論にとって歴史的転換点となった。・・・・。(主要な内容)片山潜・幸徳秋水・堺利彦の先駆的業績 アナ・ボル論争 山川主義から福本主義へ 高橋・猪俣の理論 (以下、略)。  

「戦後の日本共産党」 小山弘健 1962年年12月初版
 本書の刊行は第8回大会の2年後である。最終章にその生々しい記述があるではないか。事実を下に示すことにする。
日本共産党第8回大会  の記述から私が抽出してメモする。
 1961年7月25日~31日 798名の代議員。神山、中野は代議員に選出されなかったため、評議員として出席。代議員の年齢構成比は30歳代が58%、40歳以上が32%。党員数は7回大会時の2倍で10万未満。「アカハタ」は本紙115,000部、日曜版255,000部。民青同盟員数6万人。
 新中央委員60名、新中央委員候補35名、統制監査」委員8名。前大責を問われて中委候補者リストからはずされた旧書簡派の紺野、西沢、竹中、松本三益、田代、竹内、塚田など、全て」中央委員に復帰。神山、中野も中央委員に。波多、中西功歯入れられなかった。 


「國境の海」 杉浦明平 1955年初版 
  1. 2014/02/06(木) 01:55:27|
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