古本屋通信

認識における唯物論と観念論

古本屋通信     No 1170  12月9日

  認識における唯物論と観念論


 選挙まえだが、いくつかの問題について少し横断的に書きたい。

 その前に、このブログでは暫らくのあいだ投稿を受け付けないことにした。その主要な理由は投稿を本文に引用する編集上の手間だが、より本源的にはブログで対話したり論争したりすることがそもそも可能かという問題である。私は可能だという立場を採ってきた。しかし投稿者と管理人が論争する場合、対等な討論になるだろうか?それは一定の条件がないと無理ではないか?つまり自ブログを持ったうえで、他人を訪問するのだ。


 石崎徹氏が私の文を受けて書いている。以下の青文字が石崎文だ。前後の文脈は無視してよかろう。


 ブラック企業問題で彼(古本屋)が言いたいのはおよそ次のようなことだろう。
 企業対労働者の問題は、外からの安易な介入を許すほど単純な問題ではない。現場には現場でしか理解できない複雑な労働問題がある。ここでの問題は、基本的に当該労働者自身が、自分たちのきちんとした組織を作り企業側と交渉することで解決していくべきものである。特に中小企業は企業の側も困難な問題を抱えており、労働問題でも大企業と比べて不利な点が多い。一方的に一部労働者の側に立つことが、その企業とそこで働く労働者全体にとって良いことかどうかわからない。




 まあ文学者石崎徹氏ならではの無茶苦茶な要約だ。
 ブルジョアジー(企業、資本家)と労働者はそもそも存在自体が非和解的に対立しているのだから、両者の間に 「安易な介入」 もクソもない。あとでマルクスが介入を肯定しているかのごとく言っているが、これは19世紀のイギリスの話だろ。なんだか搾取も剰余価値学説も吹っ飛んで、マルクスがブラック企業規制法案に大賛成のようですワナ。

 これは私が余り感心しない国会議員の田村智子でも言ってる。労使紛争(労働争議)に行政も立法もいっさい関与できないって。司法の分野ですからね。これ中学校の三権分立で教えて、高校入試に出るでしょう。

 職場では労働者の首切りを初め、数々の不当労働行為が引き起こされる。労働基準法違反の残業代の不払いが起こる。そしたら労働者は職場の労働者の団結力でたたかう。裁判を起こす。広く支援を訴える。石崎氏は裁判所に提訴しないで国会に訴えるらしい。或いは県議会か? 或いは政府の労働関係の省庁か? 或いは市役所の窓口か? いいかい、これを本気でやってるのがブラック企業反対運動だ。ホントにそうだ。石崎氏は大学に2つ行ってるから、そんな馬鹿なと笑うだろう。岡山南高校しか行っていない(1994年岡山南高校卒とブログに明記)石村は本気で国会議員は労働裁判に介入出来ると思っているんだ (そう本気で思っているから、自分のブログの説明書きプロフィール欄に「国政に挑戦の日々・・・」、「若者の雇用の改善がライフワーク」 と書いていた。これは国会議員になって労働事件をやるという意味だった。頭がおかしいとしか言い様がなかったが、さすがに東京の党中央でこっ酷く叩かれたらしい。数日前に訂正・変更している)。それを街頭で必死に訴えていた。それを聞いた 「たたかう方法を知らない労働者」 (石崎氏) は何と思う? 石村のウソを本気にするんだ。だって石村は本気でそう思っていたんだ。こんな犯罪が外にあるか?

 石崎氏はもういい加減に目を覚ました方が良い。書いてることが鬼藤氏と変わりゃあせん。鬼藤氏は本名の金藤清雄スガオ (これは私が暴露したのではない。本人が福木さんへの投稿文で明かしていた) で赤旗に載ってた。まあ、あんたの言う共産党を利用する典型だろうが、それでも100人に電話して党支持を訴えたそうな。穏やかな写真まで載ってた。あんたは何をしたんなら?

 私は中小企業の 「中」 の字も書いとらん。先日の 「ブラック企業」 には上場企業も中企業もあった。然し日本革命のときに打倒しなければならない独占資本はなかった。零細企業もなかった。いずれの規模でも賃労働と資本の対立はある。中小企業に味方せよ、なんて私は一言もいっていない。ワタミを名指しで日曜版が非難したやり方が、この企業で働く労働者のためになっていないと言っているのだ。たとえそれに依って一時的に労働環境が改善されたとしてもだ。これも石崎氏や石村の頭では分かるまい。労働者は自分自身の戦いに依ってしか、階級的に成長しない。だから労働運動が革命のためには欠かせない。ちぃっとは動労千葉にでも行って勉強してきてはどうか? これ常識なんよ。それ以外はおこぼれ頂戴である。それ以外は石崎氏のいう 「共産党を利用するだけ」 の労働者だ。「一方的に一部労働者の側に立つ」? いったい何を言っているのか。左翼は常に労働者の側に立たねばならない。私は自分ではこの立場を放棄したことはないと思っている。中小企業であったもそうだ。


 すこし話を進めよう。石崎氏はいまだ私を批判した自分の記事を削除していない。私は一向に構わない。腹もたたない。然し自分で恥かしいとは思わないのだろうか? 自分の恥の記録として資料として残したいというのなら分かる。しかしそうではないらしい。ボケを衝いておこう。

 もうすぐ選挙結果が出る。石崎氏は自分が日本共産党の支持者だと公言している。左右どちらからの支持でも構わない。一票は一票である。ところで、国会議員になるのが石村智子であっても、大平喜信であっても、石崎氏は同じなのだろうか? なるほど党員は誰もこのことに触れない。党内で話題になっても、外からは見えない。当然だ。だから私が問題にした。そしたら最近また 「弱小政党の地方の無名の党員を非難している」 と私を非難した。いったい石崎氏の共産党支持は単なるアイデンティティか? それとも見得か? 石村智子と大平喜信の違いはないのか? 二つある。石崎氏は①違いが見えない。 ②見ようとしない。

  二つある。①違いが見えない。 ②見ようとしない。これは石崎氏があらゆる事物を見るときの基本的態度である。いちいち引用しないが、かれはまず自分がいて、その自分に世界が映る、自分に映る世界が世界だ。そこには主観が世界に働きかけて、それを変えて行こうという積極的意思の力はない。つまり観念論だ。それが良いも悪いも、観念論では事物を認識できないではないか? 観念論では日本共産党を認識できないではないか? いったい石崎氏は来年4月の統一地方選挙に応援に来る国会議員が石村であっても、大平であっても構わないのだろうか? かれは聴きに行かないから同じなのか。実践のない頭で考えた観念論だ。



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 いい加減な事を言うそのもう一人に登場ねがう。元倉敷市議の大本よし子さんです。

自民「300議席」予測報道は実態を覆い隠すマジック
>昨日、電話かけをしているとき尋ねられました。「安倍内閣の支持率は公示直前、不支持が支持を逆転しているのに『なんで300議席を超す』と言われているんですか。」
私も最初300議席云々の報道を見て「なんでそんなことに」と不思議に思いました。今日の「しんぶん赤旗」はそのことに明快に答えています。「政治の流れを覆い隠すマジック」だと。
その内容をご紹介します。お読みください。

自民「300議席」予測報道  実態は支持率・評価も低下
 報道各社が総選挙について各党の獲得議席「予測」を出し、「自民300議席超す勢い」などと報じました
 まるで自民党に「勢い」があるかのような報道ぶりですが、実態は違います。「300議席」などといわれるのは、相対的に優勢な政党が議席を総取りする小選挙区制度がもたらすゆがみのためです。政治の流れの実態を覆い隠すマジックです。
 2012年総選挙でも、自民党は結果的に300議席近くとって「圧勝」といわれました。ところが比例得票は、惨敗して政権から転落した09年総選挙時より220万票減らし、絶対得票率でも18・10%から15・99%に後退させていたのです。
 安倍内閣の支持率は2日の公示直前に、「不支持」が「支持」を逆転しています(「共同」11月28、29日実施、不支持47・3%、支持43・6%)。昨年の参院選時の支持率65%からも大きな落ち込みです。
 内閣支持率を支えてきた「アベノミクス」への評価も逆転。「日経」調査(11月24日付)で、「評価しない」51%に対し「評価する」33%でした。公示後の経済論戦でも安倍首相が都合のいい数字をあげて「景気は良くなっている」と繰り返すのに対し、JNN(TBS系)の調査(1、2日)では89%が「(景気回復の)実感はない」と回答。消費税10%増税の確約でも「産経」11月25日付調査で「反対」50・0%です。
 沖縄の米軍新基地建設では沖縄県知事選挙(11月16日)で審判が下り、県民は知事選の「オール沖縄」の枠組みを維持して自民党を追い詰めています。
 現時点で投票態度未定の有権者が4~5割。安倍首相が選挙後に狙う原発再稼働や、集団的自衛権行使容認の「閣議決定」の法整備、環太平洋連携協定(TPP)などで警戒感が高まるなか、態度未定の有権者が最後にどう動くかで「予測」が大きく変わる可能性があります。
 安倍暴走に対する怒りと不安が強まるもと、安倍政治全体と正面対決するとともに明確な対案を提起してたたかう日本共産党の前進へ、かつてない可能性が開かれ、どこでも大激戦となっています。迷わず訴えを広げきることが求められます。


 古本屋通信
 
 青文字が大本さんの地の文赤文字が引用された赤旗の文です。 
 よく似ていますが、大本さんのメクラ(差別語ではありません)がはっきりと顕われています。開きメクラです。
 赤旗は間違っていません。選挙中盤になってこれ位のハッタリをかまさないと、陣営は安心して動きが悪くなります。事実油断すると負けます。何時もこの時期これ位は言います。それに、「「300議席」などといわれるのは、相対的に優勢な政党が議席を総取りする小選挙区制度がもたらすゆがみのためです。政治の流れの実態を覆い隠すマジックです
正確に書いています。新聞の300議席がウソだとか、根拠がないとは決して書いていません。それは前回総選挙の例も引いて正確(精確)に書いています。

 大本さんはどうでしょうか。似て非ですね。大本さんの文は新聞が共産党に悪意で、共産党に敗北感を蔓延させるために書いているように言っています。

  大本見出し「自民「300議席」予測報道は実態を覆い隠すマジック 」 はアウト。

  赤旗見出し「自民「300議席」予測報道  実態は支持率・評価も低下」 セーフ。

 この違いが咄嗟にわからないと、政治の文は理解できません。つまり大本さんだと自民300の結果が出たら、やっぱり新聞の記事は本当だった、大本さんは自分の主観で、新聞を悪意で書いているように言っていたけれど、大本さんのほうこそハッタリだった、つまり共産党はうそつきだったとなるのです。

 赤旗の見出しは正確です。自民党の評価が下がり、支持率も下がっても議席が300を越えることもあり得ると取れます。つまり大本さんは間違っています。だから、この日の大本文にはサポートが要りました、例の七誌さんです。七誌さんはこうサポートしています。

七誌  2014年12月7日 9:20 PM
小選挙区制のなせるワザですね。
業界団体などは勝ち馬に乗ろうとするので、マスコミ報道で自民党優勢が伝えられれば一方的に流れます。
自民党・公明党の政策で災いが及ぶ99パーセントの有権者を引き付けて、小選挙区でも勝てる技と力を身に付けたいものです。 沖縄と京都では是非とも勝ち抜いていただきたい。


 七誌さんは全国の小選挙区情勢に暁通していますね。私もそれなりに知っています。大本さんは知りませんね。その傍証はありますが書きません。


 さて、石崎さんは比例区の情勢をご存知でしょうか。知らないでしょう。関心がないからご存じない? それ自体は非難されることではありません。

 でもここへ来て、石崎さんが私の石村批判を非難したことは責めを負わなければなりません。中国ブロックで大平さんが通ったら、それは候補者が石村さんでなく大平さんだったからでしょう。少なくともそういう側面はあった。私はそれを推し進めてきたのです。そういう私を石崎さんは非難した。これは共産党の国会議員誕生の事実上の妨害ではないですか? 然しこれは石崎さんが悪意でやったことではありません。認識方法が観念論だからです。唯物論の認識方法でなければ現代を正しく捉えることはできないのです。マルクス主義唯物論は決して旧くなっていませんね。 


  1. 2014/12/09(火) 06:12:56|
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