古本屋通信

オバマを免罪する平和運動は無効

古本屋通信     No 2097  8月10日

    河村ひろ子さんへ

 世界の人殺しである (アメリカ帝国主義とその首領である) オバマを免罪するいっさいの平和運動は無効である。



  日本共産党福山市議の河村ひろ子さんが昨日の記事で、ナガサキを取り上げて、以下の文を書かれている。私はすぐれた記事だとおもう。日本共産党の地方議員としてギリギリ真っ当な文だろう。特に河村さんを批判するというのではなく、彼女の文を参考にして自分の想いを書きたい。



平和の誓い
2016年 08月 10日   日本共産党福山市議  河村ひろ子


8月9日、午前11時2分 71年前に長崎に原爆が投下されました

長崎は71回目の祈りの日をむかえました

田上長崎市長の「長崎平和宣言」を読み上げました

ー以下、宣言の抜粋ですー

アメリカの現職大統領が被爆地広島を訪問しました

核兵器保有国をはじめとする各国のリーダーのみなさん、そして世界中のみなさん

長崎や広島に来てください

原子雲の下で人間に何が起こったのか知って下さい

事実を知ること、それこそが核兵器のない未来を考えるスタートラインです

日本政府は、核兵器廃絶を訴えながらも、一方では核抑止力に依存する立場をとっています

この矛盾を超える方法として、非核三原則の法制化とともに

核抑止力に頼らない安全保障の枠組みである「北東アジア非核兵器地帯」の創設を検討して下さい

我が国は、日本国憲法の平和の理念に基づき

人道支援など、世界に貢献することで信頼を広げようと努力してきました

ふたたび戦争をしないために、平和国家として道をこれからも歩み続けなければなりません
若い世代のみなさん、あなたたちが当たり前と感じる日常

例えば、お母さんの優しい手、お父さんの温かいまなざし、友だちとの会話、好きな人の笑顔・・・

そのすべてを奪い去ってしまうのが戦争です

戦争体験、被爆者の体験に、ぜひ、一度耳を傾けてみてください

つらい経験を語ることは苦しいことです

それでも語ってくれるのは、未来の人達を守りたいからだということを知って下さい

若い皆さん、未来のために、過去に向き合う一歩を歩みだしてみませんか


(写真は広島平和公園)

日本政府に非核三原則の法制化を求め、平和憲法について発言した長崎市長

しかし、安倍首相のあいさつは、非核三原則を堅持するとか、核不拡散条約体制の維持強化の重要性を訴えるのみで

日本が真に平和を継続させる取り組みの具体は一切示しませんでした

被爆国日本として、本当に情けないことだと思います

この間、安保法制廃止運動や平和憲法、日本国憲法を守ろうという運動が広がり

国民の運動は質的にも大きく変わろうとしています

平和宣言や平和の誓いを心にかみしめて・・・

さあ、次の政治的な闘いは総選挙!

日本共産党の仲間をたくさん増やし

平和な社会をつくるために私も全力で頑張ります!

# by kawamura0827 | 2016-08-10 11:30





  古本屋通信

  最初は端折って書く。確かに長崎市長・田上の 「平和宣言」 は広島市長・松井の 「平和宣言」 とは少しだけニュアンスが違う。その違いはオバマ賛美の程度である。オバマは松井の手引きで広島に来たが、長崎には来なかった。だから次回は長崎にも来て欲しいと言っている。

  オバマは広島とも長崎とも関係ない。オバマは今のいまも世界の帝国主義の盟主として世界に君臨し、中東をはじめ世界で人殺しをしている。

  このさい唐突な事を書いておく。原爆が投下された都市は広島と長崎だけだ。だが被害の規模こそ2都市に及ばないが、岡山も倉敷(水島)も福山もB29の爆撃を受けている。私は生後39日目に岡山空襲を逃れて疎開した。これアメリカが悪いのか。違う。日本の侵略のオツリである。オバマに来て貰ってわびて貰うような問題ではない。人殺しなどに用事はない。帰れ! 広島も長崎も同じである。完全に風化してしまっている。

 
 個人的な私の原点を書きたい。18歳の時、さそわれて学内に平和委員会を作った。1964だった。平和運動というより原水爆禁止運動は分裂の危機にあり、じじつ原水協と原水禁に分裂した。ここから長い思想闘争と理論闘争が開始された。時はフルシチョフのケネディ美化論と、それを受けての反共攻撃が熾烈な時代だった。平和運動を人畜無害な祈りのキャンペーンに変える策動が執拗に繰り返された。その中核になったのが部分核停止条約の賛美と核不拡散条約の賛美であった。アメリカ帝国主義は全く困らない。ソ連修正主義がアメリカに屈服して大国の核独占の途を選んだのだ。

  核不拡散条約の賛美。コレこそが近年になって日本共産党も絶賛して止まないペテン条約である。ペテンを隠蔽するイチジクの葉が朝鮮民主主義人民共和国の核実験に対する度外れな攻撃である。その脅威を煽って米日「韓」三国の極東軍事戦略を合理化するのだ。共和国には全く否はない。少なくとも、国際的には何の問題もない。

  もとに戻る。長崎市長の「平和宣言」もそういうフィールドの下で発せられた。この小綺麗な美辞麗句が平和に貢献することはあり得ない。すでに結論は出ている。30年まえだ。長崎の本山市長とは何だったのか。

  直前に中核派を貼ったが、私は中核派に無批判な訳ではない。「韓国」労働者との連帯は安易である。だが、広島における反戦運動では、共産党を遥かに凌いでいる。被爆二世の中島健さんとは元中核派全学連副委員長(広島大学)の中島君だろう。広大生協の書記長もちゃんと取っている。

  すでに見たが、党広島県委員会は中四国の共産党の中では優れている。福山の市議団もだ。私は河村さんが党見解の範囲で書くことを非難しない。だが迫力・訴求力はあるか。全くない。ならば書かないほうがよいだろう。

  参院選挙期間中、ある岡山の市議は様々な集会や企画に参加したが、そこで野党統一候補の黒石健太郎の名前を全く出さなかった。たいしたものである。絶賛する。沈黙がたたかいである。福山も口数は少ない。少ないほうがマトモだ。

  余談だが、日本の原水禁運動は1984に終わっている。例の草野、吉田、古在らの除籍事件で完了した。但し間違っていたのは日本共産党の側ではなく、草野、吉田、古在らの側だったろう。金子満広の凛とした表情が忘れられない。
  1. 2016/08/11(木) 03:59:10|
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