古本屋通信

備忘録 3

 古本屋通信 No 144  2月25日

 備忘録 3

  きょう店に生協の I 田さんがきて話していて、彼との会話の内容とは関係なく突然思い出したことがあるので、備忘録 3 として記しておく。

 2013年1月4日 (金) 日本共産党岡山県議団と岡山市議団は合同で新春第一弾の演説を行なった。恒例の市役所まえの初宣伝だ。宣伝カーは県委員会にひとつしかない、ぴかいちの大型車だ。乗っている人は県議の森脇さん、氏平さん、市議の河田さん、竹永さん、林さん、田中さん、東さん。それにどういう肩書か知らんが石村さん。計8人の新春そろい踏みである。これが当日の写真ともどもバッチリ、複数のひとのブログに掲載されている。で、問題は宣伝カーに立てられている旗だ。一本は「ストップ消費税10%」の旗。これは宣伝カーに埋まっている字句と同じだ。

 もう一本が問題の「期限をきって原発から撤退」の旗。

 私がこれを見たのが誰のブログだったか忘れたが、記事中の文で旗にふれた人はいなかった。私はすぐ気が付いた。そして、笑った。いや、笑えた。決して嗤ったのではない。もちろん頭にきたりしなかった。この時の私の感じを言葉にするのは難しいのだが、ほほえましい光景というのだろうか。で、写真の一人ひとりの顔をもう一度、みた。そしたら再度、笑えてきた。決して馬鹿面に見えて来たのではない。要するに、いい感じだったのだ。

 その後、このことはすっかり忘れていた。このブログに書こうと思ったことはない。それは彼らに恥をかかせてはならない、という気持ちが働いたからでは無論ない。だいいち彼らはなんにも思っていないだろう。私は純粋に忘れていたのだ。ここまで書いてきて、自分の文が党攻撃をするときの中野重治のネチネチした文体に似ているのではないかと、ちょっと気になった。いや、気にしなくてもよい。私に中野のような文が書ける訳がない。

 何で私は忘れていたことを、I 田さんと話していて思い出したのだろう。I 田さんが帰ってから思った。それは多分、かれが「 古本屋通信さんは共産党が好きなんですよ、通信を読んだ人はそういう感じを持っていると思う」 と言ったからだ。なぜかその時その瞬間、私は竹永さんと田中さんの顔を思いだしたのだ ( 氏平さんはブログを更新しないのでイメージがない ) 。竹永さんだけでもない田中さんだけでもない、二人同時にだ。好きだ嫌いだと言ったところで、しょせん人間をつうじてだ。私には同性をつうじて共産党が好きだという感覚はまるでない。してみると、私の好感は竹永さんと田中さんを通してということになる。そして石村さんに対する「反発」は私の中でバランスをとるため、ということになる。もちろんそればかりではないが。

 I 田さんは「古本屋通信は女に甘い」とも言った。どうも余り、かきうち京美さんを誉めすぎるなということらしい。選挙戦は長い。好悪いづれにせよ、感情が先行するのは唯物論とは言えないというのが、I 田さんの言いたかったことらしい。

 それから、岡山ではほとんど読まれていないと思っていた私のブログが、予想よりちょっとだけ多く読まれているとの感触を得た。これは嬉しいやら、怖いやら。


 補記
 原発問題について、私は正面から取り上げることを避けて来た。私はいまでもそうだが、ずっと原子力エネルギーの平和利用の可能性を捨て切れていない。当面の原発再稼働には反対だが、自然科学とりわけ量子力学の知識は全くない。一般論としては、科学技術の進歩そのものは人間を幸福にするというテーゼを捨てきれない。従来の日本共産党の立場と同一だ。だから「期限を切って」が誤りで「即時ゼロ」が正しいとは思うが、さりとて自己批判しなければならないような方針の大転換だとは思っていない。要するに余り違わないのだ。このことは今後益々はっきりりしてくるだろう。この思いは上記のメンバーも変らなかったのではないか? 「せっかく高い金をだして旗屋で作った旗だ、捨てるのはもったいない」とみんな考えた? だから、旗を立てて旗のまえで堂々と「原発即時ゼロ」の演説をぶった? これが本当のところだろう。
  1. 2013/02/25(月) 18:28:58|
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