古本屋通信

れんだいこさん

古本屋通信     No 1277    2月9日

  れんだいこさん



  私がネット上で古本屋通信を立ち上げたのは2012年7月でしたから、2年半まえなのですが、その前に2年ほど、紙の古本屋通信の時代がありました。ですから 5年前になりますが、そのとき先行する左翼系のウェブサイトを漁りました。記憶は曖昧ですが、党派サイト、組織サイト、リンク集を除くとあまり多くありませんでした。いま使わして貰っているいるのはキンピーサイト土佐高知の雑記帳さんと、たまに さざ波通信くらいですが,そのほかにもいくつかありました。その代表的なものが、① 夢・共産主義 日本共産党東京都北区議会議員・八百川孝氏のサイト ② 宮地健一さんのサイト ③ れんだいこさんのサイトの 3つでした。①はまもなく更新がストップしました。私が利用・引用する上で ②を敬遠した理由は既に書きました。間違いも含めて情報が詳しすぎるのです。出典が不明だということはありませんでしたが、安心して使うには不安が残りました。結果よほど確証が得られない限り使いませんでした。

 さて ③ですが、私はふるくから精読していました。かなり信頼できる情報だと思いました。ただ一点、この方の日本語には到底ついてイケマセンでした。一例を云うと、民青 (あるいは民青同盟あるいは民主青年同盟 )のことを 「民青同」 と書くのです。私はこういう呼び名は公安筋以外で聞いたことがありません。そのほかでも常識では考えられない稚拙な表現がたくさんありました。私はありがたく参考にはさせていただくが、引用はマッピラだと思いました。

 ところが先日ふとした事かられんだいこさんに辿り着いたら、なんと古本屋通信が引用してあるのです。アリガトさんです。なら今後こちらも自由に利用させていただこう、こう思いました。

 私は紙の1960年代の学生運動資料をかなり多く持ってっている筈でした。ところがだんだん散逸してしまって、どこに行ったか分からなくなりつつあるのです。それは今や、ネット上では旧民学同新時代派の「ASSERT(アサート)」を除くとれんだいこサイトにしか見当たらないのです。せんじつ川上徹さんのお別れ会がありました。そこに集った人は多分かなりの資料を持っていると思います。然し今これらをネットに乗せることには消極的なように見えました。なら当面れんだいこさんに依拠して必要な資料を整理して公開したい。それが川上さんの弔いの一端にもなるだろうと思ったのです。

 以下、かなりアト・ランダムに貼って、あとで整理・再編集していくつもりです。


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4415 「戦後学生運動」考察  (最新見直し2007.7.1日)

 (れんだいこのショートメッセージ)
 この論考は、1999年12.1日より2000.2.5日にわたっての「さざなみ通信」投稿文、「新日和見主義事件」の項での「戦後学生運動史概観」の「戦後学生運動1、60年安保闘争まで」、「戦後学生運動2、60年安保闘争以降」を見直し加筆訂正した。

 以下の文章につき、党及び関係書店発行各書の他いずれも最近古書屋で手に入れた「戦後日本共産党史」(小山弘健.芳賀書店)、「現代の青年運動」(藤原春雄.新興出版社)、「宮本顕治倒るる日」(水島毅.全貌社)、「過激派の形成とその背景」(山室章.日本経営者団体連盟)、「戦後革命運動論争史」(小林良彰著)、第一次ブント関係書等々を参照した。

 インターネットサイトでは、「マルチメディア国際共産趣味者連合」、「現代古文書研究会」、「宮地氏の共産党、社会主義問題を考える」、「国際共産趣味ネット」、「遊撃インターネット」等を参照させていただいた。

 同志社大学学友会残務整理委員会が、「同志社の栞」(編集人・水野裕之、正文堂、 2005.2.1日初版)を発行した。これを読み進めるのに、戦後学生運動の息吹と流れが見えてくる。同書より得た知識を元に従来の「れんだいこの学生運動論」を書き換えることにする。(と勢い読んでみたが、大した事は無かったな、これは悪意ではない許せ)

 れんだいこの学生運動史論は、戦後学生運動を質的識別し、戦後直後から1970年代前半までを9期に分けることにする。大東亜戦争に狩り出された者が戦史を残そうとする衝動に似て、れんだいこは、僅かではあったが垣間見た学生運動史を遺そうと思う。現在、基本知識を「戦後政治史検証」、やや詳しいものとして「戦後学生運動論」、更に個別論考として「新日和見主義事件解析」、「第一次ブント運動考」等々の三段構えにしている。

 引用文にいては、読む易くするを第一義にする観点から現代仮名遣い、洋数字に改めた。なお、れんだいこ文法に従い適宜句読点も挿入した。又、引用の際原文が長い場合には概要「」文を設け、内容を変えない範囲で簡略にした。膨大な資料集の中から必要と思われる事項を抜き出し、これを一文に纏めることにする。「見立て」能力が問われるが、出来映えは如何だろうか。良くも悪しくもれんだいこ史観で挑んでみた。が、残念ながら未完のまま野晒しにしている。なぜなら難しいんだわ。

 2005.6.22日、2007.7.3日再編集 れんだいこ拝

 関連サイト
【戦後政治史検証】 【宮本顕治論】 【新日和見主義事件解析】
【第一次ブント運動考】 【党派運動の再生の為に】 【左派運動の総点検考】
【マルクス主義出藍考】

目次
【れんだいこの戦後学生運動論】
第1期 戦後初期から(日共単一系)全学連結成とその発展
第2期 党中央「50年分裂」による(日共単一系)全学連分裂期の学生運動
補足 「東大国際派内査問事件」
補足 「全学連.立命館地下室リンチ事件」
第3期 「六全協」の衝撃、日共単一系全学連の組織的崩壊
第4期その1 全学連の再建期、反日共系全学連の誕生
第4期その2 「トロツキズム運動の誕生過程、分裂過程考」
補足 【第一次ブント運動左派ルネサンス考】
第5期その1 新左翼系=ブント・革共同系全学連の自律
第5期その2 新左翼系=ブント・革共同系全学連の発展
補足 「黒寛・大川スパイ事件」
補足 「革共同の第二次分裂考」
第5期その3 「60年安保闘争」、ブント系全学連の満展開と民青同系の分離
補足 「第一次ブント追悼録」
第6期その1 安保闘争総括をめぐって大混乱発生
補足 「日本共産党第8回党大会について」
第6期その2 マル学同系全学連の確立と対抗的新潮流の発生
第6期その3 全学連の三方向分裂化と民青系全学連の「再建」
補足 「革共同の第三次分裂考」
補足
「唐牛問題(「歪んだ青春-全学連闘士のその後」)考」

補足 「4.17スト問題について」
第7期その1 全学連の転回点到来
第7期その2 ベトナム反戦闘争と学生運動の激化
第8期その1 全共闘運動の盛り上がり期
第8期その2 東大闘争クライマックス、全国全共闘結成と内部溶解の兆し現出
補足 全共闘と民青同のゲバルト問題考
補足 日大闘争とは何であったか
補足 「東大全共闘運動力量考」
補足 「全共闘運動雑感」
補足 「民主連合政府樹立運動について」
補足 統一戦線と共同戦線の識別考、「全共闘運動及び思想」考
補足 「ブントが目指し潰えた過程考」
第9期その1 「70年安保闘争」とその後
第9期その2 戦後学生運動の考察/80年代の学生運動
第9期その3 戦後学生運動の考察/90年代の学生運動
第9期その4 戦後学生運動の考察/00年代の学生運動
補足 関西ブント考
補足 共産同赤軍派考
補足 連合赤軍考
補足 日本赤軍考
補足 学生運動関係各党派の研究
補足 新左翼運動考
補足 社青同解放派考
補足 自治会費問題考
補足 「元日共系全学連委員長・田熊和貴講演の愚劣考」
補足 「46年ぶりの全学連6・15デモ」考
補足 2007.3.20日、老壮青の共同戦線運動の創出を祝す
補足 黒寛考



れんだいこ処女作「検証学生運動 戦後史の中の学生反乱」著者独白
 (最新見直し2009.10.25日)

 (れんだいこのショートメッセージ)
 今日ふと、れんだいこ処女作「検証学生運動 戦後史の中の学生反乱」の著者独白を記しておこうと思った。そこで本サイトを設ける。
 2009.10.25日 れんだいこ拝

「検証 学生運動 戦後史のなかの学生反乱 」
 ここに謹んでれんだいこ初著作をお知らせさせていただきます。れんだいこはこたび「検証 学生運動-戦後史の中の学生反乱」(社会批評社、2009.2.25日初版)を発刊致しました。社会批評社の小西さんの推薦の辞と思われますが、「紹介」欄には次のように記されております。

 「戦後社会を揺るがした学生運動は、なぜ崩壊したのか? その歴史と実態を概括する。東大闘争―全共闘運動から40年の現在、すべての青年学生に贈る本」。

 「著者プロフィール」で次のように紹介されております。

 1950年生まれ。1970(昭和45)年、早大法学部入学、1975(昭和50)年卒。1999(平成11)年頃、インターネット界に登場。現在「人生学院」(ttp://www.marino.ne.jp/~rendaico/jinsei/)というWebサイトを「れんだいこ」のハンドルネームで運営し、政治・宗教・思想・歴史・経済問題を評論発信。ネット上にたすけあい党を結成し、情宣活動中。

 れんだいこは、版元ドットコムの著書紹介サイト(ttp://www.hanmoto.com/bd/isbn978-4-916117-81-6.html)のブログに投稿し、次のように著者挨拶しております。

 「皆様はじめまして。本書はれんだいこの処女作です。何を初作としようかと思っておりましたが、学生運動論が手始めになりました。れんだいこが30年来温めていた疑問を解いてみました。本書で学生運動の流れが分かると思います。これをどう見立てるかは各人の自由ですが、れんだいこなりのコメントを附しております。既成の観点とは大きく違っておりますが、この新視点こそが正解と自負しております。読後の議論をよろしくお願いします」。

 どうぞ忌憚なくお読み賜り、ご意見感想をお寄せくだされば本望です。文中に織り交ぜたれんだいこ観点に対する批判も含め、掲示板辺りで議論が沸騰すればなお本望です。口コミ、引用転載よろしくお願い申し上げます。


 版元の社会批評社の小西社長は次のようなコメントを添えてくれております。

 「今年は東大闘争40周年ということで、報道も活発になっているようです。この時期に合わせて、この学生運動史の検証が出されました。活発な議論を期待したいところです」。

 云われてみれば、今年は奇しくも東大闘争の最終決戦となった安田砦攻防戦40周年になりますね。れんだいこは特段意識しておりませんでしたが、記念すべき周年に発刊できることになりました。

 あの日不思議なことに次のような思い出があります。れんだいこは高校三年生でしたがたまたま遅刻し、教員室へ遅刻届を提出しに行ったところ、授業開始ブザーが鳴っていたにも拘らず数名の教師が釘付けでテレビを食い入るように見ておりました。物分かりが良いというか、れんだいこを見て、「おおっ**君、君もどうぞ」と誘ってくれ、暫くの間一緒に見続けた記憶があります。それほど先生方にも関心の強かった事件であったと云うことと、今日では信じられない情味のある教師たちが居たと云うエピソードと共に蘇って参ります。

 本書の特徴は、戦後学生運動史を総合俯瞰的に叙述したところに意味があります。総合俯瞰的にとは、右派からも左派からも、日共系からも反日共系からも読めるようにしたということです。加えて、適宜に著者見解を附しました。関係者には不興覚悟でかなり大胆に云いたいことを歯に衣着せず述べております。

 これまでの学生運動論は、日共系は日共系からの新左翼系は新左翼系の「俺のところが一番正しい論」からの自画自賛的なものになっていたきらいがありますが、本書は客観評価に努めました。これはかなり高度で難しい作業なのですが、為し得たと自負しております。そういう意味で異色にして待望の学生運動論になっております。この辺りをご堪能くだされば幸甚です。

 もう一つ、学生運動がこれまで信奉してきたマルクス主義の相対化をしてみました。特に、現代世界を牛耳る国際金融資本帝国主義及びそのイデオロギーとしてのネオシオニズム問題を採り上げました。そういう意味で従来にない視点からの考察になっております。もう一つ、穏和系に対する日共の宮顕、急進系に対する革マル派の黒寛を戦後左派運動の撲滅請負人として位置づけ、悪事を確認しております。これも従来にない視点からの考察になっております。

 れんだいこが敢えてこれらの諸問題を記したのは、通り一編なものを市井に提供してみても意味がないと云う思いと、左派運動がこれらの諸問題を確認し対処する能力を獲得しない限り積み木崩しになるとする分別があるからです。従来、これらの問題を明確に打ち出す学生運動論はありませんでした。それは無難ではありますが焦点をぼかしており、れんだいこの性に合わないと考え、敢えて書き込みました。この辺りをご堪能くだされば幸甚です。

 出版社から逸早く出来上がった著作が送られ、これを手にした時、感無量のものがありました。インターネット上で読むのとは叉違う味わいがありました。早速持ち帰り、その日と翌日にかけて風呂でもトイレでも寝床でも読み進めました。著者の自分が読んでみて結構面白いなと云う思いがしました。それと、やはりブックにはブックの良さがありますね。持ち歩きに便利です。

 本書は、2.22日頃より書店に出回りました。販売開始より現在まで既に二ヶ月なろうとしております。それなりの反響を戴いております。四、五名の方からメールをいただいております。爆発的な売れ行きではないようですが、ネット上ではかなりのアクセスをいただいているようです。売れ行きもほぼ順調なようです。但し、残念ですが爆発的では有りません。

 内容が内容だけに商業新聞の書評欄で採り上げられることはあるまいと見立て、事実その通りになっておりますが、今後に於ける学生運動論の際に手引きとなるロングセラー本の地位を獲得し得たと思っております。これは著書宛メールで戴いた書評ですので、れんだいこの勝手な思い込みではありません。それぐらいの解析はしていると自負しております。若い方からは、戦後史の流れが良く分かりました、凄いという反響が寄せられております。

 本書は学生運動論として書き上げておりますが、同時に戦後政治史論にも使えるようになっております。現下の政治局面を評する際の観点基軸として、本書が役立つことも申し添えておきます。まだお読みでない方はぜひ手にしてみてください。れんだいこ観点に同意できなくても、叩き台として思案を深めるのに好著なものになっていると思います。

 一言申し添えておきます。書かなくても良いことではありますが、れんだいこの性分が邪魔して告発しておきます。本書は、左派圏界隈で即日話題になるべき良書ですが、これまでのところ皆目音無しです。これは何を物語っているのでせうか。れんだいこが自惚れで自薦し過ぎている場合が考えられます。もう一つは、それほどまでに日本左派運動がイジケている場合が考えられます。これに関しては、読者の判断に任せます。

 れんだいこは、本書を皮切りに続々公刊して行く予定です。角栄物語り、中山みき物語り等々のど元まで競りあがっているテーマが目白押しになっております。それらが全て人民大衆の利益になるよう願っております。れんだいこの生有る限り健筆を振るい、余生を日本の歴史にひいては世界の歴史に何がしかのお役に立ちたいと考えております。れんだいこ本が皆様方の書棚に納まり、置いておくだけで知となり友となって光芒を放つことを期待しております。今後ともご支援のほどよろしくお願い申し上げます。

 只今より宣伝戦を開始いたします。口コミ、転載宜しくお願い申し上げます。当時の活動家、現在の学生の皆様、賛意なり批判なり議論を開始して下さい。まずは政治不況を糺さねばなりません。では。

 
  1. 2015/02/09(月) 06:54:39|
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