古本屋通信

昭和21~25年の左翼文献が入庫

古本屋通信      No 2138  9月06日

  昭和21~25年の左翼文献が入ってきた

 どうせ売れないだろうが、昭和21~25年の左翼文献が100冊ほど入ってきたので参考までに列挙しておく。ネットで売るために展示したのではないから、一切の問い合わせは無効である。戦後すぐにはこういう共産党全盛の時代もあったという証左として貼った。まさに徳田書記長の時代なのだ。今日ではこの時代は否定的にしか語られない。だが或る意味では人民への影響力は圧倒的だった。だから35人の代議士を国会に送れた。野坂の雄姿が眩しい。これらの資料を見るだけでも、不破の 『スターリン秘史』 が如何に机上の作文かは明らかだ。ともあれ段ボール一杯分にしかならない左翼本を紹介する。これは昨日の××の片付けの段ボール20箱の中の一つだ。3代続く医者の旧家の取り壊しから出た。あと新旧の医学専門書は全てゴミだった。ここに挙げる左翼本だってゴミなんだが、業者に手間賃は支払っている。せめてそれを自分に納得させるために今日のエントリーとなった。蛇足だが、この時代は党の50年分裂の前の時代である。



日本共産党国会議員団演説集第一集  板野勝次 18頁パンフレット  昭和23年

人民評論 1946年 第二巻第四号 伊藤書店 風早八十二 伊豆公夫 林基

古きもの 新しきもの  神山茂夫  社会書房  1948年9月

『資本論』について  エンゲルス著 遠田吉五郎訳  解放文庫  昭和26年6月

ゴータ綱領批判  カール・マルクス 高木三郎訳  倉敷民主文化教会  昭和21年12月

レーニン著 ブルジョア民主主義とプロレタリア独裁  船形書房版  昭和21年4月

中國と中國人  毎日新聞社東亜部編  毎日新聞社  奥付け欠損で年月不明

ウエップ フェビアン主義  山村喬  社会思想新書  鱒書房版  昭和22年7月

共産主義とは何か  蔵原惟人  暁明社  1948年7月

川上貫一著 資本論読本  上巻  東京ナウカ社  1948年3月

川上貫一著 資本論読本  下巻  東京ナウカ社  1948年7月

活きたソ連を見る  日ソ親善協会・ソ連帰還者生活擁護同盟共編  潮流社版  昭和24年3月 242頁  ソ連のすばらしさを13人の日本人が書いている。シベリア、ハバロフスクの生活等。

1917年の革命  勝部元著  暁明社  1948年12月

農業協同組合早わかり  日本共産党農民部  1947年12月

勤労青年文化叢書 働く者のための音楽  湯浅永年  東洋書館刊  昭和17年8月 戦中の本だが意外なくらい戦時色がない。

医者の解剖するソ連  富沢一夫 1948  銀杏書房

日本を囲む赤色政権 臨時特集  文化評論  昭和24年2月 

講和をのぞむ日本国民  伊藤書店編集部編  1949年12月

労農情報10  諸外国に於ける外資導入の実際  日本労農通信社  昭和23年9月  

フランス革命史 ねず・まさし  ナウカ講座・ⅩⅥ  1949年6月

何を読むべきか  マルクス主義基本文献説  伊豆公夫  東京正旗社版  1949年1月

金づまり旋風の実相  伊藤書店編集部  20エン  1949年9月  
 
私の大学  11号  ユマニテ社  羽仁説子 森田草平  昭和24年9月

労働者の敵、民同  日本共産党宣伝教育部編  1949年9月 今流に云えば労働者の敵、連合だ。何が民進党との野党共闘だ。おっと、私は転向したのだ。野党共闘賛成派に転向したのだ。岡山県知事選挙で野党はおかやまいっぽんで頑張ろう。革新無所属候補の植本完治さん当選のため統一してたたかおう。民進党は植本さんに借りを返せ。黒石のために植本さんは降りたんだ。今回は民進党は植本さんを推す番だ。もしも不義理があれば許さない。民進党を叩き潰す。此処に公然と声明しておく。

社会主義の勝利  ロシア革命32周年を迎えて  日本共産党宣伝教育部編  10円  1949年10月

政治必携  地方篇  日本共産党出版部版  1946年版  1947年3月

時局と生活叢書第五集 日本の教育をどうするか  中野重治  日本共産党出版局  1950年3月

繊維労働者はいかに搾取されているか? 1949  日本共産党関西地方委員会調査部

川上貫一述  新貧乏物語  20エン  伊藤書店  949年11月

特殊ブラク二千年史 日本レキシのよこがお  マツシ・マウヘイ  寺島書店版  1949年 

冷蔵植皮療法 盲目、結核、喘息、胃潰瘍、神経痛などを治した  日本共産党宣伝教育部編  1950年2月

前進する国際平和勢力   モトトフの演説  アカハタ・ウィークリー特別号 第1集  昭和23年11月

別冊 自由国民 中国共産党の眼は日本に向う  パール・バック 野坂参三  時事月報社  昭和24年4月

特集雑誌 自由国民  今後の夫婦親子と男女関係  時事月報社  昭和23年3月 

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詩集 天の繭  北園克衛  村野四郎  長田恒雄   天明社  昭和21年3月

自選句集 断崖  山口誓子  目黒書店  昭和21年11月

自選句集 早桃  大野林火  目黒書店  昭和21年8月

火の島・萬緑  中村草田男  スバル出版社  昭和22年9月

暦日  長谷川素逝句集  宝書房  昭和21年7月


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  新日本文学 創刊号  昭和21年3月・第一巻・第一号


特輯 八月十五日の記   正宗白鳥  上司小剣  藤森成吉  半田義之  谷崎精二  村山知義  佐々木基一  江口かん

創刊のことば(表紙裏)  

新日本文学の社会的基礎 ・・・・蔵原惟人  
文学史の一齣 ・・・・・・クボカワツルジロウ


記録文学について (岩上順一)  「生きている兵隊」批判 (小田切秀雄)

新日本文学会創立大会の報告

随筆 まるい卵・・・・・・・・野上彌生子

小林多喜二をめぐる思ひ出 (浜島繁)

詩 二月二十日 (壺井繁治)  詩 「編み笠」 から (ひろし・ぬやま)

創作 長編 妻よねむれ・・・・・・・・徳永直
創作 長編 播州平野・・・・・・・・宮本百合子


 以下、新日本文学で入庫したものは次の9点である。

 昭和21年4月号、昭和21年4月号、昭和21年4月号、昭和21年4月号、昭和21年4月号、昭和21年4月号、昭和21年4月号、昭和21年4月号、昭和21年4月、、号、昭和21年4月号。

 これらの号の執筆者で、上記に挙げた以外の主な者は以下である。

 除村吉太郎、中島健蔵、松本正雄、渡邊順三、志賀直哉、金子光晴、岡本潤夫、野口富士男、なかの・しげはる、荒正人、壷井栄、黒島傳治、湯浅芳子、佐々木一夫、手塚英孝、井上友一郎、秋山清、中野鈴子、道満誠、熱田五郎、瀬沼茂樹、小原元、島田政雄、野間宏、キクチショーイチ、小野十三郎、竹内好、瀧崎安之助、田中英光、大西巨人、佐藤静夫、花田清輝、久保田正文、金達寿、大田洋子、岩藤雪夫、早船ちよ、よしお・あべ、佐多稲子、間宮茂輔、梅崎春生、杉浦民平、丹羽文雄、苅田アサノ、小原元、井上光晴。


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 戦後の文芸雑誌のもう一つの雄である 『近代文学』 も14冊入った。

『近代文学』 1946年 第3号  (4月号)
『近代文学』 1946年 第4号  (6月号)
『近代文学』 1946年 第5号  (9月号)
『近代文学』 1946年 第6号 (10月号)
『近代文学』 1947年 第 号  (1月号)
『近代文学』 1947年 第10号 (4月号)
『近代文学』 1947年  第11号 (6月号)
『近代文学』 1947年 第12号 (7月号)
『近代文学』 1947年 第13号  (9月号)
『近代文学』 1947年 第14号 (10月号)
『近代文学』 1947年 第  号  (1月号)
『近代文学』 1948年 第18号  (2月号)
『近代文学』 1948年 第20号  (4月号)
『近代文学』 1948年 第21号  (5月号)

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以下は同時期の日本共産党発行の雑誌である。

『新しい世界』  昭和23年 1月
『新しい世界』  昭和23年 3月
『新しい世界』  昭和23年 8月
『新しい世界』  昭和23年 9月
『新しい世界』  昭和23年 2月
『新しい世界』  昭和23年 3月 
『新しい世界』  昭和23年 4月 
『新しい世界』  昭和23年 7月 
『新しい世界』  昭和23年 9月 
『新しい世界』  昭和23年10月 
 
『前衛』 第21巻 1947年11月
『前衛』 第30巻 1948年 6月
『前衛』 第31巻 1948年 9月
『前衛』 第32巻 1948年10月
『前衛』 第33巻 1948年11月
『前衛』 第36巻 1949年 3月
『前衛』 第41巻 1949年 9月
『前衛』 第42巻 1949年10月
『前衛』 第43巻 1949年11月
『前衛』 第44巻 1949年12月

『科学と技術』  昭和23年12月

『調査時報』 主幹 風早八十二  第15号  昭和23年11月
『調査時報』 主幹 風早八十二  第15号  昭和23年12月

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 ここからは残りの雑誌である。発行元もまちまち異なっている。高値のものはなさそうだ。


人民の文学  宮本顕治  1947年5月初版  岩崎書店  302頁

研究誌 第一号  天城高校・自然科学同好会  1948年  60頁2段組 活版印刷  サークル連合誌

PList 8月号  PL教団出版  昭和24年6月
  
コスモス  第5号  近代詩を語る会  作品特輯  昭和22年

日本週報 青春の倫理   座談会 「好色追放」ぬやま ひろし 947年山口しづえ  昭和22年

文学時評  7月号  中国文学について  文学時評社  昭和23年 

人民評論  統一の旗葉進む  保守のジレンマ  伊藤書店  1949年

文学前衛  主幹 蔵原惟人  真理社  1948年

文化革命  日本民主主義文化連盟  1947年7月

人民  4・5月号  人民社
  1. 2016/09/06(火) 04:53:10|
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