古本屋通信

共産党入党と夫婦関係

古本屋通信    No 1463   6月04日

  
共産党入党と夫婦関係



  キンピーサイトが若い夫婦の入党経過について、いくぶん揶揄して面白く取上げている。赤旗記事を引いてのエントリーだが、私は busayo さんに違和感はない。最近でもこういう入党経過はあるんだな、ちょっと大時代的だなと感じた。詳しくはそちらで読んで欲しいが、その投稿に以下があった。

3. ハスカップ  2015年06月03日 20:41
支部の学習に連れてってもらった時点で薄々気付いてたとは思いますが、古本屋通信さまに言わせれば、最後まで黙っているのは党の防衛上を当然だってなりそうですけどね。・・・・・・・(以下、略)。



  私はハイカップ様にも違和感は全くないが、せっかく名前を出して戴いたので、少し私見を述べようと思います。ただし busayo さんの問題意識と少し違った自分流の議論になるであろう事をお断りしておきたいです。


  まず今回挙げられている事例については珍しいと思いました。いまどき交際している男女のいずれかが党員になって、その後に交際相手を共産党に誘うなんてケースは殆んどないでしょう。だからこそ赤旗は自慢たらしく書いた。けど一寸キモいという感想も出てくるでしょう。


  私は最近の事情に疎いので昔ばなしになるのですが、ハスカップ様が書かれている 「党の防衛上」 というのは、恋人や夫婦関係に限ってはないでしょう。つまり 「恋人・夫婦といえども自分が党員であることは明かしてはならない」 とはなってないと思います。これは非合法時代、せいぜい徳田書記長の時代まででしょう。だから夫婦はもちろん恋人でも、ふつう相手が党員か党員ないかは知っている訳です。隠していけないということはありませんが、それだと後で面倒が起こるケースが出てきますからね。以前からの党員であれ新入党であれ、誠実な男女関係を築こうとすれば、必然的に自分の党籍は相手に知らせなければなりません。これを地区委員会などの機関が制限するということは一般的にはありえません。


  ここで一般的には、と書いたのは例外があるということです。つまりパートナーが権力関係者の場合です。これは難しい問題です。今では交際や結婚をやめさせる事はないでしょうが、党員であることを通知はしないでしょうね。地区機関がどういう指導をするか、一般的な基準はないでしょうし、伝えたからといって咎めは受けないでしょうが、まあ 「出来るだけ隠せ」 くらいのところでしょうかね。然し交際や結婚に反対することはありません。コレを細胞会議の議題にして賛否を討議していたのが徳田書記長の時代でした。その後キッパリと改められました。つまり党員であっても党組織の介入すべきでない個人的問題をはっきりと線引きしたのです。恋愛・結婚・離婚がそうです。私はこれに、更に男女問題一般、具体的には不倫や純粋私生活の問題を加えるべきだと思っています。しかし党の議員が妾を囲って日参しているケースがどうか、私は純粋個人的問題だと思うのですが、実際は難しいですね。市川正一前書記局次長の除籍除名であるとのご指摘を戴きました。ありがとう。ただ赤旗などで党外に公表ではないでしょうから、両方の含みを持たせて併記と言うことにしておきましょうか)は不透明でした。権力関係からスパイを強要されて泥沼に陥ったとしか考えられません。それ以外の不倫だと処分は不適当ですね。だいたい不倫ということば自体が不穏当です。正しくは婚外恋愛です。婚外の子どもが何の差別も受けてはならないのは当然ですね。だったら婚外の性交に何か問題があるんでしょうか。個人的レベルの問題であって政治党派が介入すべきではありません。


 念のために権力関係の職業を書いておきましょうか。警察官、自衛官、裁判所の検事と判事(裁判官)、海上保安官。消防署職員もだったかな。彼らはそもそも入党資格がないのです。私は退職自衛官も入党できないと信じていましたが、これは私の間違いでした。しかし退職警察官はどうなんでしょうね。私は知りません。ま、ともかく権力関係者には自分の身分は言わないのがふつうだと思います。


 まあ、一般的にはパートナーに自分が党員であることは隠さない。然しここから先は隠す。隠さなければならない。つまり党員生活の一切は相手に言ってはならない。これは厳守しなければならないでしょうね。まあ 「今日は党の支部会議に行く」 くらいは言うでしょう。しかし 「今日は代議員として県党会議にいく」 は言わないでしょう。諸活動のなかでも特に他人のこと、他の誰々が党員であるかなど、絶対に言ってはなりません。ウスウス知ってはいても、はっきりとは言ってはならないのです。これはパートナーだけではなく、あらゆる党外のひとに言ってはならないし、実際に言ってないと思います。


 そしてこれは党員同士でも、異なる支部の党員同志は横の交流が禁じられていますから、ペラペラ喋ってはならないのです。余計なことを言ってはならない、これが共産党の民主集中制の組織原則です。これがよいとか悪いとかのくだらない議論がありますが、実際の党活動ではこれなくして党は崩壊してしまいますから、実際問題としてルールは守られています。


  これに準じるかたちで、私などの非党員は党員に党内問題は絶対に訊きません。だから古本屋通信が党内極秘情報を書くことはありません。知らないのだから書き様がありませんね。また、そういう情報は必要ないのです。仮に私がむかしの 『全貌』 (のちの 『ゼンボウ』) みたいにコレをやると、共産党は古本屋通信を潰しに懸かると思います。私は党にとって都合が悪い事も書きますが、デマ情報や秘匿情報を流すわけではありませんから、文句の言いようがないわけです。私は私に対する批判は大歓迎なのですが、いまのところ黙殺が上策となっているようです。見たところ口コミでの組織的介入もありません。やれば判りますからね(笑)。まあ、党とは健全なカンケイだと思っています。


 アッ、何処までが党内情報か、そうでないかは、原則的には党外に公表されている情報か否かですが、微妙な問題もありますので、少し具体的な例を挙げて書いておきましょう。岡山の共産党について。県委員会の三役は公表されています。然し三役以外の県常任委員は公表されていません。ここでいう常任委員は常任活動家と言う意味ではなく、役職としての常任委員です。常任委員でない県委員も公表されていません。たまに議員で県委員をかねている場合は議員の公開情報でこれを知りますが一般的には非公開なのです。だから私は武田英夫君が岡山県党組織でいかなる役職にあるのか知りません。また県党の誰にもこれを訊きません。これが党員と正常な関係を保つ最低限の礼儀なのです。


 それと正式に印刷物やHPネットで公表されていないけれど、一般に党員の間で広く語られている公然たる事実があります。こういう情報は党員だけで独占する情報ではないと思います。だから私は広く紹介するのです。例を挙げれば二世党員です。須増伸子さんも、田中のぞみさんも、垣内雄一さんも二世党員だというような情報です。


 話は「共産党入党と夫婦関係」でしたね。夫婦関係や恋人関係でも、思想信条とりわけ政治的ならびに宗教的信条が一致した方が何かと好ましいし、だいいち便利でしょう。共産党員夫婦、創価学会員夫婦、キリスト者夫婦は多く見られるとおりです。それじゃあ、政治的ならびに宗教的信条が一致しない夫婦はどうなんでしょうか。宗教問題は措きましょう。夫婦のいずれかが共産党員で他が共産党員でない場合です。私は約半分はそうだと思います。で、結論だけ書きますが、これはこれで一向に差し支えないと思います。寧ろ一致しない場合の方がよりよい関係の場合も多いと思います。あとは別の機会に・・・・・。


 まだまだ書けることはあるのですが、余り面白くもないでしょうから、一旦ここで打ち切ることにします。



 アッ、busayo さんから投稿が着いているようです。ここに貼りましょう。

>世に倦む日日は商売以外に他意はないと思うが、

でも商売が極めて下手w  私が上手とは言いませんが、基本彼はディレッタント。現場の人じゃないですね。 2015/06/04(木) 00:28:00 | URL | ぶさよでいっく #d/CpiV46


  古本屋通信

  なるほど。ディレッタント(学問や芸術を趣味として愛好する人。好事家こうずか)ですか。たぶん私にも同じような傾向と弱点があるせいでしょうが、私は当初世に倦む日日に完全にイカレたのです。丸山真男論でした。ずっと見ていませんでしたが、オカシイと思い始めたのはごく最近です。第一回が京都における不破応援演説のベタ褒め、そして今回の志位褒めです。志位褒めが不自然なことはすぐに気がつきましたが、書こうと決めたのは貴エントリーのKM生さんのコメントで志位がダメだという言葉があったからです。

 いま改めて世に倦む日日で引いてみると、彼の実名と素性も暴かれているようです。然し私は基本的に興味がありません。匿名子のリアルが誰であろうと、書かれている文言が全てですから。そういうものは見ないようにしています。
  1. 2015/06/04(木) 00:16:58|
  2. 未分類