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古本屋通信

真佐代さんのいない家を守る

古本屋通信   No 4208    2019年  9月29日


   真佐代さんのいない二人の下伊福西町の家を守る

 拙宅は1982年に新築し登記したとき、たぶん姫井由美子事務所の提案で土地と建物を分割登記した。すなわち土地を妻、建物を私の名義しした。税法上の理由からだったと思う。それで昨日役所から通知が届いた。死亡した土地所有者に固定資産税を求めることはできないから、相続人のいずれかに固定資産税の請求先を決定してくれという通知だった。ただしこれは資産の遺産相続の問題とは無関係であるとあった。

 結論だが、土地と建物の名義はママに据えおく。田舎の実家もそうだし、何ら違法性はない。ただし売買が出来ない。下伊福西町の拙宅はやがて二男が相続するから、そのときは二男が考えるだろう。それから土地の固定資産税の請求先は、長男二男ではなく、私に切り替えてもらった。さっそく署名捺印をして投函した。来年度から土地建物あわせて4万円以上固定資産税を私が支払うことになる。それと御津新庄の固定資産税だ。長男に支払わせるわけにはいくまい。以上はグチである。


 下伊福西町の自宅の庭木の剪定が明日に迫った。きれいになる。楽しみだ。

 私は夜が来ると、二階の私の部屋はもちろんのこと、一階の三部屋すべてに明かりを点ける。電気代は大したことはない。テレビをまったく点けないから、それ以下だ。

 なぜ明かりを点けるか。それは今も真佐代さんといっしょの気分を味わいたいからだ。パジャマは二階に吊るしてあるが、一階には今も妻が生きて生活している、そういう幻影は私を虚しくしない。何かほのかな温かいぬくもりをもたらすのだ。

 いまは昼も夜もない生活である。暇で困ることもない。いつも真佐代さんといっしょである。
  1. 2019/09/29(日) 01:58:24|
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