古本屋通信

倉敷民商事件に就いて

古本屋通信     No 1008  8月24日

 
 倉敷民商事件に就いて、ブサヨさんに答える


 倉敷民商事件について、昨日キンピーサイトに以下のようなエントリーが立てられた。ブサヨさんの本記事に続いて既に何本かのコメントがついているが、これは今後も殖えるだろうから、現段階ではブサヨさんの文だけを転載して、これにコメントしておきたい。本来私が横から口を挟むような問題でもないのだが、現状では共産党関係者は、党中央も、赤旗も、地方議員も、そして倉敷地区委員会も、各地民商も決して口を開かないだろうから、仕方がなく私が書く。予め結論だけ書くと、党中央の弁護というより、いまの共産党組織と大衆組織である民商の関係から言って、ブサヨさんのいうことには無理がある。それを私が共産党に成り代わって書きたい




2014年08月23日07:08 >
倉敷民商事件・党としてはできるだけ触れたくないw
倉敷民商事件赤旗報道7月29日西日本のページに倉敷民商事件の報道があったのを見逃していたのだが、送ってくださった方がおられて感謝w

倉敷の党機関としては、冤罪で不当弾圧だと言うことにしたいのだが、党はいまだに全国記事としては載せず、こういう地方面で一応報道したよとアリバイだけ作って遁走するつもりのようだ。

本気だったら一面とか「日本共産党のページ」で大きく「不当弾圧だ!えん罪だ!」とやるのに、こんな扱いを受けていることに倉敷の党機関はどう思っているんだろうか?
busayo_dic




  古本屋通信
 
 これは一般の読者にはその通りだと思われる方が多いと思います。しかし社会的な事件の報道と、それに対する共産党中央の見解(それを出すかどうかをも含めて)を分けて考えないといけないでしょう。それは今回の倉敷民商事件のように、組織が共産党系であり、逮捕された事務局員が3人とも明らかに共産党員であるとしてもです。

 なぜなら、党中央はオールマイティーに日本と世界の出来事を瞬時に全面的に認識できるわけではないからです。ことは一般的な事件であろうと、アレコレの党組織や党員、民主団体が絡んでいる事件でも、事情は基本的に変わりません。繰り返しますが、人間や組織の認識はオールマイティーではなく、一歩ずつ真理に到達するものです。これが前提になります。

 つぎに共産党と民主的大衆組織の関係の問題があります。確かに民商と共産党の関係は一般に支持協力関係にあります。民商の全ての職員が共産党員だということはないでしょうが、その中心になる働き手が党員であることは間違いありません。しかしそのことは両者が全く別の組織であることを些かも否定しません。これは組織の目的も歴史もまるで違うことを見ても明らかです。極論すれば民商と共産党の関係は、商工会議所と自民党の関係に近いと言いえば分かりやすいでしょうか。

 それに民商と言っても、共産党組織のように全国の組織が民主主義的中央集権制に拠っているわけではなく、いちおう中央組織の全商連はありますが、実質的に各地の組織が独立して活動していますね。だから活動のレベルも様々で、場合によっては誤りを犯す場合もないとはいえないでしょう。623 さんが何時も悪い例として出される呉民商が仮にトンデモ組織であっても、それをもって倉敷民商がトンデモ団体とはいえないでしょう。両者は人的にも繋がりはないでしょうから。

 ここで共産党中央委員会、その日常的活動を報道をするのも機関紙の赤旗ですから、赤旗の報道を党中央の見解だと見做しても構わないのですが、赤旗の報道は紙面の制約の関係もあって、極めて限定されたものであることに注目しなければなりません。すなわち報道しない、スルーする、無視する、これは当然報道すべきだと考えている人にとって、「逃げたな」となります。私もしばしばそのように感じます。しかし倉敷民商事件については違います。

 正直に私の思うとおりを書きます。党中央はよく分からないのでしょう。これは党中央だけではありません。私もよく分かりません。もしかして倉敷地区委員会も、逮捕され長期拘留されている須増さんの夫人の すます伸子さん でさえ分からないかも知れません。なぜなら 3人は隔離されて一切の検証が不可能だからです。だから「身柄を解き放て」と要求し、そのうえで公正で迅速な審理を要求しているのです。被告人と倉敷民商が不当弾圧・無罪を主張するのは当然です。しかし倉敷地区委員会や岡山県委員会は公正で迅速な審理を要求しているのです。同一ではありません。まして党中央が大きく取り上げて、「不当弾圧だ!えん罪だ!」とやる段階ではありません。かりに裁判の審理が進んで無罪が明らかになっても、一地方の民商の事務局員が(殺されたのならともかく)長期拘留されたくらいで、赤旗が大キャンペーンをやる訳がありませんよ。

 倉敷の党機関は「いまだに赤旗が全国記事として掲載していない」ことを何んとも思っていないばかりか、当然掲載すべきではないと思っています。地方議員は倉敷市議の田辺さんなどが個人ブログで取り上げるものの、岡山県委員会、倉敷地区委員会の正式HPはこの問題をスルーしています。被告人の一人須磨さんのつれあいの すます伸子さん もこの問題を関係の集会以外で喋っていません。

 最後にもうひとつ。倉敷民商事件は一地方の問題です。仮にこれを党の問題として取り上げるにせよ、地方の問題に責任を持つのは地方の党組織です。今回の問題は党倉敷地区委員会の問題です。せいぜい党岡山県委員会の問題です。党中央委員会が出る幕ではありません。これは党規約を読めば判る事です。地方で起こった問題でも、福島原発事故は全国区の問題ですが、倉敷民商事件は党中央の問題ではありません。そんなことやってたら党中央はパンクしますよ(坂井希が委員長になれば別ですが。笑)。以上。
  1. 2014/08/24(日) 01:35:58|
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