① 白鳥事件の白鳥警部補射殺。これは怨恨による暗殺である。極左跳ね上がりだが党の方針ではなかった(所感派が勝手にやったという意味ではない。所感派の方針でさえなかった)。また白鳥の射殺には、これに拠って達成すべき何の政治目的もなかった。従ってテロではなかった。しかし札幌地区委員会は「みよ!極悪非道に天誅下る」と犯行声明を出したという。それでもテロとは言えなかった。
② 中核派と革マル派はしばしば「赤色テロル」なる言葉を使った。実際に本多書記長が殺された。またその報復として中核派は「3頭目処刑」を打ち出した。これはテロではないのか? 断じて違う。単なる内ゲバに過ぎない。組織の勢力争いである。一国の政治権力と無関係であるからだ。
③ 連合赤軍事件がテロであろう訳がない。浅間山荘の婦人はあんなに丁重に扱われたではないか。この婦人にかん口令を引いてモノを言わせなかった警察権力こそテロリストだった。かれらは自分の墓場を作ったに過ぎぬ。事実上自滅したのだ。