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古本屋通信

「道標」のかわかみよしこ文 

古本屋通信   No 3594    2018年  10月11日


  「道標」(170号 2018 秋)かわかみよしこの一文に就いて

 坪井あき子さんが新しい詩文集 『野ばら』 を届けて下さった。連れ合いが挿絵を描いているので2部。それと一緒に新しい 「道標」 も届いた。いつものメンバーの詩作品と共に、いくつかの散文も掲載されている。その中に 「スケッチブック」 という欄があって、今回は坪井さんと、編集長のかわかみよしこさんが文を寄せている。後者は 「小田川」 という題で、今回の豪雨災害について書いている。

 一読して不快感を覚えた。連れ合いに感想を求めたが、無視したらどうかという意見だった。私も一度はバカらしいと思ったが、「道標」が岡山の代表的な詩誌であること。その「道標」に掲載されている豪雨関連の文は、詩作品と散文を含めて、かわかみ文が唯一であること。彼女が 「道標」 の編集長であること。この3点で黙殺しないことにした。

 P34~35にかけての、かわかみ文 「小田川 」 末尾の17行(「道標」の3段組の行数)だけを問題にする。17行以外の個所は、真備町と隣接している矢掛町、そこに在住するかわかみさんの被災体験である。末尾の結論的な感想とは無関係と読める。末尾17行の全文は以下である。

  ・・・・・ 真備町も矢掛町も、浸水した場所はハザートマップに予想されていた。国の一級河川に指定されていたが、後回しになっていたのだ。
  地球温暖化でゲリラ化した豪雨はおだやかな川を巨大な竜に変身させた。昔ながらの土盛り堤防や小さな砂防ダムで化け物を防げるわけがない。
  折りしも国会ではカジノ法案、赤坂自民亭で酒盛り中だ。モリ、カケ、スパ、天ぷら、北朝鮮に向けたイージス・アンショアは二基で五〇〇〇億円。
  みんなの税金を勝手に使って、命を守る治水は後回しだ。地球温暖化によって生まれたモンスターは、すぐそこの河川や山の中にひそんでいる。いつ暴れ出すかわからない。



 まあ全文が偽書ならぬ偽文である。それも、たったこれだけの短文で、詩人らしき言い回しを用いて、尤もらしい嘘を書いている。

 高梁川と小田川の結節点の工事については、改めて詳説しない。岡山ではみんなが知る事実である。過去に計画されて以来、工事は着々と進行し、いつ完成予定だったかも、県民はみんな知っている。今回間に合わなかっただけである。

 その計画がいくぶん滞った原因を敢て挙げれば、民主党政権時代の防災工事軽視と、日本共産党倉敷市議団の工事反対であった。それらが工事の遅れの遠因になっていたことも、広く知られている事実である。

 ひとつひとつデマを粉砕して行く。ハザートマップは事実だ。だが工事は後回しになどになっていない。着々と進んでいた。第一かわかみさんは何と較べて 「後回しになっていた」 と言うのか。自衛隊予算か? 軍拡予算か? ならばその通りだ。だが自民党政権の下でも教育予算はある。教育予算に較べて後回しになっていたと言うことは出来ない。きれいごとの詐欺は止めることだ。

 「昔ながらの土盛り堤防や小さな砂防ダム」 が何処にあったのか。そんなものはなかった。仮に小田川水域にあったとして、それで防げる訳がないのは言うとおりだ。防げないから、国土交通省の工事計画が着々と進行していた。イヤラシイ言葉のトリックを使用するな。

 自民党の宴会は赤旗で耳にタコが出来るほど聞かされた。デタラメと知って書いていた。これを持ち出してきた時点で共産党は済んでいる。

 自民党であろうが無かろうが、予め予定されていた行事を、被災地以外で粛々と進めるのは当然である。非難に価しない。第一中止は無理である。これは同夜の共産党の周年記念行事も同じである。予期せぬ自然災害によって、日本列島の全機能を麻痺させてはならぬ。かわかみさんはファシストの言い分である。

 「モリ、カケ、スパ、天ぷら、北朝鮮に向けたイージス・アンショアは二基で五〇〇〇億円」 に至っては本論の集中豪雨災害と何の関係もない。詩人の詐術である。戦時中のデマの手法である。奉仕する対象が、天皇制権力でなく日本共産党である違い。殺意を感じる。

 治水が後回しという事実があるとすれば、唯一野田政権によってだ。だがそういう指摘は、大自然の破壊力の前では、重箱の隅の議論に過ぎない。断言する。自然災害は政治の力に依っては防げない。いかなる革命政権であっても防げない。そういう事実について人は、とりわけ詩人など表現に携わる者は謙虚であるべきだ。

 私は今回のかわかみ文は、詩誌 「道標」 にとって致命傷だと思う。松田運営委員長の責任も当然ながら問われるだろう。官僚作文だが、どこの官僚なのか。お里が知れる。こういう文はかわかみさん以外の詩人は絶対に書かない。いまは 「道標」 から消えた沖長ルミ子さんと、くにさだきみさんの意見が聞きたいものである。

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 以下はコピーが不能なので、表題を検索サイトに入れて各自でお読みください。かわかみ文が如何に不当な言いがかりか、余すところなく語っています。


小田川水系河川整備計画ホームページ - 岡山河川事務所
小田川合流点付替え事業~高梁川・小田川の沿川を洪水から守る~
目次
・小田川合流点付替え事業トップページ
・記者発表一覧
・小田川合流点付替え事業とは?(PDF:4,090KB)
・多自然川づくりについて
・環境アセスメントについて
・掘削土への対応について
・埋蔵文化財調査について

高梁川水系河川整備基本方針 - 国土交通省
www.mlit.go.jp/kisha/kisha07/05/050816/05.pdf
河川の整備の基本となるべき事項 ・・・・・・・・・・・・・・・・・11. (1)基本高水並びにその河道及び洪水調節施設への配分に関する事項・・・11. (2)主要な地点における計画高水流量に関する事項 ・・・・・・・・・・12. (3)主要な地点における計画高水位及び計画横断 ...

高梁川水系河川整備計画 - 中国地方整備局 - 国土交通省
https://www.cgr.mlit.go.jp/kisha/2017june/170626-3top.pdf
2017/06/26 - 国土交通省中国地方整備局では、平成 29 年 6 月 26 日に「 高梁川水系河川整備計画【 国管理. 区間】」( 以下「 本計画」 という。) を変更しました。 本計画の変更にあたっては、専門的知識をお持ちの学識経験者や専門家で構成される「 明日
  1. 2018/10/11(木) 22:10:12|
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