古本屋通信

防衛費は人を殺すための予算

古本屋通信     No 2006   6月26日

  「防衛費は人を殺すための予算」 は全く正しい。

 防衛予算「人を殺すための予算」 共産・藤野氏が撤回
 2016年6月26日18時46分  朝日新聞デジタル
 共産党衆院議員の藤野保史(やすふみ)政策委員長は26日、NHKの討論番組で、防衛予算について「人を殺すための予算」と語った。藤野氏は同日夕、党広報部を通じて文書で「不適切であり取り消す」と発言を撤回した。
 番組には各党の政策責任者が出演した。藤野氏は防衛費が2016年度当初予算で5兆円を超えたことなどを指摘した際、「人を殺すための予算ではなく、人を支え、育てる予算を優先していく」と述べた。その場で公明党議員らが発言の撤回を求めたが、藤野氏は応じなかった。
 番組終了後の同日夕、藤野氏は文書で「海外派兵用の武器・装備が拡大していることを念頭においたものだったが、発言はそうした限定をつけずに述べており不適切」などと釈明した。


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  たった今、番組のユーチューブを見たが、全く問題ない。軍事費が人を殺すための予算であることは全く正しい。それは自衛隊が日本を守る軍隊ではなく、アメリカのために海外で人を殺すための軍隊であるからだ。これに公明党議員が反対であっても、発言を取り消せとは何事か。僭越である。藤野はまったく正しい。

  さすがは日本共産党の若手ホープ。よくぞ本当のことを言った。取り消す必要は全くない。なぜなら間違っていないからだ。国防費とは自衛隊費用だ。そもそも自衛隊そのものが違憲の存在だが、かりにその存在を黙認するにせよ、年々膨張する防衛費=軍事費は看過できない。自衛隊は断固として日本を守るための軍隊ではない。アメリカの戦争を手助けする侵略のための軍隊である。コレ初歩の初歩の常識なのよ。さっそく自衛隊の災害復旧の仕事をもって、日本に自衛隊は欠かせないと小学生のようなことを言う御仁がいる。災害復旧に重装備の武器弾薬が必要か。まるで不必要である。いまある自衛隊を解体し、武器弾薬を持たぬ防災組織を作ればよい。その予算は現自衛隊の十分の一以下で足りるだろう。繰り返す。自衛隊は人殺しのための軍隊である。早期に解体すべきだが、最低限、国防費は大幅に削減して「人を支えて育てる予算を優先させていくべきだ」。藤野政策委員長はこの限りで全く正しい。

  私が前回衆院選の初当選組で注目したのは東京ブロックの宮本と北陸甲信越ブロックの藤野だった。彼らが坂井希とともに将来党を担っていく人材だと確信していた。宮本、坂井に先立って藤野が政策委員長に抜擢されたとき、私は自分の人を見る目に自信を持った。そして今回の発言である。堂々とした正論を言えるのは実力があるからである。この時点で志位や小池を超えている。将来が楽しみな幹部である。

 予想されたことだが、藤野は発言を取り消した。取り消させたのは志位と小池の合議によってであろう。そのうちの一方だけでは取り消させる力はない。それほど藤野が力を持ってきているということだ。いまの党方針ではやむを得ない。なんせ違憲の自衛隊にアンタッチャブルなんだもんね。しかし藤野発言は生きている。国防費は殺人のための予算である。正論である。こころある人民はキラ星の如く光った藤野発言に拍手喝采を送るであろう。

  安保法制=戦争法と自衛隊との関係でいえば、自衛隊員が海外で殺し殺される日が日程に上ってきた。これを避けるための緊急避難として、私は自衛隊員の皆さんに一刻も早く除隊されることを呼び掛けている。いまなら間に合います。自衛隊員の方は様々な職業技術を持っておられます。再就職の門戸は広いと聞いています。国防費に依存しない職業を求められることを願っています。

  藤野もそうだが、宮本徹、坂井希など日本共産党には優れた人材があふれている。志位さん、あとがつかえています。いつでも引退していいからね。


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  さらに藤野の一頭図抜けたテレビ発言が見つかったので、併せて貼っておく。

 産経新聞  6月26日(日)15時41分配信
 共産・藤野保史政策委員長が「自衛隊は違憲」の矛盾認める 
 共産党の藤野保史政策委員長が26日のフジテレビ系「新報道2001」で、「自衛隊は憲法違反の組織だがすぐにはなくさない」との同党の主張を「矛盾」と認める場面があった。
 藤野氏は各党の政策責任者が出演した番組で自衛隊について「違憲だが、解消するのは将来の課題だ」と強調。出演者から「個別的自衛権を行使するときに命をかける自衛隊員がいる。その方々に対して『あなた方がやっていることは憲法違反だ』といえるのか」と追及されると、「だからこれは矛盾なんですよ」と発言した。


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  これを産経は藤野の失策(ポカ発言)として記事にしている。まあ産経の読者レベルにはそう映るだろう。それはそれでよい。だか、この発言は藤野がマルクス主義者として正確に「矛盾」という言葉の意味を捉えていればこそ出た発言なのだ。毛沢東の『実践論矛盾論』に詳しいが、「矛盾」は否定的概念ではない。否定を含む肯定概念である。あらゆる事物は矛盾を含み、矛盾こそが事物の発展を促す。そういう意味で藤野はこの言葉を使っている。私はこういう優れた党幹部を見たのは宮本顕治以来である。若い時の不破をも想わせる。政策委員長として150点満々点の発言である。筆坂なんか足元にも及ばんワ。マイッタ。脱帽である。


  1. 2016/06/26(日) 18:39:36|
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