古本屋通信

着服

古本屋通信  No 40  10月13日

 着服 
 以下は青文字の部分が、日本共産党 群馬・太田市議 水野正己さんのブログからの引用です。

 渡辺明大泉町議の除名について

 日本共産党東毛地区委員会は9月26日、大泉町の渡辺明議員を除名しました。党東毛地区委員会が発表した声明は次のとおりです。
 9月25日から一部マスコミが報道したように、大泉町の渡辺明議員が生活相談を受けていた人の金銭を着服するという重大な犯罪行為を働いていたことが明らかになりました。被害者の親族の訴えを受けての党の調査に対して渡辺明議員は、790万円余の着服を認めました。 これは絶対に許されないことです。党東毛地区委員会は9月25日、渡辺明議員に議員辞職を勧告。渡辺議員は翌9月26日、議員辞職願を提出し受理されました。9月26日、党東毛地区委員会は党規約にもとづいて除名処分としました。 日本共産党東毛地区委員会は、党公認の議員が町民のみなさんの信頼を裏切ったことに対し、深くお詫び申し上げます。また、被害者とそのご親族のみなさんに計り知れない心痛を与えたことに対して心から謝罪を申し上げます。
  2012年9月26日 日本共産党東毛地区委員会

 これにたいして、水野さんのブログのコメント欄に、キンピーさんほかから 23 のコメントと応答がありました。興味のある向きは水野さんを訪問されたい。以下は私の地の文。

 まず初めに。この種の「事件」に対する、私の基本的スタンスは次のとおりです。
 私は民事事件であれ刑事事件であれ、自民党であれ共産党であれ、大規模な組織がらみでないかぎり、個人の 「事件」 を採りあげること自体に否定的です。その理由は、
①事実関係を見極める材料がブル新の報道にほぼ限られる。
②報道記事自体がエンタテインメントの提供である。
③被害、加害ふくめて関係者の主張や反論が公平に知らされることはない。
以上3点の理由で、私はいわゆる三面記事は不要だし、政党の機関紙は一般事件は不扱いにすべきだと思っています。

 しかしにもかかわらず、ここでこの「事件」に関連して文を書こうと思ったのは次の理由からです。
 共産党は地方議員の生活相談を原則的に廃止すべき、と強く感じたからです生活相談は本来、議員の仕事ではないとおもいます。一般に知られた党の窓口が議員であるから、いろいろな相談が議員に寄せられるのは当然です。だがその場合、議員はいかなる相談も自分が背負わないで、関係の専門分野に渡すことです。それも直接連絡するのではなく、地区委員会または県委員会を通すことが必要です。私は上記の記事をみて、強くそう思いました。
 いままでだって、多くの議員はそうしてきたでしょう。そうしないと本来の議員の仕事が立ちゆかないだろうから。しかし背負い込む議員がいるのも現実です。誠実に対応しようとすればするほど、眠る時間さえなくなり泥沼に入る。それを断つには生活相談を止めるしかない。その時間を理論学習に充てるべです。   
 議員が生活相談をやめなければならない主要な理由はしかし、別にあります。その相談内容の多くは、生活者どおしの利害調整に関わる案件であす。しかも党支持者のあいだの調整だったりする。あるいは他党支持者との調整だったら、どう動くのか。いずれにせよ、議員は自分の頸を絞めることになります。今回の「事件」は交通事故の示談を渡辺さんが引き受けるのではなく、弁護士を紹介していたら、起こり得なかった。そう、そういう問題なのだとおもいます。

 私は今回の「事件」に特にコメントしないが、印象的には渡辺さんに同情的です。790万は多いが、それが3000万のうちの30万だったら、手数料としてどうなのか。もちろん依頼者に断ってのことですが。共産党の生活相談は当然無料、ほとんどがそうだった。だが、受益者に赤旗を売ったことはなかったか。赤旗を売って悪いことはありません。違法では、もちろんない。しかし、生活相談であれ、その他のふれあいであれ、党員が大衆に接する基本は「無償」でなければならない。赤旗拡大は押しつけでなかったか。極論だが着服も押売も無償の奉仕でないという一点で大差ないというのが私の見解なのです。
 
 最後に余談。以下は水野さんのブログ中のかれの文から。

 1960年代からはじまった旧ソ連による日本共産党に対する暴力革命路線の押し付けという不当な謀略と干渉は、“単なる仲たがい”と言ってすまされる問題ではありません。
キンピーさんは旧ソ連について、問題はあったが、社会主義政党として一定の役割を果たしていた旨コメントされています。しかし日本共産党は、たしかにレーニンの時代にロシア革命をなしえた当初のソ連が、一定の役割を果たしたことは評価していますが、スターリンの時代以降の旧ソ連は、社会主義とはいっさい無縁の専制国家と化していったという評価をしています。そのことは、1960年代からはじまった旧ソ連による日本共産党への干渉と謀略に対する日本共産党のたたかいや、91年のソ連崩壊の際の日本共産党の声明でも明らかです。
 
 いちいち論難しないが、党中央の公式見解を是とする立場からも間違いだらけの文と言えます。とりわけ赤字の部分が、思いこみによる間違いの部分です。

その後、水野さんの記述から以下の部分が削除された。
1960年代からはじまった旧ソ連による日本共産党に対する暴力革命路線の押し付けという不当な謀略と干渉は、“単なる仲たがい”と言ってすまされる問題ではありません。
  1. 2012/10/13(土) 00:05:48|
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