古本屋通信

革共同に対する古本屋通信の態度

古本屋通信   No 2610    2017年  06月12日

  

  革共同(中核派・革マル派)に対する古本屋通信の態度について

 表題の件について一度書かねばならぬと思いつつ先延ばしになっていた。さて何処から書こうか。

 時どき私がマル彦さんに冷やかされるのは、アウンの呼吸で相互に解かるから良いが、でも私の読者の中には、私が本気で日本共産党支持から中核派支持に乗り換えたと思っている方がいらっしゃるかも知れない。或いは私が「各派と等距離だ」と書くことに不信感をお持ちの方もいらっしゃるかも知れない。

 先ず結論からl書こう。私は党派(日本共産党)に所属している人間ではない。マルクス主義者の積りだが、党派の人間からはマルクス主義者と見做されないだろう。私はこれを了解する。マルクス主義とはアレコレの理論だけを言うのではなく、革命を実行する政治党派の哲学だからだ。その意味では政治党派に所属しないマルクス主義者は本来あり得ない。私はこれに同意する。だからその意味では私は半人前だ。ただ私は将来日本共産党に復帰することを想定している。そのために古本屋通信を書いている。その意味で、私のふるさとは日本共産党であり革共同両派ではない。つまり党派の政治綱領レベルでは日本共産党61年綱領だけを支持している。革共同両派の「反帝反スタ」の綱領を支持していない。

 然し現実のたたかい(現実のたたかいという意味は党派活動のレベルではなく大衆運動のレベルである)で日本共産党が革共同両派より有効によくたたかっているかと言うと、全く逆である。日本共産党のたたかいは、たたかいになっていない。この間、志位ー小池執行部に見て来たように、常に現実のたたかいを歪め、ブレーキを掛けて来た。戦争法反対闘争然り、共謀罪阻止闘争然り。もちろんそれは共産党傘下の大衆運動の全てが駄目だという意味ではない。全労連の国会前集会は支持できるし、支持しなければならないと思う。でも 「アベ政治を許さない」 のプラカードを持たされる集会に参加することは出来ない。私なら革共同の隊列に加わる。

 私は「一国一前衛党論」である。デボーリンのように日本に複数の革命を名乗る政治党派があってよいという立場ではない。日本共産党は今では前衛を名乗らないけれど勿論「一国一前衛党論」である。中核派も革マル派も「一国一前衛党論」である。だから大衆運動レベルでも互いに他党との共闘はない。ないどころか他党をツブす事を政治目標にしている。内ゲバ殺人は論外だが、「一国一前衛党論」から他党の殲滅方針が出てくるのは正しい。私はこれを了解する。だがその上で、大衆運動レベルでは一党支持にこだわらない。私は日本共産党をも、中核派をも、革マル派をも支持する。

 但し私が中核派と革マル派を支持し始めたのは両派が内ゲバ殺人を中止した1990年代半ば以後である。私は私の党員現役時代の1960年代の革共同両派を支持しない。また内ゲバ時代の革共同両派を支持しない。当然ながら1971年の中核派の「渋谷暴動事件」を支持しない。あれは極左挑発だった。それにしても中核派がいまでも「渋谷暴動事件」の言葉を使っているのには驚いた。私は公安用語だとばかり思っていたのだ。

 私は「渋谷暴動事件」を当時のたたかいとして認めない。たとえ「渋谷騒乱事件」でも認めない。中核派は今でも自画自讃している。私の評価とは決定的にちがう。それにも拘らず私は星野さんのたたかいを支持する。理由は省略する。大坂正明さんかどうか、黙秘の段階では分らないが、仮に大坂さんとしようか。大坂さん逮捕は許せない。仮に「渋谷騒乱事件」の指揮に関わっていたとして、殺人容疑の証拠はあるのか。ないだろう。仮りに当時いくらかの証言があったとしようか。46年後のこんにち証言の証拠能力は完全に消えている。だから時効という合理的な制度がある。時効を無しにするような悪法は無効である。大坂さんの指名手配写真に300万円の懸賞金が付いた。それこそが「共謀罪」の典型的な先どりである。総監視社会である。絶対に許せない。

 大坂さん逮捕のニュース第一報での連れ合いの感想はこうだった「よう46年も逃げ切れたな。立派じゃ。支援者がしっかりしてたんじゃろう。ということは組織がナミの組織じゃなかった」。かくまう言うても、組織の存続が前提になる。50年以上存続しとる組織は3つしかないワ。共産党と中核と革マルだけじゃ。立派じゃのう」。


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  「渋谷暴動事件」では若い中村という巡査が死んでいる。これについて書いておく。この事件に限らない。1969年の岡大では警官一人が学生の投石で死んでいる。別の場所では岡大生も死んでいる。党派の犠牲者を組織が追悼するのは構わない。警官の死者を警察は弔うだろう。それを咎める理由はない。その外の感情のアレコレはいっさい不要である。階級闘争である。まして機動隊は国家権力として圧倒的な暴力装置である。中核派の戦術など問題にならない。警察が警官の犠牲者を出した。これは権力側の不手際・「失敗」として、警察トップが責任を取れば済むことである。因みに岡大で犠牲になった警察官は私とほぼ同年の香川大学農学部出身者だった。私は感情を動かされることはなかった。(次いでに書き加えておく。60年安保闘争で樺美智子が死んだが、共産党も全学連反主流派も彼女の「国民葬」に不参加だった。私はコレを支持する。彼女は国会乱入を指導したブントの書記局員だった。「国民葬」に参加して彼女を追悼することはブント全学連を支持することを意味した。これが政治である。但し当時の共産党は彼女の父親である樺俊雄が共産党員でありながら葬儀を主導することを容認した。)

 もっと分り易く説明しよう。暴力団どうしの銃撃戦で流れ弾が当たって死んだ警察官に同情する者はいない。仮にいても、批判の矛先は暴力団員に向かわない。間抜けな指揮をした指揮官に向かう。私は一貫してトロツキストの挑発を批判してきた。然しそれは革命闘争として間違っているからだ。警察官に犠牲者を出したからではない。出せば中核派は京大生の山崎君を出すだろう。

 星野さんにしろ大坂さんにしろ仮に証拠が揃っていても、有罪判決は精々懲役3年執行猶予付きが妥当だろう。なぜなら殺意はなく警備の不首尾に起因する死亡だからだ。星野さんの無期懲役など明らかに権力犯罪である。


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 ついでに中核派が今月から始めたユーチューブ「前進チャンネル」№1~№4 を観た感想。

 中核派は「党の革命」の組織方針に依ってブルジョアメディアも積極的に使うという(斉藤君)。私はコレに疑問を持っているが、今回のは自前のメディアである。其のHPから視聴出来るからご覧戴きたい。洞口明子さんともう一人の若者が案内人である。もう一人は動画ごとに変る。斉藤君のこともあったが、他は新人である。新人を育てようとの意欲が伝わってくる。

 もう一つはかつて露出していた若者の姿がきれいサッパリ消えていることだ。これは日和見を起したのではなかろう。党の任務分担が変更になったのだ。立派である。共産党の林市議なんか見習ったらよい。必要以上に個人を露出させて売りこむのは共産主義者じゃない。もっとも林は自分を議員だとしか思っていないだろう。そういう議員はそもそも共産党には要らない。

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 週刊『前進』02頁(2850号01面02)(2017/06/09)
 大坂同志は無実だ 「殺人罪」再逮捕を許すな
 日帝・警視庁は、5月18日に広島市内で不当逮捕された2同志のうちの1人を、46年間指名手配攻撃を受けていた大坂正明同志であるとして「殺人罪」で再逮捕を狙っている。絶対に許さない!
 大坂正明同志に対する71年11・14渋谷暴動闘争での指名手配攻撃は、無実で獄中42年の星野文昭同志とまったく同じ、国家権力によるデッチあげである。大坂同志は百パーセント無実である。そのことは5月31日の記者会見でもあますところなく明らかにされた。
 だが国家権力は、11・14渋谷闘争を頂点とする70年安保・沖縄闘争の爆発に心底から震え上がり、これに対する階級的報復として、星野同志を獄に閉じ込め、さらに大坂同志へのデッチあげ弾圧に必死になっている。怒りをこめて徹底的に粉砕しつくそう。
  1. 2017/06/12(月) 00:24:00|
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