古本屋通信

都議選、築地から豊洲への移転

古本屋通信   No 2620    2017年  06月18日


     東京都議選、築地から豊洲への移転問題

 私はこれまで何回か東京都議選に関連した記事を書いてきた。が、争点である築地から豊洲への移転問題については、全く触れなかった。その最大の理由は、この問題が東京都政プロパーの問題、いわば東京の地域開発の問題として、地方自治の問題だからである。他所者が口を挟むべきではないとの認識があった。よく分らないことも多かった。しかし選挙の告示を23日に控え、今日の朝日新聞には、小池都知事がついに豊洲への移転を表明したとある。多分それを受けて都議会各会派の動きも鮮明化するだろう。そこで古本屋通信の基本的立場を表明しておきたい。

 その前に各党の周知の立場を確認しておく。日本共産党は築地から豊洲への移転反対である。自公は賛成だ。でも公明は小池のファーストの会と共闘たから微妙である。小池のファーストの会はこれまで態度を鮮明にしていなかったが、昨日の小池の態度表明を受けて微妙に変化するだろう。そこで問題は、日本共産党がこの問題で移転反対を貫徹するか否かである。

 私の見解だが(本来この問題は地方自治の問題だから)、党東京都委員会の問題であるとの認識である。首都東京都の問題は日本の問題でもあるから党中央委員会が態度表明したらよい。然しそれはあくまで党東京都委員会を支持するかたちではなかろうか。いまの赤旗を見る限り、党中央というより志位ーー小池執行部が露出し過ぎである。その一方で党東京都委員会の姿は何所にも見えない。

 もうひとつは今日の赤旗記事。東京都議選挙をたたかう党と候補者を伝える記事は(築地から豊洲への移転問題を一大争点と言いながらも)移転問題を大きく扱っていない。寧ろ避けている。全国的な政治課題である共謀罪、改憲、自衛隊の海外派兵、森友、加計疑惑などを訴えている。これはコレでよいと云えばよかろう。が都議選外の問題であるから、都議選挙争点になっていない。

 私はここで地方自治の問題というより地域開発の問題を、原点に帰って見解表明する。1960年代には共産党は一律に地域開発に反対した。独占資本を儲けさせるからである。旧くは香川県坂出の播ノ洲、それから岡山県水島の工場誘致等。然し一律反対ではやっていけなくなった。地域開発が住民要求である場合が多いからだ。そこから出てきた党方針は、各都道府県委員会の役割の尊重であった。都道府県委員会が出した方針を党中央は引っ繰り返さないことだった。

 これ以上は書かなくてもよいだろう。東京都議選は基本的に党東京都委員会と、都委員会に指導された東京都党のたたかうべき選挙である。今日の赤旗には「全国は一つ、東京から流れを変えよう」とある。これ自体は誤りではない。都議選の応援に全国の党員を動員してもよい。然し東京都議選挙は東京の選挙である。その選挙政策を全党員が共有する必要はない。

 私自身ついていえば築地から豊洲への移転が間違っているのか、それとも正しいのかよく分らない。ただ志位や小池の応援がなんの役に立てもいないとは思える。国会議員の応援も東京選出の議員に限るべきだと思えるのだが・・・。
  1. 2017/06/18(日) 07:06:06|
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