古本屋通信

露出狂のスポンサー

古本屋通信 No 250  6月8日

  露出狂のスポンサー

 きょう田舎の倉庫にいる時、同業のY氏から電話があった。「ふるほん文庫や」の谷口さんが失踪した記事が毎日新聞に載っているという。いま岡山に戻って読んだところだ。
 本文記事のまえに、お知らせです。「No 245 江馬修と江口渙」の記事のあとに参考資料を貼りましたので、ご覧下さい。

 
 倉庫に40万冊放置  広島・三原  古書店社長が失踪

 なんと、この記事、谷口の名を出してない。どっちでもいいけど、世紀のペテン男、名前だけなら誰でも知っている。別に悪い男じゃない。どこの世界にもいる露出狂だ。ふつう誰も相手にしない。しかし、ブル新が話題にした。今日の記事も「古書店が舞台の小説やドラマが人気を呼び・・・」で始まっている。古本屋をめぐる虚像を作り出したかったらしい。作家の出久根さんなんかの小説人気もあって、実体と著しく異なる「古本世界」が醸し出されることになる。その究極が「ふるほん文庫やさん」だった。ここにある40万冊の文庫は、ほぼ全部ゴミだ。絶版文庫、絶版文庫とたいそうに言うけれど、本は限りなく版を重ねている訳ではない。品切れ絶版は当然。ブル新・毎日新聞の異常、これがゴミであることは全国の古本屋が知っている。訊けばわかることだ。なぜ訊かない? 記者だって分かるだろう。あのね、JAさん、ちっとも困らなくてよい。組合に加入している古本屋に頼んで、入札市会に出品してもらうのだ。頼んでみたら? だ~れも引き受けないでしょうね。それはゴミだからです。だ~れも買わないからです。すべての記事がそうだが、ブル新は本当に嘘っぱちだ。はじめから、谷口のやりかたで、まともな本があつめられる訳がない。本は本を知る以外に集める方法はない。私は自分の知らない本は扱わない。知らない本が集められる訳がない。

  1. 2013/06/08(土) 16:58:29|
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