古本屋通信

坂本恭子札幌市議さんのこと

古本屋通信    No 2259    2016年 11月08日

   坂本恭子(元日本共産党)札幌市議さんのこと

 こんかい 2度目になるが、ブサヨさんのキンピーサイトが坂本恭子さんを取り上げておられる。1回目は半年前に坂本さんが共産党会派を離脱され、同時に離党されたときだった。そのとき私は何か書こうとネットを潜ったが、離党の原因が判らなかったので書かなかった。いま改めてキンピーサイトの 2つのエントリーを読んだ。色々推測はできるものの、坂本さんと党との決定的な決裂の原因は判らず仕舞いのように見えた。だったら書くのを遠慮すべきか。そうはならないだろう。もともと党関係は非公開の部分が多い。闇の部分には遠慮しないで光を当てた方がよい。そういう次第で今回は私も遠慮なく書く。

  先ず初めに結論めいたことを書いておく。私は坂本さんと党関係 (具体的には札幌市議団、札幌地区委員会、党北海道委員会) の間に何があったかは余り興味がない。人間と人間の集団だから色々あるだろう。しかし党の綱領や路線をめぐる対立ではなさそうだ。私から見れば人間くさい対立のように見える。一々を斟酌する必要はないだろう。

  とりあえず今回再読したキンピーサイト(5月エントリー)から、心引かれた 2つのコメントを引用する。

10. KM生
2016年05月21日 18:21
当選5回のベテラン
ということは、17年間も党議員やってきた筋金入りだった訳だからね―。それで離党するとは、「余程考えるところあったか、ないしはここ数年間(信じ続けてきた)党のあり方に疑問を感じ続けた末の行動」というところだろうね。



 KM生さんのコメントは意味深長だし、これ自体には私も異議がない。それを前提で私の推論を加える。私は北海道の党をよくできた党とする根拠を持たない。それでも坂本さんの離党に関して、党側に決定的な誤りがあったように思えない。大胆な推測だが保守への転向ではないか。自民党や地元財界からの切り崩しに屈したと私は思う。これはやがて見えるかたちで次の市議選で結論が出るであろう。断っておくが、私はここで坂本さんの転向を非難していない、いくらでもあるケースだ。

 次によくある党側の見方を紹介し、これに対する拙論を述べたい。実はこちらの方が私が書きたいのだ。

5. ハスカップ
2016年05月21日 09:59
ネットにも記事が
共産会派離脱 坂本市議、離党の意向 党関係者に困惑広がる(北海道新聞)
http://dd.hokkaido-np.co.jp/news/area/sapporo/1-0272522.html
Twitter見てたら党員っぽい人が、
「支持者、有権者への裏切り行為だからね。共産党の看板で当選したわけだから、離党するのであれば、議員も辞職すべき」
とツイートしてるの見つけた(苦笑)



  私はハスカップさんが冷笑している党員の赤字部分を問題にする。私はこの部分を自分なりの違った確度から後で書くが、この党員の立場からは尤もな発言であると思う。また離党議員が出る度に党が繰り返してきた非難なのだ。

  これはこの限りで正しい。坂本さんのケースで云えば、99パーセント坂本さんが正しくて、党が誤っていてもである。なぜなら坂本さんは党公認候補として党と党後援会の力で当選した。いわば完全に党の議席を預かった人間だからである。しかし議員中心の発想からはこういうのは分りにくい。議員である前に党員なのだ。これが分りにくい。しかし冷笑されようとも言わねばならない。議席を党に返せ、つまり議員を辞任せよと。しかし坂本さんは辞任していない。これはこれでよいだろう。次期改選で決着がつくのだ。彼女が無所属で出馬する。80パーセントの確立で落選するだろう。優れた論客であってもだ。彼女は自分の議席が自分の力に依ってではなく、党の力で与えられたことを知る。もうひとつのケースは、彼女が保守会派から出て当選する場合である。これはこれでハッキリする。文字通りの転向である。



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  以下が今日の本論である。日本共産党員は日本革命を達成するために入党したのであるが、そこまで言わなくても社会を住みよくする目的で党に加わった。日本の新左翼諸党もそうだろう。しかし国会に議席を有する党で目的をもって入党したのは共産党員と公明党員だけである。この2つの党には議員をやりたくて入党した者はいない。仮にいたなら選考段階で刎ねられていただろう。民進党になぜ人間のカスばかりが集まるか。たとえ東大を卒業していてもなぜアホなのか。明白である。議員になりたい私利私欲の党だからだ。

  日本共産党員の議員にとって、議席は党から預かった議席であり、党は人民の委託を受けて議会で活動している。したがって議員が何かの理由があって離党する場合には、無条件に議席を党に返還しなければならない。ホントは国会の繰り上がり当選のように他の党員がスライドすればよいのだが、地方議会の選挙制度はそうはなっていない。ならば議員辞職が当然である。

  私はコレを中核派の杉並区議 2人を糾弾するかたちで書いた。革共同にしてこのブルジョア議会主義の頽廃である。杉並から世界革命とは彼らは言っていない。万死に価する。もう良いだろう。坂本さんの行くすえを見届けようではないか。
  1. 2016/11/08(火) 15:08:49|
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