古本屋通信

春名直章に見る社会運動家の資質

古本屋通信   No 2575    2017年  05月24日


     春名直章に見る社会運動家の資質

 此処では予め結論を書くことから始める。政治党派に限らず社会運動家に求められるの資質は多々あるが、その重要な一つはバランス感覚である。バランス感覚と云う言い方が大雑把すぎるなら、戦略と戦術の使い分けと言ってもよい。つまり当面する戦術を、長期的な戦略的展望に位置づけて駆使する能力である。これは党派の活動家に、とりわけ求められる能力である。つまり、めくら滅法時の党中央の政治方針に盲従していると、知らぬ間に自分が崖っぷちに立たされて、あわや党中央から御用済みとして捨てられるのである。その憐れな元衆院議員が春名直章であった。彼は辛うじて党高知県委員長として生き残ったが、いまでも彼の政治手法は変っていない。これじゃあ地方の県委員長も持たないだろう。そう思って親切心から此処にエントリーを立てた。

 まず至近の春名の記事全文は以下である。


 志位委員長を迎えた四国大演説会に1700名、共謀罪阻止へ緊急集会
 2017年5月23日   春名直章   行っちきち戻んちきち
 21日、高松市で志位和夫委員長を迎えた大演説会を開催、1700名もの参加で大成功し、ほっと胸をなでおろしました。志位さんのお話はもちろん、4県からの激励あいさつも、白川候補、松本一区候補の決意も参加者の胸を打ちました。28台のバスを使って四国各地、香川県の隅々から参加したみなさんに、党の魅力と値打ちに大きな確信を持っていただいたと思います。7名の方が当日入党を決意しました。この成功を力に14年ぶりに、必ずや四国で国会議員を誕生させます。舞台袖で進行を見守っていたので横からの写真とモニター写真しかありません。ごめんなさいよ。
 23日、昼休みに共謀罪衆議院本会議強行採決に抗議した緊急集会。党を代表して島﨑やすおみ二区予定候補が決意、民進、社民、新社会の代表も怒りの決意表明。野党と市民の共闘で安倍ぼろぼろ自公政権を追い詰めよう。


  21日の演説会を高知市ではなく高松市で開催した理由は2つある。比例候補の白川よう子が香川県の候補者であること。それから四国の玄関口の高松でないと、愛媛・徳島の支持者が集わないこと。間違いないだろう。春名は1700名が 「大成功し、ほっと胸をなでおろしました」 と書いている。これは本音の感想だろう。救いがない。私の捉え方は違う。1700名は失敗である。これが如何に少ないか、福山の小池を招いての街頭演説会でさえも700人の聴衆だった。準備なしの福山だけ。全四国の動員なら最低5000人だろう。これで白川よう子の落選は確定的になった。これが普通のバランス感覚の評価だ。でも高知県委員長の春名にはそうは書けまい。なら書かなくてもよい。黙っておけばよい。委員長・志位の演説会をシカト出来まい。ならブログなんかやめてしまえ。現に香川県委員長も愛媛県委員長も徳島県委員長も書いていない。
 高松に志位が来たのは、参院選本番で党候補の田辺が「野党統一」候補となったとき以来である。あの時はもっと多かった。小沢も来た。民進党の安住も来た。今回たったの1700人だった。これでは香川県下だけでも、少なすぎる。その理由は多くあろうが、決定的なのは志位にインパクトがまるでないこと。春名の記事にも、志位が熱狂的に歓迎されたとは書かれていない。大昔の1960年代、高松市に宮本顕治が来たことがあった。松山は彼の高校時代の一時期を過ごした土地だったから、「四国は懐かしい」と言っていた。香川県下だけで3000人集まった。この時代の党の集票力は県下だけで約2万票。いまと変らない。白川は絶対に当選しない。なんで現職県議を自殺させるんだ。春名にはそういう視点はない。とことんカルトである。
 党の演悦会に民進、社民、新社会の代表がやって来て挨拶してもおかしくない。県党会議は党内会議だから絶対に招いてはならない。演説会は大衆集会である。来て挨拶して貰ったらよい。でも来なかったのだろう。春名にはコレを残念がる視点はない。これもバランス感覚の喪失である。つまり展望も総括もない、あるがままを肯定して受容するだけ、これは党の活動家ではない。

 
 春名は昨年の参院選で自分の落選が確定した投票日翌日、悔しさで眠れず、その足で高知市内の街頭に立って選挙報告をした。民進党の統一候補大西そうと民進党高知県連の代表広田一と、3人で御礼の挨拶をした。これは有権者に対する儀礼である。やったらよい。でもこれは党としての総括ではない儀礼のセレモニーである。全く常識では考えられないが、春名はそのユーチューブを、自分のブロヅのトップに貼り付けた。貼り続けた。気ちがい。まるで民進党との共闘が、高知県党にとって永遠不動な真理であるかの如く。


 この破綻は直後から絶え間なく続いている。県内四万十市長選挙での野党共闘の破綻と土佐高知氏の大敗もそうである。春名はこれについても書いているが、自分の都合が悪いことは全てスルーである。

 以下の至近の記事もそうである。


 共謀罪法案強行採決に強く抗議。たたかいはこれからです
 2017年5月20日   春名直章   行っちきち戻んちきち
 昨日は、19日行動の日であり、四国いっせい宣伝の日。加えて共謀罪法案が衆議院法務委員会で強行採決されるという重大な一日となりました。
 早朝、旭地域の後援会のみなさん、中根さち県議とともにスタンディング宣伝へ。久々に私も演説し、へったくそ、になっていることを実感。いままでがよかったわけではありませんが…。とにかく気持ちを込めることが大切と開き直ってごあいさつ。
 夕方から共謀罪法案の衆議院法務委員会強行採決を受けて19日行動の集会へ。その30分ほど前には定例の原発ゼロ金曜日行動も。暴挙に怒った市民が次々参加、みるみるふくれあがって参加者は150名規模に。松本けんじ一区予定候補も決意表明、社民党、新社会党のみなさんも決意表明したのでsが、民進の代表の方がなぜか参加しておらず残念。私たちの運動で安倍政権を追い詰めています。加計学園の問題も火を噴いています。がんばりぬいて解散・総選挙においこみましょう。共謀罪法案を廃案に!心の自由を守れ!



 赤大文字部分だが、こうヌケヌケとシャーシャーと書ける神経に驚愕。統一候補だった大西そうも、民進党高知県連の代表広田一も、共謀罪法案に反対ではないから欠席した。或いは反対であっても共産党と共闘したくない理由があるから、やって来ないのだ。それを 「なぜか参加しておらず残念」 で済ます神経。つまり春名の冒頭のユーチューブは参院選翌日に賞味期限が切れている、それがわからない低脳。こういう県委員長は全国に春名ただ一人であろう。

 アホごとを書いた。くだらないブログなど閉じたらよい。行っちきち戻んちきちからしてイカレテいる。正気に戻れよ。

  春名語録

 野党共闘は、参議院選がホップ、都知事選がステップ、衆院選がジャンプです。

  なら春名君に訊く、東京都議選はなんなら? 民進党は何所にもいない。社民党も、自由党もいない。実質は小池百合子との共闘だな。自民党員にして極右日本会議との共闘だな。
  1. 2017/05/24(水) 02:38:24|
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