古本屋通信

党員は水爆実験の抗議活動は×

古本屋通信     No 1721  1月9日

 日本共産党の公然党員(議員を含む)は朝鮮の水爆実験の抗議活動に参加してはならない。


  改めて朝鮮の水爆実験の抗議活動に参加した、或るいはコレを賞揚した3人の岡山市議 (林じゅん、東つよし、竹永光恵各市議) を糾弾する。

  この3名は (志位委員長談話が出る前日) 朝鮮の水爆実験の抗議活動 (「被爆2世・3世の会」が行なった「北朝鮮の核実験に断固抗議の宣伝」) に参加、またはコレを賞揚した。志位談話はたしかに朝鮮の核実験に厳しく抗議するものであった。だから下部党員も党の立場を広く伝えるために、志位談話の範囲で水爆実験抗議の意思を書いても構わない。 

  然しそれは公然党員(党所属議員を含む)が水爆実験に抗議する大衆的な抗議活動に参加してもよいことを全く意味しない。両者は別物であり、今回の3名の発言は党員としての正当な行動を著しく逸脱したものである。党の立場を一般大衆に誤って伝えるものである。改めて厳しく糾弾したい。

  「被爆2世・3世の会」や県原水協は日本共産党とは何の関係もない団体である。たとえその中に少なくない共産党員が含まれていてもである。大衆団体が独自の立場から朝鮮の水爆実験に抗議するのは彼らの自由である。また、公然党員(党所属議員を含む)がこれを報道する記事を書くのも構わない。だが然しそれはあくまで客観報道記事に限ってである。公然党員は抗議行動を全面的に賞揚、または全面的に批判する文を書いてはならない。それは党の立場と異なり、党の立場を誤って大衆に伝えることになるからだ。これは志位談話当日の赤旗記事が詳しく党の立場を説明しつつも、水爆実験に抗議する活動の報道を厳しく客観報道に限定したことを見ても明らかである。つまり党中央と赤旗は抗議活動を賞揚していない。「北朝鮮の水爆実験に抗議の声を!」 などと、どこにも書いていなかった。もちろん党主催または党共催の抗議集会などありえない。

  私がここに書いたことが3人の岡山」市議 (林じゅん、東つよし、竹永光恵各市議)のアタマで理解できるとは思わない。そもそも理解できないから、こういう行動を条件反射的にとったのだ。日本共産党員、しかも政令指定都市の議員のレヴェルはここまで(2つの立場の違いが理解できないまでに)低下している。デボーリンはこれを「癌の末期症状の患者」と見做した。私は末期症状とは思わない。組織の全体に転移している訳ではないからだ。然し初期症状ではあるだろう。放置すれば党の全組織を冒す。そう思って嫌われるのを承知で書いた。

  ひとこと基準を教えてあげようか。委員長談話は党員が聞いて理解すればよい事。尻馬に乗ってリピートしてはならない。党外から訊かれた時だけ最小限に復誦する事。常任幹部会声明以上(幹部会声明、中央委員会決定)が党員の実践しなければならない事、なのヨ。

  党にかぎらずとも、諸々の団体 (例えば市議団、労働組合、学生自治会など) が一定の政治状況の下で、一定の政治見解を表明しなければならなくなる場合がある。本意でなくてもである。それが政治である。だから今回の朝鮮の水爆実験の場合、一般党員は党と大衆を取り巻く政治状況を的確に読む必要がある。それはむつかしいことである。だったら、苦しくても沈黙を保たねばならない。それが日本共産党員がある。だいたい国内政治でない他国の政治 (いいですか、今回の核実験は国連では問題になっていますが、基本的には朝鮮の国内問題なのですよ。朝鮮人民の問題なのです。だったら在日朝鮮人の意見をひとことを聞いてもバチは当たるまい) について、一般党員にもたらされる情報源はブル新とブルテレビに限られる。今回でも実験が水爆実験であったことに?が出されていた。海外関係のニュースに対応できるのは党中央だけなのだ。その党中央でさえも志位談話をめぐって小池副委員長が以下のような対応を強いられている(これは産経新聞だが、キンピーサイトからの転用です。毎度勝手な転用でスミマセン)。


 産経新聞
 共産党の小池晃政策委員長は8日の記者会見で、昨年11月のテレビ番組で「北朝鮮にリアルな危険はない」と発言した同党の志位和夫委員長の認識を批判した公明党の山口那津男代表に対し「全く筋違いだ。無責任な発言はしないでほしい」と反論した。
 小池氏は、北朝鮮が6日に行った核実験について「この地域と世界の平和と安定に対する重大な脅威だ。間違いない。そういう認識は持っている」とも明言した。共産党は6日に発表した志位氏の談話などで「脅威」との表現は使用していなかった。
 小池氏は、志位氏のテレビでの発言について「北朝鮮のリスクで安全保障法制が考えられているわけではなく、『戦争法』は中東やアフリカで米軍が軍事行動を起こした際の日本が参加していくためのものだということで説明した」と強調。「一般論として北朝鮮のリスクがないなどということは言っていない」と訴えた。
 山口氏は7日の党会合で、「共産党は、かねて『北朝鮮は脅威ではない』と吹聴していたが、今の現実から見て妥当な認識なのか。改めて問い返さなければならない」と共産党を批判していた。これに対し、小池氏は「志位委員長が言ったことをもう1回確認しろと言いたい。とんでもない事実誤認、事実をゆがめた攻撃であり、抗議したい」と語った。

キンピーサイトのコメント一覧
1. KM生@小池晃は正しい
2016年01月09日 06:35
>北鮮は脅威ではない
全くその通――――り(^^)!
兵士にさえろくに食糧配給できない世界最貧国(爆蔑笑)=北鮮が飢餓水爆実験したところで、「脅威」である訳ねーーよ!
小池晃は、「北鮮をシカトしよう」と発言せよ!

2. 123 2016年01月09日 06:46
今年にあるであろう、第27回党大会(それまでに党が存続しているか分かりませんがww)での
幹部構成に注目ですね。
小池氏は現在、幹部会副委員長・政策委員長ですが、不破山荘老人の一声でどうなることやら。

3. KM生@反共野党のだらしなさ
2016年01月09日 07:14
直接関係ないんだけど。
2月の京都市長選に、当初「自共の2極対決にピリオドを」と立候補表明していた地域政党京都党党首が、「日共候補に漁夫の利を与えるな」と圧力掛けられて、立候補辞退。老人政党化した日共を恐れる「腰抜け反共野党」に未来はない!こんな体たらくじゃ、今夏の参院選京都選挙区も、「日共候補当選」(8年間大学に1日も出席せずに放校されたたけし大先生などとは違って、京大卒の弁護士だから)の可能性が出て来ちゃうよ!

4. 巣窟の蜘蛛
2016年01月09日 08:14
 昨年9月に可決された安保法制について、共産党は当初衆議院の審議において、法制度を設ける根拠(立法事実)が十分に説明されていないと批判していました。安倍首相はホルムズ海峡での機雷の除去などを理由に挙げているが、それは理由にはなtらない、それは表向きの「口実」であって、本音は朝鮮半島有事や東シナ海・尖閣諸島防衛なのではないのかと批判していたと思います。
 しかし、審議が参議院に移り、安倍さんも中国脅威論を理由に挙げ、その後、法案は可決されました。志位さんが、昨年末になおも北朝鮮は脅威ではないと言ったのは、安保法制を批判するためであったと思います。北朝鮮が脅威であるかないかは、安保法制の根拠になりうるかどうかの問題であって、一般論ではないということです。
 しかし、北朝鮮が核実験を行ない、国際社会がその脅威を非難し始めたので、日本共産党としては国際社会と足並みをそろえなければならないので、発言の傾向を変えたのですが、それでも「逆行」、「けしからん」と述べたのは、北朝鮮の核実験が安保法制の正当化の口実に利用されるのを避けるためであったと考えられます。安保法制を運用しようとする日本政府に格好の口実を与えてはならないので、北朝鮮の脅威を否定し続けているのです。ここでも北朝鮮の教員は一般論としては語られていません。
 志位さんは、このように北朝鮮の脅威を一般論として語らず、あくまでも安保法制との関係で問題にするという態度をとり続けましたがし、マスコミが批判しているのは、志位さんがこの期に及んで北朝鮮の脅威を安保法制がらみで否定し続けていることなのです。小池さんは志位さんを防衛することしか考えていないので、一般論として北朝鮮の脅威を認めてしまいました。これで志位さんを守る仁義を尽くせたのかもしれませんが、安保法制の理由を一部認めることになってしましました。

5. KM生@巣窟の蜘蛛様
2016年01月09日 11:29
小池晃は、「どうせ北鮮に戦争遂行能力なんぞある訳ねーよ!」という現実的観点から、反論すべきだったのです(^^)!


 ひとこと古本屋から。これは山口氏の因縁。小池氏も防戦に冷や汗。こうなるからヒョコは黙っとれ、となる。朝鮮の核実験が「この地域と世界の平和と安定に対する重大な脅威」である訳がない。国連の議論は、全てが核拡散防止条約を推進する核大国の覇権主義の顕われである。あんな議論と決議を「国際社会の一致した合意」と見做すデタラメと低脳が上記の市議にもあったのだろう。国連決議など当該国に何の拘束性もない。だから「制裁」を口にする。これは大国覇権主義者の強さではなく、弱さの顕われである。とりわけ米帝国主義は張子の虎であろう。朝鮮の核実験はおもちゃである。児戯に等しい。これは敵対する「韓国」がいちばん正直だった。兵器さえ作っていない。コレに較べてアメリカの核兵器が一千倍脅威である。しかし小池もそうは言えない。


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 3名の市議の当該記事


北朝鮮の核実験に断固抗議  林じゅん
北朝鮮で人工的な揺れが観測され、北朝鮮政府が本日1月6日に水爆実験に成功した、と発表しました。
岡山県原水協と岡山「被爆2世・3世の会」が行った「北朝鮮の核実験に断固抗議」の宣伝に参加しました。
急でしたが20人ほどが集まりました。
どんな口実を付けても核開発は容認できません。


東 つよし ‎@Tsuyoshi_Azuma
NHKの地域のニュースで、北朝鮮の核実験に抗議する宣伝を被爆2世・3世の会と原水協が行ったことが報道されました。見知った顔がいくつも。機敏に対応しててすごいです。北朝鮮の危険な挑発に乗らず、足並みをそろえた国際社会の対応が必要だと思います。


北朝鮮の核実験に対し怒りの抗議
投稿者 竹永みつえ
岡山「被爆2世・3世の会」として北朝鮮が核実験したことに対して怒りの抗議行動を昨日行いました。被爆2世・3世として、核実験強行は許されないと即行動提起し、声明を出し、北朝鮮の大使館北朝鮮の大使館北朝鮮の大使館北朝鮮の大使館にも送り、夕方は岡山駅で怒りの抗議行動。
素早い、加百代表の行動力に脱帽です。
私は西大寺から駆けつけたので宣伝行動には間に合わず、行った時には取材を受けていたときでした。帰りの車のナビですぐニュースが流れたので止めて見ました。
行動することに意義があります。今年もこの会の活動を頑張ります。
実は私たちの朗読劇も続々出演依頼が来ており嬉しい悲鳴をあげております。
今年も平和の活動は力を入れて頑張ります(^O^)
  1. 2016/01/09(土) 02:22:50|
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