古本屋通信

「古本屋通信を指導するスレ」は?

古本屋通信     No 2102  8月14日


     「古本屋通信を指導するスレ」 は?

 最近立てられた2チャンネルの「古本屋通信を指導するスレ」 はどうもネット××の方らしいですね。こう書かれています。

   「科学的社会主義(=マルクスレーニンスターリン主義)は間違いがない」
   「階級闘争を指導する前衛党は共産党である」 などのカルト的独断。
   「北朝鮮政府は朝鮮の正統な支配者である」との主旨。読んでいて胸糞悪い。

  「カルトの分際でクソえっらそうな」 といわれる。人気が出れば2チャンネルが立てられるのかと少し喜んだのですが、今はちょっと失望しています。でも折角だから、最小限の対応をして後は成り行き任せにしませう。

  私もカルト、党カルトは多用しますが、自分がカルトだと言われたのは初めてです。ブログを始めてから一度もなかったです。少し驚きました。でも言われてみれば、今どきマルクス主義者を名乗る者は殆どいませんから、圧倒的多数者から見れば、私は教条ドグマ信奉者、すなわちカルトなのだろうと納得した次第です。考えてみれば共産党を(批判的にであろうとなかろうと)支持するブログなど、しょせん少数者の戯言であって、多数者からみれば 「カルトの分際でクソえっらそうな」 となるのでしょう。ナットクです。

  そういう意味でいえば私のブログは、ごくこく社会の片隅に生息する少数者の間の板なのだと思います。決して大きな顔をしなさんなという意味でしょうね。べつに多数者に門戸を閉ざしているわけではないのですが。

  ただ好意的に 「古本屋を教育してあげよう」 と云われても、カルトゆえに教育効果は薄いと思います。こちらの立場から言えば、対話は成立し難いだろうと思います。


  ということですが、せっかく上記の青字のように書いておられるので、少しだけコメントしておきましょうか。

  まず私は科学的社会主義をマルクス主義とほぼ同じ意味に使うことが多く、その時は科学的社会主義=マルクス主義のように表記します。然し正確には、マルクス主義は社会主義理論だけでなく、マルクス経済学と唯物論哲学を含みます。これ自体はレーニンの 「マルクス主義の3つの源泉と3つの構成部分」 の規定に依拠するのですが、これに対する異論はないと思います。そういう意味では、私はレーニンの大半も正しいと思います。然し、科学的社会主義≒マルクス主義であっても、科学的社会主義≒レーニン主義ではない。レーニンの学説は帝国主義時代のマルクス主義としても、いくらかの保留を残しておくべき命題があるでしょう。日本共産党は主として 『国家と革命』 のなかの「プロレタリアートの独裁(ディクタツーラ)」 にそれを見ています。私は少し違うのですが長くなるから、これは省略します。

  私だけでなく科学的社会主義を名乗るすべての論者がスターリンを正当なマルクス主義の後継者だとしていないことは常識ですから、上記の青字1行目はデマです。スターリンの犯罪を擁護する社会主義者は今では世界に一人もいません。私が繰り返し党カルトを批判しているのもプチ・スターリンとしてです。

  その前提で、最近の不破哲三氏の著書もあるので、ちょっとだけ書いておきます。少なくともスターリンのすべての著書を総否定するのは誤りですね。哲学分野の 『弁証法的唯物論と史的唯物論』 の骨格は正しいのではないでしょうか。これはソ連邦共産党史の一節でミーチンが書いたと言われています。日本でも戦前戦後に大きな影響がありました。これに対する決定的な批判はいまだにないのです。スターリンの 『レーニン主義の基礎』 も間違いではありません、彼の言語論も正しい 。私はスターリンでさえも総否定しないのです。これに対する感情的でない批判が待たれます。

  「階級闘争を指導する前衛党は共産党である」 を 「カルト的独断」 などとおっしゃると、成程と思う。然し、そう思う人に説明するのは難しいでしょうね。苦痛を感じます。

  日本共産党は「前衛」の自己規定を党の綱領から削除して既に久しくなります。然し削除してもしなくても、労働者階級と人民を統一的に領導する政治組織は必要です。その想いがあるから、私は根気強く付き合っているのです。然しコレは党外の人からみればカルトに見えるでしょうね。仕方がないか。

  「北朝鮮政府は朝鮮の正統な支配者である」 とは私は言っていません。他国の内部事情です。ありのままの事実を認識するしかありませんね。「日本政府の安倍政権は日本の正当な支配者である」 は事実なのだから、他国が安倍政権を不当だと言っても仕方がないでしょう。それとも安倍政権を打倒するよう日本の労働者にけしかけるのでしょうか。そういう国はいまのところ存在しませんね。そもそも 「北朝鮮政府は朝鮮の正統な支配者はない」 などという国際政治の認識はあり得ませんね。なら国連から除名するしかありませんからね。


  思ったより長くなったのは、読者に向けて書いたからです。批判対象が誰であれ、その意見には本人以外の多くの方の同意見者を見るようにしています。そういう意味で今回は取り上げました。しかし最後に 「カルトの分際でクソえっらそうな」 と云われているように、結局は問答無用ですね。罵倒の繰り返しになることが多いでしょう。島根の党員もそうでした。たぶん再び論じることはないと思います。
  1. 2016/08/14(日) 20:23:42|
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