FC2ブログ

古本屋通信

現代社会とジェンダー

古本屋通信   No 3598    2018年  10月13日


    現代社会とジェンダー

  以下の遣り取りに、少しだけコメントしたい。

池内さおりさんがリツイート
椎野 大輔‏ @_no_nuke · 18時間18時間前
椎野 大輔さんが池内さおりをリツイートしました
女に敬われ、立てられ、批判されず、心地よく、もてなされ…実際には人の苦労を何も知らないで生きていく「男」になるのは僕も拒否したい。力を合わせて変えていこう。

椎野 大輔さんが追加
池内さおり認証済みアカウント @ikeuchi_saori
幼い時から、
女にまつわるジェンダーロールには、
男性を敬え、出すぎるな、男を立てろ、楯突くな、相手(男)を不快にするな、もてなせ…🤮…


まさ‏ @ryouriman · 8 時間8 時間前
返信先: @_no_nukeさん、@ikeuchi_saoriさん
男に敬われ、立てられ、批判されず、心地よく、もてなされ…実際には人の苦労を何も知らないで生きていく「女」のことは、否定するんですよね。当然ですよね


椎野 大輔‏ @_no_nuke · 3 時間3 時間前
いえ、否定したいのは、そういう風に対称的になってはいない現実、それなのに対称的に語られて不問に付されている現実、ですかね。


まさ‏ @ryouriman · 2時間2 時間前
現実にいますよね、両方語らなきゃそれはそれで差別では?



  古本屋通信

 現代資本主義社会の矛盾は賃労働と資本のそれである。

 男と女の矛盾は原始共産主義社会からある。

 現代社会における主要な矛盾が賃労働と資本の矛盾であるとして、じゃあ男と女の矛盾は副次的か。必ずしもそうではない。依然として、それは主要な矛盾である。だがそれは賃労働と資本の関係下に於いてのみ主要な矛盾である

 池内さおりと椎野大輔‏の誤りは、男女間の矛盾を過大に評価している点にあるのではない。男女間の矛盾の資本主義的性格に目が向いていない点にある。

 むつかしいことを言っていない。企業の労働現場は機会均等法が施行されて長い今日において尚、男女平等にほど遠い現実がある。だから、女のセクハラ・パワハラの訴えは無条件に取り上げられて改善されねばならない。これが法の精神である。

 だがこれは企業内限定である。ひとたび雇用関係から外部に出たら、今や男女の関係は逆転する。池内さおりや 椎野大輔‏ の云う、女に敬われ、立てられ、批判されず、心地よく、もてなされ…実際には人の苦労を何も知らないで生きていく男など殆ど存在しない逆にまささんの云う、男に敬われ、立てられ、批判されず、心地よく、もてなされ…実際には人の苦労を何も知らないで生きていく女は圧倒的に多い

 その根拠をひとつだけ。きょう田舎から帰る車のなかで連れ合いと話しあったが、世の中には一生に一度も働いた経験のない女が一千万人以上いるという統計が話題になった。家事労働を労働と見做していない点はあるが、それにしても賃労働が生涯ゼロというのは、実際には人の苦労を何も知らないで生きてきたと言われても仕方がなかろう。私は人間形成にとって問題があると思う。上記のツイッターの2人には、そういう認識はない。
  1. 2018/10/13(土) 17:16:38|
  2. 未分類