古本屋通信

池田真紀の当選はあり得ない

古本屋通信    No 1856   4月 14日

   日本共産党は池田真紀の当選など度外視している


  以下は衆院北海道5区補選を報じる産経新聞の記事である。いっけん奇妙な光景なのだが、共産党にとっては、5中総決定どうり支援に全力投球している。だから後ろ指を差される謂れはないのである。選挙カンパと人的支援に全国動員をかけている。赤旗に書いてある通りだ。
  で、水を差す訳ではないが、私は私なりの見方を率直に書いておこう。その前に私の立場だが、もちろん自民党候補を推しはしない。しかし心情的には町村信孝の娘婿を勝たしてやりたい気持ちもある。私の町村追悼文(通信 No1462 追悼・町村信孝)を参照していただければ幸いである。




「政党色出さないはずなのに…」 ついつい露呈し、候補陣営から注意された政党とは
産経新聞
  
2016.4.13 08:04 更新
 衆院北海道5区補選で野党が推薦する候補に「日本共産党」のロゴ入りメガホンで声援を送る支援者ら=12日午後、札幌市厚別区(清宮真一撮影)
 衆院北海道5区補欠選挙(24日投開票)が告示された12日、野党統一候補の無所属新人、池田真紀氏(43)は街頭演説で「市民による政治」をアピールした。民進党幹部らが地元入りを見送り“政党隠し”に努めたにもかかわらず、共産党は政党ロゴが入ったメガホンで池田氏に声援を送る相変わらずの「前のめり」ぶりで、序盤から足並みの乱れを露呈した。
 池田氏の選挙対策関係者は今回の補選を「安倍政権と市民の戦いという構図にしたい」と話す。
 野党幹部が地元入りを控えるのは、無所属を前面に打ち出して「野合」批判をかわし、無党派層に浸透したい思惑があるためだ。
 だがこの日、JR新札幌駅前(札幌市厚別区)の演説では、「日本共産党」の赤字ロゴが入った黄色のメガホンを手に盛り上げる聴衆の姿が目立った。
 共産党は昨年11月の府知事、市長の大阪ダブル選でも自民党推薦候補を自主支援したが、共産党を忌避する自民党支持層政治団体「大阪維新の会」に取り込まれ、“完敗”した過去がある。
 池田氏陣営の関係者は「政党色は出さない約束で臨んだはずなのに…。共産党には『次から注意してください』とクギを刺した」とばつが悪そうに話した。




  古本屋通信

  以下の私の見方に対して皮相な穿った見方だとの批判はあるだろう。それを承知の上で書く。

  この選挙は町村の死去に伴なう補欠選挙である。後継者の当選は固い。ビクともしない。それが私の確信である。野党の組み合わせ等はまったく関係がない。野党が一本化しようと、割れようと一切関係ない。だから日本共産党は独自候補を立てるべきなのである。そういう前提で私見を述べる。

  日本共産党も、この選挙で池田真紀が勝つ可能性などまったくないと知り尽くしている。では池田を支援する狙いは何か。共産党流にいえば野党共闘と市民の共同だが、本音ではそんなことはツユ程も思っていない。党の押し出しである。これは公言している。だからこそ動員を掛けた党員が 「赤字ロゴが入った黄色のメガホンを手に盛り上げ」たのだ。事前の約束などに構ってはいられない。

  ここから先は公言していない。率直に書く。


  共産党の真の狙いは野党共闘の敗北である。野党共闘の破産である。もっと書こうか。旧民主党すなわち新民進党の完膚無きまでの解党である。これはそんなに穿った見かたではない。意地悪な見かたでもない。ごく常識的な見かたであろう。そしてウスウスどころか、ハッキリと民進党自身も知っている。

  左翼にとって、この戦術は決して珍しい戦術ではない。相手(もちろん自民党はなく民進党)を打倒または解体するために組織に加入したり支援するのは左派の常道なのだ。旧社会党を解体するために加入戦術を採用した4トロ派や青解派がそうだった(「社民の腸はらわたを喰いちぎれ」と叫んでいた。今回の共産党の民進党支持もこれに近い)。また、選挙戦について云えば、美濃部選挙で革新都政を打倒するためにこそ美濃部支持を打ち出した革共同の例があった。

 私は日本共産党の今回の戦術を支持はしない。しかし理解はする。これは北海道補選に限らない。参院すべての一人区も同じである。約半数の一人区で候補者の一本化が成立しているそうだ。たぶん沖縄を除いて殆んどの一人区で負けるだろう。私がそれを望もうが、望むまいが全滅する。そしてそれは共産党にとっても殆んど既成事実なのだ。負けるために敗北めざして選挙を戦っている。

 むつかしいことを言っていない。もし仮に野党統一候補の全員が勝ったらどうなるのか。ありえないが、国会の会派は大混乱するだろう。野党に関する議院内閣制は根柢から崩壊する。それこそ自公政権の思う壺である。それを今から自民党は匂わせている。これは野党共闘に対する攻撃でも牽制でもない。事実である。だから今回の選挙は自民党の勝利である。共産党はそれも先刻から知り尽くしている。



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  以上のようなことは日本共産党の中央委員クラスにとっては、言葉にこそ出さないが常識であろう。政治の言葉はしばしば黙示的である。親のこころを子は悟らねばならない。そういう機知のない見本を貼っておこう。これをカルト党員と呼ぶ。


「野党と市民の共闘」は32選挙区中12選挙区に広がりました!・・・岡山も共闘が実現しますように!
2016年4月10日  崎本とし子 とし子からの手紙
参議院選挙がもう3か月後です。
一人区の選挙区で進む「野党と市民の共闘」の状況は、32選挙区中12選挙区に増えました。
なんてすばらしいことでしょう!「おかしいことをおかしい」という共闘です。安保法制廃止の候補者が自民党。公明党の候補者と一騎打ちをする選挙になるのです。
「あなたはどっち?」とわかりやすい選択になります。政策協定で、きちんと候補者がきまっているのがいいですね。
岡山はどうなのでしょうか。岡山も「野党と市民の共闘」の候補者になることを願っています。
そして野党の大黒柱として共産党が大きくなれば、「大人の共闘」がさらに進むでしょう。共産党が大きくなることを願っています。さあ、一人一人にできることがあります。選挙に行こうよ!と声をかけ、共産党が大きくなるとこの国ももう少しいいほうへ変わるよ!と話し、自民・公明の安倍政権の暴走を止めようよ!とエール交換をする・・・・!
こんな会話があちらこちらで起こるといいなあ!!と思うのです。




  古本屋通信

  私は崎本にないものねだりはしない。一言だけ。実感でモノをいうのはよい。だが岡山にいて参院選選挙区がいまのいま、どうなっているのか知っているのか?
 「岡山も野党と市民の共闘の候補者になることを願っています」なら、そのために貴女は何をするのですか? 貴女の日本語を英語の文法では仮定法と云います。時制が現在形でも未来形でもないのです。これは政治の世界では使ってはならない時制(テンス)なのですよ。
  1. 2016/04/14(木) 04:22:27|
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