古本屋通信

矢木明氏の年賀状(1979年)

古本屋通信     No 1362  3月27日

  矢木明氏の年賀状(1979年)



 元日本共産党岡山市議で詩人の矢木明氏の年賀状が出てきたので貼っておく。宛先は私ではない。古本の宅買いの書籍と一緒に出てきたものである。紙類を一括して買い上げたのだから、所有権はもちろん古本屋にある。年賀状の印刷書面は私信の文書に当たらないと見做しうる。矢木氏の場合は詩表現である。


  迎春    1979年元旦 
 若水を汲んでなど子供は知らぬ
 雑煮もほしがらない
 おせち料理の生活の知恵も
 感じない
 開けましておめでとう と
 テレビが教える
 何かよい事はないかと
 改った顔をする新年
 今年は気持の年ではない
 平和をまもり、くらしを守り
 未来をひらく行動の年
 二一世紀をめざす行動の年
 一九七九年 おめでとう

 岡山市議会議員 国労岡山地本準専従役員    
 矢木明   岡山市津島本町16-3
          

  あて先  市内津島新野 6-32  松本健次様(仮名)




 古本屋通信

 3年ほどまえ、河田正一さん(現岡山市議)のブログで、矢木さんが施設に入所されるという話を知り、古本とりわけ詩集を買いに飛んで行った。果たして矢木さんはおられた。しかし書架はすでに空っぽだった。同業者が別々に二人きてもち帰ったということだった。私はそれでも残り物を数冊タダでいただいた。
 もち帰った一店が次のシンフォニー古書まつりに出品した。矢木さんの蔵書は蔵書印など押してなかったが、それとすぐわかった。私は詩集に限ってだが、片っ端から買った。本人の数冊のほか、岡山の詩人から贈られた詩集があった。くにさだきみも、沖長ルミ子も。くにさだの詩集には矢木さんのエンピツの書き込みがあり、それは酷評だった。私はそれを宝にしていた。
 昨年、私は手持ちの詩集の全てを処分した。同業者に売ったのである。その同業者が再びシンフォニー古本まつりに詩集を出品した。どれだけ売れたかは聞いていない。しかし確かに出品していたと生協の I 田さんから聞いた。私はいま矢木さんの健在を確認できていない。
  1. 2015/03/27(金) 03:32:50|
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