古本屋通信

今回の4中総決定は無効である

古本屋通信     No 1649  11月26日

    今回の4中総決定は無効である



  私は党員ではありませんから、党の重大な決定が如何なる民主的な手続きを経て決定されるかなどということには、本来クチを挟むスジではないのですが、今回の国民連合政府提言が戦争法強行採決から間髪を入れず、その翌日の第4回中央委員会でもって、まさに強行採決されたのを見て、余りにも党内民主主義を無視した暴挙に対して抗議の声をあげねばと思った次第です。

  本来党大会に次ぐ党の議決機関である中央委員会総会は事前に幹部会決定が 中央委員会総会決議案として赤旗で発表され、全党討議に付されたのちに開催されるべきものです。総会には全党の意思が反映されるべきです。一夜の事前討論もなかった今回の4中総決定は無効です。

  加えて政府構想の提言は中央委員会の領分ではなく、明らかに党大会で議論し決定すべき綱領に関わる課題です。想定される大会の少なくとも数ヶ月前には草案が発表され、全党討議をへて上りの地区党会議、県党会議で選出された代議員で党大会を開催しなければなりません。場合によっては綱領を変えねばなりません。

  私はよく党員が黙っているなあと、不思議でなりません。志位委員長や小池副委員長は 「清水の舞台から跳び降りた・・・」 だとか 「共産党は変わらねばならない(から変わった)・・・・」 とか言いますが、いったい誰が彼らにそういう権限を与えたのでしょうか。かつての宮本顕治が独裁者のように言われた時期がありましたが、宮本書記長(および委員長)の時代にはこういう中央委員会総会決定はありませんでした。今はもう無茶苦茶です。想像で言っちゃあ悪いが、朝鮮(北)はこういう決定の仕方なんでしょうね。これで出来上がるのが独裁政権だ。日本共産党の末が思い遣られます。

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 それと、戦争法を撤回・粉砕するたたかいを新政府をつくる運動に収斂させるのが決定的に間違いだということです。かつての安保闘争には安保反対の勢力として政党段階では社共両党がありました。だから安保を粉砕するには社会党と共産党を中心とする国会での議席を増やして、70年段階で民主連合政府をつくるという共産党の提案には一定の根拠がありました。

 それに引き換え今日の政治状況はどうでしょうか。たしかに民主党も安保法制にいちおう反対しました。然し其の反対は自民党に対抗して自党に有利な政局の流れをつくりだすためだけのものでした。集団的的自衛権に賛成の議員が多い民主党です。その党の安保法制反対をどう見るかです。一旦可決された戦争法を撤回するつもりが民主党にあると思うのがお人好しです。いや、この点では共産党はお人好しではありません。かれらが共産党の提案に乗る可能性など皆無であることを知り尽くしているからです。民主党を孤立させて選挙票を奪い、民主党を解体させる目的のためだけで国民連合政府を呼びかけているのです。

  こんな提案にだ~れも乗りません。だ~れもと言うのは民主党員という意味ではありません。そもそも民主党員などほとんどいないのです。労働者人民も、街行く通行人も見向きもしません。それは先日の共産党の街頭演説会でもはっきりしていました。安保法制撤回の訴えがそもそも通行人の心に響かない、それなのに新政府樹立の呼びかけなどキチガイかと思われるだけです。共産党の武田氏など、「この提言には国民的大儀がある」 と言っています。ならば2000万人署名の課題に「国民連合政府を実現しよう」を加えたらよいのです。署名は共産党界隈以外では全く集まらないでしょう。国民的大儀がなからです。党利党略がミエミエだからです。

 そもそも今の「野党」を真の野党と見做して、「野党は共闘を」 だとか、「野党は協力(助け合い)を」 だとか、日本語にならない呪文を口走るのが狂っているのです。ハッキリ言いましょう。日米安保条約に賛成する党は野党ではありません。それは自民党の別働隊です。集団的自衛権に賛成する党は野党ではありません。それは自民党の別働隊です。憲法改悪に賛成する党は野党ではありません。それは自民党の別働隊です。政党でなくても小林節などは自民党の別働隊です。こんな者を講師に選んで講演をするというのだから、これは九条の会の解散宣言にひとしい企画だったでしょう。そうではありませんか、福山の河村市議さん。

 先日の共産党の街頭演説会に行って思いました。そこに来ていた日本共産党員たちは決してカルトではありませんでした。しかし国民連合政府に反対の意思をその場で表明したのは私ひとりでした。組織というのは大きな力ですが、反面こわいと思いました。組織の内と外とで大きな温度差が出てくる場合があります。それ自体はまだよいのです。問題は組織が間違っている場合です。これはほんとうにおそろしい。これが究極まで来ると、たぶん組織のメンバーは皆殺しにされるでしょう。権力は安心して弾圧するでしょう。そうなる日が迫ってきている気がします。これが私の杞憂ならよいのですが。


 余談ですが、本当にカルト党員というのは救いがありません。先日の数日間、このブログに島根の党員から私をアホウと呼ぶ投稿が続きました。それでも何とか対話の糸口をつかみたいと思って、本文に掲載して反論したのです。この男は完全に行き詰ったら、再度私を「(坂井希さんに好意を示して)みっともない、いい歳をしたおじいさんは恥を知れ」と云うのです。自分の俗な人間観丸出しです。嗚呼、共産党員でもこういうレベルはいるんですね。ここまでの俗物とは話すことは何もありません。私はだれ憚ることなく他人とくに異性に好意を示します。逢ったことがないから批判や同感を表明できないとは思っていません。だったら政治の言語の大半は無効になります。ネットだからできるという面もあります。このカルトは自分でもウサ晴らしの投稿と認めているのです。それでも理由がないわけではありませんでした。私が志位さんを「裸の王様」と呼んだのが許せないらしかったのです。私のブログの文など碌に読んでいませんでした。だから私が引用した他人の文を批判して、私を批判したつもりになったオソマツでした。けっきょく党批判のブログが許せないという事なのです。「あなたにも言論の自由があるように私にも言論の自由がある」 というのはそのとおりですが、だったら自分のブログで自由にやったらよいのです。私の板で悪態の限りを尽くし、私の言論のすべてが根拠のない妄想に基づく妄言だというのです。3日ほど本気でつきあって勉強にはなりましたが、気分は悪かったです。これ以上は時間の無駄だと思って、コメント欄を閉鎖しました。私は最後の話は党員誰でも党のことを批判されたらカルト党員になる危険性があると思って付け加えました。カルトと云うのは情報の一方通行です。自分にとってのマイナス情報はハナから聞きません。否定的情報も採り入れて自分を豊かにすることがありません。念のため。
  1. 2015/11/26(木) 17:16:44|
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