古本屋通信

ほぼ完全破綻した野党共闘

古本屋通信     No 1716  1月 6日

 支離滅裂。ほぼ完全破綻した野党共闘 (野党はいっぽん。反動的なスローガンと化した「国民連合政府」。



 
2016年1月5日(火)  しんぶん赤旗
開始された国民の新たな歩み 政治の変革につなげる年に
党旗びらき 志位委員長があいさつ

 参院選での勝利・躍進を
 日本共産党は4日、2016年の党旗びらきを党本部で行いました。志位和夫委員長があいさつに立ち、戦争法反対のたたかいを通じて昨年から今年にかけて日本で起こっているうねりについて、「日本の歴史でも初めての市民革命的な動きが開始された」と強調し、「今年を、開始された日本国民の新たな歩みを日本の政治の変革につなげる年にするために、全力をあげて奮闘しよう」と訴えました。半年後に迫った参院選での勝利・躍進と、強く大きな党づくりを力強く呼びかけました。(あいさつ全文)
(写真)2016年党旗びらき。あいさつするのは志位和夫委員長=4日、党本部 16年をどういう年にするか―。志位氏は、(1)「戦争法(安保法制)廃止の国民連合政府」の実現の扉を開く(2)安倍政権の暴走を止め、政治の転換をはかる(3)参議院選挙の勝利・躍進、強く大きな日本共産党の実現を―の三つの柱で語りました。
 この中で志位氏は、「戦争法廃止の国民連合政府」の「提案」が国民の運動の中から必然性をもって出てきたものであることを強調するとともに、日本の政治の危機打開という点でも「これしかない」という必然性をもっているものであることを訴えました。
 そして、「紆余(うよ)曲折があっても、必ずこういう方向に日本の政治は進みます。昨年開始された国民の新しい歩みは、必ず新しい政治を生み出す力となって働く。これが私たちの確信です」と力を込めました。
 さらに志位氏は、「1強」といわれる安倍政権の実体が決して「強く」はないことを、自民党の国民的基盤の衰退と、主要政策が国民的には少数派であることなどから解明。「国民の運動を広げ、野党が結束すれば必ず倒せます。あらゆる分野で一致点に基づく共闘―『一点共闘』を広げに広げ、安倍政権を退陣に追い込み、政治の転換を図る年にするためにおおいに奮闘しようではありませんか」と訴えました。
 志位氏は、参議院選挙の勝利・躍進にむけ、すべての1人区で野党共闘を実現し、自公を打ち負かすために全力を尽くすとともに、日本共産党の躍進のために全力をあげると表明。(1)日本共産党の躍進で「戦争法廃止の国民連合政府」を実現しよう(2)あらゆる分野での安倍政権の暴走ストップ、政治の転換の願いを日本共産党へ―という二つの柱で躍進を訴えてたたかうと決意を述べました。
 さらに、「国民連合政府」の実現のためにも、当面する参院選、総選挙で躍進を勝ち取るうえでも、強く大きな党をつくる仕事に新たな情熱を傾けてとりくむことを強く訴えました。沖縄県宜野湾市長選挙でのシムラ恵一郎候補の必勝のために全国の支援を呼びかけました。
 最後に志位氏が、「国民連合政府」が目的とする立憲主義の回復が「個人の尊厳を回復し、守り、大切にする社会をつくろうということ」であることを力説し、「今年を日本の政治の変革という点でも、日本共産党の躍進という点でも、新しい歴史をつくる年にしていくために、力を尽くして奮闘しようではありませんか」と呼びかけると、大きな拍手がおきました





    古本屋通信

  上に貼ったのは昨日の赤旗に掲載された志位委員長の今年の党旗びらきでの挨拶である。私はこんな統合失調症(精神分裂病)のような挨拶を、いまだかつて新年の党旗びらきで読まされた年はなかった。これが共産党の参院選の年の挨拶として通用するのであろうか。

  いったい参院選挙をどうするんだ? ありもしない野党共闘。これは従来からの沖縄を除いて、熊本以外では一県も成立していない。それもまず敗北必至である。 前哨戦たる衆院北海道5区補欠選挙(4月24日投開票)では(無所属という名の)民主党候補が 「共産党は(かえって票が減るから)固くお断り」 と言っている。石川県でも、取るに足りない基礎票の共産党の参入など一蹴されている。全国どこでも 「野党はいっぽん」=共同候補擁立など、具体的な選挙を進める各県段階で問題にもされていない(「進んでいない」のではない。そもそも論外であるし、中央でとやかく言うこと自体が不当な干渉なのだ。市民連合などゴミである)。それはそうだろう。共産党も民主党も本来やる気がないのだから。民主党の安保法制反対は疑わしいし、集団的自衛権には賛成である。ということは憲法9条改悪に反対ではない。共産党の主要な動機は供託金没収の回避と選挙サボタージュである。

  衆参国政選挙は、議院内閣制のもと、各政治党派がそれぞれの政策を掲げて自党の信を有権者に問う選挙である。政策は個別である。選挙の結果えらばれた議員と政党が個別課題で共闘することはある。それが安保法制の撤回であり、集団自衛権の閣議撤回であってよい。しかし初めから「野党はいっぽん」などあり得ない。共産党はこれでは、参院選挙が近づいても、自党の独自政策さえ発表できないであろう。独自政策は安保法制関連だけではない。憲法や米軍基地の政治問題は云うに及ばず、雇用をはじめ日本人民の生活と権利にかかわる全ての問題での党見解を示し信を問う責任がある。安保法制関連以外を脇に置く、あるいは棚上げする無責任がどこの世界の国政選挙にあるか。完全に済んでいる。

  で、多少はうしろめたいのか、「あらゆる分野で一致点に基づく共闘―『一点共闘』を広げに広げ」と言っている。日本語も知らないのか? 「あらゆる分野で」 って何を指す? 意味不明である。選挙はどうする? これだったら、自民党の一部も含めて大阪選挙の二番煎じをやることにもなるゾ。国政選挙で何をピントはずれな事をぬかすか! もう、もう、志位引退しかないのか。情けない。

  現に日本共産党の方針は2人区以上の選挙区で完全に破綻している。2人区で、例えば広島選挙区で党公認候補は何を訴えるのか? 野党は一本化していない。「野党はいっぽん」 とは言えまい。他の選挙区のことを配慮して安保法制の撤回と集団自衛権の閣議撤回以外は訴えないのか? ならばスジは通っている。だが、それならば他の野党と政策の差別化ができまい。党の政策の独自性は何処にあるのか? これでは選挙にならないだろう。

 志位委員長の挨拶の 「(3)参議院選挙の勝利・躍進、強く大きな日本共産党の実現」 はそもそも野党共闘すなわち、「(1)「戦争法(安保法制)廃止の国民連合政府」の実現」と矛盾する訴えなのだ。これは小学生でも分かる。選挙まえに1人区で党候補降ろしておいて、2人区で(他党候補批判が避けられない)日本共産党の勝利・躍進を訴えるのでは、他の野党と選挙民をともに愚弄するペテン的選挙である。
 
 志位委員長で参議院議員選挙はたたかえるのだろうか?



  こういう情けない新年のあいさつで宮廷クーデターが起こらないとすれば、党は(デボーリンのいう)癌の末期患者なのだろうか。情けない新春第一弾の赤旗の転載となったが、今年もどうか日本共産党へのご支援を旧年にも増して宜しくお願いします。


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  尚、年明けから衆参同時選挙がいっそう現実味を持って語られ始めた。私はこういう政局の動きを追わないが、万に一も衆院小選挙区で共産党が民主党候補に乗るとする。かつての民主党政権の誕生の再来を期待する向きもあるかもしれない。しかしこれは歴史的に決着が着いている。民主党は必ず裏切る。間違いなく裏切る。これは期待する向きがそもそも無理なのだ。そういう基盤が日本にはない。これは人民戦線、すなわち労働者階級を中心とした人民各層の統一戦線が出来ていないと到底無理なのだ。
  1. 2016/01/06(水) 00:46:58|
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