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古本屋通信

古着に限って、事実を書こう

古本屋通信   No 3587    2018年  10月07日


   古着(主に洋服のこと、業者間ではボロと呼ぶ)に限って、事実を書く


 下に書かれていることが全て嘘だというのではないが、実態と凡そ遊離した自己満足のママゴトである。そのことを率直に申し上げる。




真備 被災者支援センター
2018年10月4日すます伸子
真備の被災者支援センターに来ています。
口コミで、支援物資をとりに来られる人があとをたちません。
服を選びながら、笑い声がたえません(深刻じゃあなくて、遊びなんですね)。自分で服をゆっくり選べる喜びは少しでもストレス発散になるのだと思います。

午前中だけで、物質が底をつきそうです。
ぜひ支援物資をどんどん送ってください。
秋冬の服、男女、子ども服も必要です。
お米や家庭雑貨も必要です。 
届け先(省略)




  古本屋通信

 古着は一般にボロの名前で呼ばれるが、実際にはボロ布であることはなく、洋服類と肌着類に大別される。それらが回収される方法は ①資源ゴミの5種分別の一つとして市役所によって回収される。 ②各種の廃品回収を経て、最終的に廃品回収業者によって回収される。尚、洋服類が古着屋さんに売られる例は極端に少なく、特殊なブランド品のみである。その総量は全体の 0,1パーセントにも満たない。

 市役所回収分の肌着の再利用は有り得ず、即熱処理である。問題は洋服類である。その総量は毎週大型トラック数台分である。岡山と倉敷に限っても、おそらく家屋一杯になるであろう。それをどう再利用するか、残念ながら現時点では全て熱処理して焼却する。

 現時点では、というのは数年前までは再利用の方途があった。詳細は省略するが、専門業者に渡って、その手で選り分けられて、海外に輸出されていた。これは主に東南アジアと中国向けだった。だが今日では、少なくとも岡山では、そのルートがなくなっている。私はそれを市役所関係者から聞いたのではない。回収業者ルートを通じて知った。余談だが、今でも自転車や硯などは海外向けに流れている。その仲介業者を業界では 「貿易(ボウエキ)」 と呼んでいる。

 私が取引きしている回収業者のYさんは、町内会の廃品回収を受ける。また個人の家の売却整理に伴なう廃品回収を受ける。然し何でも受けるというわけではない。骨董品や自転車バイクなどは受けない。受ける物品は、紙類(新聞紙、雑誌、書籍、雑紙、ダンボール)、それから電気器具などの金具、鉄類、缶類、古着。大体以上である。それを即日他人に廻して換金する。言うまでもなく私は雑誌と書籍の中から有効な古書を購う。

 ところで、上に挙げた中で、Yさんがトコトン嫌う物がある。古着である。ちょっと前までは歓迎だったが、今では一円にもならないそうだ。でも以前からの町内会との契約で持ち帰らざるを得ないと言う。

 資源ゴミの無断持ち帰りは市条例で禁じられているが、それでも前夜と早朝には持ち帰る業者がいる。アパッチという。私はアパッチは合法だとの見解だ(これはルールの朝7~8時に出した物ではないからだ)が、その彼らが古着には見向きもしなくなった。その代わりに、少し前まで見向きもしなかったダンボールが引っ張りだこである。

 さて問題の古着だが、理屈の上からは(毎週大量の資源ゴミを回収しているのだから)、倉敷市役所に手配すれば、被災者のための古着は即日廻してくれそうなものだが、どうであらうか。絶対に廻してくれない。なぜなら、そういうことは意味がないというより。現場に混乱をもたらすだけで、何の実効性もないからだ。やれば忽ち収拾がつかなくなる。コレ常識以前。

 こういうことを書いても、須増さんにも読者にも理解されないだろうが、実際に山と積まれた古着の中から、自分に適した衣類を選ぶなどという芸当は不可能だ。もしそれが可能だったら、古着が回収現場から敬遠されることは有り得ない。

 もう良いだろう。須増さんらのやっていることはママゴトである。あのなあ、そうでないと言うのなら、真備の被災者支援センターには、毎日数十人がやって来て、数百の古着が償却されているか? 有り得ないだろう。

 もし有り得るのならば、何の困難もなく大量の古着を入手できる倉敷市が、とっくの昔にや っているよ。つまりママゴト遊びで党の貢献を誇るのはやめましょう、といふことです。


 古着の送付は東北大災害のときに大問題になった。受付を全て拒否することは出来なかったが、大半は迷惑物資として、使われることなく処分されたと聞く。難しい問題だが、今の日本で衣類の送付はやめるべきだと提案する。寒さを凌ぐためなら百円商品がある。だいたい須増さんたちは流通ということの理解がない。県議なんだから、行政に教えて貰えよ。ママゴト遊びが何ゆえ流通の本筋からズレているかを。

  もう少し厳しいことを書かせて貰う。党は党中央で集めた被災カンパ 2500万円のうち、100万単位で倉敷市に届けた。これは須増さんら岡山県議と党倉敷市議団が伊東市長に渡した。

 そのカンパの一部を間違っても党被災者支援センターを訪れる個人には渡していまい。当たり前のことだ。だったら金と支援物資(古着)と、どう違うのか。論理的には全く違わない。

 つまり被災者のために集めた金と同様、いかなる支援物資も個人に渡してはならない。もし渡すとすれば倉敷市である。だがそういう物資を倉敷市が受け取る訳がないのだ。だったら、ロハで個人に渡しても良いとはならない。論理的に破綻しているのだが、この破綻は物資の不法な取り込みとなっている。ママゴト遊びでは済まないのである。分かるかなあ。
  1. 2018/10/07(日) 02:02:53|
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