古本屋通信

党員二世に関係する問題

古本屋通信   No 2728    2017年  08月11日
 

 親が職業党員党専従・党議員の子供は、職業党員党専従・党議員になってはならない


 かなり鬱陶しいタイトルで書くことになった。ここで言う職業党員は共産党員に限定する。職業党員とは党専従と党議員、つまり党を名乗って生活の糧を得ている者を指す。

 このタイトルで書こうと思った直接の動機はやはり本村伸子だった。彼女の父親が、今世紀はじめまで大県(愛知県)の書記長であったという。私は直前エントリーを書き上げたあと何本かの本村伸子のユーチューブを見た(【面白いです】」本村伸子・共産党「公明党の方じゃないんです自民党の方に!【国会中継 衆議院 予算委員会】平成29年2月17日)。そして彼女を糾弾する意欲が失せた。要するに国会議員の器でない党員だった。私は国会議員本村伸子を生み出した党の仕組みに言及しなければならなくなった。

 しかしこの作業は極めて鬱陶しい仕事だ。親が職業党員で子供が党議員だというケースは(昔は皆無だったが)最近はかなり発生している。党員自体が絶滅品種の昨今、このケースを一律に否定の文脈で論じるのは如何かという思いもある。しかしマルクス主義組織論の原則は断じてある。やはり書くことにした。

 もうひとつ書き慣れないことを書いておく。朝鮮(北)の政権はトップが実質3世代世襲である。この一点において人民に打倒されるべき政権である。私はこの政権を支持しない。但し象徴天皇制を残存して世襲議員が大半の、日本のいかなる政治もこれを批判する資格を持たない。

 本村伸子の一件を教えてくれたのは或る共産党員だった。それに拠って私がエントリーを立て、本村のウィキを掲載すると、その党員は本村の父親が新日和見主義事件のとき32歳だったと私に教えてくれた。父親がどういう経緯で愛知県党の書記長になったかは知らぬが、1972年当時民青の幹部だったのだろう。県委員長がスパイだったという組織である。困難を抜けて幹部になった本村の父親に敬意を表明しておく。彼は党の第一線を引いてから、「名古屋民主文学」で小説などを書いている。これも私には好ましく思える。

 いったい本村伸子は龍谷大学文学部修士課程を終えて(学部を公表していない点が私は気に入らない。今どき大学院など何のインパクトもない)なぜ党専従への道に足を踏み入れたのか。父親はまだ現役の幹部だったろう。理屈は何とでも付く。すでに党員だった娘を絶対に党専従にしてはならぬ。親子専従、親子議員は朝鮮の政権と変わらない。安倍政権と変わらない。日本の圧倒的な世襲政治と変わらない。因みに岡山の江田五月も、あいさわ一郎も、橋本岳も、みんな封建的世襲である。

 左翼でなくても、親子専従、親子議員など論外である。私的所有制の資本制の経営ではないのだ。血族を肯定する民主主義などありえない。まして共産主義などありえる筈がないのだ。世界の共産党も公然とは朝鮮を除いてなかったろう。日本共産党の戦後史においても論外だった。党員の親が子供を共産党員に育てることは党員として誇らしい。だがそれは職業としての後継者では絶対にない。

 金子満広の息子が党の畑で生活していた。問題を起し金子は書記局長を辞任した。ここら辺りからオカシクなった。金子は息子を民主団体の専従にすべきではなかった。市田忠義の娘婿が京都の選挙に出たことによって地区委員長だったことが判明した。いまも地区委員長だろう。これも誤りである。娘婿であっても避けるべきである。全国の党組織を総点検して整風運動を展開すべきである。公明党創価でも禁じられているだろう。

 ここで改めて原則を確認しておく。労働者階級の前衛政党である共産党において、党の金でメシを食うのは例外的である。一般的には党の金で生計を立ててはならない。この例外の部分も早く交代すべきだと思う。とくに党議員は交代可能である。しかし最近の共産党は議員こそエリートの如くである。長崎の大会に行った本村の記録など悪しき典型である。このエリートは醜悪だったが、本人にはその自覚はない。

 考えれてみれば春名も悪しき典型だった。国会議員なんかになりたくない、これがマトモだろう。国会議員になりたいのか? 人民の代表を語るから始末が悪い。春名はいまだに核兵器禁止条約を持ち上げている。良いも悪いも実効性ゼロの架空の条約の何処に「法的拘束力」があるというのか。ここら辺は大山奈々子のレポート第三弾も甘いと言わざるを得ない。要は状況を後追いするから追認せざるを得なくなる。「まず党ありき」の認識からは何も出てこない。

 「本村を監獄へ」 シリーズは中止する。本村と藤野が並んでいる国会風景を見た。余裕がまるで違う。本村は糸が切れそうだった(【面白いです】」本村伸子・共産党「公明党の方じゃないんです自民党の方に!【国会中継 衆議院 予算委員会】平成29年2月17日 )。すぐ後ろで麻生太郎がせせら笑っていた。国会質問ではない。生徒会レベルである。

 親子議員、親子専従は党にとって切実な問題になっている。党ではなく民主団体だが、親が専従の、或る組織で息子も同じ組織に勤務しているケースがある。民主団体は私企業ではない。私物化の典型的な例だろう。しかしそれが普通になっている。何やかや整風運動が必要である。
  1. 2017/08/11(金) 01:02:09|
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