古本屋通信

赤旗紙面の「正常化」を歓迎する

古本屋通信     No 1669  12月7日

  
  赤旗紙面の「正常化」を歓迎する



  現在12月7日の午前 03:49:です。これはこの記事の最下段に表示されています。今朝も赤旗日刊紙は午前3時に配達されていました。分局の2人が手分けして配達されるそうですが、私はその顔を知りません。配達が乱れたことは365日ほとんどありません。全国的には知りませんが、旧岡山市では何時も朝日、毎日、山陽より早いです。

  さて、今日の赤旗ですが、メイン記事は一面に大きく 戦争法廃止 連帯さらに 野党共闘で参院選へ 学生・学者・市民 共同行動に4500人 です。左肩は 「広げよう2000万署名」 で、その下が 「シリーズ待ったなし!戦争法廃止」 です。

  さらに二面に、学生・学者・市民 共同行動で志位委員長が行った連帯のスピーチの全文が掲載されています。これは必ず今日のウェブ版に載ると思います。正午には転載しますからお読みいただきたいと思いますが、赤旗の小見出し4つに「国民連合政府」の文字はなく、志位挨拶の中にもただ一箇所、取ってつけた照れ隠しの発言があるだけです。つまり「野党共闘」を云うからには「国民連合政府」を降ろさざるを得ず、共産党主導の集会や企画でも大きく軌道修正することを余儀なくされているのです。

 そしてこれは当然の成り行きなのですが、一歩踏み込んでこれをどう見るかです。これはズバリ他党との共闘の障害と云う以前に、党内から「国民連合政府」に圧倒的な批判があったのです。べつに表立った批判が党中央と県委員会に寄せられた訳ではありません。そうではなくて、全く支持の声がなかったのです。私はすべての党員の声を聞いたわけではありませんが、それでも岡山を中心に100人位の党員の記事を読んでいます。それによると、踏み込んで「国民連合政府」に賛成の文を書いているのは武田クンと林じゅん市議だけです。あと義理で書いているのが崎本さんです。その他の党員は全く書いていません。「国民連合政府」の6文字は書いていても文を書いていないのです。つまりカルト(狂信的宗教者)以外の党員は書きようがないのです。アッ、もう一人いましたね、島根のカルト党員(この人は凄い上からの目線のひとでした。私に「忠告しておく」というのですから。忠告に従わないと島根から岡山に刺客を送らんかの如きで怖しかったです)。

  この間、民主党の岡田党首の新しい発言などもあって、それに対応したという面はあるでしょう。国民連合政府の提言が障害になっていたのは事実です。然しこれを降ろしたら「野党共闘」が成立しますか? 共産党は熊本の動向を昨日から大きく取り上げています。これを一人区の手本にして 「野党共闘」 を各地に広げようと訴えているのです。こんな事が一体可能ですか?


  今日の赤旗一面の記事と、それに続く志位委員長のスピーチは (これは国民連合政府を降ろしてまでも「野党共闘」に固執する現在の共産党のリアルな姿ですが) いったい上手く行くと思いますか? 共産党は今後しばらくこの方針で赤旗の紙面を作るでしょうから、いまから牽制しておきます。絶対に上手く行きません。それは相も変わらず党執行部の論が机上で考えた空論だからです。他党つまり民主党や維新の党が問題にしないだろうという事もあります。かれらの主要な関心は自党の解散と両党の合同ですからね。しかしそんなこと以前の問題があるじゃありませんか。

 いったいに、参院選挙選挙区の問題は中央の問題なのか、それとも地方の問題なのでしょうか。子供でも知っています。地方の問題です。各党とも (自民党から共産党まで)、選挙に独自候補を立てるか、それとも選挙共闘をするかの決定権は県各党の執行部にあります。だとしたら今日の赤旗に載っているような議論はそもそも無効なのです。熊本は熊本です。これを読んで岡山も熊本のようにやろうよという事には絶対になりません。江田五月に馬鹿にされるのは当然ですが、これでは低脳の柚木道義 (民主党岡山県連代表)にも馬鹿にされるでしょう。アホな議論など必要なく、植本さんが下りれば自動的に江田で一本化です。これで民主党に恩が売れるという議論が上記の超低脳議論です。

  発想が「中央」なのです。「地方」にいるとよく分かります。「中央」的発想の典型が東大的発想でしょう。志位委員長は自分では東大出身など普段は意識していないでしょう。しかし時々出るのです。駒場の大学祭での講演は、それとして私は反対しません。しかし民青駒場班の主催でしょう。だったらシールズのことなど云わず民青に挨拶するのがスジでしょう。


  冒頭の赤旗に戻ります。私は今日の赤旗をも貶しましたが、全体としては 「正常化」 されつつあると思います。日本共産党が日本の労働者階級の前衛として、いっそうの輝きを増すことを読者の皆さんとともに切望したいと思います。


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  本日の赤旗日刊紙 一面と二面から


 戦争法廃止 連帯さらに  野党共闘で参院選へ 学生・学者・市民 共同行動に4500人

 戦争法(安保法制)の廃止をめざす学生・学者・市民による共同行動、「KEEP CALM AND NO WAR 戦争反対☆銀座大行進」が6日、東京都内で取り組まれ、大きな注目を集めました。デモに先立って開かれた日比谷野外音楽堂での集会では、戦争法廃止の共同をさらに発展させるとともに、野党共闘を実現し、参院選で安倍内閣に痛打をという力強い決意が語られました。

(写真)「戦争反対」「憲法守れ」とコールする「1206銀座大行進」の参加者=6日、東京都中央区銀座

 主催はSEALDs(シールズ)(自由と民主主義のための学生緊急行動)と、安全保障関連法に反対する学者の会です。首都圏反原発連合が前日に行った反原発銀座大行進に続く行動。冷たい風のなか、4500人(主催者発表)が参加しました。

 俳優の石田純一さんがサプライズゲストとしてあいさつし、「この平和な国をなぜ変えようとするのか理解に苦しむ。どこにも戦争に行かない日本でありたい」と訴えました。

 「総がかり行動実行委員会」の高田健さん、首都圏反原発連合のミサオ・レッドウルフさんが連帯あいさつ。高田さんは「安倍内閣に痛打を与えるために野党共闘を」と語り、ミサオさんは「市民の共同に野党がのってくるかにかかっている」とのべました。

 シールズのメンバー、くるみさん=大学1年生=が「本当の絶望は声を上げなくなること。私たちは連帯の手を決して離しません」と訴えました。

 三島憲一大阪大学名誉教授は「あきらめるわけにはいきません。戦争法の問題点を語り続けていきましょう」と語り、参院選挙に向けて共同を広げようと呼びかけました。

 沖縄出身の歌手、古謝美佐子さんがトークライブを行い、稲嶺進名護市長と俳優の大竹しのぶさんのメッセージが紹介されました。

 学生と学者は来年3月13日、南スーダンに自衛隊を送らせない街頭宣伝を都内でおこないます。


 志位委員長ら野党代表がスピーチ
 この日は政党から日本共産党の志位和夫委員長をはじめ、民主党の福山哲郎幹事長代理、生活の党の玉城デニー幹事長がスピーチ。社民党の吉田忠智党首がメッセージを寄せました。
 志位氏は、戦争法廃止の2000万人署名を集めきって圧倒的な平和の流れをつくること、安倍政権退陣・戦争法廃止・立憲主義回復のために「国民連合政府」をつくることなどを呼びかけました。来年の参院選挙では、32ある1人区すべてで野党共闘を実現して勝利し、「全部で自民党を落とそうではありませんか」と訴えると、大きな拍手につつまれました。 詳報


  志位委員長のスピーチ

 6日、東京・日比谷野外音楽堂で開かれた「安保関連法(戦争法)の廃止を求める学生・学者・市民の共同行動」の集会で、日本共産党の志位和夫委員長が行った連帯のスピーチは次の通りです。

 みなさん、こんにちは(「こんにちは」の声、拍手)。日本共産党の志位和夫です。
 戦争法・安保法の強行から2カ月半がたちましたが、私が、何よりも心強く感じているのは、法案の強行によって国民のたたかいが止まったわけではない、法案の強行を新しい出発点にして、さらにたたかいが広がっている。こんなにもたくさんのみなさんが怒りの声をあげ続けている。(「そうだ」の声、拍手)
 自民党のある議員は「国民は正月のもちを食ったら怒りを忘れる」と言ったそうです(「忘れない」の声)。こういうのを「反知性主義」というのではないですか(拍手)。冗談じゃありません。決してそうならないことを、私たちのたたかいで示していこうではありませんか。(「そうだ」の声、大きな拍手)
「殺し、殺される」現実の危険が切迫している ――戦争法はただちに廃止を
 戦争法ばかりは、「数の暴力」で成立させられたからといって、許したままにしておくわけにはいきません。
 戦争法強行によって、いま日本がどういう状況にあるか。私は、きわめて深刻な二つの危険に直面しているということを訴えたいと思います。
 一つは、日本の自衛隊が、戦後初めて、外国の人を殺し、戦死者を出す、現実の危険が切迫しているということです。
 戦争法の最初の具体化として、アフリカの南スーダンのPKO(国連平和維持活動)に派兵されている自衛隊の任務の拡大が進められようとしています。少年兵を自衛隊が撃ってしまったら取り返しがつきません(「そうだ」の声)。そしてISへの空爆が、いま強化されている。この空爆への自衛隊の軍事支援について、政府は、「政策判断としてやらない」といいながら、「この法律で可能になる」ということを認めました。
 アメリカが(軍事支援を)要求してきたらどうなるか。戦争法があるかぎり断れませんよ。「憎しみの連鎖」に日本が加担する。こんな道は断じて許すわけにはいきません。(「そうだ」の声、拍手)
 みなさん。南スーダンが、イラクが、シリアが、初めての「殺し、殺される」ケースになる危険が差し迫っています。
 こんな道は許すわけにいかない。憲法違反の戦争法はただちに廃止せよ。この声を突きつけていきましょう。(「そうだ」の声、大きな拍手)
憲法無視の独裁政治 ――日本の政治に立憲主義・民主主義取り戻そう
 もう一つは、立憲主義の破壊という問題です。
 安倍政権は、戦争法強行にさいして、立憲主義を乱暴に破壊するという暴挙を働きました。権力が憲法を無視して暴走を始めたらうなりますか。独裁政治の始まりです。これは決して誇張ではありません。現に安倍政権はやっているではないですか。
 沖縄をみてください。県民がみんな反対しているのに、辺野古の新基地建設の工事を力ずくでやろうとしているではないですか。沖縄で起こっていることは、立憲主義と民主主義の破壊という点で、戦争法と根が一つであり(拍手)、絶対に許すわけにいきません。(拍手)
 それから、野党がみんなそろって、憲法53条にもとづいて要求している臨時国会の召集を、政府はやろうとしない(「憲法違反」の声)。まさしく憲法違反ですよ。(「そうだ」の声、拍手)
 みなさん、あらゆるところで、憲法が踏みにじられ、「法の支配」が崩されようとしている。こんなことを認めるわけにいきません。
 戦争法を廃止して、日本の政治に立憲主義と民主主義を取り戻していこうではありませんか。(「よし」の声、拍手)
安倍政権を倒そう、「野党は共闘を!」
 2000万の署名――戦争法廃止の署名を来年の5月3日に向けてやりぬこうではありませんか。
 安倍政権を退陣に追い込み、戦争法を廃止し、立憲主義をとりもどす、新しい国民の政府――「国民連合政府」を一緒につくっていこうではありませんか。(「おー」の歓声、拍手)
 そしてみなさん、来年の参議院選挙です。この参議院選挙では、憲法を破って戦争法を通した自民・公明に退場の審判を下していきましょう。とくに定数1の1人区が、全国で32あります。そのすべてで野党共闘をして、全部で自民党を落とそうではありませんか。(「おー」という歓声、拍手)
 いま政党間でいろいろな協議やっています。まとまるように最後まで力を尽くしてまいります(「がんばって」の声、拍手)。「ハードルが高い」という声もありますが、「ハードル」というのは「壁」ではない。越えればいいじゃないですか。(「そうだ」「がんばれ」の歓声、大きな拍手)
 一つ、うれしいニュースがあります。昨日、熊本で48の市民団体のみなさんが集まって、県内の野党5党(共産、民主、維新、社民、新社会)に対して、「閣議決定の撤回」、「安保法の廃止」、「立憲主義を取り戻す」、この3点を共通の目的として、参院選で野党統一候補を擁立してほしい、このことを呼びかける記者会見をおこないました。希望ある動きです。(拍手)
 政党間の話し合いを、ねばり強く進めてまいります。絶対にあきらめないで進めてまいります。同時に、地方から、熊本のような動きを、どんどん起こしていこうじゃありませんか。(歓声と拍手、太鼓の音)
 安倍政権を倒そう!(「おー」の声援)
 野党は共闘!(「おー」の声援)
 がんばります。どうか力を貸してください。
 「個人の尊厳」を守り、大切にされる新しい日本をつくろうじゃありませんか(「そうだ」の声)。ありがとうございました。(大きな拍手)
  1. 2015/12/07(月) 03:49:31|
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