古本屋通信

共産党福山市議団は何所が誤りか

古本屋通信   No 2630    2017年  06月24日


  共産党福山市議団の朝鮮認識は何所が誤りか


  党福山市義団の土屋とものり市議の3月議会質問の冒頭部分を引用して端的に誤りを指摘しておく。こういうデタラメな国際認識を冒頭で披露しても、市長に無視されるのは当然であろう。反論されなかっただけでも有りがたいと思わねばならぬ。今回の議会質問は党議員団の恥として残る。党中央の見解はいずれ正されるであろう。その場合も福山市の記録は残る。こういう恥は恥のかき捨てとはならぬ。



 ① 核兵器廃絶について   

  土屋とものり:市長の政治姿勢について、核兵器廃絶について質問します。
 2月12日午前、北朝鮮が日本海に向けて弾道ミサイルを発射しました。
 国際平和に深刻な脅威を及ぼす行為であり、国連安保理決議に違反する暴挙を厳しく非難し、抗議するものです。
 同時に、北朝鮮に核・ミサイル開発の放棄を迫ることが必要です。
 北朝鮮に対して、アメリカのオバマ前政権時代は「戦略的忍耐」の方針を取り、経済制裁とともに外交交渉には応じないという態度を取ってきました。
 しかし、その8年間に北朝鮮は核兵器・ミサイル開発をどんどん進めてしまいました。
 したがって、従来通りの方針では、北朝鮮の危険な動向を封じることができず、新たな方針が必要な重大な分かれ道に来ていると言えます。
 ところが、トランプ新大統領は、「米国が保持する核弾頭について世界一を目指す」と発言し、軍事費を増やすだけでなく、北朝鮮への軍事対応強化も辞さないことをほのめかしています。
 軍事力行使で対応すれば、朝鮮半島が戦場になり、北東アジアに広がるという危険な状態となりかねません。
 国際社会が一致団結して経済制裁の厳格な実施・強化を図るとともに、6ヵ国協議の場に北朝鮮の出席を促し、外交交渉に踏み切ることが求められます。
 外交交渉の中で北朝鮮に非核化を迫り、核・ミサイル開発を放棄させることが重要かつ無二の方針であると思料するものです。
 以上について、市長のご所見をお示しください。

 次に、全世界から核兵器を廃絶するために、国連で始まる核兵器禁止条約の交渉を成功させることが重要です。
 昨年12月23日の国連総会で、核兵器禁止条約締結の交渉を開始するよう求める決議が賛成113カ国の、圧倒的多数で採択されました。
 米国は核兵器禁止条約締結への動きを激しく非難し、同盟国に「反対」するよう求める書簡を配布しました。
 世界で唯一の被爆国でありながら、日本政府は「反対」票を投じ、核兵器廃絶を願う国々から落胆され、「アメリカの圧力に屈したのではないか」の声が国内外から上がりました。
 次いで、2月16日、ニューヨークの国連本部で、3月からの条約交渉会議にむけた準備会合が開催され、議題や日程などを大筋で決定しました。
 中国など、諸国の代表が参加する一方、米ロ英仏の核保有国、日本などは欠席しています。
 核保有5大国のうち米国、ロシアは反対の立場から交渉会議には参加しない意向を示し、唯一の被爆国である日本は「核保有国が参加しない条約は核軍縮につながらない」と主張し、交渉会議に出るかどうか決めかねています。
 核兵器の廃絶には、被爆国である日本のリーダーシップが欠かせません。
 今こそ、日本政府は核兵器禁止条約の交渉会議に参加することを公式に表明すること、交渉の場において、被爆の実相を元に核兵器の非人道性を強く訴え、禁止条約を早期に締結することに積極的に貢献するべきです。
 市長は、被爆県民の悲願を伝え、日本が積極的に会議に出席するよう、国に対して強く働きかけることを求めるものです。
 また、被爆県内の自治体の役割は重要です。
 福山市庁舎内や各支所で、核兵器廃絶署名に取り組み、圧倒的多数の市民世論を国内外に示すことを求めるものです。
 以上についてのご所見をお示しください。

 答弁(市長) 日本共産党を代表されました土屋議員のご質問にお答えいたします。
 初めに、核兵器廃絶についてであります。
 国に対しては、引き続き「日本非核宣言自治体協議会」などの活動を通じ、核兵器の廃絶に向けて取り組んでいくよう要望してまいります。
本市におきましては、今後も「平和非核都市福山宣言」の趣旨をふまえ、核兵器廃絶と恒久平和の実現に向けた諸施策を推進してまいります。以上



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   再録(土屋質問) 批判(古本屋通信)


  土屋とものり

 市長の政治姿勢について、核兵器廃絶について質問します。

 一地方都市の市議会議員が国際問題について首長の認識を問うことがあってもよい。がそれは自党の見解への同調を誘うものであってはならない。首長は党派政治から独立した全体の奉仕者、そのモデルでもある立場だからである。福山市は被爆広島県内の都市だから、核兵器廃絶について市長の見解を問うのは構わない。然しくれぐれも細心の注意をされたい。コレはかつての革新自治体を想起されればよい。美濃部都政であろうが、黒田府政であろうが、革新統一を毀したくなかったら、自党見解の押し付けは絶対にやってはならなかった。事実日本共産党はやらなかった。タブー中のタブーであった。


 2月12日午前、北朝鮮が日本海に向けて弾道ミサイルを発射しました。

 「日本海に向けて」 という表現がすでに共和国に対する敵意に満ちている。日本に向けて発射したわけでも、米国に向けて発射したわけでもないだろう。海に向けて発射したに過ぎない。ロシアや中国に向けて発射したのなら満足か? 弾道ミサイルは陸に向けてではなく、海に向けて発射しないと危ない。でも仮に日本に向けて、脅しとして発射したとしても、その心当たりはあるだろう。日本は米日「韓」三国軍事同盟包囲網の要ですからね。それとも日本の陸それも広島の福山に落下するかも知れない危険があったのか。こういう細かい表現でデマを使うなよ。余談だが、革マル派が面白いことを言ってるよ。共和国のミサイルはまさにアメリカ西海岸に届きそうな勢いなんだって。革マル派の反スタも此処まで来ると妄想で笑い話だね。届く訳ないじゃん、単なる国威発揚のオアソビだから。そんなこと常識でしょ。反「北」キャンペーンに革マル派も乗ってますね。
 それに、共和国がミサイルを飛ばすことを誰が非難できるのか? 非難可能な有資格者ということをあなたは考えた事があるのか? 核保有国にはもちろんない。アメリカの核の傘の下にいて米軍に核兵器の基地を提供している日本にもない。



 国際平和に深刻な脅威を及ぼす行為であり、国連安保理決議に違反する暴挙を厳しく非難し、抗議するものです。

 党福山市議団も、福山市も、「非難」も、「抗議」もすべきではない。「祝電を打て」 とは言わない。そもそも「国際平和」 とは何だ。既存の核兵器で核のバランスを取り、その下でアメリカが欲しいままに世界各国に細菌兵器をぶち込んでいる帝国主義戦争が「世界平和」か。いったいあなたの目は何所に付いているのか。共和国のミサイル発射は地球上のいかなる人間も殺していない。土地も破壊していない。国連安保理決議こそが核大国の核占有を合理化する核エゴである。コレ小学生レベルなのよ。大国主義と覇権主義こそが、日本共産党がもっとも厳しく批判してきた帝国主義イデオロギーであった。それに、福山市議団は自分の図体を考えてモノを言った方がよい。一体だれを非難するの? 一体誰に抗議するの? 共和国に抗議電報でも打つのか? 朝鮮総連に抗議に出掛けるのか? 犬の遠吠えにもならんでしょう。党中央への忠誠だけ。市長に馬鹿にされ、福山市民に馬鹿にされ、古本屋に馬鹿に馬鹿にされ、おっと何所の古本屋か知らないけれど、古本屋は岡山市伊福町だけでなく、福山市春日町にもありました。みんなに馬鹿にされますね。


 同時に、北朝鮮に核・ミサイル開発の放棄を迫ることが必要です。

 「迫る」って、糠に釘、馬耳東風、声さえも届かんでしょう。
 例えば日本共産党に反共右翼が民主集中制の放棄を仮に迫ったとしても、日本共産党にはカスリもしないでしょう。共和国は「正義は我にあり」なんだから、帝国主義者と核保有国の非難は既に十分織り込んでいます。それに核独占する権利はいかなる国にもありません。国連は駆け引きの場です。



 北朝鮮に対して、アメリカのオバマ前政権時代は「戦略的忍耐」の方針を取り、経済制裁とともに外交交渉には応じないという態度を取ってきました。しかし、その8年間に北朝鮮は核兵器・ミサイル開発をどんどん進めてしまいました。したがって、従来通りの方針では、北朝鮮の危険な動向を封じることができず、新たな方針が必要な重大な分かれ道に来ていると言えます。

 どこの見解の口うつしか知らないけれど軍事評論家気取りですね。私はあなたを馬鹿にし切っていますよ。だって福山市議団がオバマの「戦略的忍耐」方針を読んでいるとはとうてい思えませんから。たぶん市議団で苦労して書いた質問原稿でしょう、出来過ぎていて馬鹿にされますよ、市長に。


 ところが、トランプ新大統領は、「米国が保持する核弾頭について世界一を目指す」と発言し、軍事費を増やすだけでなく、北朝鮮への軍事対応強化も辞さないことをほのめかしています。軍事力行使で対応すれば、朝鮮半島が戦場になり、北東アジアに広がるという危険な状態となりかねません。

 その通りです。アメリカのトランプ新大統領の新方針こそ非難しなければなりません。


 国際社会が一致団結して経済制裁の厳格な実施・強化を図るとともに、6ヵ国協議の場に北朝鮮の出席を促し、外交交渉に踏み切ることが求められます。

 既成のテキストの口うつしです。「国際社会が一致団結」って、共和国は国際社会の一員から漏れているのね? 誰が国際社会から共和国を仲間外れにしたの? 誰が共和国を除名したの? アメリカと日本政府と日本共産党だけじゃあないの、こんなこと言ってるのは。6ヵ国協議の6ヵ国のなかのロシアも、中国も、「国際社会が一致団結」 って言っていないよ。破廉恥ですよ。土屋さんも少しは恥を知ったら良い。


 外交交渉の中で北朝鮮に非核化を迫り、核・ミサイル開発を放棄させることが重要かつ無二の方針であると思料するものです。
 以上について、市長のご所見をお示しください。

 あのね理屈以前に観念論なのよ。いったい福山の地方政治(地方行政)が他国の核政策を左右する力があると思っているの? 市長に完璧に無視されましたね。馬鹿にされたのです。間違いありません。議場は白けたでしょうね。何時か河村さんがアメリカの中東戦争を批判したときは議場はシャキッとしましたけど。


 次に、全世界から核兵器を廃絶するために、国連で始まる核兵器禁止条約の交渉を成功させることが重要です。

 以下は第1回目の国連会議以前の福山市議会での質問なので、少し時期外れになります。失敗も成功も大失敗でした。核保有国と核の傘の下の国が参加しない国連会議でしたから。失敗以前に意味のない会議でした。


 昨年12月23日の国連総会で、核兵器禁止条約締結の交渉を開始するよう求める決議が賛成113カ国の、圧倒的多数で採択されました。

 その後の経過は周知の通り。


 米国は核兵器禁止条約締結への動きを激しく非難し、同盟国に「反対」するよう求める書簡を配布しました。

 その通り。


 世界で唯一の被爆国でありながら、日本政府は「反対」票を投じ、核兵器廃絶を願う国々から落胆され、「アメリカの圧力に屈したのではないか」の声が国内外から上がりました。

 圧力以前に日米安保の同盟国ですからね。


 次いで、2月16日、ニューヨークの国連本部で、3月からの条約交渉会議にむけた準備会合が開催され、議題や日程などを大筋で決定しました。中国など、諸国の代表が参加する一方、米ロ英仏の核保有国、日本などは欠席しています。

 中国は最終的に棄権でしたから、事実上ロシアと歩調を合わせたかたちでしたね。


 核保有5大国のうち米国、ロシアは反対の立場から交渉会議には参加しない意向を示し、唯一の被爆国である日本は「核保有国が参加しない条約は核軍縮につながらない」と主張し、交渉会議に出るかどうか決めかねています。

 第1回目は途中から席を蹴って帰ってきました。今開催されている第2回目は最初から欠席です。それより志位さんが今回行かなかったのはお笑いでしたね。行く場所がない(大笑い)。


 核兵器の廃絶には、被爆国である日本のリーダーシップが欠かせません。

 無茶言うなよ。日本共産党中央も此処までは言っていないだろう。リーダーシップって、日本政府にそれを求めるの? 初耳だなあ、福山の新使用じゃあないの? 日本が「国際社会」をリードするんですね? 日本帝国主義がアメリカ帝国主義から自立して、世界の帝国主義国の盟主になるんですね? そうなる事を日本共産党は日本政府に求めるんですね? 党市議団は福山市長にそれを要求するんですね? そういう意味でしかないのよ、あなたの言っていることは。あのね、赤旗から少し離れて社会科学の初歩を勉強してごらんよ。国際政治のイロハ、つまり世界の帝国主義地図(軍事同盟地図)を一瞥しただけで、あなたの提言がどんなに帝国主義者の世界戦争に加担する議論か、誰にでも容易に分ると思います。 


 今こそ、日本政府は核兵器禁止条約の交渉会議に参加することを公式に表明すること、交渉の場において、被爆の実相を元に核兵器の非人道性を強く訴え、禁止条約を早期に締結することに積極的に貢献するべきです。

 福山市長に言っても仕方ないでしょう。


 市長は、被爆県民の悲願を伝え、日本が積極的に会議に出席するよう、国に対して強く働きかけることを求めるものです。
 また、被爆県内の自治体の役割は重要です。福山市庁舎内や各支所で、核兵器廃絶署名に取り組み、圧倒的多数の市民世論を国内外に示すことを求めるものです。以上についてのご所見をお示しください。


 見事に肩すかしの市長答弁でした。今度の市長は以前の市長より利口に見えます。
  1. 2017/06/24(土) 01:31:54|
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