古本屋通信

朝鮮・臺灣・満洲

古本屋通信       No 1354  3月21日

   朝鮮・臺灣・満洲


  一昨日少し買取りがあった。三年ほどまえに大量に売って戴いた方で、まだ残っていた地理の本を売りたいといわれる。さっそく拝見に行ったら、戦前・戦中の古書が2棚残っていた。三年前は戦後の蔵書の約半分を処分されたが、これは書庫(別棟)の本だった。今回は母屋の二階だった。ずいぶん大きな家だろうと思われるかも知れないが、決してそうではない。ごく普通の質素な佇まいである。私は大邸宅の家から本を買った経験はない。たぶん豪華な家の住人は本を読まないのだろう。


 売主は旧制東京高等師範学校の戦中の卒業生だった。卒業後は教師にならず、岡山に帰ってT銀行に就職した。そこで縁あって上司の娘と結婚して養子となった。最後は経営幹部となったらしい。地理の本は学生時代にご自分が専攻して読んだ本だった。もう齢だし元気なうちに処分したいということだった。


 棚には約300冊あった。三年前の2万冊とは2桁少ない。値が付く本だけ持ち帰ってくれればよいということだった。雨の中バイクで来ていたので、ことばに甘えて、うち100冊だけ抜いた。査定額は7000円。これで不満はなかった。10前なら2倍は払っただろう。売れないから高くは出せない。


 持ち帰った地理の本は良書ばかりである。ただし戦中の 「大東亜戦争」 中の地理の本ばかりだから、当然ながら日本の植民地支配を無条件に肯定・賛美する立場である。然しそういうものとして読めば、資料的に貴重ではある。さっそく自店の棚を2棚つくり、以前からある2棚とともに地理本の棚が充実した。


 今回購入した本の中から、以下の3冊をヤフーオークションに代理出品してもらった。改造社の日本地理大系シリーズは十数冊あったが、重いので値が付く3冊だけを持ち帰った。このシリーズは植民地プロパーで制作されたものでもなければ、植民地においてのみ販売されていたものでもない。しかし日本の敗戦時(1945年8月15日現在)において、日本に存在する部数はやはり少なかったのであろう。古書価はこれら3冊以外はついていない。


 余談だが、日本の敗戦時、旧植民地にあった全ての日本と日本人の所有物は公的財産であろうと私的所有物であろうと例外なく没収された。無条件降伏とはそういうことである。不当に占領していた、だから一切が無効になる。当たり前のことである。これに文句を言って、私的所有物は持ち帰るのが当然だと開き直るバカがいる。向こうで産んだ子供を没収されても文句が言えないのが植民地支配である。


 これは従軍慰安婦問題とも関係する。向こうが被害に遭ったと言っている。だったら検証などしなくてもよい。向こうの言い分どおりにする。これが侵略者の側の執るべき態度である。これは今の日本の教科書になにを書くべきかということとは別である。私が従来から言っている 「日本の左翼は従軍慰安婦問題はスルーすべき」 となんら矛盾しない。何時までもアホやってんじゃあない。さっさとケリつけて、ついでに竹島も放棄宣言を出せ。これも向こうが実効支配している。島根県と日本のやっていることは因縁つけているだけ。何にもならない事は極右以外は知ってる。アホか、日本共産党までもが。


朝鮮 篇 日本地理大系12 昭和5年 改造社 写真多数 

臺灣 篇 日本地理大系11 昭和5年 改造社 写真多数

満洲 及南洋篇 日本地理大系別巻2 昭和5年 改造社 
  1. 2015/03/21(土) 20:15:56|
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