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古本屋通信

古本屋の罪は重い

古本屋通信   No 3083    2018年  01月29日


    古本屋の罪は重い


 老婆心ながら。貴殿がマルクス文献を読んでいないとは思わない。読んでいても、マルクス学徒として表現しないから、このザマになる。


  神原さんが藤原なる売文商人の本を実際に読んでツイートしたかどうか知らん。だが読まんでも分かるだろう、どうしようもないクズだとういうことが。べつに商売を非難しない。しないが商売の延長としてというより、商売そのものとしてやった「山口敬之準強姦疑惑の現場に足を運び徹底検証」を引用するとは、これは明らかに古本屋としての頽廃である。

 藤原なんて読まなくてもよい。私は一冊も読んだことはない。入れば片っ端からツブす。『東京漂流』 の大活字の表紙を見れば十分である。詐欺本なのだ。負けて、読み本である。新幹線で読み捨てる本である。まあ読まなくても右だ。直感まちがいなし。下にまともなレビューを貼っておく。

神原卓志(かんばらたくし)‏ @shiawasetakiji · 21 時間21 時間前
見出し=
藤原新也が山口敬之準強姦疑惑の現場に足を運び徹底検証!
ホテルでも寿司屋でも、山口の卑劣反論のウソが浮き彫りに
「LITERA」2018年1月28日
ttp://lite-ra.com/2018/01/post-3763.html



 東京漂流  藤原新也
 5つ星のうち1.0
 1983年に39歳だった男性の文明批評。
 投稿者ジョージ2015年6月26日
 著者に取っては反核運動もボランティア活動も憲法読書運動も似非文化の「カタカナのブンカ」なのだ。(P、231)
それは(あくまでも著者に取って)反核運動に「ソ連のプロパガンダが一枚噛んでいる」からであり(P、125)
日本国憲法はアメリカ軍に拠る日本改革のひとつ(P、121)ときた。
著者にとっては、日本国憲法は大勢の日本人が推敲し国会で採択決議をしたもの「ではない」のだろう。
たぶん現実とは違う,もう一つの歴史が著者の頭の中を流れているのだ。
著者の目には、戦後文化はアメリカナイズに拠るものでそれは旧前の良い日本を無くしたもの、なのだ。
これらが全て日本人が己の手で選び取ったものであることを著者は認めようとしない。
つまり著者は呆れるほどに旧態依然とした右翼であり、そのことは「デザイナーの意図があるように見えた」と
巧妙に責任逃れをした以下の文章にも現れている。
「、、、一国家一民族一言語の日本人は、、、」
これが間違いであることは、日本人とは何か、をまじめに考えたことが或る人なら即座に理解出来るであろう。
アイヌ民族や金髪碧眼の「日本人」もいるという、子供でも知っている常識が著者には無い。
現実を見ない,理想の姿が過去にしかない、更に思考が全体主義であればもうこれは立派な時代遅れの右翼である。
すでに古書として1円で売られているこの本を精読する意味があるとは思えない。
  1. 2018/01/29(月) 19:03:37|
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