古本屋通信

なぜ言葉がなかったか

古本屋通信    No 1636   10月04日

 
  なぜ言葉がなかったか


  安保法制(戦争法)反対運動について、ネット商売人の「世に倦む日日」が以下のように書いている。私は当初この男の丸山真男論にすっかりイカレていた。途中から詐欺師だと気が付いて評価を一変させた経緯がある。で、久しぶりに訪問してみた。なんと正論を書いているではないか。この限りで全く同感である。全文(といっても無料個所のみ)を引いて、その後に私論を添える。ずばり 「なぜ安保法制反対に言葉がなかったか」 を書きたい。


世に倦む日日  2015-10-02 23:30
説得力がなかった「学者の会」
60年安保の丸山真男の演説との違い

今回の法案反対運動には、本当に言葉がなかった。憲法学者を例外として、心に残る言葉、心を動かした言葉がない。この人の、この日のこの集会でのこの言葉という、歴史に残る、後世に感動が伝えられるものが一つでもあっただろうか。SEALDsの集会には、内田樹をはじめ、錚々たる顔ぶれの大学教授たちが出揃ってマイクを握り、その様子はネット動画でアップされ、東京新聞や朝日新聞の紙面でも多く紹介されていたが、印象に残ったものが何一つない。心を揺さぶる渾身のアジテーションがない。シェイエスの「第三階級とは何か」とか、ウェーバーの「職業としての政治」とか、リンカーンやキング牧師の演説のような、中身のある格調高い弁論あるいは文章がなかった。そんなことはないと言われる方は、一つでもよいから反証のサンプルを挙げていただきたいと思う。60年安保のときは言葉があった。清水幾太郎、日高六郎、竹内好、鶴見俊輔らが活発に言葉を発し、現状分析と行動提起の言論で人を動かしたことは言うまでもないが、とりわけ、60年安保を戦後民主主義の歴史として意味づける知の遺産として、丸山真男の「選択のとき」と「復初の説」がある。日本政治学の不朽の古典になっている。「選択のとき」は、1960年5月24日に神田の教育会館で行われた学者文化人集会での講演であり、「復初の説」は、6月12日に行われた憲法研究会での講演の記録だ。
【続き - 以下は有料です】




 古本屋通信

 私は最近約二ヶ月、赤旗と朝日の関連記事と(主として)個人論稿に目を凝らしてきた。朝日について一言断っておく。我が家は朝日を取っている。面倒だから経緯は省くが、連れ合いが販売店との付き合いで、隔月無料サービスで入れている。で、私は赤旗と朝日を読んだ。丁寧にではないが、ざっと目を通した。赤旗はもちろんだが、朝日も安保法制反対では一貫していた。まあ、ブル新としては徹底していたワ。

 それで結論だが、まったく「世に倦む日日」の書いているとおりであった。赤旗の連日のキャンペーンに心を打つ記事も論稿も皆無であった。朝日の記事は殆んどスルーしたが、署名記事(主として学者文化人)には注目した。やはり心に残る論考は皆無であった。つまり両紙とも安保法制反対に論拠が殆んどないのだ。

 どうしてこうなったか。理由はハッキリしている。私は赤旗については、自衛隊を採りあげて何回か書いた。違憲の自衛隊を放置しておいて安保法制が戦争法である事をいくら書いても説得力は全くない。小池の国会質問から、自衛隊が国会の議論など頓着しないでアメリカ軍の指揮のもとで侵略戦争に突入するアメリカのための軍隊である事は誰の眼にも明らかになった。

 私は日米安保条約については書かなかったが、安保法制について日米安保を無視して論じても余り意味を成さない。日米安保に反対すること、これは安保法制反対一本で共闘することと矛盾しない。

 面倒だから中途は省略する。今回の反対運動でなぜ 「安保破棄諸要求実現中央実行委員会」 が登場しなかったのか。あるいは旗を持って集会に行っても、赤旗はその写真さえも新聞に掲載しなかったのは何故か。これは完全に敗北主義である。そのくせ安保大賛成の政党と並んで写真を撮るのである。

 赤旗にも、朝日にも優れた個人論稿は皆無であった。そもそも日本共産党中央委員会機関紙に論稿を寄せるマルクス主義者および革命的民主主義者は今や皆無である。赤旗に瀬戸内寂聴と並んで名前を載せる 「勇気」 のある者はいない。

 朝日は社民の巣窟である。せいぜいが山口二郎だ。まあ、しゃあないワ。目が霞んできたので止める。




  1. 2015/10/04(日) 07:06:26|
  2. 未分類

許されざる日本人のスパイ行為

古本屋通信    No 1633   10月02日

    許されざる日本人のスパイ行為(続報)

 日本が外国にスパイを送り込んでスパイ諜報活動をするなど、とうてい許されない(当該国に対する)主権の侵害である。国際問題である。この場合は朝鮮民主主義人民共和国の情報を収集しようとしたので、朝鮮民主主義人民共和国の主権の侵害であるが、中国国境周辺を舞台に暗躍したのであるから、併せて中国に対する主権の侵害でもある。本来は朝鮮民主主義人民共和国政府に逮捕されても当然のケースであろう。これで日本はありもしない「拉致事件」について朝鮮民主主義人民共和国に申し入れをする根拠を最終的に喪失した。

 逮捕された日本人がかりに冤罪であるならば、日本政府は中国政府に厳しく抗議し、即時無条件釈放を要求すべきである。脱北であろうと無かろうと、日本国籍を有する日本人を直ちに日本に奪還すべきである。在中国の日本大使館は抗議せよ。在日本の中国大使館にも抗議せよ。

 もしそうでなくて、スパイ容疑が真実なら、日本政府は直ちに事実を調査し、スパイ活動の全容を公開し、朝中両国政府に謝罪せよ。

 第三の道はあり得ない。官房長官はスパイ容疑を否定せず、しかし日本政府との関りを否定している。つまり灰色を否定していない。しかしそれはオカシイ。日本人個人が朝鮮民主主義人民共和国情報を収集してどうするというのか。これは主(あるじ)がいなくては成り立たない所業である。あるじは日本の内閣調査室か、それでなければ「韓」国であろう。そうなると日「韓」基本条約のせいである。日「韓」基本条約をただちに廃棄しなければなるまい。

 石崎さんが愛読している朝日新聞にも、遅れ馳せながら以下の記事が出た。全文を転載する。朝日さん、お世話になります。頑張ってくださいネ。



 スパイ容疑の日本人、1人は脱北者か 中朝国境で拘束
 2015年10月1日21時28分
  朝日新聞
 中国で日本人男性2人が「スパイ行為」の疑いで拘束されている事件で、浙江省の軍事施設の周辺で拘束されたのは愛知県在住の50代前半の男性、北朝鮮国境に接する中国遼寧省丹東市で拘束されたのは神奈川県在住の50代半ばの男性とみられることがわかった。複数の関係者によると、神奈川県の男性は脱北者で、日本国籍を取得したという。

 中国当局は5月、「反スパイ法」と「刑法」に触れたとして、男性2人を相次いで拘束。中国外務省は9月30日、スパイ活動の疑いで2人を逮捕したことを発表した。

 このうち、丹東市で拘束された男性と、神奈川県大和市に居住歴がある50代の脱北者の氏名が同じであることが取材で判明。この脱北者と面識がある関係者によると、脱北者は日本で生まれ、父親は在日朝鮮人、母親は日本人。1960年代に在日朝鮮人らの帰還事業で家族と北朝鮮に渡った。90年代後半に脱北し、2001年に日本に入国後、日本国籍を取得したという。



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1 中国で日本人2人拘束 5月から、「スパイ行為」容疑(9/30)


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  中国で日本人2人拘束 5月から、「スパイ行為」容疑
 金順姫 2015年9月30日05時06分  朝日新聞  中国遼寧省と浙江省で5月、「スパイ行為」にかかわった疑いで日本人男性2人が相次いで中国当局に拘束されたことがわかった。複数の日中関係筋が明らかにした。スパイ行為の疑いで日本人が中国で拘束されたことが明らかになるのは極めて異例。どのような行為が問題とみなされたのかは不明だが、拘束は数カ月に及んでおり、中国側が2人の行動を重大視している可能性がある。
 中国「反スパイ法」次々、過敏になる習政権 日本人拘束
 中国の邦人拘束、日本政府が認める 菅氏「詳細控える」
 関係筋によると、男性2人は民間人で、中国には住んでおらず、日本から渡航して拘束された。中国の反スパイ法と刑法が根拠となっているという。1人は遼寧省の中朝国境地帯で、もう1人は浙江省の軍事施設周辺で拘束された。
 習近平(シーチンピン)指導部は「海外の反中国勢力」の流入を警戒し、取り締まりや監視を強めている。昨年11月にはスパイ行為を具体的に定義した「反スパイ法」を施行。国内外の組織や個人が国家の安全に危害を及ぼす活動や、国家機密を盗み取ることなどをスパイ行為と定めた。中国側は、男性2人の行動において、日本政府の指示があったかどうかについても調べている模様だという。


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5 中国で拘束された日本人2人、愛知と神奈川在住か
 上海=金順姫、瀋陽=平賀拓哉
 2015年10月1日02時12分 朝日新聞 中国で日本人男性2人が「スパイ行為」にかかわった疑いで拘束された事件をめぐり、中国外務省の洪磊副報道局長は30日の定例会見で、関係当局が2人をスパイ活動をしていたとの疑いで逮捕したことを認めた。日本政府にも通報したとしている。洪副局長は2人が「中国内でスパイ活動に従事していた」としたうえで、「法に基づいて逮捕し、調べを進めている」と語った。

 また、菅義偉官房長官は同日午後の記者会見で、遼寧省と浙江省で5月から、日本人2人が中国当局に拘束されているという事実関係を認めた。菅氏は「邦人保護の観点から、在外公館において適切に支援を行っている」と述べた。菅氏は午前の会見で、日本政府が中国にスパイを送った事実があるのかとの質問に対し、「絶対ない」と強く否定している。

 日中関係筋によると、男性2人は5月、中朝国境に位置する遼寧省丹東市と浙江省の軍事施設周辺で拘束された。2人は拘束後、日本総領事館員と面会した。浙江省で拘束された男性は愛知県在住という。また、日本政府関係者によると、2人は50歳代で、遼寧省で拘束された男性は神奈川県在住とみられる。これとは別に中国で拘束された日本人1人にも、スパイ容疑がかかっている可能性があるとの情報もある。
  1. 2015/10/02(金) 01:54:31|
  2. 未分類

政府はスパイの名を公表せよ。

古本屋通信    No 1632   10月01日

   日本政府は日本人のスパイ行為を自主的に公表せよ。



  今日の毎日新聞に以下の記事があった。事実とすれば独立国日本として由々しき問題である。直ちに独自調査を開始し、該当する事実が認められるなら、共和国と中国政府に謝罪せよ。また、事実無根ならば中国政府に抗議し、身柄の釈放を求めるべきであろう。

 これは間違いなく事実であろう。これで日本は「拉致」問題を口にする根拠を最終的に喪失した。

  他国に対するスパイ行為は他国の主権に対する真っ向からの挑戦である。脱北日本人がそれに従事いていたなど、同じ日本人としても許せない。毎日新聞は実名を公表していない。日本政府は直ちに住所・氏名を公表せよ。日本政府として事実を公表せよ。





中国:拘束の「脱北」日本人 頻繁に中朝国境に渡航
毎日新聞 2015年10月01日 08時30分
 【北京・工藤哲】中国滞在中の日本人2人がスパイ行為に関与したとされる問題で、東北部の遼寧省丹東で拘束された神奈川県の男性が、月1回程度、中朝国境付近を訪れて北朝鮮関連情報を収集していたことが、日中外交関係者の話で分かった。男性は情報収集活動を活発化させているため「身の危険を少し感じている」と漏らしていたといい、当局による監視を認識していた可能性が高まった。
 また、男性は日本政府機関との関係をほのめかす供述をしたため、長期間身柄を拘束されるようになったという情報もある。
 男性は50歳代半ばで、かつて北朝鮮からの脱出住民(脱北者)だった人物。その後、日本に滞在するようになり、既に日本国籍を取得している。
 丹東は中朝間での物流の拠点で、北朝鮮当局者やビジネスマンらが大勢行き来する。北朝鮮関連の情報が飛び交っており、各国の情報関係者やその協力者が定期的にここを訪問し、情報収集に努めている。男性も同様の活動に従事していたとみられる。
 加えて、男性は韓国で脱北を手助けする非政府組織(NGO)とも親交があったとの証言がある。中国当局は脱北者を不法越境者とみなしており、脱北者だけでなくNGO関係者も摘発の対象としている。
 中国外務省の洪磊・副報道局長は9月30日の定例記者会見で、同国内でスパイ行為に関与したとして日本人男性2人を拘束したことを明らかにした。既に日本側に通報し、法律に従って調査を進めているとしている。
 ほかに拘束されているのは、愛知県在住の50歳代前半の民間人男性で、中国東部・浙江省内の軍事管理区域に立ち入ったなどの容疑がもたれている。



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 邦人拘束 菅長官「スパイ行為していない」
 日本テレビ系(NNN) 9月30日(水)13時15分配信
 中国で、今年5月以降、スパイ行為に関わったとして、2人の日本人が中国当局に拘束されていることが分かった。

  菅官房長官は30日午前の会見で「個別の事案については、事柄上(コメントは)控えたい」と繰り返し述べ、コメントをしなかった。ただ、「邦人の安否については、政府として全力で取り組んでいる」と述べたほか、「我が国としてはスパイ行為は絶対にしていない」と強調した。

 政府高官は「中国側に抗議はしない事実だから抗議はできないのだ。古本屋)。状況を見極めて精査している。拘束された人に命の危険はない」と話している。


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  古本屋通信
 日本政府は共和国政府を転覆させる目的で、「韓」国と組んで、脱北日本人を中朝国境に送り込んでスパイ活動をさせていた。それが中国政府によって摘発されたのが今年の5月である。すでに五ヶ月経過している。その間にスパイは日本政府との関係を自白しているらしい。官房長官の開き直りで済む問題ではない。日本共産党は国会で安倍総理大臣の責任を追及せよ。


 菅官房長官 「我が国としてはスパイ行為は絶対にしていない」 と強調した。

 ハハン、逃げ切れないと見て、スパイの個人責任にして切り捨てる気だな。結局一緒なんだ。菅が知らなくても内調は知っているよ。なんでわざわざ帰化させたんだ。スパイとして使う目的のためだ。それ以外に考えられない。どう思う? 石崎さんと鬼藤さんは?

 中国の法律ではスパイは重罪で、有罪確定なら銃殺刑ではなかったかな? かりに無罪ならヒドイものだ。絶対に死刑は阻止しなければいけない。有罪なら国家転覆罪だから・・・。
  1. 2015/10/01(木) 19:03:41|
  2. 未分類