古本屋通信

青木新書・その1

 古本屋通信    No 676  2月4日

  青木新書・その1

 私は No 674 で、新日本新書、新日本文庫のことを書いた。その末尾に青木文庫と国民文庫のことを、ほんの付け足しに書いた。私はこの両シリーズについては、実物を見ながら書きたいと思っている。それはパソコンのない田舎の倉庫で書くことになろう。国民文庫は私にとってはテキストに過ぎないから、書くことは余りない。青木文庫は宝だから、いくらでも書きたいし、書ける。今パッと思いつくだけでも逸品揃いだ。谷善の日本労働組合評議会史や岸本英太郎の社会政策のシリーズなど奮えがくる。まあ、売れないのだから仕方がないが。

 で、今日は青木文庫ではなく青木新書について書くことにした。これは数は少ない。たぶん30冊くらいだろう。店内においている。しかし青木新書としてまとめてではなく、新書コーナー に入れている。この新書コーナーの品揃えは質から言って、日本一だろう。いずれも値は高いが、ソコソコ売れるのだ。


 昨日、青木新書が一冊売れた。うれしかった。長谷部文雄 『資本論随筆』 を番台に持ってきたのは50位の夫婦づれだ。奥さんは小林秀雄のありふれた文庫本を買った。旦那が 「これ欲しいんですけど、少し値が・・・」 ときた。「どれどれ」 と私。見れば私の字で4,500と付いている。たしかに高い。高すぎる。「日本の古本屋」 を見た。一件もない。アマゾンに一件あった。¥ 18,899 と。無茶クソだ。但し悪質じゃない。高けりゃ買わなきゃよい。私はこの検索結果を示すパソコン画面をみせて、旦那に訊いた。 
 「いくらだとお買いになりますか。遠慮なく言って下さい。あなたの値ごろ感を」
 「そうですね。・・・・1000円」
 「ウ~ン、ちょっと売りたくないなあ」
 「 ・・・・・ 」
 「じゃあ、こうしましょう。200円付けてください。1200円」
 ( 笑顔で頷く )

 この本はほんとは高く売りたかった。いま値付けするとしても4,500だろう。しかし私もそんなに古本屋は長くない。いい客人にめぐりあえたが幸いだ。できるだけ放出することを心掛けている。


 以下、少し書く・・・・・

 一言だけ。 長谷部の資本論随筆なんて、間違って早稲田の均一でも見つけないかぎり、見つかりっこないです。古本屋通信の店だけにあるのです。


 劉 少奇
共産党員の修養について  (1964年)
中古品の出品:1¥ 32,800より
となってますね。この本はかつては読むことが推奨されていたはずですが、宮顕が「外国の指導者の本を読むだけでは十分でない」とどこかで演説していました。その後、宮顕は「品性」とか「市民道徳」とかを強調するようになりますが、宮顕こそが最も品性の欠けた指導者のようにしか思えません。
2014/02/04(火) 14:55:48 | URL |span> 元東大民青 #-

 古本屋通信
 私が入党した頃、地区党の専従が学生細胞にきて誉めていました。全国的に良書で通っていたようです。但し、毛沢東も含め中国の本は「必読文献」ではなく「参考文献」だったと思います。「紅岩」なんかベストセラーでした。
 このアマゾン古本売価は一般的な古本価ではありません。私は100円買い受けです。1000円でも売れないでしょう。
 宮本は保留ですが、今回の大会でも浜野報告に「品性」重視で新役員を推薦したというのを読んで可笑しくなりました。たぶんコレに抵触して落とされた人がいるんだろうなと。
  1. 2014/02/04(火) 05:49:47|
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