古本屋通信

金正男殺害は「北」の犯行か?

 古本屋通信   No 2427    2017年  02月17日


 金正男殺害は果たして朝鮮民主主義人民共和国の犯行か? そうではないだろう。私は現在の段階では否定的である。

 長くなったので別項を立てた。下は昨夕の朝日のデジタル記事だが、事件後2日も経過してやっと「北」の反応を載せた。開いた口が塞がらない。ブル新聞は「韓国」の宣伝機関ではない。少なくとも公平を装う日本のブル新聞である。だったら「韓国」情報の第一報と同時に、下記の記事を配信すべきであった。それが分裂国家にかかわる事件を報道する際のサイテイのルールである。日本政府はさすがに冷静であった。いまだに「北」の関与など口にしていない。

 一昨日、事件を耳にしたとき私が思ったこと、その直後の感想を率直に書いておく。いくらかの根拠はあるが、証拠のない心証である。「韓国」情報機関KCIAの仕業だな、でも「韓国」だけの力ではやれないだろう、アメリカのCIAがどこまで関与しているか。たったそれだけである。これは突拍子もない空想ではない。口にこそ出さないが、日本左翼にとって大方の見方であろう。それと、日本の報道では表面に顕れないが、世界各国に満ち溢れている感想だ。現に事件発生以来、世界の反応がネット上に顕れている。これ自体にも謀略的要素は加わっているだろうが、中国や第三国からの書き込みには 「××が殺した」 というものもある。

 それと昨日の赤旗の報道が皆無だったことに感動した。あたりまえのことだが、昨今の赤旗が赤旗であるだけに感動した。あと数時間できょうの赤旗が早朝配布される。何も載らないことはないだろうが、冷静な記事であってほしい(午前6時にきょうの赤旗を見た。一行も記事にしていない。さすがである)。



 金正男氏殺害、沈黙守る北朝鮮 捜査の行方、韓国が注視
 
2017年2月16日19時44分 朝日新聞デジタル ソウル=牧野愛博
写真・図版 故・金正日総書記の誕生75周年に当たる16日午前0時、金総書記の遺体が安置されている平壌の錦繡山太陽宮殿を訪問する金正恩・朝鮮労働党委員長(中央)と党、軍の幹部。朝鮮中央通信が同日報じた=朝鮮通信 

北朝鮮は16日、金正日(キムジョンイル)総書記の生誕75周年を迎えたが、金総書記の長男、金正男(キムジョンナム)氏の殺害事件について沈黙を守っている。韓国政府はマレーシア当局による捜査発表を待つ構えだが、北朝鮮の犯行と判断できるだけの根拠が示されるか不安視する声も上がっている。
 金正恩(キムジョンウン)委員長は16日午前0時、金総書記らの遺体が安置されている錦繡山(クムスサン)太陽宮殿を訪問。同日付の労働新聞(電子版)は社説で「団結と指導の唯一の中心は敬愛する最高指導者(正恩氏)だ」と強調し、国民に団結を訴えた。

 韓国の情報機関・国家情報院は15日の国会で、犯行は正恩氏の指示によるものとの分析結果を報告した。ただ、韓国政府関係者は「わかっているのは、被害者が金正男氏で、死因が毒殺だということだけ」と言う。「今の状況なら、北はいつでも謀略、捏造(ねつぞう)だと主張できる」と指摘する。


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 殺害男性は金正男氏と発表 北朝鮮に遺体引き渡しへ  マレーシア政府
 2017/2/17 1:30  日本経済新聞
 【シンガポール=吉田渉】マレーシアのザヒド副首相は16日、首都近郊で記者会見し、13日に同国で殺害された男性は北朝鮮の金正恩(キム・ジョンウン)委員長の異母兄、金正男(キム・ジョンナム)氏と確認したと発表した。北朝鮮が提供した書類と照合して特定した。検視などの手続きを終えた後、北朝鮮へ遺体を引き渡すと述べた。

 ザヒド氏は死因については「警察が発表する」と明言を避け、北朝鮮の関与に関しても「単なる臆測だ」と話した。

 在マレーシア北朝鮮大使館は事件発生後、マレーシア政府に対して検視の停止と遺体の即時引き渡しを要求していたとの情報がある。ザヒド氏は「法医学に基づく捜査が必要だ」と述べ、即時引き渡しは否定した。韓国メディアは殺害に猛毒のVXガスが使われたと報じている。

 マレーシア警察は15日にベトナム旅券を持つ女を逮捕した。これに関連し、ベトナム外務省のグエン・フオン・チャー副報道官は16日、「マレーシア当局の捜査に全面的に協力する」とコメントした。ただ、逮捕された女性の一人がベトナムの旅券を所持していたことには触れなかった。

 16日にはインドネシア旅券を所持する女とマレーシア人の男(26)の逮捕を発表した。事件に関連した逮捕者は3人。警察はこのほかにも複数の容疑者の行方を追っている。


  古本屋通信

  ブル新聞はやり方が汚い。というよりブル新聞自体が謀略に加担している。そういう報道ぶりである。マレーシアは「北」と国交のある「北」の友好国である。その友好国の国籍がある金正男が自国内の空港で殺害された。殺害したヒットマンが誰であるか、第一義的に無関心ではいられない。「北」のヒットマンが下手人である可能性がある場合、死体を「北」に返すことはありえない。これだと、友好国に主権を蹂躙されて笑顔を返すお人好しになる。そういう国家は地球上に只の一つもあり得ない。つまりマレーシアは捜査当局段階としてではなく、国家意思として、「北」の関与を真っ向から否定しているのだ。対外的にもそういう意思を表明している。それがブル新聞の表現だと上記のようになる。即ち以下である。こういう歪んだ日本の報道管制の下で、昨今の「北」にたいするマイナスの国民感情は醸成されている。間違いない。私はこの点は福山の村井さんと岡山の松田副委員長に特に申し上げておきたい。長いこと党議員や専従をやっているとボケが廻って来る、長すぎない方がよい。

ザヒド氏は死因については「警察が発表する」と明言を避け、北朝鮮の関与に関しても「単なる臆測だ」と話した。

 今日17日の朝日新聞は本格的に記事の軌道修正を開始している。一々引用しないが、「北」の元工作員を使って「素人のやり口だ」と言わしている。つまり「北」の仕業だという当初の報道の手直しである。まあヒマな人はお読みください。一々納得する石崎徹さんでした。長生きできるよ。楽だしねえ。
  1. 2017/02/17(金) 00:40:57|
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