古本屋通信

大森久雄先生に関する覚え書き

古本屋通信     No 1694  12月22日

  大森久雄先生に関する覚え書き

 私は「通信 No 1658 大森久雄先生のこと」 の文中で、
柴田先生の本はよく出回っている。八木書店版が絶版になったから明石書店が受け継いだのだろう。私は柴田先生とは 『歴史と風土 谷口澄夫先生古希記念』 の編集の関係で付き合いがあったから、先生の史観などもよく知っている。その研究の中心は「岡山藩郡代・津田永忠」だが、まあ小学校の教員上がりの努力賞だろう。その歴史学を私は高くは評価しない。まあ大森先生のレヴェルではないワナ。大森先生も柴田先生の「渋染一揆論」を批判しているようである」 と書いた。

  大文字の部分だが、それこそ大本芳子さんではないが、死人に口なしで、いい加減な事を書いたと思われたらシャクだから、忘れないうちにメモしておく。


  ここにあるのは抜き刷りである。元本は「部落問題研究第31輯」である。
 抜き刷りは全14頁の小冊子だが、8ポ2段組みでギッシリ活字が詰っていて、とうてい手打ちで印字できない。それで、存在証明だけで我慢していただくしかない。

 書評  柴田一著 『渋染一揆論』  人見彰彦  大森久雄

 要約するのは難儀だから、「はじめに」 の部分に書かれている 「読者のこえ」 の一部を抜いておこう。
 部落解放に努力されている方から、「論ではなく、お話だ。現在の解放運動に害はあっても、益はない本だ」と評価されているのもきいた

 私は反動的な本だとまでは思わなかったが、No 1658 で書いたように、歴史研究書とはいえないと思った。その点を人見先生と大森先生が鋭く批判し切っておられる。まあケチョンケチョンですワ。以上をもって私の 「通信 No 1658 大森久雄先生のこと」 の補足とします。
  1. 2015/12/22(火) 09:43:38|
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