古本屋通信

マル共連2軍さんの投稿の感想

 古本屋通信   No 2417    2017年  02月08日


   
【共産趣味】マル共連2軍さんの投稿の感想


  私は「古本屋通信を指導するスレ」なる2チャンに徘徊する付き纏いの荒しに閉口して絶縁した。下品どころでない下劣。私に対する悪意だけ。板攪乱の意図だけが滲む罵詈雑言。ここに書くのも憚られる単語の絶えざる復誦。しかも全く道理のない、理屈にもならない小理屈。果てには古本屋の実名までバラして平然。こういう党員は日本共産党にとって何なのか。「古本屋通信を指導するスレ」 に対しては、今後も完黙(スルー)の態度を貫徹する。たとえマトモな投稿が数多くあっても、悪貨は良貨を駆逐する。それと、投稿者の特定が難しいから、党カルトに振り回されて消耗する。板攪乱者は消耗戦に持ち込み、私と、他の投稿者(主に党批判者だが、それにかぎらない一般の投稿者、つまり党盲従のカルト党員以外の全投稿者)が嫌気が差して投げ出すのを待っている。邪悪な目的は半ば達せられ、攪乱者は匿名性を確保したままほくそ笑む。そういう輩が徘徊する板には金輪際足を踏み入れない。読むことはないということだ。読まなくなって清々している。

  ところが先ほどマル共連2軍さんの2チャンを見たら、以下の投稿があった。嬉しいことに私の名前を発見した。これは鬱陶しいことは全くない。尊敬するマル彦さんやすえいどんさんの主導するサイトだ。ざっと読んだ感想を下に書いておこう。ただし投稿内容の一々には、実は私は余り関心がない。というよりどちらでもよいのだ。これはずっと書こうと思いながら、今まで書かなかった。この機会に書いておきたい。



285 : 革命的名無しさん
2017/02/04(土) 23:52:50.48

古本屋通信を指導するスレ
543 : 革命的名無しさん (ワッチョイ) 2017/02/04(土) 19:56:22.57 0
古本屋通信 2015年 No1602 9月8日
デボーリン氏の貧困
http://matinofuruhonya.blog.fc2.com/blog-entry-1864.html?sp

>宮本〔顕治〕に就いてのスパイ説はこれまでもいくつかあった。
>いまも貼ろうと思えば貼れるが、百合子の差し入れの本が多すぎるとか、
>網走刑務所での厚遇がどうのとか、袴田里見を援用してまで書いてある。
>待遇の改善は宮本が獄中闘争でたたかいとったものである……(以下略)

獄中闘争で!厚遇が!勝ち取れるなら!!
獄死する者など!一人も!いないでしょう!!!


286 : すえいどん
2017/02/05(日) 11:23:26.26
>>285
こういう資料もあります。
http://www2s.biglobe.ne.jp/~mike/yamada1.htm
「非転向」の神話化の問題-宮本顕治に関連させて
獄中での厚遇、中川成夫「聴聴書作成不能」報告、他の疑惑
山田仮説-宮本顕治は「偽・非転向者」=特高協力者だった
山田正行PDFリンク+(宮地作成・仮説の追実験)=3部作


287 : 全日本地下抵抗運動評議会
2017/02/05(日) 17:19:59.24
宮本が下獄した後で特高に逮捕されたのは小畑氏惨殺事件の共犯袴田里見だけ。
宮本より前に下獄した幹部は宮本が特高スパイとして裏切っていた。


288 : 革命的名無しさん
2017/02/07(火) 21:18:19.95
551 :543 (ワッチョイ)2017/02/06(月) 21:12:35.46 0
(つづき)
>袴田はじめ転向した逸見重雄もスパイ大泉兼蔵も、
>宮本のスパイ疑惑など一言もいっていない。

袴田里見は!たしかに!宮本顕治が!スパイであったとは!言っていない!!!
だが!「ある疑惑」を!ほのめかしている!!!

『昨日の同志 宮本顕治へ』143ページ
>私の体験からすれば、
>百合子がどうやって宮本にあれほどの差し入れをすることができのか、
>その謎はいまもって解けないのだ。
同書146ページ
>戦前戦後を通じて、宮本のようなブルジョア趣味の共産党指導者は一人もない。
>どうして彼は共産党などに入ったのか、いったい宮本という男は何者であるのか、
>と考えざるを得ない。
同書179ページ
>不可解なことに網走の刑務所長が、
>まるで重病人でもあるかのような診断書を用意してくれたおかげで、
>病気による仮釈放のような形で出ることができたのだ。

「謎」「不可解」といいながら!!
本当は!宮本が!「何者であるのか」!感づいていたんでしょう!!!
しかし!それを直視することが!できなかった!!!
「昨日」であれ!「同志」だった者の!正体を!認めたら!!
袴田の自我が!崩壊してしまうから!!!




   古本屋通信

  投稿文を一瞥したが、個々の記述はすでに頭にない。袴田里見についてのみ書きたい。

 袴田は私の好きな共産主義者だった。宮本と甲乙つけ難い。私の党員時代には、党員の間では圧倒的に袴田の人気が高かった。宮本はとっつき難かったのだろう。それと宮本の場合は喋ったこと全てが記録に残った。だから軽口は叩かなかった。袴田は地方に来たら気軽に酒を呑み、冗談を飛ばした。これは後の上田耕一郎もいっしょだった。つまり宮本にないものを袴田は持っていた。

 党を除名され、「週刊新潮」に手記を発表した事について。かれは「週刊朝日」にも書いた。これも同様だ。私は党員ではないが、マルクス学徒のつもりである。その私から見れば、書かれていることの真偽にかかわらず、全てが無効である。つまり袴田は党を金で売ったのである。一巻のオワリである。当時はネットはなかったが、ミニコミはあった。小冊子でも作って自論を書けばよかった。それをブルメディアが転載するのはメディアの勝手である。袴田は共産主義者としての資格を喪失した。

 まあそれを問わずに、「週刊新潮」と「週刊朝日」に書いた内容に就いて。後に単行本になるのだが、私の評価はこうだ。ディテールについて、彼は週刊誌の編集者と膝を突き合わせて記憶を辿った形跡が伺われる。その一々は書かぬが、曖昧な点は証言時の心証で書いている。上記の宮本の評価などは、その典型であろう。私の記憶では袴田は百合子の差し入れを高く評価していた。羨ましいとまで書いていた。それが党を除名になったら、上記のような評価になる。事実はひとつだ。それが袴田の心象風景でガラッと変わる。

 百合子の差し入れについて、私は全く頓着しないが、大量の本ではなく、一回に2冊までと百合子が書いていたと記憶する。仮に一回に10冊でもよいではないか。それがなんで宮本が特高警察の協力者である傍証になるのか。まるでならない。ここら辺は『十二年の手紙』 と百合子の日記(「百合子全集」収録)を虚心に読めばよい。ただ、百合子の作家としての名声から、官憲が顕治をふつう以上に丁寧に扱わざるを得なかった面はあるだろう。それがどうしたのだ。もともと不当な拘留なのだ。神さまのように扱われるべきであろう。

 袴田の欠点だが、情緒的な発言が目立ちすぎる。『党とともに歩んで』 は面白い読み物だが、戦中の監獄生活で、かれは隣の独房にいた黒田寿男が刑務所の看守に迎合的だったと非難している。しかしこういうことを書き始めたら際限がなくなるだろう。見えてくるのは袴田が、これを書いた時に黒田を好ましく思っていなかったという事実だけだ。袴田は黒田を文化大革命賛美の社会党員=日中友好協会正統本部会長として批判する文脈で書いている。

 それと一世紀まえに起った事は時効である。当時の袴田や宮本にとっても半世紀もまえのことだ。いっさい蒸し返さないことだ。私が呆れ果てたことは、小畑の蘇生のさいに彼を仰向けに寝させたか、それともうつ伏せに寝させたか、それが文春で問題になった。宮本と袴田で見解が違っていた。そんなことは検証のしようがないだろう。暗黒下の裁判でさえも被告の殺意を認めず、敗戦と共に無期懲役の判決は無効になった。戦後のいっさいの議論は歴史の検証でもなんでもない。ただの反共攻撃への加担である。どこかの大学の教授が宮本らの事件を検証しているらしい。ヒマだなあ、他にする事はないのか、貧しいなあ。

 ついでに袴田で思い出したこと。袴田が党内にある時、野坂のスパイ容疑を持ち出したが、却下された。除名後に彼がこれを公表したとき、党は袴田の妄想として否定した。ところがソ連邦の崩壊後に発見された資料から、野坂は袴田の指摘どおり同志をスターリンに売って殺させたエージェントだったと判明した。だから袴田が正しかったのだという見解がある。これに対する私の見解を簡単に書いておく。袴田は確かに野坂にたいする疑惑を提出していた。しかしはっきりとスパイだと言っていた訳ではない。だから共に活動していた。袴田の野坂に対する疑惑提出に対して党が、というより宮本がこれを妄想として退けたのは正しい。根拠がない袴田の心証に過ぎなかった。またこのとき宮本は、袴田こそ党に隠れて1960年代にソ連と連絡を取っていたと批判した。然し、これも宮本の言いがかりだった。副委員長格の常任幹部会員袴田が国際問題でソ連と接触するのは当然である。つまりこういうことを持ち出せば際限もなくなる。党内の、しかも最上層部の間の意見の相違を持ち出すべきではない、これが私の見解である。ついでに言いたいが、野坂除名は不当である。野坂の密告で山本懸三がスターリンに殺されたのは事実であろう。だとしても野坂がスターリンのスパイという事にはならない。野坂はコミンテルンの掟に忠実だったに過ぎぬ。こういう後処理だと、歴史記述は不可能だろう。野坂本人は疑惑を肯定したそうだが、肯定も否定も70年前の記憶に依存している。すべて無効である。よって野坂除名は無効である。有効だと言うのなら、当時死亡していた野坂竜りょうもやはりスパイの片割れだった? マンガだな。野坂竜は党の墓に眠っている。墓を掘り起こして骨を堀り出して除名処分にするのか。時効という制度は合理的である。野坂参三を復権せよ。
  1. 2017/02/08(水) 10:32:45|
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