古本屋通信

赤旗はなぜ捏造記事を書くのか

古本屋通信    No 1842   4月04日

  赤旗はどうして「少女誘拐事件」で捏造記事を書くのか


   今日の赤旗日刊紙に全文以下の記事が掲載された。


  容疑者の指紋検出されず 少女誘拐事件 手袋で手紙投函か
   4月4日   しんぶん赤旗
  埼玉県朝霞市で当時中学一年だった少女(15)が誘拐され2年ぶりに保護された事件で、少女の自宅に届いた手紙やメモから、未成年者誘拐容疑で逮捕された容疑者(23)の指紋が検出されなかったことが3日、捜査関係者への取材で分かりました。
  県警は、同容疑者が指紋を残さないよう、手袋をして手紙を投函するなどしたとみて調べています。
  メモは「さがさないでください」などと手書きされたものを、少女が行方不明になった2014年3月10日に自宅郵便受けで見つかりました。同19日には「元気にしています。しばらくは帰らない」と書かれ、埼玉県上尾市内の郵便局の消印が押された手紙が自宅へ届きました。
  県警によると、少女は手紙とメモについて「無理やりかかされた」と説明。県警は、同容疑者が誘拐の発覚を避けるため、手紙を取り扱う際に手袋を着け、上尾市に出向いて投函したとみています。



   古本屋通信


  警察は青年を未成年者誘拐容疑で逮捕した。これはたとえ家出少女を保護するという好意でやったにせよ、容疑は免れない。だから逮捕は妥当だろう。保護した少女と逮捕した青年の双方の供述を突き合わせて、証拠物件を鑑識にまわす。そのひとつが手紙とメモだった。鑑識の結果、青年の指紋は検出されなかった。これが事実である。つまりこの鑑識の結果で見るかぎり青年はシロだった。シロと出たのだ。これが科学の事実だ。

  これをどう見るかは立場によってさまざまであろう。警察は青年を誘拐容疑で逮捕した。逮捕した以上その線(クロ)で追及する。その立場で鑑定結果に解釈を施す。これは自然である。ヒドイことではない。だが検察に起訴する際にはマイナス要因だろう。公判を維持できるかとうか。あるいは不起訴にするかもしれない。その有力な証拠のひとつが指紋の鑑定結果である。

 警察の立場はそうだが、ごく普通に解釈すれば警察のような解釈 (少女は手紙とメモについて、無理やりかかされた、誘拐の発覚を避けるため、手紙を取り扱う際に手袋を着けて上尾市に出向いて投函した) は出てこない。つまりごく普通には、少女が自分の意志で自由に書いて自分の足で上尾市の郵便局に出向いて行って投函した、と解釈すべきだ。 

  鑑識結果すべてを、少女の証言を真実とみなして解釈するのならば、そもそも鑑定(物的証拠の検証)など要らない。証言の真偽を検証するためにも物的証拠が必要になる。

  警察の解釈の論法で行けば、人は他人のウソの証言によって罰せられる。これは刑法によってではなく、日本国憲法によって禁じられている。常識である。

 まあ然し警察はよい。逮捕した容疑者をクロと見て、その線で押すのが仕事だから。

 だが、警察発表を鵜呑みにして記事にする日本共産党の機関紙・赤旗は許せない。きびしく糾弾する。こういう報道をするから林のようなデタラメ党員が出現するのだ。

  私が何度も書いたように、政治党派の機関紙は一般刑事事件を(よほどの確証がない限り) 報道しないほうが良い。警察発表のオウム返しが上記だ。冤罪の片棒を担ぐ赤旗は許せない。

  直前板に書いたように青年は深刻な犯罪者ではない。だが未成年誘拐には当たるだろう。だから不当逮捕ではない。だが青年をきびしく批判することはない。また、家出少女の証言などアテにならない。辻褄が全く合っていないことは警察は御存知である。その不整合に合わせて鑑識結果にコメントするから、もうデタラメを言わざるを得ない。

  多少ハタ迷惑な「純愛」物語であった。私のいう「純愛」とは性的行為の有無ではない。物質的利害と無関係に成立する恋愛という意味である。現実の世界では成立しにくいファンタジーである。だからこそ話題を読んで通俗マスコミのネタになる。しかしこういうのは真面目な社会的視点からは記事にすべきではない。

  今回は普段は書くまいと思っていた推理モドキを書いてしまった。これは林じゅん岡山市議のトンデモ文と赤旗の警察同化文に対するアンチである。これを最後にしたい。

  同化とは、本来異なる性質・態度・思想などが、感化されて同じになること。



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 ようこんなアホな記事を書くな。


わが子の持ち物、記名が心配 誘拐事件「傘で氏名確認」2016年4月5日07時48分  朝日新聞
 埼玉県で起きた誘拐事件で、容疑者は面識のない少女にフルネームで声をかけたとされる。フルネームを知った経緯の一つには、自宅玄関先の傘などがあったという。新入学の季節。子どもの持ち物などに名前を書く時、どうしたらいいのだろうか。
少女の名前「玄関の傘で確認」 誘拐容疑者、周到準備か
女子生徒誘拐事件
 「今回の件は、現場にとって大きなショックだ」。神奈川県内の公立小学校校長(56)は4日、こう不安を口にした。
 県警の調べでは、少女(15)は2年前、面識のなかった寺内樺風(かぶ)容疑者(23)=未成年者誘拐容疑で逮捕=からフルネームで呼びかけられ、連れ去られたという。捜査関係者への取材によると、事前に自宅近くまで少女を尾行した寺内容疑者が、傘などに書かれた文字からフルネームを確認していたという。
 こうした報道に、東京都内の2児の母親は「(容疑者が)いつ、どこに潜んでいるかわからない恐怖を感じた」と話す。幼稚園児の娘は遊び盛り。公園の砂場で遊ぶおもちゃなどにはフルネームを書いているが、今後はイニシャルや好きなマークにしようと考えている。
  1. 2016/04/04(月) 13:51:06|
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