古本屋通信

共産党を批判する気にもなれない

 古本屋通信   No 2418    2017年  02月10日


   
共産党がここまで劣化すると批判する気にもなれない

 まあ私としては、自分なりに、愛情を持って批判してきた積もりだ。然し、ここまで劣化すると、何を言ってもだめだろう。東京を例に採って書こう。

 小池は都知事だから、今のところ政治性を剥き出しにしていないけれど、自民党最右派だ。いま石原慎太郎とゴチャゴチャやっている。石原は青嵐会で、維新の会の親玉だった。いまも極右である。都議会自民党はリベラルか? とんでもない。右翼利権派だろう。ということは東京は右翼3派の3つ巴戦である。

 千代田区長選挙で、共産党支持者のちょうど半分が小池派に投票した。候補者を立てずに自主投票だったのだから、不思議ではない。然し、共産党支持層の半数が右翼が擁立する候補者に投票するのは異常であろう。

 半年前の都知事選挙の時からメゲていた。痴呆症の鳥越を最初に担いだのは共産党ではなかった。民進党だった。民進党は鳥越が痴呆だと知らなかった。痴呆の本人が、痴呆ゆえに自分で名乗りを上げた。民進党がここぞとばかりに飛び付いたのだ。共産党も最初は知らなかったが、一目見て気付いた。とうぜんながら、党内から反対は出た。しかし野党共闘を毀せなかった。志位では歯止めが利かなかったのだ。参院石川県のカルト信者を推薦したのよりも始末だ悪かった。カルト信者は見た目にはそれと分からない。鳥越が痴呆でないと思った有権者は一人もいなかった。結果は惨敗だった。しかし鳥越選挙を、野党共闘の成功、そのホップ・ステップ・ジャンプ第二段階のステップだったと評価した党員がいた。高知の春名直章である。完全なるカルト党員であった。都知事選では、共産党の支持者の5割は鳥越に投票した。2割が小池に投票した。自民党候補に投票した者はいなかった。残りの3割は棄権した。

 大阪の選挙は酷かった。橋下維新に反対する名目で、共産党は自民党と組んだ。維新が勝ち、東京では自民党と維新が仲直りした。共産党は置いてきぼりをくった。自民党と組んだという「実績」(政治犯罪)だけがあとに残った。

  東京の小池ブームはかつての維新ブームの再来だろう。ただ、かつての維新は必ずしも反自民ではなかった。今回の小池は表面的には反自民である。しかし、かつての維新と違うのは、小池が首長であることだ。民進党、公明党、維新の党が都議会与党をめざして、小池にラブコールを送っている。社民党や自由党はお呼びではない。反自民で、小池新党と、民進党と、公明党と、維新の党で統一戦線ができそうな気配すらある。日本共産党は困った。共産党のいう野党共闘はパーになりそうだ。困った小池書記局長の口から出た苦し紛れのことばが、「(小池都知事には)是々非々で臨む」だった。

 東京都政をめぐって対立しているのは、小池都知事と自民党ではない。小池はいまなお(本部)自民党員である。本部はいまだに小池を切れない。都連だけが小池を応援した自民党都議に恫喝を加えている。

 共産党はすでに都議候補を発表している。しかし都政についての政策が見えてこない。小池都政と対決する積りはないようにさえ見える。ならば不戦敗だな。まあ、どっちみち激減だろう。言っとくけど、自民党は減らない。減るのは民進党と共産党である。なぜ減るか、戦わないからである。戦わない政治党派に存在意義はない。

 何でくどくどと東京都議選のことを書いたか、それが間違いなく衆議院選挙の前哨戦だからだ。ここ2,3日、赤旗から野党共闘の4文字が消えている。変わって共謀罪だ。よい事だ。野党共闘を赤旗から一掃しよう。
  1. 2017/02/10(金) 07:34:20|
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