古本屋通信

戦争法案の行方

古本屋通信    No 1523     7月15日

  
 戦争法案の行方


  今日は奇しくも日本共産党創立93周年記念日である。この栄えある日に戦後日本史に汚点を刻む戦争法案が衆院特別委員会で採択されようとしている。反対勢力は国会前に動員をかけている。採択を許さないたたかいを最後のギリギリまで貫徹しなければならない。しかし現実に数の差異は厳然と存在する。政府自公は明日の衆院本会議採決を強行した上で、法案を参院に送る構えである。

  お気付きの方もあろうが私はこの間、戦争法案反対の論陣を一貫して張って来なかった。この問題で日本共産党と赤旗報道を支持する記事も書いて来なかった。書いたのは優れた共産党員の記事の紹介だけである。それには理由があるがそれをいま書くべきではないだろう。

 ただ私はこの法案は通過すると思う。残念ながらそう思う。然し私が注目するのはそのあとのことだ。法案通過は戦いの最終的敗北ではない。真の勝敗はそのあとで決まる。私は日本共産党が戦争法案の阻止と併せて党勢拡大の特別10日間大行動を提起したのは全く妥当だと思っている。

 不謹慎なことを書く。党はたぶん法案の通過は予感していた。その反対のたたかいを党勢拡大に導くことこそが今回のたたかいの本命であったろう。これはまさしく60年安保闘争がそうであった。日米安保条約は通過したが岸内閣を打倒した。まもなく党綱領の採択もあったが、1960年代の飛躍的な大衆運動の高揚と強大な党建設は60年安保闘争を受けたたたかいの結果であった。

 今回は同じようには行かないだろう。まあ、3日後にガックリ来ないようにしましょうね、同志諸君。

  明日は岡山は台風だという。明日17時から予定だった 「戦争法の強行採決に抗議する集会&アピールウォーク」 は中止になったそうだ。今朝の赤旗日刊紙に折込みがあった。コレを見ても法案の衆院通過は既成の前提になっている。


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 今日一日の国営放送とブルジョア各紙のウェブ速報を掲載する。各紙に差はあるが、こんな差異はとるに足りない。ゆめゆめ体制の番犬に幻想を懐くなかれ、これは特に朝日の読者に警告しておこう。


 NHKニュース詳細
 安保法案 衆院特別委で可決
 
7月15日 12時28分
今の国会の最大の焦点となっている、集団的自衛権の行使を可能にすることなどを盛り込んだ安全保障関連法案は、衆議院の特別委員会で採決が行われ、自民・公明両党の賛成で可決されました。与党側は、16日、法案を衆議院本会議で可決して参議院に送る方針で、野党側は強く反発しています。

安全保障関連法案を審議している衆議院の特別委員会は、15日、すべての党が出席するなか、安倍総理大臣も出席して締めくくりの総括質疑を行いました。
この中で、民主党の長妻代表代行らは「国民の理解がまだ得られていないなか、強行採決は到底認められない」などと繰り返し、採決の撤回を求めました。
これに対し、安倍総理大臣は「まだ、国民の理解が進んでいないのも事実だ。だからこそ理解が進むように努力を重ねていきたい。国民の声に耳を傾けながら、同時に、国民の命と幸せな生活を守り抜いていく責任からも目をそらしてはならない」と述べました。
このあと、野党側が提出した質疑の継続を求める動議が否決される一方、質疑を打ち切ることが採決で決まりました。
そして、午後0時半前、野党議員が浜田委員長を囲んだりプラカードを掲げたりして抗議し、騒然とした雰囲気に包まれるなか、政府案の採決が行われ、自民・公明両党の賛成で可決されました。
一方、委員会では、維新の党が単独で提出した対案の採決も行われ、否決されました。
与党側は、16日、安全保障関連法案を衆議院本会議で可決して参議院に送る方針で、野党側は強く反発しています。



 朝日新聞デジタル
 NHK、総括審議を中継せず 衆院ネット中継はパンク
 
2015年7月15日13時48分
  15日午前の衆院特別委員会での安全保障関連法案をめぐる締めくくりの審議を、NHKは中継しなかった。NHK広報局は取材に対し、「独自の編集・編成判断に基づいて国会中継を放送している。その際、国民的な関心が高い重要案件を扱う委員会の質疑であることや、各会派が一致して委員会の開催に合意することなどを適宜、総合的に判断している」と説明した。

特集:安全保障法制
安保法案、衆院委で可決 与党、採決を強行

 広報局によると、安保関連法案を審議した同委員会の中継時間はこれまで約42時間。この日の審議の内容は「各時間帯のニュースなどで詳しくお伝えすることにしている」としている。

 一方、衆議院のインターネット中継にはアクセスが集中し、一時見られない状態になった。衆議院広報課の担当者は「審議中継が見られなくなることはそうそうあることではない。重要な法案の審議で、NHKの中継がない、ということが重なった時に起きるが、今回はその典型例。今日の安保法制の審議は注目度が非常に高い」としている。


 朝日新聞デジタル
 国民の理解は、議論は…強行採決に国会内外で抗議の声
 2015年7月15日15時40分

  国会に向かって安保関連法案に抗議の声を上げる人たち=15日午前、東京・永田町、白井伸洋撮影
 国民の理解を伴わぬまま、歴史的な歯車は回った。安全保障関連法案は15日、ヤジと怒号と拍手が渦巻く衆院特別委員会で採決が強行された。国会の内外には多くの人々が駆けつけ、「議論は尽くされていないのに許せない」と抗議の声を上げた。

安保法案、衆院委で可決 与党が採決強行
特集:安全保障法制

 「起立を求めます」

 午後0時20分すぎ、特別委員会が開かれた衆議院第1委員室。怒号が響くなか、駆け寄った野党議員らに取り囲まれた浜田靖一委員長が大声で法案採決をうながした。

 「強行採決反対!」。プラカードを手にした野党議員らの叫び声で、委員長の声はほとんど聞こえない。与党議員らが一斉に立ち上がり、法案は可決。中谷元・防衛相が与党議員に歩み寄り、握手をした。

 傍聴席から身を乗り出して見守っていた女性のひとりは、「こんなのおかしい」と訴えた。別の女性は腕でバツ印をつくって反対の意思を示したものの、衛視に止められた。

 栃木県から来たという73歳の男性は、採決の瞬間、涙をふいて語った。「日本がまた戦争に進んでいくかと思うと、悔しくて仕方がない」

 この日、審議が始まった午前9時には、詰めかけた市民や報道関係者で傍聴席はあふれた。「きょうで採決なんて許せないと、やって来ました」。東京都小平市のアルバイト、内山望さん(24)は、ツイッターの呼びかけに応じて、初めて国会傍聴に訪れた




安保法案:衆院特別委で可決 与党単独で強行採決
毎日新聞 2015年07月15日 12時27分(最終更新 07月15日 15時56分)
安全保障関連法案の強行採決に反対する野党議員で混乱する衆院平和安全法制特別委員会=国会内で2015年7月15日午後0時15分、長谷川直亮撮影

安全保障関連法案の強行採決に反対する野党議員で混乱する衆院平和安全法制特別委員会=国会内で2015年7月15日午後0時15分、長谷川直亮撮影

 集団的自衛権の行使などが可能となる安全保障関連法案は15日午後、衆院平和安全法制特別委員会で、与党単独による強行採決で可決された。与党は16日に衆院を通過させ、参院に送付する方針。関連法案は自衛隊法や武力攻撃事態法の改正が柱。日本周辺での有事で米軍を支援するための周辺事態法を改正し、地理的制約を撤廃する「重要影響事態法案」も含まれる。関連法案が成立すれば、自衛隊の海外での活動は大きく拡大する。

 関連法案は、他国軍を後方支援するための「国際平和支援法案」と、既存の10法を一括して改正する「平和安全法制整備法案」の2本。

 採決に先立ち、安倍晋三首相が出席して締めくくりの質疑を行った。首相は「(法整備には)批判もあるが、確固たる信念と確信があれば政策を前に進めないといけない」と成立に強い意欲を示した上で、「残念ながらまだ国民の理解はない。今後も丁寧に(議論を)進めたい」と述べた。

 これに対し、民主党の大串博志氏は「議論していない論点は山ほどある。審議を打ち切らないでほしい」と要求。維新の党の下地幹郎氏も「憲法学者が『違憲』と指摘した問題は未解決だ。最高裁の違憲判決が出れば一からやり直しになる」と警告した。質疑終了後、民主、共産両党は採決に応じず、浜田靖一委員長(自民)に抗議。維新は採決の際に退席した。

 一方、衆院議院運営委員会は15日午後の理事会で、衆院本会議の日程を協議し、与党側は16日に安保関連法案の採決を提案する方針。16日に衆院を通過すれば、参院が議決しなくても衆院の出席議員の3分の2で再可決できる「60日ルール」が9月14日以降に適用でき、同27日までの今国会での成立が確実になる。

 関連法案のうち、整備法案は、日本の存立が脅かされ、国民の権利が根底から覆される「存立危機事態」を規定。同事態の際に集団的自衛権を行使できるようにするため、自衛隊法と武力攻撃事態法の改正案を盛り込んだ。集団的自衛権を巡っては憲法学者を中心に「違憲」との批判が強まっている。政府は行使を判断する具体的な基準についても明確にしていない。

 重要影響事態法案では米軍以外の他国軍の支援や弾薬の提供も可能になる。国際平和支援法案は、自衛隊を迅速に派遣し、国際社会の平和のために武力行使する他国軍を後方支援する。両法案によって、自衛隊の活動範囲は従来の「非戦闘地域」から「現に戦闘が行われている現場以外」に拡大する。野党は「自衛隊員のリスクが増大する」と追及したが、政府はこれを否定している。

 このほか、国連平和維持活動(PKO)で、巡回、検問などの治安維持任務を可能にし、任務遂行のための武器使用もできるようにするPKO協力法改正案▽武力行使に至らないグレーゾーン事態でも米軍などの防護が可能となる自衛隊法改正案▽国際社会の平和と安全のためでも船舶検査の実施を可能とする船舶検査活動法改正案−−などが盛り込まれている。【青木純、飼手勇介】


安保法案、衆院特別委可決…自・公の賛成多数で
2015年07月15日 13時39分 Copyright © The Yomiuri Shimbun

衆院平和安全法制特別委員会で民主党議員らが反対する中、安全保障関連法案を可決し、退出する浜田委員長(15日午後0時25分、国会で)=清水敏明撮影
衆院平和安全法制特別委員会で民主党議員らが反対する中、安全保障関連法案を可決し、退出する浜田委員長(15日午後0時25分、国会で)=清水敏明撮影
怒号が飛び交う中、安全保障関連法案を可決した衆院平和安全法制特別委員会(15日午後0時25分、国会で)=中村光一撮影
 今国会最大の焦点となっている安全保障関連法案は15日、衆院平和安全法制特別委員会(浜田靖一委員長)で採決が行われ、自民、公明両党の賛成多数で可決された。

 民主、維新、共産の野党3党は反発し、採決に加わらなかった。与党は、関連法案を16日の衆院本会議で可決、参院に送付する方針だ。

 特別委では、採決に先立ち、締めくくり質疑が行われた。安倍首相は答弁で、法整備の意義について「安全保障環境の変化に目をこらさないといけない。国民の命を守るために切れ目ない対応を可能とする今回の法制が必要だ」と強調。「残念ながらまだ国民の理解が進んでいる状況ではない。国民の理解が進むようにしていきたい」とも語った。

 民主党の長妻昭代表代行は「国民に説明を尽くしたのか。強行採決は到底認められない」と述べ、採決の取りやめを首相に求めた。維新の党の下地幹郎氏は「世論調査をみると、充実した審議にあたらない」と審議継続を訴えた。


 安保法案、緊迫の採決…野党の怒号飛び交う
 2015年07月15日 16時42分 Copyright © The Yomiuri Shimbun
衆院平和安全法制特別委員会で、野党議員に囲まれる中、安全保障関連法案の採決を行う浜田委員長(右)(15日午後0時23分)=中村光一撮影
衆院平和安全法制特別委員会で、野党議員に囲まれる中、安全保障関連法案の採決を行う浜田委員長(右)(15日午後0時23分)=中村光一撮影
 安全保障関連法案が衆院平和安全法制特別委員会で15日、採決に反対する野党議員らの怒号が飛び交う中、可決された。

 自衛隊の活動の幅を広げ、抑止力の強化が期待される同法案。通常国会での成立を目指し、会期は過去最長の延長幅が設けられ、特別委では110時間超の審議を経て採決された。可決を受け、改めて気を引き締める防衛省関係者。国会周辺では反対派が抗議の声を上げた。

 ◆取り囲む

 安保関連法案は正午過ぎ、特別委の浜田靖一委員長が、採決に反対する紙を掲げた野党議員らに取り囲まれる中、可決された。

 特別委は午前9時から衆院第1委員室で始まった。

 「政治家は国民の命を守る大きな責任を有している。切れ目のない対応を可能とする平和安全法制が必要」と意義を強調する安倍首相に対し、民主党の長妻昭議員は「今日、強行採決するんですか。国民の皆さんが理解されていると思いますか」と迫った。

 安倍首相の答弁には激しいヤジも飛び、「少し静かに。質問者以外は黙ってもらえますか」と声を張り上げる場面も。「静粛に願います」と浜田委員長が注意を繰り返した。

 討論では、与党側は「抑止力を高める」と強調。浜田委員長が採決の手続きに入ると、野党議員は抗議のため、委員長席を取り囲み、「こんな採決は認められない」と声を張り上げた。

 「討論は終局しました。採決に移ります」と浜田委員長が告げると、ヤジはひときわ大きくなった。続いて「起立多数、本案は可決されました」と宣言すると、与党側から拍手が湧き、野党側からは「反対」コールが起きた。


2015.7.15 13:20更新 産経ニュース
【安保法案特別委採決】 辻元氏、涙声で「お願いだからやめて!」と絶叫 民主、プラカード掲げ抵抗
 コピーを手に質問する民主党の辻元清美氏=15日午前、国会・衆院第1委員室(斎藤良雄撮影)

 民主党は15日の衆院平和安全法制特別委員会で行われた安全保障関連法案の採決に際し、「強行採決反対!!」などのプラカードを掲げて対抗した。採決を阻止しようと浜田靖一委員長(自民)に詰めよって「反対」を連呼し、最後まで抵抗した。

 特別委がヒートアップしたのは正午過ぎ。浜田氏が大声で質疑の終結を宣告すると、民主党は用意していた「強行採決反対!!」「自民党感じ悪いよね」「アベ政治を許さない」などと表記したプラカードを一斉に掲げて抵抗。安住淳国対委員長代理ら委員以外の“応援組”も多数加勢した。

 民主党議員は浜田氏を取り囲み、マイクや議事進行の資料を奪おうとしたが、浜田氏は必死に議事を続行。辻元清美氏が浜田氏の目の前で涙声で「お願いだから、やめて!」と叫び、「反対、反対、反対…」のコールがわき起こった。

 ただ、野党の足並みがそろったとは言い難い。維新の党と共産党の議員も採決直前の質疑では政府案の採決反対を訴えた。だが、維新は、同党が提出した安保関連法案の対案が否決されると、政府案の採決前に退席。共産党も浜田氏の近くまで詰め寄るほどの抵抗はせず、民主党の独壇場となった。

 民主党の岡田克也代表は記者団に「強行採決されたことに強く抗議する。安倍晋三首相が国民の理解が深まっていないと認めた中で今採決する必然性はなかった」と述べた。維新の松野頼久代表は「ひどい強行採決だった。まだ審議が足りない」と語った。
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  1. 2015/07/15(水) 07:56:47|
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