古本屋通信

これからは真面目なだけではね

古本屋通信   No 2496    2017年  03月31日

 大平君、これからは真面目なだけでは国会議員は務まらないよ

 ちょっと軽く批判しておこう。赤字が私だ。



2017年03月29日  大平喜信
唯一の被爆国政府としてあるまじき態度に満身の怒り
今日、官邸前で行われた核兵器禁止条約の交渉会議に日本政府が不参加を表明したことに抗議する緊急集会に参加しました。
私もマイクを握らせていただき、以下のようなことをうったえました。
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国連会議で発言した被爆者の藤森さんは、「原爆によって今日までの26166日間、被爆者を苦しめ続けています」と述べ、「同じ地獄をどの国のだれにも絶対再現してはならない」とうったえました。藤森さんのお母さんが毎年8月6日に子どもたちを集めて涙ながらに当時の様子を話してきたそうで、それも「あんたらを同じ目に合わせとうないからじゃ」ったそうです。


うん、うん、そうですか。なら別に国連の高い演壇に立たないで広島の地で市民目線で訴え続けるべきじゃあないかな。大向こうを唸らせる演説なんか意味ないよ。昨年オバマ大統領が広島に来たでしょ。アメリカは日本の米軍基地に確実に核兵器を持ち込んでいるのよ。基地は沖縄だけじゃあない。岩国にもある。アメリカの大統領を広島に招いてどうするのよ。叩き出さなくちゃあね。運動って、自分の足を大地に付けてやるもんよ。国連なんか大国の調整機関なのよ。世界の人民大衆は何の期待もしていない。国連があって戦争がなくなった?

みなさん、なんとしてもこの被爆者の思いにこたえて、国連会議で核兵器禁止条約締結の国際的合意が達成されるよう、日本から大きくその後押しをしていこうではありませんか。

あのね、大平君の日本語オカシイよ。「国際的合意が達成されるよう」、それをめざして努力するんだね? 合意なんだね? コンセンサスなんだね? 私はソモソモ帝国主義者と平和主義者が核兵器問題に就いて話し合いで合意が得られるとは思っていないが、今はそれは措こう。話し合いに依って合意を得るためには相手が要りますよ。とりわけ核保有国が欠席してたんじゃあ話にならないんじゃあないの? なんとしても出席してもらわなくちゃあね。平身低頭お願いしましょうよ。絶対に批判してはいけません。私、国連全面否定ではありません。もともと対立国家が同居するんです。だから全会一致でないと意味がないんです。

一方、日本政府・安倍政権は、国連会議への不参加を表明しました。被爆国政府として絶対に許されない、被爆者と平和を願う日本と世界の市民を大きく裏切るこの姿勢を、私は皆さんとともに慢心満身(誤変換)の怒りを込めて断固抗議をします。

上記の私の文で尽きていますが、結局合意なんて目指していないんでしょう。もう日本政府ケチョンケチョンですね。こういうことを言う大平君と、同じく広島出身の岸田外務大臣が「核兵器禁止条約締結の広島的合意」に至ることは絶対にあり得ませんね。話を壊しているのは大平君の方ですね。良いんじゃあないですか。もともと合意なんか思ってもいなかった、それがまる分かりですね。

岸田大臣は会見で「核兵器国と非核兵器国の対立を一層深めるという意味で逆効果だ」と述べました。核兵器をなくそうと世界中の政府と市民が懸命におこなっている努力を、逆効果とは何だ。藤森さんは心が裂ける思いだとうったえました。本当に許すことができません。

もうヤケクソですね。岸田さんに怨みでもあるみたい。岸田の発言がアメリカ追従なことは措いておきましょう。「核兵器をなくそうと世界中の政府と市民が懸命におこなっている努力」? これを君は国連会議に向けての努力だと捉えているの? とんでもありません。まったく違います。それに「世界中」だとか「市民」だとか、すぐに底が割れる安直な言葉を使いなさんな。世界中の政府? 例えばロシアは反対です。中国は棄権です。それに政府が必ずしも人民(大平君の言う「市民」)を代表していないことは日本を見ても明らかです。

私はうったえたい。核兵器国と非核兵器国の対立を生んできたのは一体誰かと。2000年のNPT再検討会議で

NPT(核不拡散条約)再検討会議を是とする段階で、日本の原水禁運動も日本共産党の安全保障政策もオワッテいます。核拡散防止条約(核不拡散条約)そのものが既成の核大国の核独占を恒久化する不平等条約です。かつて日本共産党はソ連共産党とそれに追従する志賀一派と組織の存亡を賭けて戦いましたが、それは核拡散防止条約に反対する戦いでした。なにも難しい問題ではありません。自主独立の党が不平等条約を認められる訳がありません。以下、縮小文字部分にはお付き合いできませんが、大平君もかなり弱っているみたいだね。この調子だと次はヤバイよ。少なくとも私は支持を保留しますよ。

「自国核兵器の完全廃絶を達成するというすべての核保有国の明確な約束」に合意し、2010年の同会議で「核兵器のない世界を達成し維持するために必要な枠組みを確立するための特別な取り組みをおこなう」ことに合意したにもかかわらず、こうした公約を実行するどころか、段階的アプローチの名で核兵器廃絶を永久に先送りし、そればかりかさらなる核軍備の強化さえ公言しているアメリカなど核保有国の横暴ではありませんか。そして、それに言われるがままにつき従う日本政府・安倍政権ではありませんか。
日本政府がやるべきことは、「自分たちが生きているうちに核兵器のない世界を」との被爆者の声、被爆の実相を代弁し、核兵器禁止条約に核保有国を巻き込み賛成させるよう、正面から迫ることではないでしょうか。

藤森さんがスピーチの中で紹介をされた、建物疎開に動員されてみんなが原爆に直撃した、4番目のお姉さんが通われていた学校というのは私の母校でもあります。ヒロシマの心を国会へ、引き続き、皆さんと力を合わせてがんばる決意申し上げごあいさつとさせていただきます。ありがとうございました。


 最後に一言、二言、老婆心ながら申し上げておきましょう。焦っているのでしょうか、カルト化しつつあるように見えます。表現が紋きり型になったら、要注意です。でも、誰もがカルト化する訳ではありません。たとえば藤野の文と較べてみてください。分野は違いますが、坂井希でも良いです。彼らは発想が自由です。君は勉強が足りません。時間はドサ回りを止めて作ってください。


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   加筆 (古本屋通信)

 翌4月1日の赤旗の一面に、志位とローマ法王庁代表・カサス神父との懇談の記事が載っており、神父はこう言っている。

核保有国、非保有国、軍事関係者、宗教者、市民関係者、国際組織など、皆が参加し、互いを非難するのではなく、相互に励まし合う対話を

 と呼び掛けたそうだ。これは赤旗に掲載されているママだ。私は帝国主義者を非難してはならないとは思わない。しかし国連という和平のテーブルに同居しようとする限りに於いて、カサス神父の言うことは正しい。大平君の文はコレから明らかに逸脱している。つまり日本共産党中央から一歩踏み出して余計な事を言っている。志位に言わせると 「雑魚は要らんことを言わずに黙っとれ」 だろう。君はいつもそうだ。衆院野党共闘295全選挙区発言もそうだった。党中央も迷惑するぞ。場合によっては斬られるだろう。春名のようにネ。どこの社会にもいるんだ、トップに迎合して先回りして要らんことを喋って迷惑がられて斬られる奴が。斬られるのなら藤野のような名誉ある斬られ方をしんさい。
  1. 2017/03/31(金) 18:58:49|
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「金正男」事件での合意を歓ぶ

古本屋通信   No 2495    2017年  03月31日


  「金正男」事件 = 両国政府の合意を心から歓ぶ

 朝鮮とマレーシアの往来は再びビザなしで自由に可能になった。両国の友好万歳!

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 以下にブルメディア各紙の報道をそのまま転載するが、この殺人事件そのものは予想どおり迷宮入りである。だが両国政府間の問題は何の未解決問題も残すことなく、めでたく円満解決した。ブル新聞は一貫して両国の国交断絶を望んだのだが、そういう気配は当初から終始一貫して皆無だった。ちょっとした捜査上のトラブルが長引いたに過ぎなかった。ブル新聞はこの期に及んでも、両国政府の「共同声明」全文を掲載していない(掲載されたら直ちに転載するが、ブル新聞はピョンヤン発信を避けているのだろう)。めでたい合意を発信する記者の発信地は相も変わらずクアラルンプールとソウルである。ソウルから離れられない。

 問題の最終的決着は両国政府の合意以上でも以下でもない。我われは今もって両国政府の共同声明の全文を読むことは出来ていないが、以下のブルメディアの報じる範囲でも、真実は凡そ読み取ることが可能である。

 すなわち殺人事件の被害者は朝鮮民主主義人民共和国の公民である。その両国の共通認識によってマレーシアは遺体を共和国に返還する。遺体の個人特定は出来ていない。つまり金正男本人であるとの共通認識はない。ブル新聞は両国国内に留め置かれたそれぞれの公民の出国問題を大きく報道したが、こんなものは政治外交上の駆け引きに過ぎなかった。結局ブル新聞の期待に反して5分と5分の完全解放となった。

 今回の合意が何を意味しているか、ネンのために書いておこう。私の主観ではない。両国政府の共通認識である。共同声明が発せられて、それぞれの公民が自由になることで合意した。ということは、共和国大使館2等書記官と航空会社の職員の容疑はシロ決着したということである(両国の交渉の過程で、マレーシア当局は朝鮮大使館に入る事が許可され、当局は3時間にわたって2人から事情聴取している。その結果2人の帰還を認めるということだから疑いは晴れたということだ。この段階で航空会社職員の逮捕状は取り下げている。撤回したということはシロと見做し謝罪しただろう)。これがたとえマレーシア側にとって不本意であったとしても、合意の事実は重い。今後再び両名が捜査線上に上がることはない。たとえ万一今後たしかな証拠が発見されても、マレーシア側は両名を指弾する事は出来ない。国際的合意とはそういう事を意味する。

 さらに共和国に戻ったとブル新聞が勝手に(「韓国」情報だけを根拠に)報道した4人の「容疑者」など、架空の虚妄であった。そのことを共同声明が事実上認めたということである。つまり今回の「金正男」殺害事件の容疑者に関して、少なくとも現時点で共和国の関わりはない、それが共同声明の共通認識である。この事実は動かない。

  私は大袈裟に書いたが、こんな事は事件の数日後から分かり切ったことだった。日本のブル新聞がトコトン歪んだ報道に終始しただけである。この事件に関しての海外の反応は多く伝えられていない。日本のブル新聞が都合が悪いから伝えないのであろう。事件はマレーシアという民族の吹き溜まりの地で起きた。私は被害者は金正男本人ではないと思っている。本人ならDNAなどと言う前に、なぜ死体の写真を公表して真実を探らないのか。疑問は絶えない。

 あと加害者の女2人だけが裁判所に残された。4月に公判が再開されて罪状認否が行われる。殺意を認めることはあり得ないだろう。私はマレーシアの裁判制度に疎いが、主犯が逮捕起訴されないで、従犯の死刑裁判の公判が維持できるとは思えない。外国人だし証拠がない以上、早期に釈放されることを願う。日本で言う仮釈放である。逃亡の可能性はない。東南アジア3国の関係がどこまでも友好的であって欲しい。


附記 今回の事件報道で許しがたいデマ情報を2つ挙げておこう。①金正男の息子を名乗る正体不明の男が脱北支援団体のユーチューブに登場したこと。②産経が日本の朝鮮総連首脳に「殺ったのは北政権だ」と言わせたデッチアゲ報道。後者は私を攻撃する2chにまで使われた。2つとも完全なデマだったから、その後だれからも相手にされなかったが、そもそも共和国犯罪そのものが架空の幻想なのだ。私がこう書くと、「北朝鮮盲従分子」などとピントはずれのファシストが現れる。そこまで言わないまでも、何となくモノが言いにくい空気が醸成される。恐ろしいことだと思う。


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 北朝鮮の二等書記官ら出国、金正男氏遺体も移送
 TBS  3月30日(木)21時58分
 北朝鮮の金正男(キム・ジョンナム)氏が殺害された事件をめぐって北朝鮮とマレーシアの間の協議が合意に達し、殺害事件に関与したとされる北朝鮮の二等書記官らと正男氏の遺体が、30日夜、マレーシアを出国しました。私たちは機内に乗り込み、その疑惑の人物たちに迫りました。
 30日夜、クアラルンプール発中国・北京行きの航空機に正男氏殺害の鍵を握るとされる2人の人物が搭乗しました。

Q.ヒョン・グァンソンさんですか?
 「・・・」

 機内でもサングラスをかけたままの男性。マレーシアの捜査当局が殺害に関与したとして行方を追っていたヒョン・グァンソン二等書記官です。

Q.殺害に関わったのか?
 「・・・・・」(北朝鮮 ヒョン・グァンソン二等書記官)

 そのすぐ近くには・・・

Q.キム・ウクイルさんですか?
 「違う」
Q.そこは私の席なんですが
 「あなたの席?」

 記者の座席に間違えて腰掛けていた白いシャツの男性。殺害事件の容疑者としてマレーシア政府が逮捕状を出していた高麗(コリョ)航空職員のキム・ウクイル氏です。

 JNNのカメラは以前、キム氏らが北朝鮮大使館の中でビリヤードを楽しむ様子を捉えていました。

 「ペンある?」(北朝鮮 高麗航空職員 キム・ウクイル氏)

 入国書類を書く際に記者からペンを借りるキム氏。

Q.大使館でのビリヤード、どうだった?楽しかった?
 「・・・」(北朝鮮 高麗航空職員 キム・ウクイル氏)

 殺害事件の捜査のあり方や正男氏の遺体をめぐって激しく対立し、互いに相手の国民の出国を妨げてきた北朝鮮とマレーシア。事件が長引き、金正男氏の遺体はこれまで何度も防腐処置を施さざるを得ませんでしたが、30日午後、安置されていた病院からワゴン車で搬出。空港の貨物ターミナルに到着し、2人が乗った同じ便に正男氏の遺体を納めた棺も搬入されました。

 飛行機が飛び立ったのとほぼ時を同じくして、マレーシアのナジブ首相は声明を発表。二等書記官らや正男氏の遺体の北朝鮮への帰国を認めるのと引き換えに北朝鮮に留め置かれていたマレーシア人9人が帰国することを明らかにしたのです。(30日22:27)

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 遺体返還で合意=出国禁止も解除—マレーシアと北朝鮮が声明・正男氏事件
時事通信  3月30日(木)22時44分
 30日、クアラルンプールの病院を出る、金正男氏の遺体を乗せたとみられる車。
【ソウル、クアラルンプール時事】北朝鮮の金正恩朝鮮労働党委員長の異母兄、金正男氏がマレーシアで殺害された事件で、両国政府は30日、共同声明を出し、北朝鮮への遺体返還や両国国民の出国禁止措置の解除で合意したことを明らかにした。一方、マレーシアのナジブ首相は平壌にいたマレーシア人9人が31日早朝、クアラルンプールに到着すると発表した。
 事件をめぐり、両国関係は国交断絶の可能性が指摘されるほど悪化したが、声明では「2国間関係をより高い段階へ発展させるために努力する」ことで合意した。ただ、焦点となっていた北朝鮮国籍の容疑者に対する捜査が行われる見込みは薄く、事件の真相解明は困難な状況だ。
 共同声明は朝鮮中央通信が30日夜に伝えた。声明によると、北朝鮮の「死亡者の家族」が遺体に関する文書をマレーシア側に提出。マレーシアが返還に同意したという。遺族や文書、返還の日程などの詳細には触れていない。 

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 北朝鮮とマレーシア、正男氏遺体引き渡しで合意
 読売新聞  3月30日(木)23時57分
【クアラルンプール=安田信介、ソウル=宮崎健雄】北朝鮮の金正男キムジョンナム氏殺害事件で、マレーシアのナジブ首相は30日夜、北朝鮮に足止めされたマレーシアの外交官と家族ら9人の帰国と引き換えに、正男氏の遺体を北朝鮮に引き渡し、マレーシア国内の北朝鮮人の出国を認めることで北朝鮮と合意に達したとの声明を発表した。

 北朝鮮大使館にかくまわれていた大使館員らも含まれるとみられる。

 事件の捜査は、警察が継続して行うとしたが、真相解明の鍵を握る重要人物の出国を許したことで事実上の幕引きとなる。

 声明などによると、北朝鮮内のマレーシア人9人は同日夜、平壌を出発し、31日朝、クアラルンプールに到着する。正男氏の遺体については、「北朝鮮に戻してほしいとの手紙を家族から受け取っており、検視官が引き渡しを認めた」と説明した。声明では「遺体」としただけで、正男氏と特定する表現は使っていない。


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 正男氏事件、二つの声明
 2017年3月31日05時00分  朝日新聞
 マレーシアと北朝鮮の両政府は30日、金正男(キムジョンナム)氏の遺体を引き渡すことで合意したとそれぞれ発表した。だが、内容はいくつかの点で異なり、両国にまだ溝があることをうかがわせる。▼1面参照

 大きく異なるのは、発表した文書のタイトルだ。国営の朝鮮中央通信は「共同声明」とし、マレーシア側はナジ… 参ったな、以下有料だそうな。


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 金正男氏殺害
 遺体送還「人質外交」に譲歩 解明は絶望的
 毎日新聞  2017年3月30日 23時41分
【ジャカルタ平野光芳】金正男(キム・ジョンナム)氏の殺害事件で、マレーシアと北朝鮮両政府が30日、遺体の北朝鮮への送還で合意した。マレーシアは「大使館員の北朝鮮からの出国禁止」という強硬策は当初想定しておらず、北朝鮮の「人質外交」に、手玉に取られる形になった。

 マレーシアと北朝鮮は事件の発生直後から捜査方法や遺体の扱いを巡って度々衝突した。北朝鮮が「反北朝鮮勢力と結託している」と批判すれば、マレーシアは「妄想を抱き、うそや非難を続けている」(アニファ外相)と応じ批判合戦に発展。双方の駐在大使を国外追放処分とするなど関係は悪化の一途をたどった。

 ただ、マレーシアにとり、大使館員や家族ら9人の出国禁止までは想定外だったようだ。北朝鮮が今月7日に… 今月はあと5ページまで無料です。

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 ジョンナム氏殺害事件 “出国”で捜査は一層困難に
 3月31日 4時04分  NHK
北朝鮮のキム・ジョンナム(金正男)氏が殺害された事件をめぐって、マレーシアと北朝鮮は、これまで禁じていた相手国の国民の出国を認めるとともに、遺体を北朝鮮に引き渡すことで合意しましたが、事件の捜査対象になっていた北朝鮮大使館の2等書記官らが、合意によってマレーシアを出国したと見られることから、事件の捜査は一層困難なものとなりそうです。

北朝鮮のキム・ジョンウン(金正恩)朝鮮労働党委員長の兄、キム・ジョンナム氏が、2月にマレーシアで殺害された事件をめぐり、両国は、互いに相手側の国民の出国を認めない異例の措置を取ってきました。

これについて両国は30日夜、交渉の結果、相手国の国民の出国を認めるとともに、遺体を北朝鮮に引き渡すことで合意したと発表し、ジョンナム氏の遺体は安置されていた病院を出て、30日夜、中国・北京に向かった旅客機に積み込まれたものと見られています。

また、北朝鮮に足止めされていた外交官やその家族9人が、ピョンヤンを出発し、31日午前、マレーシアに帰国する予定です。

一方、警察が捜査対象としていた、北朝鮮大使館のヒョン・グァンソン2等書記官と、北朝鮮の国営航空のキム・ウギル職員の2人と見られる男性が、30日、とどまっていた北朝鮮大使館を出て、ジョンナム氏の遺体を乗せたと見られる旅客機で、北京に向けて出国しました。
2人は31日未明に北京に到着し、迎えの車で北朝鮮大使館に向かいました。

マレーシア政府は、9人の北朝鮮からの出国と引き替えに、2等書記官らの出国を認めることで、自国民の保護を最優先したものと見られます。
しかし、事件を主導したとされる北朝鮮国籍の容疑者4人がすでに出国し、捜査対象となっていた2等書記官ら2人も新たに出国したと見られることで、事件の捜査はより一層困難なものになりそうです。

出国したと見られる北朝鮮の2人とは

北朝鮮大使館のヒョン・グァンソン2等書記官と、北朝鮮国営のコリョ航空のキム・ウギル職員は、事件当日の先月13日、事件を主導したと見られる北朝鮮国籍の4人の容疑者が出国した、クアラルンプール国際空港の第1ターミナルに設置された監視カメラに一緒にいる姿が捉えられていました。

このうち、2等書記官については、去年9月20日にマレーシアに入国したことが警察の発表でわかっています。

また、キム職員については、ことし1月29日にマレーシアに入国していて、警察が拘束するための令状をとって事情聴取に応じるよう求めていました。

一方、同じく警察が事情聴取を求めていた北朝鮮国籍のリ・ジウ氏については、今回、出国が確認されていません。
リ・ジウ氏は、すでに起訴されているインドネシア人のシティ・アイシャ被告を、いたずら番組への出演と偽って勧誘したと見られていて、クアラルンプールのデパートなどでシティ被告とともに予行演習を繰り返したとされています。

合意の裏に 北朝鮮の思惑は

キム・ジョンナム氏の殺害事件をめぐって、北朝鮮は30日夜、国営メディアを通じて、マレーシア政府との合意内容を発表し、双方がこれまで禁じていた相手国の国民の出国を認めるとともに、遺体が北朝鮮に引き渡されることになったと明らかにしました。

この中で北朝鮮は、両国国民のビザなしでの渡航の再開を前向きに協議することで一致したと強調し、東南アジアにおいて対外活動の拠点である重要な友好国マレーシアとの関係改善を、急ぎたい思惑があると見られます。

一方で北朝鮮はこれまで、死亡したのはキム・ジョンナム氏ではなく、所持していたパスポートの名義の「キム・チョル」だとしたうえで、死因についても、猛毒のVXによる殺害ではなく、心臓発作であり、アメリカと韓国の陰謀によって事件に仕立て上げられたと主張してきました。

このため、今回の合意によって、当初からの要求どおり、遺体が北朝鮮に引き渡されることで、事件には関与していないとする主張を、今後一段と強めることも予想されます。

“人質”取られた形のマレーシア

国際空港で猛毒のVXが使われるという、国の信用にもかかわる事件とあって、マレーシア政府は警察に徹底した捜査を指示し、捜査への非難を繰り返す北朝鮮大使に国外退去を求めるなど、強硬な姿勢を示していました。

しかし、北朝鮮がマレーシア人の出国を禁止するという異例の措置をとったことで、マレーシア政府は事実上人質をとられたかたちとなりました。

これ以降、マレーシア政府は、交渉によって事態を打開する方針に転じ、北朝鮮と水面下で交渉にあたってきました。この中で、北朝鮮は9人の出国と引き替えに警察の捜査対象となっていた2等書記官らの出国を認めるよう強く求めたものと見られます。

これに対しマレーシア側は、ナジブ首相が、2人の出国を認めるという政治判断を行ったものとみられます。

30日夜の声明で、ナジブ首相は2等書記官らの出国について一切触れておらず、今後も徹底した捜査を行うと強調しましたが、捜査は困難な状況に追い込まれたといえます。


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 2017.3.31 00:52更新   産経新聞
 「金正男」と認めず遺体引き取り 正恩政権、外交的勝利
北朝鮮大使館職員のキム・ユソン氏(前方)と、金正男氏殺害事件への関与が疑われているキム・ウクイル容疑者(後方)=30日、クアラルンプールの北朝鮮大使館前(ゲッティ=共同)
北朝鮮大使館職員のキム・ユソン氏(前方)と、金正男氏殺害事件への関与が疑われているキム・ウクイル容疑者(後方)=30日、クアラルンプールの北朝鮮大使館前(ゲッティ=共同)

 【北京=藤本欣也】北朝鮮の金正恩(キム・ジョンウン)政権にとって金正男(ジョンナム)氏の遺体を返還させることが最優先課題だった。妻子に引き渡され、金正男氏であると正式確認される最悪の事態を回避できたことは、北朝鮮の“外交的勝利”との見方も出ている。

 北朝鮮の儒教社会において、最高実力者、金正恩朝鮮労働党委員長といえども実兄の殺害は隠さなければならないタブーである。金正日(ジョンイル)総書記の長男、金正男氏こそ、“金王朝”の正統な後継者であることは自明だっただけになおさらだ。

 金正恩氏は政権を継承するに当たり、(1)自らの母が在日朝鮮人であることを隠す(2)金正男氏の存在自体を国民に知らせない-ことを徹底してきたとされる。

 北朝鮮は今回、総選挙を控えるマレーシアが世論を意識しなければならない事情を利用し、平壌在住のマレーシア人を“人質”に交渉を展開。公式的には決して認めないものの、水面下では金正恩氏も「金正男氏の家族」という理屈で、マレーシア側から譲歩を引き出したとみられる。

 ただ韓国の団体が28日、殺害事件の真相を記したビラ約30万枚を北朝鮮側に飛ばすなど事件が国民に知られるのは時間の問題。国外に緊張を作り出すため、核実験などを強行する可能性がさらに高まっている。



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 正男氏遺体、北京に到着 容疑者らも搭乗
 2017.3.31 07:12   NHK
 北京国際空港に到着した高麗航空職員キム・ウクイル容疑者とみられる男性=31日(共同)
 (いったいNHKは何を根拠に容疑者などという言葉を使うのか。マレーシア当局は3時間の事情聴取のすえにシロと判断した。よって逮捕状を撤回して、たぶん謝罪した。日本の報道機関が容疑者と言える根拠を示せ。古本屋通信)

 北京国際空港に到着した、在マレーシア北朝鮮大使館のヒョン・グァンソン2等書記官とみられる男性=31日(共同)

 北朝鮮の金正男氏がマレーシアで殺害された事件で、遺体を乗せたとされるクアラルンプール発のマレーシア航空機が31日未明、北京に到着した。両国政府は遺体を「北朝鮮にいる家族」に引き渡すことで合意しており、遺体は北京から北朝鮮に運ばれるとみられる。.

 マレーシアの中国語紙、中国報(電子版)は30日、遺体と、事件への関与が疑われる在マレーシア北朝鮮大使館のヒョン・グァンソン2等書記官と北朝鮮国営、高麗航空職員キム・ウクイル容疑者を乗せた同機が北京に向け出発したと伝えていた。.

 北朝鮮外務省でアジア地域などを担当する崔希鉄外務次官など、マレーシアとの交渉を行ったとみられる北朝鮮政府代表団の姿も確認された。(北京、クアラルンプール共同).
  1. 2017/03/31(金) 04:48:04|
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県北の詩人ちゅうたさんから考える

古本屋通信   No 2494    2017年  03月30日


  県北の詩人・ちゅうたしげるさんのツイートから考える

 先ず、ちゅうたしげるさんを紹介する。既に何回か書いたと思うが、消したかも知れない。ちゅうたさんは私が敬意を表する数少ない詩人である。かつて岡山県北で一期だけ共産党の地方議員を経験された。党を離脱された経緯の詳細は知らないが、心の病気だった。然し私は彼の狂気は現実を確実に逆照射する狂気だと認識している。ちょっと真似のできない認識力である。ついでだが彼は高知大学で春名直章氏や、福山の古本屋しあわせ文庫の神原氏と同期だったと記憶する。三者三様の歩みである。


ちゅうたしげる‏ @chuutashigeru · 2016年9月21日
ちゅうたしげるさんがsigesige00をリツイートしました
平気で権力行政司法警察と結託する政党になってしまいました。あきれかえってもうどうにもとまらない。コリアンのひとたちこそが日本人の日本のけだもののような現実を逆照射するのです。

ちゅうたしげるさんが追加
sigesige00 @sigesige00
芸能人を出して政治と関係ない話をさせて部数を増やそうなんて本末転倒そのもの。それでも部数減は止まらないけどね。で、日刊紙はいつ廃刊になるの?配達集金もできないところが増える一方、赤字はかさむ一方だよね。そろそろ「民進党代々木派」になればどう? https://twitter.com/kou_antiwar/status/778571693535080449 …

 ちゅうたしげるさんがリツイート
sigesige00‏ @sigesige00 · 2016年9月21日
国際問題――北朝鮮問題、アジア政党国際会議について/6中総 志位委員長が報告 http://www.jcp.or.jp/akahata/aik16/2016-09-21/2016092101_03_1.html … 反革命日共はさっさと「アジア政党国際会議」なんておしゃべりの場から離脱して「中共・北朝鮮(ママ)の核を許すな!自衛のため日米安保支持!」と正直に言えよ。




  古本屋通信

 今回一年ぶりに訪問したら、ちゅうたさんの少々旧いツイッターが顕われた。これに就いて私論を述べるのではなく、叩き台にして少し書きたい。と言っても 「アジア政党国際会議」 だけである。たった半年しか経過していないのに、私は志位が 「アジア政党国際会議」 に出かけて行ったのをすっかり忘れていた。「アジア政党国際会議」 と今回の 「国連本部で核兵器禁止条約の交渉会議」 の2つ、どちらも共産党の幹部が、とりわけ政権を獲っていない国の共産党幹部が絶対に行ってはならない会議である。

 じゃあ共産党の幹部は如何なる国際会議だったら参加すべきなのか。大規模な国際会議でなくてもよい、如何なる国際交流が、政権未獲得の共産党に可能なのか。その点を少し書きたい。というのは旧いカルト党員は措いて、若い党員はそもそも共産党の正しい国際交流など知らないだろうから。

  日本共産党が意見交換すべき相手は外国の共産党・労働者党だけである。共産党が政権を獲っている国の政府機関が日本共産党と交流したいと望めば、それに応じても構わない。しかし原則は党と党との交流だけである。せいぜい先方の運動組織との交流だが、これも一歩間違えれば内政干渉になる。「アジア政党国際会議」参加は絶対に間違いである。今回の物見遊山など論外である。

  また党大会に外国の政府機関、とりわけ資本主義国家の大使館員を招待するなど反革命の極みである。ちゅうたツイッターの言うとおりである。なぜなら日本共産党は日本の革命政党であり、連帯できるのは(権力を奪取していない国の場合は)共産党・労働者党だけである。それ以外と国際連帯など出来るわけがない。どころかそれは他国の革命運動の妨害以外ではない。

  いまや国際共産主義運動は崩壊した。加えて日本共産党は国際的には何のインパクトもない日本の社民政党に堕した。だから連帯できる外国の党は少ない。でもベトナムの党、中国共産党、ロシア共産党とは断絶してはいない。めくら滅法にピント外れな覇権主義などというレッテルを貼る前に、関係を正常化してはどうか。それと朝鮮の党との関係正常化が急務である。これを避けて日本の党の発展はない。ちゅうたさんのツイッターを肝に銘じられよ。



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 2016年9月21日(水)   赤旗

 国際問題――北朝鮮問題、アジア政党国際会議について

 6中総 志位委員長が報告

 20日に開かれた日本共産党の第6回中央委員会総会の幹部会報告で志位和夫委員長は、北朝鮮の核・ミサイル開発の問題と、9月1~3日にマレーシアのクアラルンプールで開かれたアジア政党国際会議(ICAPP)第9回総会の内容を中心に、国際問題のいくつかの焦点について報告しました。

 北朝鮮の核・ミサイル開発にどう対応するのか

 志位氏は、北朝鮮の核・ミサイル開発に国際社会がどう対応すべきかを2点にわたって強調しました。

 第1に、軍事対軍事の危険な悪循環をさらに深刻にする道ではなく、対話による解決に徹することが何より重要であるということです。

 志位氏は、3月3日に全会一致で採択された国連安保理決議が、北朝鮮への制裁強化とともに、「6カ国協議への支持と再開」を呼びかけたことを指摘。核・ミサイル開発を放棄させるために北朝鮮を6カ国協議という対話のテーブルにつかせるために「中国を含む国際社会が一致して制裁の厳格な実施、強化を図ることなど、政治的・外交的努力を抜本的に強めることが重要です」と強調しました。

 第2に、より根本的には、国際社会が本気になって「核兵器のない世界」への具体的な行動にとりくむことがいよいよ重要となっていることです。

 志位氏は、「核兵器禁止・廃絶条約の交渉開始の方向に進むことが、北朝鮮の核開発の口実を失わせ、核開発放棄を迫るうえで、いよいよ急務になっています」とその意義に言及しました。

 アジア政党国際会議―核兵器禁止条約をめぐって

 志位氏は、アジア政党国際会議で採択された「クアラルンプール宣言」をめぐる日本共産党の対応について、二つの柱で報告しました。

  一つ目は核兵器禁止条約をめぐってです。

 志位氏は、過去2度の総会宣言で明記されていた「核兵器禁止条約の速やかな交渉開始」が欠落するという重大な後退が起こったため、日本共産党代表団が「宣言」に「部分的保留」を表明した経緯を踏まえ、中国の問題点について3点にわたって指摘しました。

 第1は、核兵器問題で中国に深刻な変質が起こっていることです。中国はある時期までは、核兵器禁止の国際条約を求めてきましたが、この数年は国連総会でも、核兵器禁止・廃絶の作業部会設置に核保有五大国(P5)の一員として頑強に反対するなどの変化が起こっています。志位氏は「少なくとも核兵器問題については、中国はもはや平和・進歩勢力の側にあるとはいえない」と述べました。

 第2は、中国共産党代表団が、自分たちの主張を押し付けるためにアジア政党国際会議の民主的運営を乱暴に踏みにじったことです。これらは「覇権主義的なふるまいそのもの」だという点です。

 第3は、今回の総会での中国共産党代表団のふるまいは、32年にわたる中国共産党による日本共産党への無法な干渉への反省の上に日中両党双方が合意文書(1998年6月)で確認してきた両党関係の原則とは相いれない態度であり、重大な問題だという点です。

 志位氏は、“社会主義をめざす国ぐに”―「社会主義をめざす新しい探究が開始」(綱領)された国ぐにについての日本共産党第26回党大会決定に照らして、「今回の中国共産党代表団の行動は重視しなければなりません」と表明しました。

 そのうえで、大局的にみれば、核兵器固執勢力は、世界の諸国民・諸国家の反核平和の声に追い詰められていると強調。「未来は、『核兵器のない世界』を求める国際世論と市民社会の運動の側にあります。ここに深い確信をもって、力を尽くそうではありませんか」と呼びかけました。

 アジア政党国際会議―領土紛争の解決をめぐって

 二つ目は、領土紛争の解決についてです。

 志位氏は同会議で、領土に関する紛争問題の解決にあたって、(1)「力による現状変更」などを厳に慎むこと(2)「国連憲章と国際法の普遍的に承認された原則」に従うこと―を提起したことを紹介。中国が「国際法を基礎」として解決することを宣言に書き込むことに強く反対したのに対し、日本共産党が修正案を出すなど、多くの諸党がこれを明記するよう求め、最終的には「国際法を基礎として平和的に解決する」ことが宣言に明記されたと報告しました。

 志位氏は、「日本共産党は、中国に対して、東シナ海、南シナ海における力による現状変更の動きを中止すること、南シナ海問題での仲裁裁判所の裁定を受け入れることを強く求めます」と強調。「日本共産党は、半世紀以上にわたって堅持してきた自主独立の精神を発揮し、世界の平和と進歩のために、どんな大国に対しても、事実と道理にたって言うべきことは正面から言うという姿勢を貫く」と表明しました。
  1. 2017/03/30(木) 18:12:22|
  2. 未分類

今朝の赤旗一面。緊急発言

古本屋通信   No 2493    2017年  03月30日


    今朝の赤旗一面の記事について緊急発言

 5分前にきょうの赤旗を見た。一面の左半分に国連会議2日目の記事。肝腎の点だけ。その前に私の基本的スタンス。国際的カンパニア会議に日本政府が参加しようが不参加だろうが、どっちでもよい。同じく米英仏「韓」の帝国主義列強が参加しようが不参加だろうが、どっちでもよい。同じくロシアが参加しようが不参加だろうが、どっちでもよい。中国が棄権なのも構わない。朝鮮(共和国)は参加らしいが、どちらでもよい。

 きょうの赤旗一面に「被爆者が日本政府非難」とあり、「カナダに在住のサーロー節子さん(85)」が登壇して日本政府を非難する演説をしたと載っている。彼女のことは赤旗だけでなく、昨日のブル新聞ウェブにも掲載されていた。

 演説の全文は分からない。赤旗もブル新聞も、彼女が日本政府の不参加を非難しているとだけ書いている。まず疑問だが、被爆者であることは事実だろう。で、いったい彼女はカナダに永住してカナダ国籍を取得しているカナダ公民なのか、それとも日本国籍を有する日本人なのか。おそらく前者だろう。でないとサーロー節子とは名乗らないだろう。国連事務局が彼女を演壇に立たせて、被爆者代表として演説させた。そこまでは構わないだろう。しかしカナダの公民が、他国である日本政府を名指しで非難したのは極めて異例のことだ。内政干渉だから議事録から削除せよとまで言わない。しかしコレを、我が意を得たりとばかり何の批判的視点も持たないで掲載した赤旗とブル新聞は糾弾に価する。まあブル新聞はそういうデタラメな新聞だから仕方がない。赤旗は自主独立の日本共産党の機関紙である。だったら内政外交問題の鈍感は許されない。サーロー節子さんの記事は掲載すべきではなかった。

 赤旗の破綻はサーロー節子の発言の次の一部分で直ちに明らかになる。

 「交渉に全面的に参加する能力のない日本政府を糾弾したい。彼らは外国人の要人を広島に呼び、核兵器による惨状を知ってもらうことで核軍縮の重要な役割を果たしているというが、米国の核の傘に入り続けていては、それは口先だけで責任逃れの行為にしかならない」。

 私はこれは英語で演説したのを、国連ではなく赤旗記者が日本語に翻訳して掲載したのだと思う(いかにも翻訳がミエミエのギクシャクした日本語だ)。それを前提に書くが、「外国人の要人」 というのはオバマ前大統領である。この文脈のなか、すなわち日本政府を非難する文脈のなかで、サーローさんはオバマを受け入れた主要な日本は日本政府であること、そしてそれはマヤカシノの「核軍縮の重要な役割」であると言っている。そう捉えられる。私はここで、赤旗の正確でない日本語訳を疑っている(たぶん元演説では「外国人の要人」というのがオバマを指すと明らかな表現があったが、それでは赤旗が都合が悪いから曖昧にした?)が、それは書かないでおこう。

 私はオバマの広島訪問は反対だったから、ブログにそう書いた。中核派も反対だった。日本共産党と原水協と被団協は、かぎりなく歓迎に近い容認だった。だから何人かの党員はオバマ訪広を歓迎する記事を書いた。赤旗は少なくともオバマ訪広を批判しなかった。すべては日本共産党の選挙対策であった。結果的にオバマは平和の使者になった。オバマ訪広は核廃絶の第一歩を記念するモニュメントとして末長く記録されることになった。やっとれんナ。

 多くは言うまい。サーローさんを下手に引用したばかりに、赤旗は半年前の記事との、言い繕うことのできない矛盾を露呈してしまった。小さな破綻と言えばそれまでだが、こういう綻びは日常的に散見される。

 一昨日の日刊紙によれば、赤旗記者を募集している。テストはきびしくお願いしますネ。


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   再録




   古本屋通信    No 1546   8月06日

70回目の8月6日
   副題  滅び行く原水禁世界大会 (村井さん撮影の写真を見て副題を追加しました)


  日本共産党福山市議の河村ひろ子さんが 「70回目の8月6日」 と題して書いている。私も同じタイトルで少し書こう。

  河村さんは広島市に行かず(行けず)、原水禁大会にも触れていない。たぶん村井さんも行っていない(ありゃ、村井さんは世界大会に参加していた。会場の写真がある。なんだ、この参加者数は。信じられない。歯が抜けているどころか、席が半分も埋まっていない。こんな世界大会は初めて見た。この写真を撮ってきただけでも村井さんはエライ。 後記 7日の赤旗では5500人とあった。大ウソを言うな。どう贔屓目に見ても1500人だろう)。私はホッとしている。皮肉ではなくそれだけでソンケイする。いっぽう武田英夫クンが広島に行ったと云って、訳の分からない(意味不明の)文を書いている。それだけでケイベツに価する。


 私は核拡散防止条約を賛美するしかやることがない原水爆禁止大会、つまりアメリカ帝国主義の世界戦争を賛美するしかやることがなくなった原水爆禁止運動は百害あって一利なしだと思っている。だから毎年8月6日が来るのが鬱陶しくてたまらない。この腐りきった原水爆禁止大会の賛美者はさすがに少数派になった。福山からさえ参加しない。低脳の武田クラスが参加する。それだけではない。丁寧に見ると、赤旗でさえ8月4~6日の大会の扱いが非常に小さいのだ。全く盛り上がらないから記事にならないのだ。

 私は原水爆禁止運動には特別の思い入れがある。過去に遡って少し書き、今の遣り切れない想いを発散したい。

 1964~1967年まで私は四国の香川大学の学生だった。毎年7月になると大学は休暇に入った。7月8月、私たちは学内に実行委員会を作って高松市内を練り歩いた。カンパ活動である。だいたい30人位の学生が参加した。けっこう金は集まった。その金で東京と広島の大会に代表を派遣するのだ。私は代表として大会に参加したことはないが4年間活動した。代表にはできるだけ活動家でない新人を派遣した。毎年1年生が東京や広島に行き、そこから新しい活動家が生まれた。当時の左翼学生には原水禁運動出身が多かった。そういう私も原水禁運動ではないが平和委員会出身である。

 当時も平和慰霊祭という行事はあった。それを粉砕しようとは思わなかった。然し馬鹿にし切っていた。原水禁運動は戦争勢力とたたかう運動でなければならなかった。安保条約反対は言わなかったが、はっきりとアメリカ帝国主義が主敵であった。とうじ日本原水爆禁止協議会(原水協)を分裂させようとする反共攻撃があった。社会党・総評が原水協を脱退して原水爆禁止国民会議(原水禁)を作った。その理由が 「いかなる国の核実験にも反対」 「核拡散防止条約支持」 であった。この俗受けするスローガンはトコトン帝国主義者を喜ばせるスローガンだった。いくらでも書けるがアホらしい。その前に、原水協から出て行った原水禁だが、ブル新聞はこれを賛美した。然し原水協を 「共産党系」 とは書けなかった。「共産党系・中立系」 と書いた。つまり無党派は原水協から出て行かなかったのである。

 原水協は 「ソ連の核実験に賛成」 と言ったこともなければ、その成功に祝電を打ったこともなかった。ただ、「いかなる国の核実験にも反対」 を運動の自明の基調にするな、と言っただけである。つまり賛否両方あってよいということだ。これは余りにも当然な主張だった。当時の世界情勢、東西の冷戦構造からすれば、「いかなる国の核実験にも反対」はそれ自体もっともに聞こえても、帝国主義者の核独占に賛成することをハッキリと意味した。別にソ連の放射能がきれいだと言っているのではない。それは 「核拡散防止条約賛成」 に至って一層ハッキリする。こういう理屈が分からないのは、分からない振りをしているだけで、狙いは別にあった。反共つまり帝国主義者の血まみれの意図である。原水爆禁止運動から、たたかう部分を排除して、人畜無害な祈りの運動に変質させようという狙いであった。

 原水禁の策動は見事に失敗した。以後数年間の両組織のそれぞれの世界大会への動員数を比較されよ。手元に資料がないが、圧倒的に原水協が勝っている。原水禁は総評の単産の組織動員をかけても原水協に及ばない。しかも反戦青年委員会やトロ系ばかりで、内輪のゲバが絶えなかった。当初もっともらしく聞こえた 「いかなる国の核実験にも反対」 は早々に破綻する。原水禁には反党分子の志賀派や、広島の松江澄も加わっていた。しかし彼らこそソ連盲従なのだ。日本共産党も中立系もソ連支持派ではなかった。原水禁は内部から破綻していく。だいたい社会党・総評は運動などやる気はなかった。社青同の向坂協会派は確かにまじめにやったが、これこそが元祖ソ連派だったのである。

 あとは省略するが、原水禁運動が変質し始めるのは1970年代中頃だ。やはり共産党の議会主義へ転落が関係する。しかし以後も色々あった。共産党の誤りが自動的に原水協に連動した訳ではない。1984年の原水協の 「お家騒動」 にしても、変質はむしろ草野信男、吉田嘉清、古在由重らの方が先だった。

 真面目な共産党員は最終的に運動から引いていった。冒頭の福山市議さんもその例だろう。消化日程で義理で大会に出るだけである。嘘だと思ったら各県の原水協事務局の活動を調べてご覧。年を通して恒常的に活動している事務局などありはしない。かつては大抵2人専従体制で年中活動していたのである。いまは義理のつきあいだ。村井さんのニューヨーク行きみたいなもんだ。まあ、武田クンの文章を辛抱強く読んであげてください。何を書いているのかサッパリ分からんでしょう? これが原水禁運動の今日の実際です。


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   翌7日早朝に追加

  ついでに崎本敏子さん(元岡山市議)の2日間の文も読んであげて下さい。東山の慰霊祭に参加したそうです。祈る行事です。共産党以外の市議さんが来ていなかったと言って嘆いています。こういう行事はシカト(無視)してこそ共産党なのに、彼女はトコトン惚けています。いや党方針の右傾化推進の水先案内人としてはしっかりしています。その立場から林じゅん市議を褒めています。間違いありません。埼本さんや林クンのような人が確実に党を滅ぼします。戦前の社会民主主義者はこういうタイプでした。平気で人殺しをする日本を提案します。現にしているのです。日本が侵略戦争に突入するには靖国派だけでなく、東山慰霊祭派も要るのです。林クンは東山慰霊祭に行きました。東クンも無意識に行きました。河田さんと竹永さんと田中のぞみさんが行かなかったのは、たぶん所用を口実にしてだろうけれど、偶然ではありますまい。ちゃんと批判力があったのです。この慰霊祭、なかなか口では批判し難いけど、保守派の行事です。林クンの黒いネクタイを御覧下さい。靖国派との距離はもはやありません。日本共産党から叩き出さねばならない日が迫っていることを予感しますね。

  尚、崎本さんが文末で、「その後、天神山文化プラザで開催中の平和美術展へ行きました。力作ぞろいです。ぜひご覧ください」と書いているのは平和美術展が間違いです。これは「岡山九条美術展(通称は高島九条展)」です。平和美術展とは何の関係もありません。出展者は一部重複していますが、明らかにちがいます。「高島九条展」には平美の会員以外も出品していますし、逆に平美の会員で「高島九条展」に賛同していない人も大勢います。どういうつもりか知らないけれど、関係者が読んだら烈火のごとく怒ると思いますよ。これは崎本さんのケアレスミスではありません。両者とも共産党系の展覧会だと思っているのです。自分が共産党員だから、これらを自分の覇権下の催事だと思っているのです。彼女は最後に「力作ぞろいです」と書いていますが、こういうこともふつうは書きませんよ。こういうのが無意識に出てくるから恐しい。両方ともアンデパンダン(無審査)展です。自分が絵画の審査員でもなかろうに、出品者に失礼な話です。高島九条展は江草昭治氏が主導して、佐藤定氏なども出品しています。「力作ぞろいです」を聞いたら、江草さんは苦笑いするだけでしょうが、佐藤定さんが 「殺してやろか」 と思うことは間違いあいません。こうして党員画家の江草さん(関係ないけど彼は元日本共産党岡山県委員長でした)たちが苦労して作った大衆的な展覧会を崎本さんは台無しにするのです。救い難いほど傲慢なのです。佐藤さんがではありません。埼本さんが傲慢なのです。そういう自覚は彼女にはありますまい。これも官僚主義・覇権主義の具体的な顕れです。



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 ついさっき、低脳の武田英夫クンのデタラメ文を批判して欲しいという非公開コメントがあった。ご要望にお応えしてホンのサワリだけ書こう。



70年目の「ヒロシマ」に立って その②
2015年8月 6日 21:12   武田英夫のいのしし日記
 今日6日は、日本原水協主催の「原水爆禁止2015年世界大会・被爆70年ヒロシマデー」に参加しました。
この集会に参加していつも感じるのは、参加者の国際的な広がりです。その中でも、国連の潘基文(パンギムン)事務総長からのメッセージを持ってキム・ウォンス軍縮担当上級代表が参加していることに大きな意義を覚えました。
司会によれば、国連のこの部門からの参加は7年連続になるそうですが、この世界大会の持っている国際的な地位を示していると思います。
 それはまた、今年の核不拡散条約(NPT)再検討会議の成果を反映したものだと思います。今年のNPT再検討会議は、最終文書の採択には至らなかったものの、核兵器の非人道性を告発し、全面禁止を求める声明に締約国の8割を超える159カ国が賛同しているのです。
 そうした中で、多くの国際団体が参加した世界大会の成功は、核廃絶の展望を開くものと言えます。
 70年目の節目にふさわしく確信の湧く集会でした。



 古本屋通信


 「この集会に参加していつも感じるのは、参加者の国際的な広がりです」というのなら海外からの正式参加団体とオブザーバーを書け。書けはしまい。かつては海外から毎年多くの参加があった。だから世界大会なのだ。いまやそれが公表できないほど凋落している。

 変わって登場したのが国連からのメッセージである。成程、これが登場してから7年目か。原水禁運動が死んでから7年になるのか。私は特に国連を敵視はしない。しかし国連は平和運動のステイションではない。アメリカ帝国主義の手先という言い方が穏当でなければ、核大国の調整機構だ。こんなもの中心に世界平和が達成されるなら、とっくに中東戦争はなくなっている。

 潘基文(パンギムン)事務総長は来なかったのか。その代理の形式的な伝言は国連にとっても日本の原水禁運動が屁みたいなものだと語っている。「この世界大会の持っている国際的な地位を示していると思います」 は低脳の我田引水である。また、たとえ国連が日本の原水禁運動を最大級に褒め称えようとも、それは原水禁運動が人畜無害なカンパニア活動になった証明でしかない。安倍政権とアメリカ帝国主義が震え上がる運動を国連が褒める訳がないのだ。

 あとは「核不拡散条約(NPT)再検討会議」の絶賛である。「最終文書の採択には至らなかった」のは、この会議が何の効力も持たなかったことの証明以外ではない。言うに事欠いて 「159カ国が賛同」 とは何か。 これは外交上の形式にすぎない。何の力にもならない。「そうした中で、多くの国際団体が参加した世界大会の成功は、核廃絶の展望を開くものと言えます。70年目の節目にふさわしく確信の湧く集会でした」 は能天気を通り越して、完全にカルト信者である。「大東亜戦争」 の最末期に及んでも 「勝った、勝った」 と叫び続けたイカレポンチと変わらない。


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  三度 さとうしゅういちさんから投稿 があった。私は両原水禁大会以外には大昔の核禁会議と平和慰霊祭しか知らなかったので、投稿は新鮮だった。ここに貼らして戴きます。ありがとうございました。


運動の多様化
今は、昔と違い、広島でもイベントが、いっぱいあります。
原水禁、原水協以外に個別分野では問題意識が素晴らしい運動もたくさんあり、わたしも、「アラカルト」でその年その年に学びたいことを取り上げているイベントに参加しています。原水禁も原水協も否定しませんし、市民運動にもかかわるというスタンスです。40代以下なら珍しくないと思います。
日本共産党員でも、中立の市民運動系のイベントに参加する人も多いです。
そうした中で、世界大会といっても・・。ほかの市民運動系で世界的なゲストに会えるイベントはたくさんあります。競争原理が働き、小回りが利かない両方の世界大会の地位が低下しているというのは言えると思います。広島人は割合、「わしが大将」という傾向があり、時間がたつにつれて団体やイベントが林立する傾向にありますね。

2015/08/07(金) 19:46:33 | URL | さとうしゅういち #YjBaAnvw]
  1. 2017/03/30(木) 07:34:07|
  2. 未分類

わが師匠たち(番外)

古本屋通信   No 2492    2017年  03月29日


    わが師匠たち(番外)


  私の通信は左翼ブログを自任している。理論的なものは少ない。エッセイ風によんで貰おうという文でもない。通信文だからジャーナリズムになるのだろう。個人的な記述を避けるつもりはないのだが、思い出話しは少ない。ところがたまたま書いた藤森先生関連の記事に思いも寄らぬ拍手が付いた。意外だったが気分はよかった。また、少し前に書いた 「通信 No 2455 F書店時代の後輩Mさん」 に昨日拍手があった。これには時々拍手があるのは知っていたが、なんと27個も付いていた。ビックリした。たぶん20分くらいで書き上げた文である。ローカルだし、Mさんの本名を知っている人など、私の読者にはいないだろう。何が受けるかサッパリ分からない。

 不人気なのは直前エントリーである。私はコレには拍手喝采を期待していた。志位委員長のアメリカ行きをクサしたのは受けなかったみたいだ。ヤッパ核拡散防止条約の延長線にある今回の会議と言っても、説得力がないんだろう。帝国主義列強が反対しているから、余計リッパに見える。すこし冷静に考えれば、コレが所詮は国連劇場のイベントだと分かりそうなもんだ。核大国が外れて何の効力ももないし。国際世論だと? 笑わせるな、そんな上等なものがあった試しはない。かりに全会一致で条約が通っても、日米安保条約下で米帝の核持込を是認する日本に何の変わりもない。つまり日本の原水爆禁止運動の是非は日米安保を避けて成立しない。私は原水協も被団協も有効性を完全に喪失していると思う。コレ理屈ではない。核兵器廃絶の運動は大昔から体制批判の運動とは相対的に独立してあった。しかしそういう運動はオバマの広島入りを歓迎するに至って完全に破産している。核問題は何ら帝国主義と別個の問題ではない。志位のアメリカ行きを容認する運動に未来はない。断言できる。選挙の票めあての破廉恥の極みである。 赤字は30日早朝に加筆)。


  少し個人的な思い出をも書いてみようかと思う。といっても人間関係は鬱陶しい。とりあえず思い付いたのは師匠のことである。ちょくせつ教えを受けた師匠で、一目も二目も置いているのは大学時代の教師だけである。私の場合は小中高には師匠はいない。悪いけれどいない。大学に2つ行ったのがよかった。以下名前をあげる。この方々は、私が尊敬しているだけである。私は出来の悪い学生であり、かりにも弟子などではなかった。念のため。

香川大学時代
山之内重幸先生(哲学)、清水先生(米文学)、入江先生(英文学)

岡山大学
近藤洋逸先生(哲学)、安藤孝行先生(哲学)、土岐邦夫先生(哲学)


 この6人の先生には私はまったく頭が上がらない。とういうことは批判など皆無だという意味である。だから学問についてではなく、お人柄について書こうと思っている。しかし今日は第一回目として、番外の藤中正義先生について、ちょうど過去エントリーが見つかったので、それを再録しておこう。藤中先生は上記6人と違って、私は無批判ではない。それは読んで戴ければ分かるだろう。ちなみにこの過去エントリーには今もって拍手がゼロであった。小理屈を書いた文は嫌われるのだろう。しかし拍手がゼロというのは殆どないのだが。


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   再録


  
古本屋通信    No 611  1月9日

 
方法の問題ー弁証法的理性批判序説 (サルトル)  藤中正義先生の思い出に寄せて


 私はしばしば日本共産党員を見下したものの言い方をする。武田英夫氏や石村とも子さんのことを「小中学生なみの学力である」と言う。党中央の幹部を見下げて批判する。

 私はこの点は自覚的にしてそうしているのだ。いくらなんでも大の大人にたいして「小中学生なみの学力である」などとは普通言えない。


 石村智子のつぶやき  

(石村) 今日は、名護市の東海岸沿いで訴えています。写真は大浦湾です。正面に見える島のあたりに巨大滑走路の建設が狙われています。この美しい海を埋め立てるなんて考えられません・・・今日もたくさんの人が応援してくださいます。

(古本屋通信) いったい彼女は何をしに沖縄に行ったのでしょうか。基地問題で深刻な沖縄の人々を応援するために沖縄へ行ったのではなかったのでしょうか。名護市の首長選挙をたたかう沖縄の人々を応援するために沖縄へ行ったのではなかったのでしょうか。



 これで見るように石村さんは無自覚に、(だから余計に)沖縄を見下している。沖縄の無党派、沖縄の民衆を見下す彼女は党員優生思想の持ち主である。すでに滅んだスターリン主義の感性である。

 石村さんに見下された沖縄と日本の民衆が「われ」を取り戻す道はひとつしかない。石村さんを見下し返すことだ。サルトル流の疎外論でいえば「見られたら見返せ」だ。、街でヤクザ同士でもよくある。目を背けたら負けだ、睨み返せと。

 私は石村さんを見返す。ばかにする。しかし殆んどの人は関わりそのものを拒否する。石村さんと石村さんに通じる日本共産党を拒否し、忌み嫌う。


 党大会人事について。私は元東大民青さんとは意見が異なる。不破はたぶん降りるだろう。志位は半々だろう。降りたいのだ。原因は家庭問題だ。あとは笠井だろう。坂井希は幹部会委員まで。吉良は准中央委員。石村の准中央委員はありえない。


『方法の問題―弁証法的理性批判 序説』
サルトル全集 第25巻

平井啓之訳 人文書院  1962/7/14 初版
総序
方法の問題
 一 マルクス主義と実存主義
 二 媒体と補助的諸学の問題
 三 前進的―遡行的方法
 結論

 解題
 本書はサルトルが一九六〇年四月に発表した《Critique de la raison dialectique(precede de Question de methode)TOME Ⅰ―Theorie des ensembles pratiques》というたいへん長い表題の書物の冒頭におさめられた、それだけで一個独立の論文である『方法の問題』Question de methodeの邦訳である。ただし、このように『弁証法的理性批判』の第一巻の巻頭におさめられるに際して全体のための『総序』として附加されたみじかい文章の部分でサルトルが述べているように、この論文の初めの形であったポーランドの一雑誌への寄稿文は、全体が『実存主義とマルクス主義』と題されていたらしい。この表題は、『現代』誌に収載されたとき、三章に分れたその第一葦のみに与えられたが、しかし最も概括的な意味でなら、まさしくこの論文全体の性格を明確に示唆しているのである。すなわち『方法の問題』とは、サルトルが自分の拠って立つ実存主義の立場とマルクス主義との関係をはじめて正面から解明してみせた論文であり、サルトルに関心を寄せるものにとっての年来の問題点であった彼の存在論と実践との関係についての正確な回答なのである。



 上記は通販サイト「ショッピングモール」に付着していた記事で、解題はだれが書いたのか分からない。読み難いし、数箇所誤字があったので、これは古本屋通信が訂正した。

 私は岡大哲学科の学生だった頃、当時、講師だった藤中正義のサルトル哲学の講義を聴いた。さっぱり分からなかった。このとき私は決定的に自分が頭が悪いと思った。それは違いないのだが、あれから45年経ってみると、そればかりではない気もする。実存主義哲学というのは科学ではないから、大学の講義に向かないのではないか。

 いま思い出したが、藤中のサルトル(註)を酷評した淡路憲治の文をみつけて大切に保管していたが、なくしてしまった。献呈された本に感想として書かれていたものだ。私は淡路の旧蔵本を、同業者の中継で大量に買った。富山関係にいい本が沢山あった。あの感想文は出色だった。マルクス経済学からの藤中酷評だった。それでいて淡路はちゃんとサルトルを評価していた。藤中はエピゴーネンだそうな。これだから古本屋はやめられない。不自由な足を引き摺って古本屋を回っていた晩年の岡山大学教授が忘れられない。私はこの人は中核派シンパとばかり思っていたが、そうではないはっきりした痕跡を、旧蔵本の中に発見して、自分の不明を恥じた。


『実存的人間学の試み サルトル思想の深層構造』 藤中正義、耕土社、1979年



 下記はアマゾンレビュー(書評)である。

レビュー対象商品: サルトル全集〈第25巻〉方法の問題 弁証法的理性批判序説 (1962年)   By kaizen (愛知県)
弁証法的理性批判は、90%訳が分からなかった。
方法の問題は、なんとなく分かるところもありそうで、毎日持ち歩いていた。
持ち歩いているうちに、なんとなく分かった気になってきたり、
分かっているらしい人から声をかけてもらって、
分かる為の糸口をもらったり。
それでも「弁証法的理性批判」の本体まではたどり着けなかった。
「方法の問題」は、「出口無し」などの文芸書に比べれば難しいが,
サルトルの著作では、相対的に分かりやすい問題かもしれない。
「弁証法的理性批判」の本体は、全くわからなかったのに比べて,
「存在と無」は奥が深くて、どこまで分かったかがわかっていない。
それに比べて、「方法の問題」は、分かったような気になっているのは長年持ち歩いたおかげかもしれない。
  1. 2017/03/29(水) 19:35:44|
  2. 未分類

日本共産党がハマッている迷路

古本屋通信   No 2491    2017年  03月28日


 現代世界史のリアリズムと日本共産党の嵌っている迷路


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    更新日時 : 2017/03/28 06:41


 たいそうな表題を付けた意図は、世界プロレタリアートの視点から現代史を捉えたいという程の意味だが、この表題とは裏腹に多く語りたくない想いが強い。もともとエントリーを立てるつもりはなかった。志位のアホウで終わりにするつもりだった。ところが河村さんの記事を読んでしまった。模範的な(皮肉ではない)文で、原則的な活動である。まさか河村さんをアホウと言う訳にはいかなくなった。しかし多くは言いたくない。河村文と私の古本屋通信を羅列する。そして幸いなことに、比較的公平でよくできたNHKの記事が見つかった。それも末尾に貼って置いた。あとは読者が自由に読み取って欲しい。

 解題にもならないリードをひとこと。日本の原水爆禁止運動は核拡散防止条約を賛美し始めた時点でオワッテいる。今回の国連の核兵器禁止条約の交渉会議そのものが核拡散防止条約肯定の延長線上にある。一種の国際的カンパニア運動として一定の意義を持つことまで否定しない。しかしそれさえも米帝はじめ核保有国の離脱で完全に破産している。いったい世界100か国以上の代表は演説して何を決議するのか。効力はゼロだろう。いったい何処に法的拘束力があるのか。拘束できるのは調印国だけである。そもそも国連に集まって決議するとしたら全会一致しかない。だから今回は全て流産である。河村さん、これ常識よ。まあ主観的にがんばるのまで止めはしないけれど、あなたの書いている文と崎本とし子の文(下に掲載)を較べてごらんなさい。あんまり違いませんよ。核兵器禁止の運動を草の根から続けることはたいせつです。でも志位さんのニューヨーク行きは無効ですね。



 ヒバクシャ国際署名に取り組みました!
 2017年 03月 27日   日本共産党福山市議  河村ひろ子
今日は原水爆禁止福山市協議会として、福山駅前で「ヒバクシャ国際署名」に取り組みました!
今日から31日まで、ニューヨークの国連本部で核兵器禁止条約の交渉会議が行われています
核兵器全面廃絶につながる核兵器を禁止する法的拘束力のある協定について交渉する国連会議
日本共産党の志位和夫委員長も出席しています。以下の赤字は古本屋通信出席」は明らかに河村さんの誤用でしょう。志位は国連会議に出席も参加もしていない。オブザーバーでさえもない。国連会議には傍聴の制度はないでしょう。志位は会議場所を遠巻きにして眺めるだけでしょう。つまりニューヨークに行っただけ。これだったら河村さんでも古本屋でも行ける。私費で行けばよい。党の金を使って何の意味もない物見遊山に行ってはならない。 続報 翌29日の赤旗一面は2枚の写真を掲載している。即ち1枚目は本物の会議場で演説する日本の被爆団体の藤森。演壇を囲む椅子には殆ど人が坐っていない。つまり予定国の核保有国国連大使らが欠席しているからだ。歯が抜けているのではない。殆どいないのだ。20人ほど。世界100ヵ国? いくら何でもコレは少な過ぎる。たぶん藤森の発言など目ではないから参加国の代表が無視したのだろう。2枚目に志位と笠井が写った写真が掲載されている。何とこれには国連本部第4会議場で開かれた「国連会議」に出席した志位和夫委員長と笠井亮政策委員会責任者(遠藤誠二撮影)とある。すなわち二人は別室の第4番目の部屋でカメラに写された本会議場の様子を眺めることが認められたらしい。然しコレは断固として志位らの「国連会議」の参加ではない。誰でも、つまり私でも手続きを踏めば行けるだろう。現に赤旗記者の遠藤がここで写真撮影している。赤旗も余りにも破廉恥だと思ったのか、国連会議に「」をつけて「国連会議」としている。はっきりしている。志位と笠井と遠藤は国連会議に参加していない。別室でビデオテープを視聴しているだけである。3人以外の随員の緒方や田川実はそれさえも制限されたのだろうか。志位が「文書発言」をした? 笑わせるではないか。この文書発言は国連本部の何処でどう取り扱われるのか。完全なゴミ扱いだろう。それとも国連事務局が丁重に扱って、世界に公表するのか? 志位らのニューヨーク行きは(日本共産党内の崎本とし子や五十嵐仁や小山通博のようなカルト党員を除いて)日本と世界のいかなる人民にも、また国家にも、また運動にも、何の影響も及ぼさない。カスリもしない。別室でビデオを眺めて、それを国連会議に参加したと捏造して、大宣伝する。この「大ニュース」を、日本のブル新聞は報道してくれるでしょうか? やがて配達される朝日新聞が楽しみです(残念でした。志位サンのシの字もありませんでした。その代わり日本政府の高見沢大使と被団協の藤森の名前があった。朝日も何の関係もない志位のアメリカ遊びを報道するほどボケてはいない)。そうだ、これはきっと野党共闘によい結果をもたらすでしょう。森友では失敗しましたからね(低脳辻元清美のポカ)。野党共闘で、国連会議の席を途中で蹴って帰ってきた日本政府を吊るし上げましょう。都議選はこれで民進党と候補者を一本化しましょう。もうアホらしくなったから止めます。どうですか河村さん)。

「多数の国の賛成で核兵器禁止条約が実現すれば、核兵器が「違法化」され、核兵器保有国は政治的にも道義的にも拘束をうける事になる」
と、志位委員長は、コスタリカとベネズエラの大使と懇談の時に語りました
ベネズエラの大使は
「核保有国に義務を課すような結論に持っていくことが大事で、その立場で取り組みます」と語ったそうです

ヒロシマ・ナガサキに原爆が投下されて71年がたちました
被爆者の平均年齢は80歳を超えました
被爆の実相を知る人が少なくなる中、
被爆の実態、原爆の恐ろしさを語り継がなけばならない
放射能は、子や孫の代まで被爆の苦しみを負わす
人類と核兵器は共存することは出来ないのです
原爆の破壊的な威力の恐ろしさを後世に伝えていかねばなりません
今日は原水協が準備した、被爆当時のパネル写真も展示
背中をヤケドした男の子の写真
強い放射線と熱線で黒焦げになった遺体
息絶えた妹をおんぶしたまま、火葬場で順番を待つ男の子・・・
目をそらしたくなる写真もありますが
原爆の恐ろしさに目をそむけてはいけません
子ども達に核兵器のない平和な社会を手渡そう
今回の国際会議を成功させるためにも、草の根の運動を広げるため
署名活動や宣伝活動に力を入れなくては!
日本政府がしようとしているのは、このような市民レベルの運動の弾圧です
共謀罪を閣議決定し、国民を監視しモノ言えぬ社会にしようとする
そして、核兵器禁止条約の批准に背をそむく
安倍政権は退陣しかありません
日本共産党は全力で頑張ります!

# by kawamura0827 | 2017-03-27 22:31



 古本屋通信 No 2488 平成29年3月下旬の世相と日本共産党 より部分再録
③ 志位はあたかも国外逃亡のごとくアメリカ帝国主義に行ったが、これ程の愚挙はかつてなかった。まず党の金の無駄使いである。交通費と宿泊費の全額を党に返却せよ。これは緒方や田川実(弟か兄か? そう言えば西口光がいないナ)ら随員も同様に返せ。つまり遊びに行くな。まず何の国際会議ぞなもし? 国連関係の核不拡散会議関連? そんな会議はそもそも無効だが、アメ帝と英仏「韓」、それに日本はそれさえも蹴っている。それに志位は一体何をしに行くのか? 会議に正式参加資格はない? オブザーバ参加資格もないのだろう。だったら物見遊山に出かけるな。一体、何処に、如何にして、日本の 「核廃絶の熱い想い」 を伝えるのか? 同じく見物に来た他国の暇人に伝えるのか? あのなあ、日本共産党代表が招待もされずに国外の会議にノコノコと出かけて行くことは、今だかつては一度もなかった。あたりまえだ。それだけで志位は党委員長失格である。かつて外国に行けば、外国の共産党・労働者党の代表と共同声明(コミュニケ)を発表していた。たいてい相手は一国の党だが、国際会議だと大規模な共同声明のこともあった。また共同声明の調印が不首尾に終わる場合もあったが、それは結果である。初めから遊びに行ったことは一度もなかった。そもそも国連関係の会議は一国の政府機関が参加する性格の会議である。お門違いも甚だしい。まんいち民間の非政府組織に参加資格があれば、正式な招待状か参加要請があるだろう。恥の搔き捨てもいい加減にせい。政府間の国際会議なんてのは政治的駆け引きの場である。国連に何らかの平和への意思を託すのがそもそもの幻想である、国連はむかしアメ帝の代理人であった。いまもそんなに変わっていない。志位はいますぐ日本に帰って来い。小池が疲れて熱を出しているゾ。早く交代してやれ。>




核兵器禁止条約交渉 日本は不参加を表明
3月28日 7時13分   NHKウェブニュース
核兵器を法的に禁止する初めての条約の制定を目指す交渉がニューヨークの国連本部で始まりましたが、アメリカをはじめとする核兵器の保有国は参加せず、唯一の戦争被爆国として核廃絶を訴えてきた日本も参加しないことを表明し、核軍縮をめぐる各国の立場の違いが際立つ形となっています。

核兵器を法的に禁止する条約の交渉は、100か国以上が参加して27日から5日間の日程で始まり、初日はまず各国の代表や被爆者などによる演説が行れました。

しかし、会場の外では、アメリカのヘイリー国連大使がイギリスやフランス、韓国など20か国余りの国連大使とともに声明を発表し、改めて条約に反対する姿勢を示したうえで、「議場にいる人たちはわれわれが直面している安全保障上の脅威を理解しているのか」と述べ、交渉に参加する各国を批判しました。

また、日本の高見澤軍縮大使は会場で演説を行ったものの、核軍縮は核兵器の保有国と非保有国が協力して行うことが不可欠だとしたうえで、「建設的で誠実な形で交渉に参加することは困難だと言わざるをえない」と述べ、このあとの交渉には参加しないことを明らかにしました。

これに対して、交渉の参加国や被爆者からは、唯一の戦争被爆国である日本が禁止条約に反対し交渉にも参加しないことに、批判も上がっています。

今回の交渉にあたっては、核兵器の保有国と非保有国だけでなく非保有国の間でも立場の違いが際立つ形となり、核軍縮に向けた一歩となるのかは予断を許さない状況です。

広島市出身の被爆者「怒りを感じる」

日本が交渉に参加しないという方針を表明したことについて、国連などの場で核兵器廃絶を訴えてきた広島市出身の被爆者、サーロー節子さんは「日本は核軍縮に貢献していると話していたが、肝心なところを行っていない。北朝鮮の問題もあり、政治的な環境が整わないため、核兵器禁止条約は非現実的だと言っていたが、これまで完全に政治的な環境が整ったときはないし、おそらくこれからもない。それを待っていたら、いつまでたっても平和の話を進めることはできない。怒りを感じる」と述べ、日本の対応を批判しました。

日本被団協「被爆者の期待と全く逆」

日本が交渉に参加しないという方針を表明したことについて、被爆者の代表として国連で演説を行った日本被団協=日本原水爆被害者団体協議会の藤森俊希事務局次長は「日本政府はこれまで唯一の戦争被爆国という枕言葉をよく使ってきたが、その唯一の戦争被爆国は私たち被爆者が期待することと全く逆のことをしており、賛同できるものではない。日本政府は世界各国から理解が得られるよう、核兵器廃絶の先頭に立つべきだ」と述べ、日本政府の対応を批判しました。

国連本部前で集会

国連本部前では27日、核兵器廃絶を訴える国際NGOのメンバーなどおよそ30人が参加し、「核兵器はいらない」と書かれた横断幕を掲げたり、ビラを配布したりして、条約の早期制定を訴えました。

参加した市民団体のメンバーは「アメリカに対して条約交渉に参加するよう求めるため、この集会に参加しました。条約ができれば大きな前進であり、多くのアメリカ国民に賛同を求めたい」と話していました。

また、ニューヨーク在住の女性は「核兵器はたった一発でも甚大な被害をもたらします。核廃絶のとり組みはこれからの世界を担う若い世代にとても重要なことだと訴えていきたいです」と話していました。

国際的なNGO「核保有国に失望」

アメリカを始めとする核保有国やNATO諸国などの国連大使がそろって記者会見を行い、核兵器禁止条約に反対する姿勢を表明したことについて、国際的なNGOのICAN=核兵器廃絶国際キャンペーンのベアトリス・フィン事務局長は「核保有国などによる極めて異例な抵抗だ。国際社会の努力をほごにしようとするもので失望している。アメリカやイギリスなどは条約に反対するのではなく、核兵器をなくすためのリーダーになるべきだ」と強く非難しました。

そして、化学兵器やクラスター爆弾が国際法で禁止されたことを例に挙げながら、「まず核兵器を法的に禁止し、国際社会が拒絶する意思を示すことで廃絶が可能になる。核攻撃による影響は、国境を越えてすべての人に影響を及ぼす。禁止することで安全保障が達成される」と述べ交渉の意義を強調しました。

米国連大使 条約の交渉に参加の各国を批判

核兵器禁止条約の交渉に参加しないアメリカのヘイリー国連大使は、国連総会議場の外で、イギリスやフランス、韓国など20余りの国の国連大使とともに記者会見を行いました。

この中で、ヘイリー大使は「現実的になるべきだ。北朝鮮がこの条約に同意すると信じる人がいるだろうか」と述べ、北朝鮮が核・ミサイル開発を推し進める中で核兵器の放棄することはできないという姿勢を強調しました。

そのうえで、「国連総会議場に入った人たちはわれわれが直面している脅威を本当に理解しているのか」と述べ、核兵器禁止条約の交渉に参加する各国を批判しました。


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   崎本とし子の模範文

 世界でただ一つの原爆被爆国の日本が核兵器廃絶の動きに反対してはいけない!
 2017年3月28日 崎本とし子   とし子からの手紙
国連で核兵器使用禁止の法的な枠組みを作る協議が始まります。

核兵器をなくしたい・・!と命を懸けて運動してきた多くの被爆者の切実な願いです。もちろん被爆者だけではなく日本国民の願いと言っていいと思います。

ところが、日本政府はこれに反対の立場で臨むというのです!?信じられません!

核の傘で守られていると考える日本政府はアメリカなど核保有国に配慮しているのです。あなたはどう考えますか。

私は、今も苦しんでいる被爆の現状と向き合い、当事者意識をもって政府は考えるべきだと思います。当事者の体験の真実に嘘はありません。世界の国に、当事者発信で「核兵器廃絶を今こそ!」といえるのは日本だけなのです。その発言が世界の核兵器をなくす力になるのではないでしょうか。

逆に「反対」すれば、その悪影響は計り知れません。国民の声を聞け!・・・と核兵器廃絶の問題でも声を上げなければならないのですね。国民を裏切り続ける政治がいつまで野放しになるのでしょうか。

安倍政治を許さない!・・・・この思いが募るこの頃です。
  1. 2017/03/28(火) 08:44:21|
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「盲従分子」と「反党分子」

古本屋通信   No 2490    2017年  03月27日


    「盲従分子」 と 「反党分子」


 きのう 久しぶりに 2ch を覗いたら、ゴミ投稿があったので、左記のプロフィール欄にメモしておきました。ホントはコレどっちでもいいんだけど、わざわざメモしたのは 「盲従分子」 と 「反党分子」 の2語が面白かったからです。

  コレらって、共産党員でないと使わないでしょう。ネトウヨはもちろん使わないし、新左翼も使いません。共産党用語ですよね。しかし新しい党員は使わない、どころか知らないでしょう。たぶん元東大民青さんくらいまででしょう、通用するのは。

  もちろん私の世代だと懐かしい用語です。しかし自分が該当者と名指しされたのは初めてでした。まあ下司(下種・下衆)の低脳のことばを分析しても始まらないんですが、いちおうコメントしておきますね、暇だから。

 「盲従分子」は対ソ連共産党と対中国共産党で、日本共産党を裏切って分派を作った諸集団を非難するときに使われました。しかしこのなかには、トロツキスト集団の革共同3派とブント諸派、それに反党修正主義集団の社革と統社同は入っていませんでしたね。彼らは外国の党に盲従したのではありませんでしたから。

  ところで私は朝鮮民主主義人民共和国も朝鮮労働党も支持していませんから、もちろん「北朝鮮盲従分子」ではありませんが、かつて日本には、日本共産党が「北朝鮮盲従分子」と呼んで指弾した集団があったのでしょうか。たしかに金日成の主体チュチェ思想を持ち上げる集団が、日本の運動にこれをマルクス思想の最高峰として持ち込んだことはありました。いまでも研究会のかたちではあるでしょう。しかし彼らは日本革命を主体思想で成し遂げる政治集団を作ったわけではありません。だから共産党は「北朝鮮盲従分子」なる用語を使ったことは正式にはないでしょう。すると今回の投稿者の初使用ということになります。私は複雑な気持ちですね。これがひとつ。

  もうひとつは「反党分子」ですが、これは「盲従分子」よりもずっと守備範囲が広いことばでしょう。とういうことは曖昧使用が許容される用語でしょうね。まあ言われた私の率直な感想は名誉と不名誉半々ですね。もちろん私は反党分子ではありません。れっきとした日本共産党の支持者です。石崎徹と違って、私は赤旗は本紙、日曜版とも購読しています。カンパも不定期ですが、選挙ごとにしています。百円、二百円じゃありませんよ。万単位です。でも反党分子と呼ばれて、ちっとも屈辱を感じない。むしろ俺もやっと其処まで成長したか、そういう誇らしい気持ちもあります。なぜなら私の古本屋通信がやっと認められた、その証拠だと思うからです。

  この一文、左記のプロフィール欄を埋めてから、一気に書き上げました。字句の修正以外は加筆も削除もしないつもりです。
  1. 2017/03/27(月) 15:56:54|
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「対北朝鮮・・・・・妄想」を紹介

古本屋通信   No 2489    2017年  03月26日

   対北朝鮮をめぐる陰謀についての妄想を紹介

 面白そうなブログを発見したので貼っておきます。コメントはありません

キラキラ星のブログ(【月夜のぴよこ】)
【月夜のぴよこ】自衛隊守る会代表 http://yakamochi.org/
報道機関などでライターとして活動。&書道家 記事のご依頼よろしくね。拡散・シェアはご自由に。 プロフ https://www.facebook.com/rieka.ogasawara


対北朝鮮をめぐる陰謀についての妄想
2017-03-26 10:14:54NEW !
テーマ:国防 安全保障
ここにこれから書くのは妄想ですが、その妄想をたどるといろいろ面白いだろうから、妄想を妄想として書いておきますね。以下の全ては妄想です。キッパリ。

妄想と明言してますが、その中に真実がないとは言ってないので・・・、まあワロスワロスというお話で。メモを残しておかないといずれ困るんじゃないかなぁとおもうのですよ。

このところ北朝鮮の話題がいろいろありますよね。ミサイルも発射されてますし・・・

正男氏暗殺 総連首脳は北犯行と判断 内部に正恩氏批判 部下へは「米韓謀略」
http://news.yahoo.co.jp/pickup/6234402

●わざわざ日米首脳会議にあわせてのミサイル発射。

●安全なはずのマカオからわざわざマレーシアに連れ出して正男君を殺害

●カリアゲ君だけが勝手に暴走しているんでしょうか?

かなりの人が怪しいと思っているけど口にできないことがありそうな……

おっと、こんな時間に……(ry

という話がちらちらあって・・・

「実はアメリカが」でも、「実は中国が」でも、日本、ロシア、韓国…どれを主語にしても、それらしいロジックと物証を提示できる。いくらでも妄想できるんだけど、結局は真実はわからない。ただ、重要なのは現実世界は「どのシナリオで進行してるか」であって、それによって何処をゴールにしてるかだよね…

北朝鮮国内はどうだか知らないけど、一応世界的には将軍様が殺ったことになってる。ロジックとしてはお家騒動的話で、偏執狂の将軍様が某国の陰謀を恐れてとかそんな感じ。結構無理あるけど、本人が表舞台に出てこない人なんで、ある意味何でもありに言えるんでどうにかなってる感じ。方向性としては、とにかく北の将軍様はキチガイで危険って言う事にしようとしてる訳で、そんな奴が核ミサイル持ってまっせーって言う話に向かうわけでして、やっちゃってOKって言う世論作りだわねぇ
違和感を感じるのは、あまりにも見え見えに見えるよなぁ…な辺りだけど、これが誰向けの話かな点。つまり違和感を感じるのは私たち日本人に向けてる話じゃないから

例えば秋田で防空訓練が行われた。それを世界中のマスコミが取材した。数字を見るとそこまで大規模なものじゃないんだけど、扱いはかなり大きくて、ちっさな子供が訓練で逃げる姿や、お年寄りが前大戦の米国空襲を思い出すって言葉が紹介された。このnewsは世界的には結構扱いがデカイ
これをどう見るかですよねぇ

まぁだからこそ、どーでもいいくだらなーい事を国会でダラダラやってますnewsを流したいって人達もいるわけでして…

で、お祭りの花火の用意ができました。

北朝鮮、核実験準備を完了か 米当局者
http://www.cnn.co.jp/world/35098702.html?ref=rss

もうね。見えてくるものはいろいろあるので、本来慌てふためいて、これに集中すべきところなのに、なにやってんだか。国会。

ってか、だからこそ、国会をこんなどーでもいいことにくぎ付けにしたい人達もいるんだよね。

という長い妄想の話でした。

わかる人にはわかるんだろうと思うが、陰謀論として生暖かく読んでおいてくださいね。
ほかの条件もあるんだけど、花火が大火にならないように見守りますわ。
  1. 2017/03/26(日) 14:59:34|
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昨今の世相と日本共産党

古本屋通信   No 2488    2017年  03月26日


    平成29年3月下旬の世相と日本共産党


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      更新日時: 201 7/03/26    06:43


  4,5日更新しないと店長ブログが20位前後に落ちるが、書き始めると10位前後に戻る。これからも宜しくお願いします。


  このところアレコレ書いていて、自分でも冴えない思いが強い。べつに他人のせいにする訳ではないが、一番の原因は日本共産党が冴えない極みにあるからだろう。ざっと列挙する。

きのう他人から知らされて気がついたが、赤旗から共謀罪の記事が消えている。これ自体はべつに鬱陶しくはないが、そもそもテロの定義さえ出来ない共産党が、世紀の悪法と戦える訳がないのだ。それと、「野党共闘で共謀罪反対」などありうる筈がない。野田政権時代の民主党こそ悪法の急先鋒だった。この問題での国際条約関係は別個に考えなければならないが、それが混同されている事もある。赤旗から記事が消えたのは、この問題で共産党が当面降りたということだろう。本来降りてはならない問題だが、何らかの理由で混迷を深めているのだろう。

一昨日、昨日の2日間、赤旗は森友問題オンリーの趣きであった。これしかないのだろう。しかし私の予測、すなわち安倍夫妻無罪、が動く気配はない。野党はまさか安倍夫人の証人喚問が実現すると思ってはいまい。絶対にあり得ない。国会劇場は籠池の証人喚問でオワリである。せいぜい大阪府知事の松井までだろう。安倍は仮りに細君が100万円を森友に寄付していても犯罪ではないと言い切っている。正解である。刑事犯のいずれにも当らない。これで夫人の国会喚問が実現したら、日本の政憲史上の大珍事である。共産党は早期に矛を納めた方がよかろう。極右の主役5人(安倍夫妻、籠池、稲田朋、松井)の猿芝居は早く幕引きした方がよい。

志位はあたかも国外逃亡のごときアメリカ帝国主義行きだが、これ程の愚挙はかつてなかった。まず党の金の無駄使いである。交通費と宿泊費の全額を党に返却せよ。これは緒方や田川実(弟か兄か? そう言えば西口光がいないナ)ら随員も返せ。つまり遊びに行くな。まず何の国際会議ぞなもし? 国連関係の核不拡散会議関連? そんな会議はそもそも無効だが、アメ帝大統領はそれさえも蹴っている。それに志位は一体何をしに行くのか? 会議に正式参加資格はない? オブザーバ参加資格もないのだろう。だったら物見遊山に出かけるな。一体、何処に、如何にして、日本の 「核廃絶の熱い想い」 を伝えるのか? 同じく見物に来た他国の暇人に伝えるのか? あのなあ、日本共産党代表が招待もされずに国外の会議に参加することは今だかつては一度もなかった。あたりまえだ。それだけで志位は党委員長失格である。かつて外国に行けば、外国の共産党・労働者党の代表と共同声明(コミュニケ)を発表していた。たいてい相手は一国の党だが、国際会議だと大規模な共同声明のこともあった。また共同声明の調印が不首尾に終わる場合もあったが、それは結果である。初めから遊びに行ったことは一度もなかった。そもそも国連関係の会議は一国の政府機関が参加する性格の会議である。お門違いも甚だしい。まんいち民間の非政府組織に参加資格があれば、正式な招待状か参加要請があるだろう。恥の搔き捨てもいい加減にせい。政府間の国際会議なんてのは政治的駆け引きの場である。国連に何らかの平和への意思を託すのがそもそもの幻想である、国連はむかしアメ帝の代理人であった。いまもそんなに変わっていない。志位はいますぐ日本に帰って来い。小池が疲れて熱を出しているゾ。早く交代してやれ。

東京都議選。キンピーサイト経由で週刊ポストの記事を見た。共産党は17議席から11議席だそうな(下記参照)。私の予想は一桁だった。多少の増減は時の条件に依るが、まあ10議席前後だろう。問題は都議選を戦う党の政策以前にある。スタンスが一向に明らかになっていない。これでは候補者も陣営も選挙を戦えないだろう。だから早くも小池都知事に色目を使い始めた党候補さえ出始めた。民進党を嗤ってはいられまい。アレもコレも小池が悪い。いや小池都知事ではない。小池書記局長の定例記者会見が悪い。あの記者会見では、東京都党も候補者も戦いようがないではないか。

野党共闘の呼び声は赤旗からすっかり鳴りをひそめてしまった。然し今でもたまに思い出したように、取って着けたように使われている。だが、完璧に破産している。悔しかったら、東京都議選を民進党と候補者調整して戦ってみろ。民進党は小池新党とドッキングすることはあっても、共産党など見向きもしまい。ともに泡沫会派である。私の予想が狂ったのは、都議会自民党が半減するとの週刊ポストの予想である。これは眉唾だ。自公はそんなに減らないだろう。然し一二年で小池都知事と和解するという予測には異論はない。

  まあザッとこんな近況だが面白くないナ。そういえば最近の共産党員のブログに勢いと輝きがない。典型的な例を2つだけ。大平衆院議員のベージに更新が殆どない。国会議員だからそれ自体は構わない。でもそれだけではなかろう。倉敷市議の田辺さんのブログは正月以降、明らかにトーンダウンしている。私が彼の正月記事を貶したからではないだろうが、志位ー五十嵐仁正月対談を褒める感性の限界だとは言えるだろう。


余談 昨日の赤旗。富山市議選は4議席確保を目指すそうだ。うち2議席は火事場どろぼうで無理やり奪った議席である。古本屋通信は不当に掠め取った党の2議席落選を目指して奮闘する。因みに私が共産党候補の落選を宣言したのは今回が始めてである。火事場どろぼうだけは許せない。


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   2017.03.22号   週刊ポスト   


 東京都議選2017選挙結果予想では、自民半減、小池新党10倍増の58人当選!衆議院解散か?

国政選挙4連勝と負け知らずの安倍晋三首相が
7月2日投開票の東京都議選「惨敗」の予測に衝撃を受けているというのです。
自民党は“善戦”でも現有の57議席から20以上減らすと予想され、
小池新党は5人が、58人に到達し、10倍以上の第一党になる!
自民党選対本部から官邸にそんな見通しが伝えられているのです。
週刊ポストは、衝撃的予想を発表しました。
概要をまとめて見ました。

 東京都議選挙の予想は?  週刊ポストの予想はこうです。
◆ 自民党:現有議席数58人から26人前後!
◆ 公明党:現有議席数22人から21人前後!
◆ 民進党:現有議席数18人から7人前後!
◆ 日本共産党:現有議席数17人から11人前後!
◆ 小池新党:現有議席数5人から58人前後!
◆ 他:現有議席数6人から4人前後!


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 ついでにホヤホヤの小山博通の記事を貼っておくが、この人の文も、崎本とし子の文も、石崎徹の文も、宮本岳志の文も、大本よし子の文も、文そのものの修辞(言葉を美しく巧みに用いて効果的に表現すること。また、その技術)は極めてまともなのだ。この点で林じゅんの文とはちがう。しかし文章として構築されていない。うち小山と崎本の文は自分の思考跡がない文、つまり思想的営為と格闘のないカルト文である。改めての批判は要らないだろう。小山ブログ文の読者は私以外にいないだろうから、有難いと感謝して貰いたいものである。

 まあ一言だけ付けておこうか。タイトルだが小利口に終焉など使わずとも、安倍政権がオワッタか、またはオワリに近いという意味だろう。アンタあのなあ、共産党もこうは言ってないゾ。だからアンタは最終部分で 「政権は自動的には壊れません」と書いている。つまり敵味方の闘争に拠って戦いの帰趨は決まるという意味だろう。なら既に帰趨が決着してるかの如きタイトルはコケオドシのハッタリだろう。ハッタリやアジ演説も時には必要だ。しかしアンタのは全文が空虚なハッタリだ。依拠するネタは赤旗だけだ。しかも赤旗を上回るデマ宣伝だ。だから党カルトなんだ。分ったか、あほう。

  ここまで書いても、古本屋を嫌うカルト党員小山を擁護するだろう。ちっとも間違ったことを書いていない、と。じゃあ譲歩しよう。あまり字づらでは間違っていないとしてもよい。なら小山の文は活きているか? 読んで面白いか? 一定の読者がいるか? 崎本の方がまだいるだろう。小山のブログなんか誰も読んでいない。面白くないから読まない。武田もそうだったが、現役の議員の時には一定の読者がいただろう。いいか、人間の評価は職や地位を降りてから決まる。職や地位は周りが与えてくれるものだ。実力ではない。勘違いするなよ(古本屋通信)。



  アベ政治の終焉   2017/03/25 22:45:03  
 
日本共産党元倉敷市議  小山博通
 森友学園問題で、安倍政権が窮地に立っています。同学園への国有地安値払い下げが行われ、小学校建設が行われていましたが、問題点が明るみに出るとともに、学園側は私立小学校(『安倍晋三記念小学院』として寄付集め)開設申請を取り下げました。国有地安値払い下げ事件に、政治家の関与、官僚・政府職員の忖度が問題視される中、安倍昭恵首相夫人・付人(政府職員)からのFAXや電話のやりとりが表沙汰になったからです。

 安倍首相は自分も妻も、国有地安値払い下げに関わっていない、と国会答弁し、もしそうであれば、総理大臣も国会議員も辞める、とタンかを切りました。しかし、首相夫人・付け人と学園理事長夫妻とのFAX・電話の内容が明らかになるとともに安倍政権への激震となっています。

 そもそも森友学園は、現在幼稚園を経営し、教育勅語押し付け、安倍首相頑張れ、安保法制国会通過良かったなど、教育の名で、誤った思想を押し付ける学園です。学園の籠池泰典理事長は、安倍晋三氏がかつて事務局長を務めた右翼団体「日本会議」のメンバーで、アベ信奉者でしたが、今回の事件発覚で「裏切られた」との思いから、安倍首相及び夫人との関係を暴露する国会証言を行いました。

 アベ政治の終焉が近づいています。憲法を無視して戦争法をつくり、アベノミクスと称する大企業・大資産家優先政策の下、「女性、総活躍」「働き方改革」「地方創生」など、国民要求を採り上げるかのような欺瞞的政策を散りばめ、支離滅裂な外交政策では国民に不安しか与えられないことがまるで分からない、「アホノミクス、」と揶揄される、最低・最悪の政権が終わりを迎えています。

 政権は自動的には壊れません。特に、政権喪失の経験から得た、自公政権へのすざまじい執念を上回る力強い野党・市民連合政権獲得運動が現出しなくてはなりません。キナ臭い、変な方向に行こうとする日本を救う、救国戦線を結成しようではありませんか。
  1. 2017/03/26(日) 06:05:51|
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学校教育私論の断片

古本屋通信   No 2487    2017年  03月25日

   学校教育私論の断片

 べつに石崎徹の「天皇退位私論」に当て付けた訳ではないが、ほんの私的な見解という意味で 「学校教育私論の断片」 と題した。たたき台に、先ほど寄せられた『京都民報』掲載の以下の記事を使わせていただく。


 卒業の夢かなえたよ 朱雀高校 若い仲間を励まし支え
 63歳の井筒かほるさん「心に決めて果たせなかった夢をかなえました」

 1年前の八幡市長選挙(16年2月)で「八幡市民の会」の候補者として奮闘した井筒かほるさん(63)が、府立朱雀高等学校(京都市中京区)普通科を卒業し、5日の式典では卒業証書を手に同級生と喜びを分かち合いました。同校通信制に学び、卒業資格単位を3年間で修得。今月には64歳の誕生日を迎え、同校81人の卒業生のうち最高齢です。

 八幡市長選挙に”高校生„で立候補 
 井筒さんは中学卒業後、同通信制の入学願書手にしたものの、西陣織刺しゅう加工会社の勤務を経て、民主商工会事務局で中小業者の営業とくらしを守る活動に従事してきました。退職を機に、念願だった高校進学を決意。数学の三角関数、英単語の習得には苦労し、「娘にも教えてもらいましたが、しんどかった」と明かします。想定外だったのは、候補者活動との両立。選挙上、”現役高校生„の立候補例は、「調査がなくわからない」(総務省)、「統計はないが珍しい」(京都府)とするまれなケースでした。そんな高校生活で、「孫に近い年齢の友達ができ、楽しかった」と目を細める井筒さん。スクーリングの日は一緒に食事に行き、課題レポートや試験の対策などを励まし合う仲間づくりを大切にしてきました。 2歳の娘をハグして「パパ、卒業できたわ」と伝えた大田大介さん(28)は3校目の挑戦でした。仕事の後の勉強は、くじけそうになりましたが、「声をかけ合うチームワークがあったから。”井筒チーム„のおかげ」と言います。北口海さん(19)は、「自学自習が基本ですが孤独にならず、同じような条件の人と仲良くなれたのは井筒さんがいてこそ」と振り返ります。 若者の働き方や経済格差が増すなか、「学びの場がみんなの権利として保障されなくてはいけない」と話す井筒さん。「卒業後も相談に乗れるつながりを大切にしたい」と抱負を語っています。




  古本屋通信

 私は、この方は無所属で市長選に出馬されたが、旧くからの共産党員だと思うから、それを前提に最小限のコメントをして、後はこの方から離れて自論を書きたいと思う。

 色々の理由で義務教育だけ終えて就職した方がいる。私は上級の学校に進学するのがよいか否かは、一概に言えないと思う。行こうと思っても行けない場合もある。逆に行ける条件があっても、行きたくない場合もある。ただ働きながら学業を続けられる学校制度は昔からあった。定時制高校や通信教育や大学のⅡ部である。そこで学んだ人が本物だという場合は多い。そういう意味で拍手を惜しまない。

 ただ一点、別な事だが、一生涯の定年まで民商事務局員というのは無条件には支持できない。民商の職場の厳しさは倉敷民商弾圧事件を通じて知っているつもりだが、それでも無条件には支持できない。つまり「賃労働」でない労働は、この社会では例外的であるべきだというのが自論である。これは高松の市民劇場の崎山君の関連で書いたし、岡山の福木さんの民商専従40年にも疑問を持っている。この件では何回もエントリーを立て始めたのだが、いつも挫折した。微妙でむつかしい問題を孕んでいるからだ。私は議員、専従は短期で交代すべきだと思っているのだ。つまり組合専従がふつう数年で現場に戻るように。しかしそれは理想論だろう。


 以下が本論である。と言っても簡単に済ませる。たしかレーニンの 『青年同盟の任務』 だったと思う。青年同盟はマルクス主義を学ぶ学校だと規定していた。そしてマルクス主義は、既成の教条ではなく、人類のこれまでの科学遺産の全てのうちの優れたもの集大成である(但し個別科学に取って代わるものではない)。つまりマルクス主義は3つの源泉と3つの構成部分からなる、これがレーニン主義だったと記憶している。

 で、ここからが肝腎なのだが、日本や欧米のように資本主義の発達した国では、資本家の要請によって、それなりに学校制度が発達している。問題はコレを利用するか否かである。この件では、私の大学民青の時代に、ずいぶん議論があった。結論はトコトン利用すべきとなった。これは蔵原惟人などが論じている。ぬやまひろし(西沢隆二)は、大学なんか行くのは高慢ちきな物識りをつくるだけだから行かないほうがよい、と公言していた。

 私は初めの大学は教育学部だった。つくづくイヤになるようなつまらない授業が多かった。何とか卒業単位をとって岡山大学に学士入学した。哲学科だった。哲学関係は簡単に入学が認められた。しかし教育学部では第二外国語の単位を取得していなかった。だから学士入学は認めるけれど、ドイツ語の単位を岡大で4単位取得せよ、という条件が付いた。私はそれを簡単に考えていた。あとで知ったが、岡大の文科関係のドイツ語はベラボウに厳しかった。教官によってはクラスで数人しか単位を与えず、大半は落第させるのだった。「鬼の中野、仏の何たら」というのは法文のクラスでは定着していた。中野の授業も必ず一回は受講しなければならなかった。岡大に留年が多いのはそのためだった。私は哲学科でカントの演習なんかもやったから、ドイツ語だけは一日10時間くらい勉強した。今では全くだめだが、半年くらいで普通の独文は辞書があれば読めるようになった。この時の勉強は学校制度がなければ絶対にできなかったろう。ドイツ語に限らず外国語の習得など、凡人は独習では無理である(ただし会話はこの限りではない)。この時のドイツ語は私のマルクス理解にも貢献しているだろう。

 それから私は学業を中途で放棄する人をトコトン嫌う。高校中退は思春期だから仕方ない。大学を中退して党の関連団体に入るのは半分は横着、半分はエリート主義である。止むに止まれぬ理由は殆どの場合ない。大半は横着である。中退人間はロクでもない。これは労働条件が厳しくて仕事を変わるのとはまるで違う。こういう人間に限って、労働者階級が分かっていない。その典型が宮本岳志だ。もうこれは軌道修正は効かない。骨の髄まで冒されている。潰すしかない。

 仕事の電話が入ったので中断する。

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   再録


   
古本屋通信  No 376  8月23日

   宮本岳志のこと 


 私が宮本岳志のことを、どうしようもない救いがたい不良党員だと思ったのは、以下に貼るかれの一文を読だ時だった。全文を転載し、問題個所を色文字に変換した。そのあとに私の短文を添える。こういう男が何処でどう間違えたか、国会議員になってしまった。


 故・森実一広同志のこと 宮本岳志 2006年02月20日
 2月15日は私にとって終生忘れられない日です。1998年2月15日、ともに青年運動に打ち込んできた、当時日本民主青年同盟中央委員長だった森実一広さんが委員長在職のまま亡くなられました。前年末から「風邪ひきをこじらせた」とは聞いておりましたが、突然の訃報に驚愕したことを昨日のことのように思い出します。

 森実さんがまだ民青京都府委員長をされていた時、私は大阪府委員長でした。民青同盟の中央委員会や都道府県委員長会議は伊豆にある青年学習会館で開催されるのですが、だいたい近畿圏の府県委員長は同じ部屋が割り当てられ、よくお互い深夜まで語り合ったものでした。若い時代ですから夜はずいぶん酒も飲みましたが、彼はそういう時でもあまり深酒はせず、気がつくとベッドで一人本を読んでいるというたいへんな勉強家でした。

 森実さんは京都大学卒業という秀才で、頭脳が明晰というだけでなく、青年運動にあくなき情熱を傾ける情熱家でもありました。当時、大阪の民青が京都よりさほど進んでいたというおぼえもないのですが、年齢的にも先輩に当たる私に、絶えずいろんなことを質問し、「京都もぜひ大阪に学んで」などとおっしゃるのです。こちらのほうが恥ずかしくなるときもありました。

 1994年4月の民青同盟第22回全国大会で私が民青同盟大阪府委員長を退任、民青を卒業し、1995年7月にたたかわれる参議院選挙の日本共産党比例代表予定候補となったその時に、森実さんは民青同盟中央副委員長として、京都から東京に赴任されたのです。当時、私は彼のような有能な人が民青中央を担ってくれるのなら本当に安心だと思ったものです。

 森実さんの死は、民青同盟にとっても、私たち同時期に青年運動に打ち込んできたものにとっても、簡単には受け止めきれない出来事でした。民青同盟にとっては、「亀戸事件」で関東大震災のさなか、官憲にとられられ虐殺された共産青年同盟初代委員長、川合義虎氏以来、二人めの委員長の在職死となりました。

 「最初は風邪ひきだったものを、無理をしてこじらせてしまった」ということを知ったとき、私は忘れることのできない彼の人柄をあらわすある出来事を思い出したのです。

 私たちが民青の活動をしていた頃、まだ「青年運動」という月刊誌があり、そこには「専従同盟員として生きる」というコーナーがあり、全国の専従者が順番に自分の思いを書くことになっていました。ある号に、森実京都府委員長の文章が掲載されたのです。彼は次のようなことを書いていたのです。

 自分の大学の同窓生は、ほとんどが銀行や一流商社などにつとめ、海外へ赴任したりビジネスの最前線で働いている。しかし今、そういう職場では大企業の儲けのために、際限のない長時間過密労働がまかりとおり、体がボロボロになるまで働かされている実態がある。しかし自分は、民青同盟の仲間たちとともに、生きがいを社会進歩に結んで生きる道を選んだことはたいへん幸せなことだと。

 私はここまで読んで、きっと彼は「確かに経済的には恵まれない仕事ではあるが、いくら裕福でも身体がボロボロになるまで働かされるより自分のほうがずっと幸せだ」というふうに論じるのだろうと思ったら、彼は違ったのです。そこには「だから、深夜まで煌々と灯りがともるオフィス街を見上げながら、そこに苦しめられている同窓生たちがいる、もっと自分はがんばらねばならないと決意を固めるのです」と結ばれていました。

 私は恥じました。われわれはこうでなくてはいけないと。感動した私は、当時大阪の専従者を集めてこの文章をみんなで回し読みし、自分の反省を述べたのを覚えています。しかし、そういう人だっただけにがんばりすぎたのだと思うと、「森実君、もういい、何もそこまでがんばらなくってもよかったんだ」という思いが次から次へとこみ上げてきて、涙が止まりませんでした。

 私が比例代表候補の任務を終え、大阪の地区委員会で赤旗の配達集金の仕事をはじめてまもなく彼が中央委員長に選出されたと聞きました。やっぱり日本を背負う人だ、将来は国会に出ても十分活躍できる人だとうれしくそのニュースを聞きました。それが、私が98年参議院選挙の大阪選挙区の予定候補となり大阪を駆けめぐる中での突然の訃報…「森実君、それはないだろう」との思いでした。

 私は彼の葬儀の日、彼の遺影の前で、きたる参議院選挙で必ず勝利すること、そして彼がなしえなかった、政治の革新をその遺志を継いで必ず成し遂げることを誓ったのを今でもはっきり覚えています。98年の参議院選挙は彼の遺志も背負ったたたかいでありました。それ以来私は、彼とともにたたかっているつもりです。

 毎年2月15日がやってきます。今年で8回目の命日でした。「去る人、日々にうとし」と言いますが、「森実一広」という名前は徐々に人々の記憶から薄れていくことは否定できません。日本民主青年同盟は青年の組織です。未来の組織です。若き担い手たちが次々と入れ替わっていくのは当然であり、それでこそ前進するのです。いつまでも過去を振り返り、涙するというようなことは青年同盟に負わせるべき仕事ではありません。

 だからこそ、私たちが。「森実一広」とともに若き時代、青年運動に情熱を傾け、ともに学びともにたたかった我々同時代に青年運動を担ったものが、彼の名前と業績、その稀有な能力と優れた人となりを一生背負って行ってやらなければならないと思っています。2008年は彼の没後10周年です。ぜひとも彼を偲ぶ関係者のつどいを開きたい。そして来年は彼とともに参議院選挙をたたかい、再び勝ち抜いてその日を迎えることを彼に誓いたいと思います。



   古本屋通信

 青文字部分の要約からして、宮本流の捏造だろう。森実が「一流商社」などの語を使用する訳がない。すべてきれいごとだ。おまけに死者をダシにした、自分の立ち位置の正当化、合理化だ。アホらしくて書く気も失せるが。
 宮本は何も分かっていない。この資本主義社会を根本から変革していく力が、大企業で厳しい労働条件で働いている労働者、すなわち森実の旧同窓生たちの中にあることを。森実や宮本などの職業革命家の位置は、社会変革の事業にとって特殊な、いわば例外的な位置にあることを、宮本は全く分かっていない。言うまでもなく森実は分かっていた。だから旧同窓生に対しての優位性の意識などハナからない。
 私が宮本を許せないのは、かれが革命における労働者階級の役割を理解していないだけではなく、職業革命家と労働者を対立させ、前者の優位性に囚われていることだ。そのうえ許せないことには、自分の甲羅に似せて森実を描いているのだ。その根底には科学的社会主義についての、驚くべき無知がある。しかし、こういうマルクス思想の欠片もない男が、非常勤とはいえ、党附属社会科学研究所に在籍していたという事実。宮本の一文は、死んだ森実の冒瀆であるばかりでなく、日本の労働者にたいする決定的な裏切りを示すものだ。

 あんまり否定的な評価ばかりでは気が滅入るので、もうひとつ森実に関する追悼文を貼っておこう。こっちはマトモだ。執筆時がちょっと分からない。現在もHPが生きている。



 森実一広さんの思い出 植田謙一
 1998年2月15日、当時の日本民主青年同盟中央委員長だった森実一広( もりざねかずひろ)さんが亡くなった。その第一報を聞いたとき、僕は言いようのないショックを受けた。民青同盟委員長としては、これからが本領発揮だと期待していたこともあったが、他方で病気療養中だと聞いていて回復を願っていたところでもあった。死因は「ヘルペス脳炎」だという。医学は門外漢だが、事実上の過労死だと受け止めた。われわれの運動の至らなさが森実さんを殺したような気がしてならなかった。
 森実さんについては、宮本たけしさんが ブログで思い出を書いておられる。宮本さんが民青同盟大阪府委員長だったときに、森実さんが同京都府委員長だったそうで、その頃の思い出が中心だ。僕は、学生時代にもっと密着して指導を受けた立場から思い出を語ってみたい。
 1987年に僕は大学に入学しているが、そのときの京大学生党委員長が森実さんだった。森実さんはすでに大学を卒業し専従活動家となっていたが、僕が法学部の直接の後輩に当たる、ということもあって、折にふれて大変身近にお世話になった。
 僕は、政治的に早熟で、小学校高学年の頃にはすでに「主義者」気取りだった。僕はそういうところをプライドにしてきたところがあったが、森実さんはレーニンの社会主義イデオロギーの外部注入論を紹介し、僕の経験は運動にとっては教訓化できないことを説き、僕の慢心を諫めてくれた。僕はレーニン理論の基礎を森実さんに教わったと思っている。僕の社会科学の基礎は、森実さんと学生学術サークルである社会科学研究会が固めてくれたと思っている。
 印象に残っているのは、森実さんの指導の温かさである。僕が入学する前は、下回生の日和見的な発言を聞くと血相を変えるような人だったらしいが、僕が入学した頃にはそういうことはなく(おそらく相当の努力をしたのだろう)、努めて温和に指導をしようとしていたようだ。運動がなかなかうまくいかないときでも、われわれの運動にありがちな精神主義的にあおる、ということはせず、状況を分析的にとらえることで、事態を打開しようとする姿勢が見られた。「運動が進まないといっても、活動家がサボっていてそうなっているわけではないのだから、そこはよく考えてことを進める必要がある」といった趣旨の発言をしていたのが印象に残っている。これは、僕にとってはわれわれの運動の現段階を見るときの視点として、重要な意味を持っている。
 僕は2回生のときに、所属大学を離れた活動上の任務を負っていたが、その任務を長期にわたって放棄をするという問題を起こし、所属大学での任務に復帰する、ということがあった。所属大学の活動家たちは割と僕に同情的だったが、当時民青同盟京大地区委員長だった森実さんはそこに釘を刺すことを忘れなかった。「問題を起こして帰ってきているのだから、大学の組織としては君を『歓迎』する、ということにはならない」と。厳しい言葉だったが、筋論だった。そういう筋を通す姿勢が、その温和な人柄とともに印象的な人だった。
 僕は活動上の困難があると寝込む、ということがときどきあったのだが、そういうときも根気強く話を聞いてくれて、打開のあり方を一緒に考えてくれた。
 プライベートでもお世話になることがあった。2回生の後期に僕は他大学の女性活動家と付き合っていたのだが、彼女は前の彼氏との関係を整理できず動揺を繰り返し、僕を振り回すことになり、僕はそれなりに苦労を強いられた。ことの経緯を知った森実さんは、率直に彼女の人格上の問題点を指摘し、僕に別れた方がいい、とアドバイスしてくれた。「恋愛は理性でするものではない」と即答を避けた僕だったが、そのことを彼女に告げ、「反論できなかった」と僕が言ったことが、別れの直接のきっかけとなった。反発した彼女は「じゃあ、別れよう」と売り言葉に買い言葉のつもりで、言ったが、僕はそれを機に本当に別れることにした。僕が本気で別れる決心をしたことに彼女はあわてたようだったが、僕の決心は固まってしまった。当時の彼女は恋愛をするには、人格上の問題点が大きすぎた。彼女に執着した僕にはそれは見えなかった。そこのところを森実さんは指摘してくれたのだった。この点では、僕は森実さんに感謝してもしきれないという思いを持っている。
 3回生の時から、僕の森実さんについての記憶は途切れる。当時の学生組織は、教養部(これ自体がもはや「懐かしい」概念だが)対策が中心だったため、3回生の僕を直接指導する機会が減ったのだろう。3回生以降、僕は苦悩をむしろ深めていくのだが、そのとき森実さんに相談ができていいれば、何かが変わっただろうか?
 その後、森実さんは民青同盟京都府常任委員、京都府委員長、中央副委員長、中央委員長と民青同盟での「出世」の階段を登っていく。森実さんの親しい指導を受けた身からすれば、それは自慢だった。
 最後に森実さんに会ったのは、1997年の中央赤旗まつりのときだった。ややお疲れの様子が気になったが、中央委員長ともなると大変だな、と思っていた。その後、森実さんは病に倒れ、逝ってしまうのである。
 僕は、民青同盟の方針に不確信を持つことも多く、森実さんが中央委員長だったときにもそれが払拭されたわけではないが、森実さんなら今後、なんとかしてくれるだろう、という希望を持てたのも事実だ。その希望が、森実さんの死によって断ち切られる、というのは何とも悲しかった。
 その後、民青同盟中央は、90年代後半の日本共産党の前進という情勢の中で、許しがたい路線をとることもあった。青年組織というのは構成員が若いため、どうしてもある程度の動揺が出てしまうものであるが、そんなとき、「森実さんが生きていたら」と思うこともあった。森実さんが健在であったら、本当に民青同盟の方針がまともなものになっていたかはわからない。しかし、森実さんは僕の希望の星だった。生きていたら、それこそ日本共産党を背負う人材になっていたに違いない、という思いもある。
 日本共産党と民青同盟の前途を考えるとき、森実さんの死はあまりにも大きな損失だったのではないか、という思いが僕にはある。それは、僕の森実さんへの個人的な尊敬とはまた別の問題であるが。
 厳密に言えば、唯物論者に「冥福」はない。森実さんの生きた証は、われわれ遺された者の中にしかない。森実さんの遺志をどう受け継ぐか、が問われている。しかし、ストレスにあまりにも弱い僕には、できることが少なすぎる。そのことの歯痒さを、森実さんならどう受け止めてくれるだろうか。
  1. 2017/03/25(土) 12:23:28|
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