古本屋通信

「学びのひろば・岡山」の紹介

古本屋通信   No 2608    2017年  06月11日

  

    「学びのひろば・岡山」の紹介

 先ほど連れ合いに今日の予定を確認したら、「学びのひろば・岡山」で對馬達雄さんの連続講義の最終回があるので、それに参加すると云う。私は對馬さんは未知の人だったので検索して調べた。ついでに「学びのひろば・岡山」のHPを開いて、風来坊図さんと言われる方の記事を見た。なかなか親切なべージだと思うので、下に最近数回の講義紹介を貼っておく。今日は6月11日だから過去の講義である。

 このさい「学びのひろば」の紹介と云うより、わが家と「学びのひろば」の関係を記しておきたい。連れ合いはずっと以前から「学びのひろば」の正規会員であり、熱心な受講者だった。私もかなり食指を動かされた時期はあったが、結果的に一度も参加したことはない。その辺りの言い訳を書く。そうすれば私の「学びのひろば」認識をいくらか書くことになるだろう。箇条書きにする。

これは学習協(労働者学習協会)の姉妹組織との認識である。だがもう少し幅広いカルチャー組織だろう。これ自体には抵抗はない。

夫婦で参加というのは恥かしい。連れ合いが発見した組織だから、川下かわしもに立つのは面白くない。

数年前に小畑先生の連続講義があった。私は先生を熟知しているつもりだが、講演はおろか、お会いしたこともない。専門は自由民権運動の政治学からのアプローチだと云う。聞きたい衝動に駆られた。下記の井久保伊登子さんが小畑先生の講義を熱心にメモを取りながら聞き、質問を重ねたという話を連れ合いから聞いていた。私はいっぺんで井久保伊登子さんを尊敬した。彼女が文学の人だったから、余計に尊敬した。にも拘らず私には小畑先生にどうしても賛成出来ない一点があった。それは名古屋大学の先輩である岩間氏をヨイショした文が頭にこびり付いて離れなかったからだ。どういう積りか知らぬがトンデモ文であった。

つぎに講師の人選である。人選は数人の合議で決定されるという。各分野から広くデモクラットを選ぶことに異論はない。例えば下記の徳方宏冶先生は元高校の世界史教諭であり、東京教育大出身の歴史学徒である。私の中では、故大森先生とならんで岡山でもっとも尊敬出来る方である。また井久保伊登子さんは詩人であり、永瀬清子の研究者だ。私は生前からの永瀬に殆んど殺意を懐いて生きてきた。にも拘らず文学者の井久保さんを尊敬する。
 このようにみんながみんなデモクラットなら問題ない。が、ある時トンデモ人選に遭遇した。名前は遠慮するが自称近代文学の研究者である。その著書のデタラメは上記の岩間氏と同等だった。幅広人選で済ます訳には行かない。私はいっぺんで講師選択者の鑑識眼を疑った。

私はとにかくこういう場所に行って目立ちたくない。井久保さんは堂々と質問し、しかもその場を白けさせない力量をお持ちである。私は何の力もないくせに質問したい衝動に駆られるだろう。惨めである。

アレやコレやでわが家では「学びのひろば・岡山」は連れ合いプロパーの場となった。これからも良い講座を組んで下さい。そして本を自分からは読めない連れ合いの学習意欲を刺激して下さい。


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Author:風来坊図
「学びのひろば・岡山」は、2003年6月に40~50人の有志が集まって発足しました。「自由と民主主義、平和と社会進歩」という理念の下、価値ある人類遺産やすぐれた業績を、ジャンルを問わず幅ひろく学び吸収しようというのがそもそもの結成の趣旨です。
 現在、中高年層を中心とした会員数70人余人のささやかな組織で、いろんな立場や思いを持った人々がかかわっています。会員の過半数は定年退職後の人生を謳歌しようという60~70歳代の意気盛んな人たちで占められていて、実際に各種企画に参加してくるのは会員外(一般)の人が多いのも特徴です。(岡山のみならずさまざまな市町村から参加があります。)
 「生きがい、趣味、学習、交流」を旗印に、「会」内外から寄せられる要望や情報に基づいて、力量の範囲内でさまざまなこと-学習講演会や現地見学(フィールドワーク)、連続講座(月1回、全12~18回=1年~1年半)などを企画し取り組んできています。また、年1回の総会(毎年5月)の後の懇親会や忘年会&望年会(12月)なども楽しんでいます。いわば、気楽な「学びの総合デパート」みたいなサークルです。
 さらに、「会員同士の懇談の場として、ほぼ月1回のペースで「どんぐり放談会」を開いています。これは、毎回新書版ほどの手軽な話題本などを話ネタに学習し、その後居酒屋に行って気炎を上げるというものです。
 年会費=6000円(月500円)で会を運営しており、一応,岡山市の社会教育関係団体としても認定(04/7)されています。また、会員間の交流誌として会報「夢ひろば」を毎月上旬に発行しており、県外にも購読者(カンパを寄せてくれます)がいます。その他、連続講座では毎回「ニュース」を独自に発行し、学習をサポートしています。
 以上の趣旨・活動内容に賛同くださればどなたでもいつからでも入会できます。
連絡先
〒700-0905
岡山市北区春日町4-26
℡&FAX086-223-1163
郵便振替01350-8-82120



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<現代世界史を歩く⑪> 「キューバとアメリカ」
講師  徳方宏冶さん(元高校教員)
日 時  2017年2月26日(日)13時30分~16時30分
会 場  県立図書館サークル活動室②
参加費  800円(会員・学生600円)
 2016年3月20日、アメリカのオバマ大統領がキューバの首都ハバナを訪問しました。現職大統領のキューバ訪問は実に88年ぶりです。かつて「キューバ危機」という核戦争寸前まで緊張していた時代を思えば隔世の感があります。
 そもそもキューバとアメリカはどうして仲が悪くなったのか。キューバとはどんな国なのか。アメリカ新大統領トランプ氏のもとで両国の関係はどうなるのか。いろいろ考えたいと思います。


<日本近現代詩を味わう>③ 「茨木のり子の詩を読む」
講師 井久保伊登子さん(日本現代詩人会会員)
日 時 2017年1月22日(日)13時30分~16時30分
会 場 県立図書館サークル活動室②
参加費 800円(学生・会員600円)
 前回の講座で学んだ吉野弘と同じく昭和初年生まれで、戦中は軍国の優等生だった茨木のり子は、青春を奪った戦争への憤りを原点に、詩人として出発した戦後詩史の大先輩です。
 一貫して私たちの自由と平和を脅かす気配を敏感にとらえて、まっすぐに届く言葉に豊かな情感と快い響きを込めた詩で呼びかけて、78年の生涯を生きました。
 私たちが自分自身の考え方をもって生きて行くための道しるべとしてご一緒に作品に向き合っていきたいと思います。


<ドイツ現代史と教育>の散歩道 第1回
「ワンダーフォーゲルからヒトラーユーゲントへ」

講師 對馬達雄さん(秋田大学名誉教授・教育学博士)
日 時  2017年1月15日(日)
会 場  県立図書館サークル活動室
受講料 単発1400円(会員・学生1100円)

連続講座「<ドイツ現代史と教育>の散歩道」                                2017年1月15日開講 受講生募集
<ドイツ現代史と教育>の散歩道
 ドイツは、2度の世界大戦を引き起こし、ヒトラーの戦争とされる第二次世界大戦では、ヨーロッパ全土を破壊した。戦後、分断国家となった東西ドイツ、特に西ドイツの戦後史はナチスの犯罪に対する贖罪と賠償の歴史でもある。
 1990年ドイツ再統一後、ドイツはヨーロッパの主導的な国家となって現在に至っている。とはいえ、ナチスの過去は「記憶文化」としてなおも継承されている。
 本講座では、ドイツ現代史、とりわけヒトラー独裁と崩壊後の時代を貫く特徴的な出来事を青少年の教育」、市民の行動に焦点を当てその意味を考えていく。
講師 對馬達雄さん(秋田大学名誉教授・教育学博士)
日 程  2017年1月~6月 13時30分~16時30分
    第1回 1月15日(日)  サンダーフォーゲルからヒトラーユーゲントへ
       第2回 2月19日(日)  ナチス体制下の子どもの自立をめざす教育
       第3回 3月19日(日)  反ナチ運動の諸相(1)
       第4回 4月16日(日)  反ナチ運動の諸相(2)
       第5回 5月14日(日)  戦後ドイツの反ナチ運動復権の長い道程

   第6回 6月11日(日)東西の和解をめざす平和運動と「記憶文化」
テキスト 「ヒトラーに抵抗した人々」(對馬達雄著・中公新書)
受講料 6500円(単発1400円)・会員・学生5200円(単発1100円)
会 場 県立図書館サークル活動室②
※ 日程会場は変更もありますので、単発受講生はその都度ご確認ください。
  1. 2017/06/11(日) 05:14:49|
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