古本屋通信

遂に脳に毒が廻ってきたのか?

古本屋通信     No 1730  1月12日

  
  遂に脳に毒が廻ってきたのか?



  短いから、まず全文を引用する。



上野千鶴子さん(「おひとりさまの老後」の著者)の講演
2016年1月11日   崎本 とし子  とし子からの手紙
本日は岡山医療生協の新春組合員の集いです。私は毎年参加しています。今年の記念講演は上野千鶴子さん。「おひとりさまの老後」の著者で、東京大学名誉教授です。本人の紹介によれば、自分はマルキストであり、フェミニスト・・・と言われます。戦争法廃止の学者の会にも参加しておられます。「自分の足で立っている」素敵な人です。
私は東京都議時代に存じ上げております。男女平等や女性の権利侵害など様々なことで旺盛に活動しておられました。古い日本社会と闘ってこられた・・・と言っていいでしょう。
今日は久しぶりにお会いするのが楽しみです
(岡山にもよく男女共同参画の関係で来られています)
話の内容は、機会がありましたら後日お伝えしますね。一人暮らしが増えているこの時期、改めて本をお読みいただくことをお勧めします。 





    古本屋通信

  一瞬わが目を疑った。いま午前6時で店でパソコンを叩いている。

  まず崎本の頁を広げた。

 略歴
•1954年1月16日 山羊座 AB型 愛媛県出身
•1975年 岡山大学医学部看護学校(25期生)卒業後、岡山協立病院で12年間看護婦として働く
•1987年 岡山市議会議員初当選
。以後、6期(2011年4月まで)
•2011年4月 選挙に立候補せず退任



  何処にも元東京都議などと書かれていない。

  で、朝早いが、自宅にいる連れ合いに電話を入れた。

  「そんなことは絶対にありえない。それは東京から戻ってきて衆院一区から選挙に出て、今は地区の専従をやっている向谷千鳥さんのことじゃろう。けど向谷さんは東京の市議だったよ。都議じゃなかったと思う」。

 上記の文が自分の地の文と、他人の文の引用とw混同しているとしてもオカシイのだ。上野が岡山にもよく来たという話も初めて聞く。まあ、よい。いずれハッキリするだろう。

 いままで私は崎本の幼稚さにはウンザリさせられたが、詐欺女だと思ったことはなかった。しかしそれも怪しくなってきた。いや、経歴詐欺なんてどっちでもいいんだ。この翌日の記事で、崎本は上野講演について書いているが、上野千鶴子にカスリもしていない()。コレたぶん上野が巨大なんだろ。けど崎本って何だろうと考えてしまった。やはり寄生蟲だね。


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  折角だから、上野千鶴子。これは私にとっては難物だ。いちど鶴見俊輔の追悼文を引いて褒めたが、私の手に負える代物ではない。私は肯定評価と否定評価のあいだで揺れている。これはたぶん上野が意識的に目くらましの術を使って読者を挑発し、幻惑ているからだ。それにしても 「おひとりさまの老後」は絶不評である。まあ、手を出さんほうがいいだろう。上野がスカートの下から舌を出して嗤っている(笑)。

 腐るほどあるアマゾンの酷評のうち、いちばんマトモと思われるものを貼っておこう。なあに、カリカリ来ることはない。上野が二刀使いだっただけのことだ。これらの本は印税稼ぎに過ぎない。崎本や竹永は上野のフェミニズムなどご存知ないし、また社会学の論文を読むわけではない。崎本や竹永がよいお客さんだというに過ぎぬ。然し私は岡山の医療生協が上野を招んだことには異議がある。理由はこの書評だ。これが正論なのだ。上野の商売に協力して粗雑品を売りつけるのでは、医療生協の役目は何処にあるのかと云いたい。


 上野千鶴子ほどの人が・・・。
 
投稿者 雪あらし。  2013年6月26日
 
上野千鶴子は日本語を二種類持っている。社会学わけてもジェンダー論の論各としての鋭い理論展開―これはアカデミズム用の言語である。そして、一般向け言語でこの本のようなベストセラーも書く。

 この本の対象者は、上野と同じ団塊の世代で、インテリで、お金があり、友人も多く、健康な人だ。つまり、元気で金のある老後。格差ヒエラルキーの上位数%にいる高齢者とその予備軍を対象とした本である。上野自身も分譲マンションや建売一戸建てを幾度となく住み替え、別荘も持つ身分である。自分の老後を考えた時、ついついこういう本ができあがったのだろう。

 話が短く浅く雑な展開だ。みな、このタイトルに惹かれ、ワイングラスにフレンチのコース(らしい)イラストに惹かれ、ちょっと読んでみたくなったのだろうが、残念でした、ハズレです。上野千鶴子ほどであっても、自分のいるポジションでしかモノを見れない時があるということだ。そう思えば、凡人の自分は楽になる。

 本の中には介護への関わり方も書いてある。
ユニットケアの問題として、8〜10室を1単位とするユニットをほとんど一人の夜勤者が見ていることにふれ、「それだけの数のお年寄りの生命を預かって朝までひとりで夜勤をこなすことを考えるだけで、わたしなど足がすくむ」と書く。

 私は特別養護老人ホームの相談員をしていたが、介護の夜勤者はいつも足がすくんでいる。足がすくんでも介護しなければならない。それで飯を食っている現状を、上野は「そんな介護怖くてよくやるわよ」と上から目線で語る。敵にすべきは彼らではないだろう。

 また、個室か雑居部屋(上野がそのように書いてある)では、「(認知症の人には、個室と雑居部屋の)両方を経験してもらって、本人の反応をケアの専門家が判定すればよい。その反応を読みとれるのがプロというものであろう。選択肢を与えないで、こちらがよいというのは思いこみに過ぎない」と書いている。

 特別養護老人ホームは、個室が増えてきたとはいえ、まだまだ、上野の言う雑居部屋が主流である。数百名待ちの都内では、部屋の選択の余地はないのが現状だ。そして、認知症であろうとなかろうと個室の選択をしようと思えば、かなり待機しなければならない。
 また、認知症は、時間によっても天候によっても別人のように異なる場合がある。その反応を読みとるのは難しいことだ。
 ケアの専門家と書いているが、認知症を診る医師と認知症ケア専門士と介護福祉士とヘルパーがごちゃまぜになっている。現場にいる介護福祉士は介護のスペシャリストだが、彼らは経験上認知症を知っているのであり、専門的な判断を下せというのはまた異なる。認知症の周辺症状には危険な行動もある。判断を間違えると命とりになるのだ。 

 まぁ、この本の対象者や上野千鶴子先生が暮らすであろう高級有料老人ホームは圧倒的に個室が多く、充分に時間をかけての部屋選びも可能である。
  1. 2016/01/12(火) 05:45:24|
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