古本屋通信

『週刊文春』を買いました

古本屋通信     No 2062  7月23日

    『週刊文春』を買いました。

    古本屋通信のランキング
    
ブログ  304位 (昨日:392位) / 125056人中
     店長ブログ 9位 (昨日:13位) / 3326人中
     更新日時 :  2016/07/23    06:42


 たったいまコンビニで 『週刊文春』 を買いました。東京より一日遅れの発売です。5分で読みました。400円は高い。すでに書き尽くされていますし、私もそれを引用・転載して書き尽くしていますので、ここでは正面から論じるのではなく、記事周辺で私が思ったことを書きたいと思います。

 その前に私のブル週刊誌の評価ですが、ブル新ともども体制の忠実な番人であることに変りはないのですが、私はブル新よりもブル週刊誌のほうが全体としてマシだと思っています。つまり右にせよ左にせよ、体制から少しだけはみ出した部分があると云うことです。しかしそれはほんの一部であり、とりわけ 『週刊文春』 と 『週刊新潮』 の基調は右です。両者とも右ですが、前者はエンタテの要素が加わり、後者は左翼イビリの嫌がらせが多いです。


 で、今回の 『週刊文春』 ですが、冒頭の写真頁に 「絶望の「三択」都知事選2016」 という3頁の写真記事があります。これが光っています。つまり小池、増田、鳥越の3人の選挙写真を2枚ずづ掲載していますが、これが秀逸です。それぞれ別のフリーカメラマンが撮っています。表情も戯画化されて面白いと思いました。

 本文記事は4ページ立てですが、全体によく出来ているという感想です。ぬかりがないです。ただちょっと 『週刊新潮』 的だナと思ったことがあります。つまり全く分からないことを既に自明のこととしてデッチあげて、それを出発点にして記事を仕上げる手法です。つまりネチネチといやらしいのです。

 それが記事冒頭の4行のリード中3行目の 「キスの経験もない20歳の大学生を」 です。これはメインタイトルの 「鳥越俊太郎「女子大生淫行」疑惑」 の陰に隠れて目立たないように、さりげなく挿入されています。しかしこのリードは何の根拠があって付けたのか。まさに主観も主観、もっと云えばデッチアゲでしょう。女子大生がキスを経験しているか、それとも未経験なのか、どのように判断して書いたのでしょうか。本人に訊こうにも記者は会ってないのです。亭主が「妻は当時はキスも経験したことのない処女でした」とでも云ったのか。妻が夫にホントのことを云うとは限らない。また記者が女子大生にちょくせつ取材したとしても、そんなことは分からない。処女でキス未経験の心証を得たら、それを出発点にして記事を書くのであろうか。まあこれが典型的な 『週刊新潮』 の手法なのです。

  これで行くと、いつの間にか黒は白になり、白が黒になってしまう。何も今回の記事が全てデタラメだとは云わない。しかしそういうデタラメな断定を出発点にして記事が構成されている点は指摘しておきたいと思います。

  それから本文記事のアレコレではなく、しばしば登場してくる 「小誌」、「小誌取材班」に就いて。これは全て文藝春秋社の社員ではありません。雑誌記者と呼ばれているフリーランスです。これには様々なかたちがあり、社外の企業(プロダクション)に外注する場合もありますが、基本フリーランスは一人です。一人で取材し、一人で記事を書き、それを週刊誌に売りつけるのです。週刊誌はそれをネタにして最終記事に仕上げます。自社の立ち位置に相応しいように編集するのです。この仕事をする人をアンカーといい、多くの場合編集長が当ります。

  今回もそうですが、週刊誌にとって訴訟沙汰は日常茶飯事です。週刊誌は訴えられることを覚悟して発売されるのです。とくに『週刊新潮』など、今年は何勝何敗だったとか話題になります。こういうヤクザ商売の是非については議論があるでしょう。しかし私は訴えられても構わないと思います。ヤクザはヤクザなりにカタギが出来ない仕事があります。

  つまり鳥越の過去の仕事に就いて云えば、宇野宗佑の愛人スキャンダルをバラして宇野を退陣に追い込んだのはそれなりに評価できます。それが今回は逆になったというだけのことです。鳥越はまったく悪くない。けど、都知事選挙で完敗するでしょう。いい年こいて出っ張らないことです。

 うそかどうか知らないけれど、れんほう蓮舫が鳥越の応援演説をやめたそうです。オワリですね。
  1. 2016/07/23(土) 05:24:29|
  2. 未分類