古本屋通信

京大理学部卒の天才が書いた文

古本屋通信   No 2584    2017年  05月28日


    京大理学部卒の天才が書いた文

 以下は日本共産党元倉敷市議・小山博通さんが最近書いた文です。私は読みにくいのを苦労して読みましたが、皆さんはスッと読めますか。私は約10年間他人の読みにくい文章を改善する仕事に従事してきましたが、ごく稀に、どうしても書き直すことの不可能な文に出逢うことがありました。なぜリライト出来ないかというと、書いた本人が対象を精確に認識していないからです。、なのに適当な日本語を、自分の曖昧な認識に充当しているからです。我々はこれをふつう 「言葉で誤魔化す」 と言いますが、たぶん精神医学的な問題を含んでいるのでしょう。でも見極めは難しいと思います。ただ私は原文を英訳してみます。どうしても英訳出来ない日本語があります。これが狂った認識です。どうか最後まで付き合ってあげて下さい。なお小山さんの元同僚である大本芳子さんによると、小山さんの指導によって、日本共産党倉敷市議団は著しく理論水準が高められたそうです。



 安倍政権・権力者暴走ストップで,立憲主義政治リーダー結集を
 安倍首相の改憲発言は、憲法擁護義務を負う首相への読売新聞5月3日付インタビュー記事に載っています。憲法違反と指摘されると安倍首相は、「自民党総裁としての発言」と言い繕い、平気で二枚舌を使います。安倍改憲案(9条3項自衛隊書込み)に対して、河野克俊統合幕僚長が「憲法に明記されるのは有難い」と、憲法・自衛隊法擁護義務を平気で踏みにじる記者会見をしました。「統合幕僚長としてでなく、一自衛官として」と言い繕い二枚舌を使うことも安倍首相とそっくりです。

 この2人は、戦争法(安保法制)の際にもタッグを組んでいました。同法案が国会上程される前、アメリカに行って「安保法制は成立する、日米ガイドラインが深化する」など「軍部独走発言」をした前科があります。 首相と自衛隊トップが、憲法を無視し、国民を騙してまでやろうとしているのが、憲法改悪で、自衛隊の海外派兵、集団的自衛権行使、国連軍参加による「戦争する国づくり」です。

 これは戦前絶対主義的天皇制の下、軍部独裁政権・翼賛国会が、無謀な侵略戦争に国民を駆り立てた歴史を彷彿とさせます。権力者によって、本来その手を縛るべき憲法・法律が無視され、権力が暴走する恐ろしさを私たちは戦争体験から学んでいます。安倍政権が、戦前の治安維持法と同じ「物言えぬ社会、暗黒政治」への「共謀罪法案」を衆院強行採決したことは不気味な動きです。

  安倍政権の実態も暴露されて来ています。森友学園への国有地不法売却、加計学園獣医学部新設への特区認定において、首相の「夫人」、「腹心の友」への、財務省、文部省など公務員による「忖度」が、国民のための行政を大きく歪めています。これらに対して安倍首相が、「私の不徳の致すところ」と反省をするのでなく、開き直って「知らぬ、存ぜぬ、関係ない」と言い張る一方で、自分に都合の悪い証言を潰しにかかるなど、権力者の汚い手段を駆使しています。

 安倍政権の暴走に対して、立憲主義政治リーダーの結集を図り、憲法を守り生活向上を図る統一戦線の構築が急がれます。安倍政権・権力者は、国民を騙し、恐れさせ、黙らせることで支配を貫徹しようとしているのではないでしょうか。沖縄では、自民党の国会議員はゼロになり、「オール沖縄」政治勢力が辺野古基地反対など、安倍政権・権力者と闘っています。その共通スローガンは「あきらめないこと」と言われます。こうした闘いを、全国に広げる努力をすること、また、その先頭に立つ日本共産党を大きくする努力が切実に求められていると考えます。
2017/05/26 0:30:25


・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

  再録 批判


 安倍政権・権力者暴走ストップで,立憲主義政治リーダー結集を


 は=の意味ですね。「安倍政権」が「権力者」であることは事実ですが、国家権力にイコール、つまり安倍さんが国家権力の必要かつ十分条件を満たしている存在とも言えないでしょう。だったらふつう中・は使用しませんよ。続いては「権力者の暴走をストップさせ・・」という意味でしょうが、ちょっと短縮に無理がありますね。「立憲主義政治リーダー結集を」は意味不明とういうより、完全に誤ったスローガン(誤った認識)です。イカレた本性が出ましたね。好意的に解釈すれば、日本共産党をはじめ野党の指導者は総結集して安倍政権を打倒せよ、との意味でしょうが、だいたい野党共闘をはじめ統一戦線の必要性を言うのに、「政治リーダー結集を」などというスローガンが出てくるわけがありませんよ。これリーダー政治の推奨ではありませんか。統一戦線を完全にはき違えています。

 安倍首相の改憲発言は、憲法擁護義務を負う首相への読売新聞5月3日付インタビュー記事に載っています。

 これも日本語になっていません。以下も全部デタラメです。付きあいきれません。

憲法違反と指摘されると安倍首相は、「自民党総裁としての発言」と言い繕い、平気で二枚舌を使います。安倍改憲案(9条3項自衛隊書込み)に対して、河野克俊統合幕僚長が「憲法に明記されるのは有難い」と、憲法・自衛隊法擁護義務を平気で踏みにじる記者会見をしました。「統合幕僚長としてでなく、一自衛官として」と言い繕い二枚舌を使うことも安倍首相とそっくりです。

 この2人は、戦争法(安保法制)の際にもタッグを組んでいました。同法案が国会上程される前、アメリカに行って「安保法制は成立する、日米ガイドラインが深化する」など「軍部独走発言」をした前科があります。 首相と自衛隊トップが、憲法を無視し、国民を騙してまでやろうとしているのが、憲法改悪で、自衛隊の海外派兵、集団的自衛権行使、国連軍参加による「戦争する国づくり」です。

 これは戦前絶対主義的天皇制の下、軍部独裁政権・翼賛国会が、無謀な侵略戦争に国民を駆り立てた歴史を彷彿とさせます。権力者によって、本来その手を縛るべき憲法・法律が無視され、権力が暴走する恐ろしさを私たちは戦争体験から学んでいます。安倍政権が、戦前の治安維持法と同じ「物言えぬ社会、暗黒政治」への「共謀罪法案」を衆院強行採決したことは不気味な動きです。

  安倍政権の実態も暴露されて来ています。森友学園への国有地不法売却、加計学園獣医学部新設への特区認定において、首相の「夫人」、「腹心の友」への、財務省、文部省など公務員による「忖度」が、国民のための行政を大きく歪めています。これらに対して安倍首相が、「私の不徳の致すところ」と反省をするのでなく、開き直って「知らぬ、存ぜぬ、関係ない」と言い張る一方で、自分に都合の悪い証言を潰しにかかるなど、権力者の汚い手段を駆使しています。

 安倍政権の暴走に対して、立憲主義政治リーダーの結集を図り、憲法を守り生活向上を図る統一戦線の構築が急がれます。安倍政権・権力者は、国民を騙し、恐れさせ、黙らせることで支配を貫徹しようとしているのではないでしょうか。沖縄では、自民党の国会議員はゼロになり、「オール沖縄」政治勢力が辺野古基地反対など、安倍政権・権力者と闘っています。その共通スローガンは「あきらめないこと」と言われます。こうした闘いを、全国に広げる努力をすること、また、その先頭に立つ日本共産党を大きくする努力が切実に求められていると考えます。
2017/05/26 0:30:25
  1. 2017/05/28(日) 00:02:33|
  2. 未分類

『女人随筆』はいかにゴミか

古本屋通信   No 2583    2017年  05月27日


    『女人随筆』 はいかにゴミか。

 一昨日手に入れた『女人随筆』(創刊号~第40号)の中に一冊欠号があったが、重複が三冊あった。その重複号の第三号が手許にある。

 箸に棒にも掛からないクソ女の集合体だと書いた手前、一寸だけその証拠を示しておこう。

 手間は掛からない。第三号の表紙をめくるだけで十分である。表紙裏には三戸政子の短歌が3つ載っている。その左の第一頁目に 「日々のつぶやきーーよい随筆とは」の巻頭文が20行書かれている。筆者は(N)である。これを永瀬清子と看るのは常識であろう。三戸政子、永瀬清子の順に批判しておく。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

 三戸政子は短歌である。

 「中核派」の旗ふり立てて勢ひゆくを心重たくわれは見送る

 一つで十分である。この号は1968年3月の発行だから、その前年に作歌したのであろう。中核派全盛の頃である。1967年の羽田事件あるいは佐世保事件の頃の中核派であろう。三戸が中核派をどう思おうと三戸の勝手である。しかしこれじゃあ歌にも芸術にもなっていない。三戸は共産党員だから、その立場から中核派を批判したつもりなんだろうが、これじゃあ公安警察の女房が詠んだ歌が、右翼愛国党が詠んだ歌か、その区別さえ付かない。つまり左翼的批判でも芸術的批判でもあり得ない。あとの二首も同じようなものだ。
 三戸の役割は永瀬や杉山や入江が新左翼にも同情的であるのを、共産党の立場から抑制することだったろう。さあ、成功しているのかどうか。
 このさい三戸の息子夫婦の事実もバラしておく。公然の事実だからバラすというより周知徹底させる。息子は共産党中央の職員だった。その細君は三戸潤子といい、新日本出版社の社員だった。辞めて岡山に帰ってきて、一時「まがね文学会」に出て来ていた。とことんエリート主義だった。「まがね」の編集を妹尾倫良がやっていた。すると三戸は妹尾に「編集は大卒でないと無理よ」と言ったそうだ。アホぬかせ、作品書くのに大卒も中卒もあるもんか。文芸誌の編集も同じである。この発言が災いしてか、三戸潤子は「まがね」から消えた。とことん左翼エリート主義だった。今では民文もやめている。俗物の母と子である。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

 永瀬清子も全文を引く必要はない。

 最初の7行。

 立派な婦人たちばかりの集まりに出ても、一こうに面白くないあきれる事がある。
 それはその婦人たちが自分の心をあからさまに打ちだすことを避け、事なかれのご挨拶とか、知識のひけらかしのみに話術を滑らしているからである。すべて自分の息子はよい学校をでてよい職場につき、夫は一流の会社の一流のじんぶつであるという自慢話なら、聴く方は何一ツ印象にのこりもしないし心惹かれる事のない。

 最後の3行。

 本当は書く者に一分でもエリート意識があったら、どんな深い学識も趣味も詰らないものになる。
 なぜなら随筆は、ありと仮定する真の友人に呼びかける仕事なのだから。(N)

 いったい誰に向かって説教を垂れているのか。文盲の農民の主婦に向かってか。これくらい高見からエリート意識丸出しに御高説を吹聴されると、戦前青年を死地に送り出して殺した聖戦詩を思い出す。あの時とまったく変らない。死ね、クソ婆あ、あああ・・・。
  1. 2017/05/27(土) 09:52:54|
  2. 未分類

F書店が出版に新規参入した頃

古本屋通信   No 2582    2017年  05月27日


    F書店が出版に新規参入した頃


 前々記事の続きだが、内容は予告した通りにはならなかった。やはり同業のY氏だが、F書店についての私の文を読んでいて、「他に書くひとがいないのなら、書いたら面白いのではないか。こういうのが売れるんですよ」 と言う。「でも、F書店はマイナーだし、面白く書く自信もない」 と言葉を濁しておいた。けれど間に他の文を入れたら、少し書く気になった。

 F書店の書籍部が学術出版部を発展改組するかたちで発足したのは1975年だが、ほぼ同時並行か少し遅れて東京支社で出版3部門が発足する。その辺りの事情を記憶に頼って書きたい。ただし社史ではない。厳密な年月日に自信はない。他の印刷物をも参照しない。

 まずハッキリしていることは、岡山本社の書籍部発足は、F書店が全社的に出版に乗り出す先がけではなかったという点だ。これはF社主の道楽の範囲内だった。いくらか一般書店の棚に並べられる書籍が欲しいとの想いはあったろう。だがFは流通の闇を知りぬいていた。直販に換えて「正常ルート」を使うなどと思ってもいなかった。それどころか「正常ルート」という名前の [正常] が気にくわないと批判し続けていた。

 なのに書籍部を何故つくったか。主要には労務対策だったろう。つまり問題のある人物を隔離して別個に支配したのだ。公式には「岡山本社じゅうから本好きを集めて一流の本をつくらせる」 という建て前だった。メンバーは以下の通りである。ついでに学歴も添えておこう。

所属長(次長) U (中学模試部編集より) 慶応大文 文学中年で太宰治のごとく、会社人間でない。遅刻常習犯。
課長 T
 (学術出版部からの継続) 尾道短大経(学生自治会委員長だった) 1970年に中核派の新入女子に担がれて労組責任者だった。
主任  (高校模試部編集から) 岡大法文 元民青は1970年入社直後にバレテいた。中核派の出版反戦に組みせずによって。
F (中学模試部編集より) 早稲田大一文 会社人間でない本好き 革マル派のシンパを自認していた。
新入社員女子 K 岡大文 漢文は岡大の福田文学部長の推薦。中核派も漢文だった.
新入女子社員 E 奈良女子大家政 当時も革マル派の拠点で、女子寮は民青と共存だったという。



 別にどうということはないが、この書籍部は私が辞めるまで治外法権のような部署だった。F社主も「ここだけは俺の会社じゃあないみたいだ」と嘆くふりをしていた。結局ガス抜きにこういう部署を意識的につくったのだろう。会社の行事への非協力も大抵は見て見ぬふりをして許容された。

 それから書籍部を立ち上げたとき、F社主はこう言った 「出版は必ずやる。書籍部はジャンルを限定しない。好きなものを何でもやってくれ。一年間は研究期間だから、売上・利益は言わない。遊んでくれればよい。然しこれだけは言っとく。ウチは中心は教育だ。これは未来永劫変らない。これに何を加えてもよい。しかし文学だけはやらない。あんな女のため息のような弱よわしい出版はオレの性に合わない」。




 岡山の書籍部発足と同時に、東京支社の出版部門第一弾として、オックスフォード大辞典部が創られた。これはイギリスから版権を買って日本で出版する試みで、F社主の息子の企画だったが、Fも乗り気だった。ブックローンから五十嵐を抜いて事業をすすめたが、結果は全く売れず事業部はやがて閉鎖された。この事業部には岡山の学術出版部から2人が転勤して加わった。彼らは我々岡山の書籍部とは営業で一体だったので紹介しておこう。
F2 (学術出版部から) 東北大文    H (学術出版部から) 名古屋大文

 それから1年後に本格的な出版部門が東京支社に2つ出来る。

 
一つ目東京書籍部である。これは中央公論社から生え抜きの編集者・井上太郎を抜いて大々的に行われた。書けば10枚は書けるが、いっさい省略する。



 二つ目文芸部が問題である。これは一般ジャーナリズムでも話題になって、綺麗ごとは腐るほど書かれているので、書かれなかったことだけを手短に書いておく。F社主があれほどまで「文学だけはやらない。あんな女のため息のような弱よわしい出版はオレの性に合わない」と言っていたのになぜ豹変したのか。アレコレの経過は私も知らないことが多い。結論だけ。

 倒産した文芸出版の作品社に5人の編集者がいた。渡辺哲彦、寺田博、あと3人。彼ら5人全員をF書店で引き受けて、しかも『作品』に後続する文芸雑誌を刊行してくれないかという話が、当時のノートルダム清心女子大学教授・小野東から、ある筋を通じてF書店社主に持ち込まれた。私はある筋の情報を全く持っていないが、あれほど頑なに嫌っていた文学に手を染めるのだから、長野県知事か、それとも谷口澄夫元岡大学長ではなかろうか。まず間違いないだろう。小野東はそのむかし芥川賞候補になった作家だが、ずっと山陽新聞の記者(そして重役)だった。渡辺哲彦はもともと東京新聞の文芸担当記者だった。渡辺から東に打診があり、東から山陽新聞の筋、つまり長野あるいは谷口を通してF社主に依頼があった(長野はFジュニアの実質仲人であり、谷口はF書店の顧問だった)。間違いないだろう。尚、入社直後の彼らの肩書は、渡辺が部長で、寺田が次長だった。これは編集者の知名度と力量からは逆だが、入社時の貢献度からそうなったのだろう。

 この話はこれまでにしよう。やっぱり鬱陶しい話だ。Y氏によれば、こういう話を書いた本はよく売れるらしい。私も金になれば力が入るのだが、ロハでは元気が出ない。小野東については民文岡山の三宅陽介が書いている。右遠俊郎らの仲間だったが、山陽新聞のたたかいでは会社側に立ったそうだ。三宅はサラッと書いている。 『終の栖(ツイノスミカ)』 小野東著 福武書店 1983.11。小野は2年後の1985年には死んでいる。 小野東遺稿集 小野東著 小野東遺稿集刊行会 1985。
  1. 2017/05/27(土) 02:12:03|
  2. 未分類

『女人随筆』(創刊号~第40号)

古本屋通信   No 2581    2017年  05月27日


     『女人随筆』 (創刊号~第40号)

 私は「通信 No 2573 詩誌 『日本主体派』」で 古紙業者さんから買った古雑誌の中に『女人随筆』(創刊号~第40号)あったことを書き、それは 「昭和43~55年にかけてのものである。創刊号から纏まって出るのはめずらしい。然し個人的には興味は薄い」と書いた。いずれ郷土雑誌として依頼出品する積りで、店の倉庫に納めていた。つまり個人的には何の魅力もないから早々に離したいと思っていた。

 それで今日、同業のY氏に会う機会があったので、この話を持出してみた。

 そのまえに私の予備検索の結果を書いておこう。岡山ローカルの小雑誌ゆえに、「日本の古本屋」と「アマゾン古本」のサイトでは殆んどヒットしなかった。これは本が存在しないからではなく、売れないから出品していないのだろう。で、肝心の県内図書館だが、コレは県内横断検索で一発で出た。不思議なことに、岡山県立図書館と岡山市立図書館に殆んどない。倉敷市立図書館がいちばん多い。その他では赤磐市立図書館などにある。そこで今度は在庫のある図書館のバックナンバーを調べた。今は第百号を超えている。ところが私が今回入手した創刊号~第40号は何所にもない。これにはとても驚いた。県立図書館と岡山市立にない点も含めて、資料価値がないから図書館が蒐集していないのだろうかもと思った。

 Y氏に戻る。彼はかつて高値で目録で売った経験があると言った。バラ売りである。数冊だけだったそうだ。注文主と売価は此処では書けないが、一冊ウン千円である。これにはびっくりした。私は精々一冊100~200円だと思っていた。

 次はオフレコである。Y氏の発言ではない。天の声である。「ハッキリ言って、そこらのオバサンが書いているゴミだろう。なんで売れるんか分らん。分らんがコッチは商売だから売れればよい。まあ物好きもいるんだろう」。

 この天の声に対する私の見解だが同感である。私は古本屋開店以来 『女人随筆』 を折にふれて見てきた。マトモに読んだことはない。2,3行読んで捨てた。ようこんな下らん文を書くな、女の暇人が鼻の穴を膨らませて書いたんだろう。しかもインテリぶって。箸にも棒にも懸からんワ。

 ここまで罵倒したからにはもう少し書こう。全ての人の文がカスだという訳ではない。たとえが井久保伊登子さんの文など(あったかな?)けっこう読ませる。然し 『女人随筆』 として束ねられると駄目である。そもそも随筆とかエッセイなど、それと意識して書くものではない。暇人の手なぐさみ、はっきり言って雑文なんだが、雑文は雑文で其々の目的があって書くのだ。例えば倉敷の大本さんや岡山エッセイストクラブのように書くものではない。

 珠玉のエッセイというのは確かに存在する。思い付いたのは丸山真男と古在由重だが、文学者や科学者に多い。全集や著作集の後半に収められた論考である。然し、これらはもともと随筆とかエッセイとして書かれた文ではない。ときどきの必要から、またッ出版社(者)や関係者からの求めに応じて書かれた文である。

 そもそも随筆という著作ジャンルはあり得ない。岡山県文学選奨なども、随筆というあり得ないジャンルは廃止すべきである。小説、俳句、短歌、童話、これらと並行するジャンルとして随筆がある訳がない。

 少し古本屋通信を例にとる。古本屋通信は通信であるからジャーナリズムである。然し間違いなく雑文である。この雑文の中から、比較的時事性の薄い文を抜粋して古本屋随筆(集)が編めるか? 出版社が編んでやるから刊行しないかと声を掛けたとする。私は即座にお断りである。日本共産党批判の随筆(エッセイ)集があってたまるか。そこまで落ちぶれていない。

 発表する文は日記ではない。書くことによって自分を磨くのでもない。生きるための戦いである。生きることの同時並行の営みとして書くのだ。だが世の中には文を書かない人の方が多い。書かない人のほうが(随筆と意識して)文を書く人よりずっと真人間である。飾る営みが醜い。

 この稿は何人かの 『女人随筆』 同人を意識して書いた。こういう文になったのはたぶん私に永瀬清子に対する憎しみがあるからだろう。私は戦後の永瀬の全仕事を無効と見做す。そのうえで井久保伊登子 『女性史の中の永瀬清子 戦前・戦中篇』 を評価する。
  1. 2017/05/27(土) 00:36:06|
  2. 未分類

革マル派の見解 ボクはちがうな

古本屋通信   No 2580    2017年  05月26日


 以下は革マル派の見解だが、ボクは少しちがうな。

 アメ帝が日「韓」同盟軍といっしょに共和国へ核攻撃・恫喝を加えている最中、反帝反スタのスローガンで「北朝鮮の金正恩政権打倒」はないだろう。レーニンは無条件に「労働者国家擁護」ではなかったか。それに、どう考えても空想的な観念論だ。まあそれは措いて、共謀罪の捉え方は共産党よりマトモに見える。この悪法は革命運動の弾圧を狙った戦後版治安維持法である。それ以外ではない。何よりもそのことをハッキリさせた上で反対闘争をやらなければならない。「解放」編集部さん、転載お世話になります。


  「解放」最新号(第2470号2017年5月29日)首都に朝鮮核戦争阻止の火柱 5・14

戦争と憲法改悪に突進する安倍政権を打倒せよ!

共謀罪法案の衆院強行採決弾劾


「朝鮮核戦争阻止!」の声を轟かせ首都中枢を進撃する全学連・反戦の部隊
(5月14日、東京)

 すべての労働者・学生諸君! 安倍政権は五月二十三日、「テロ等準備罪」という名の共謀罪を新設する法案を衆院本会議において強行採決した。労働者・人民の反対の声をふみにじって強行された共謀罪法案の衆院採決をわれわれは、満腔の怒りをこめて弾劾し、この法案の今国会成立を断固として阻止するために、決意も新たに反撃の闘いをまきおこすのでなければならない。
 全学連のたたかう学生は、共謀罪法案の衆院委員会採決が企まれていた五月十九日のまさにそのとき、国会前に結集した労働者・人民の最先頭でたたかいぬいた。この日、日教組や自治労などの「平和フォーラム」に加盟する労働組合ならびに「全労連」傘下の労働組合が、昼の議員会館前行動に組合旗を林立させ結集した。夕方の国会正門前行動には、これらの労働組合をはじめとして九〇〇〇人を超える労働者・人民が大結集し、国会前を埋めつくした。職場生産点におけるわが革命的・戦闘的労働者の闘いに支えられて、多くの労働者が安倍政権への怒りと危機感に燃えて国会前行動に起ちあがったのだ。その最先頭において全学連の学生は、いままさに北朝鮮にたいして侵略戦争の火を放とうとしている安倍政権が、この〝戦時下〟において「反戦」や「反政府」を掲げるあらゆる団体を根だやしにすることをねらって共謀罪法の制定に突進していることを怒りをこめて暴きだし、この今日版治安維持法の制定を断固阻止すべきことを訴え奮闘したのだ。
 これに先立つ五月十四日、全学連のたたかう学生と反戦青年委員会に結集する労働者は、東京と関西において、朝鮮核戦争の勃発を絶対に阻止するために、緊急闘争に起ちあがった。同日、名護市・瀬嵩の浜で開かれた県民大会において「辺野古埋め立て阻止!」とともに「朝鮮核戦争阻止!」を掲げて奮闘した沖縄のたたかう労働者・学生とかたく連帯して。たたかう労働者・学生は、「トランプ政権の北朝鮮攻撃阻止! 参戦に突進する安倍政権打倒! 日韓人民に核の矛先を向ける金正恩政権を許すな!」を掲げ、日共中央をはじめとする一切の既成平和運動指導部の沈黙を突き破り、唯一、戦争放火者どもの犯罪を暴露し全世界人民に革命的檄を発したのである。
 全学連と反戦青年委員会が緊急闘争に決起したまさにその日、北朝鮮の金正恩政権は、新型弾道ミサイルの発射実験を強行した。いまや金正恩政権がアメリカ本土を核攻撃しうる大陸間弾道ミサイルを手中にする寸前にまで核・ミサイル開発をすすめていることが明らかとなった。このことに驚愕したアメリカ・トランプ政権は、原子力空母カール・ビンソンに加えて、ロナルド・レーガンを朝鮮半島近海に送りこみ、空母二隻態勢をもって、いよいよ軍事攻撃の火ぶたを切る構えをとっている。
 わが同盟・革マル派は不退転の決意で訴える。日本、アメリカ、南北朝鮮人民の総力で朝鮮核戦争を絶対に阻止せよ! 金正恩政権のミサイル発射弾劾! 戦争狂トランプ政権の先制軍事攻撃を阻止せよ! 参戦に突進する安倍政権を打ち倒せ! 日本の労働者階級・人民は反戦・反権力の闘いに起ちあがれ!
 朝鮮核戦争勃発の危機が高まるなかで、日本の安倍政権は、対北朝鮮戦争への参戦にふみだすと同時に、この機に乗じて、「戦争放棄・戦力不保持」を謳う憲法第九条を改悪する攻撃に、ついに現実にふみだした。
 すべての労働者・学生諸君は、いまこそ改憲阻止の決戦に起ちあがるのでなければならない。日本型ネオ・ファシスト政権による憲法第九条改悪の総攻撃を粉砕する労働者階級・人民の巨大な闘いを断固として創造せよ!「『違憲かもしれないけれど、何かあれば命を張ってくれ』というのはあまりにも無責任だ」などというネオ・ファシスト安倍の言にたいして、完全に腰砕けになっている日共の不破=志位指導部の腐敗を弾劾したたかおう! 共謀罪法の制定を断じて許すな! すべての労働者・学生は、反ファシズムの階級的戦列をさらにうち固め、わが同盟とともに前進せよ!

全学連・反戦 緊急闘争に起つ

「共謀罪法案の衆院委員会採決を阻止するぞ!」国会前で全学連が奮闘(5月19日午前11時すぎ)
 五月十四日、決意もかたく東京・港区の芝公園23号地に結集した全学連の学生は、総決起集会に先立って、独自集会をかちとった。決意表明にたった各大学の学生たちは、気迫をこめて訴えた。「日本の学生・労働者は、南北朝鮮人民と国境をこえて団結し、朝鮮核戦争阻止の闘いに起ちあがろう!」「南北朝鮮人民は、いまこそ南北のプロレタリア的統一をめざして起ちあがれ!」パトスみなぎる学生たちの発言に、全学連の学生はもちろん、反戦青年委員会の労働者からも熱い共感の拍手がわきおこった。
 午後一時、満を持して有木全学連副委員長が総決起集会の開会を宣言した。まずはじめに酒井全学連委員長が基調提起にたった。
 酒井委員長は開口一番、「本日早朝、北朝鮮・金正恩政権は、米日両軍が展開する日本海に新型弾道ミサイルをうちこんだ。この反人民的な戦争挑発を弾劾しよう!」と訴えた。そして彼は、全世界の労働者・人民に「ともに戦争放火者どもを打ち倒す闘いに決起せよ!」と檄を発した。アジア人民を核戦争から救い第三次世界大戦の勃発を打ち破る力は、プロレタリア・インターナショナリズムにもとづく万国の労働者階級・人民の団結と、反戦・反権力の闘いの推進にこそある!――このように力強く訴えた酒井委員長の基調提起に、すべての労学が闘志をみなぎらせて「ヨシ!」と呼応した。
 つづいて反戦青年委員会の労働者が決意表明をおこなった。彼は、金正恩の強権的支配のもとにおかれている北朝鮮人民は、われわれと同じく支配者の圧政に苦しめられている労働者だと喝破し、「われわれ日本の労働者は、労働者魂を発揮し、朝鮮核戦争を絶対に阻止しよう! 闘いに起つべきときは今、まさに今をおいてほかにない」と熱烈に訴えた。彼は、「連合」労働貴族と「全労連」中央ダラ幹の大裏切りを弾劾するとともに、今こそレーニン的精神をわがものにしてたたかうべきことを呼びかけた。
 一九一四年に第一次世界大戦が勃発したとき、第二インターナショナルの大部分は、祖国防衛主義に転落し、自国政府の戦争政策を支持した。これにたいして、レーニンは翌一五年、スイスのツィンメルワルトで開かれた国際会議で、革命的祖国敗北主義を掲げてたたかった。「このツィンメルワルト左派は一台の馬車に乗りきるほど少人数であったと言われている。だが、この闘いが、やがてヨーロッパ全土に燃え広がり、そしてついに一七年の偉大なるロシア革命へとのぼりつめていったのだ。」この革命的闘いをひきついでいるという確信に燃えた労働者の熱い決意表明に、すべての労学がふるいたち、満場の拍手で応えた。

全世界人民に「朝鮮核戦争阻止!」の革命的檄

 会場の熱気が高まるなか、わが同盟・革マル派の代表が連帯あいさつにたった。
 「わが党は、日本の労働者・学生、さらにはアメリカの、南北朝鮮の人民にたいして、わが革マル派とともに反戦・反権力の闘いにともに起ちあがることを呼びかける」――わが同盟の代表は、全世界の人民にむけて革命的な檄を発した。そして彼は、わが同盟の「朝鮮核戦争阻止」の檄は、すでに五ヵ国語に訳されて世界各国の人民に届けられていることを誇りをもって報告した。まさにわが闘いはインターナショナルに波及し、熱い共感と反響をよんでいるのだ。
 「すべての諸君、警戒し身構えよ」――わが同盟の代表は、警鐘を打ち鳴らし訴えた。反トランプ勢力による<ロシア・ゲート>の暴露とFBIの捜査に決定的に追いつめられた大統領トランプが、この危機をしのぐために、北朝鮮にたいする先制的な軍事攻撃をいそぐ危険がある。「破廉恥漢トランプの自己保身のための北朝鮮軍事攻撃を許すな!」
 安倍政権が戦争挑発者として朝鮮戦争の危機をみずからつくりだしながら、この危機を最大限に利用して、第九条を完全に破棄するという憲法大改悪に突進していることにたいして、わが同盟の代表は、断固として闘争宣言を発した。「日本をアメリカとともに<戦争をする国>へと飛躍させるための血路をきりひらこうとしている稀代の軍国主義者・安倍にたいして、われわれ日本労働者階級の怒りの鉄槌をふりおろせ!」
 決起集会の最後に、早稲田大学のたたかう学生が決意表明にたった。彼は、全早大生に「朝鮮核戦争を絶対に阻止しよう」と呼びかけ、大きな共感をつくりだしてきたことを自信をもって報告した。そして、いまこそ国会を何重にも包囲する一大闘争をまきおこし、共謀罪法の制定を木っ端微塵に打ち砕こうと力強く訴えた。
 たたかう決意を確固としてうち固めた労学は、勇躍デモンストレーションにうってでた。
 国会、アメリカ大使館、首相官邸にむけて意気高く行進する労学の部隊にたいして、警察権力が憎悪をむきだしにして凶暴な弾圧をしかけてくる。たたかう労学は、この弾圧をスクラム固くはねかえし、「参戦阻止! 内閣打倒!」「改憲阻止! 安保粉砕!」の力強いかけ声を轟かせながら、怒濤のごとく進撃してゆく。こうして赤坂・氷川公園までのデモンストレーションを最後まで貫徹したのだ。

階級的団結をうち固めネオ・ファシスト政権を打ち倒せ

 北朝鮮権力者がアメリカ本土を核攻撃しうる大陸間弾道ミサイルを掌中にすることを阻止するために、トランプ政権は、先制核攻撃の恫喝を加えながら、核・ミサイル開発の「完全放棄」を迫っている。これにたいして、金正恩政権は、五月十四日につづいて二十一日にも弾道ミサイルの発射実験を強行した。〝核武装しないかぎり、アメリカに攻めこまれる〟という恐怖の虜となっている金正恩は、「核は命同然」と叫び、核・ミサイル開発の「放棄」は断じて受け入れない態度を鮮明にしている。トランプ政権と金正恩政権との非和解的で決定的な対立のゆえに、朝鮮半島で核戦力を突きつけ合う米・(日・韓)と北朝鮮との全面的な軍事衝突の危機は日々深まっている。このような未曽有の危機のまっただなかで、全学連と反戦青年委員会のたたかう労学は、日共中央をはじめとする一切の既成平和運動指導部の死の沈黙を突き破り、唯一、米・日・南北朝鮮をはじめとする全世界の労働者・人民にむかって、総力で朝鮮核戦争を阻止せよ、という革命的檄を発したのである。たたかう労学は、日本、アメリカ、南北朝鮮人民にたいして、アジア人民を熱核戦争の劫火で焼きつくそうとしている自国政府を打倒する闘いに断固として起ちあがれ、と檄を発してきた。そして南北朝鮮人民に、いまこそ南北朝鮮のプロレタリア的統一をめざして前進せよ、と呼びかけてきた。日本のたたかう労学の闘いは、世界各国の労働者・人民の行く手をさし示し、かぎりなく鼓舞しているのだ。この画期的闘いの地平にふまえ、さらに前進せよ!
 北朝鮮侵略戦争への参戦にふみだした安倍政権は、一切の反対運動を根絶やしにすることをねらって、いま共謀罪法の制定に血眼になっている。衆院において強行採決した政府・自民党は、維新と結託してこの反動法案を何がなんでも今国会において可決・成立させようとしている。治安弾圧の一挙的強化と国民総監視社会の創出という暗黒支配を断じて許してはならない。共謀罪法の制定を断固として阻止せよ!
 われわれは、声を大にして訴える! すべての労働者・学生・人民は、安倍政権による憲法第九条の大改悪を絶対に阻止するために、いまこそ総決起せよ! 首相・安倍は、みずからの在任中に憲法第九条の改悪をなしとげるために、公明および維新を抱きこむのみならず、民進党を分裂に追いこみ、来年中にも改憲発議にもちこむことを策して突進しはじめた。改憲発議・国民投票を絶対に阻止せよ! いまこそ対北朝鮮戦争と憲法第九条改悪に突進する日本型ネオ・ファシスト政権を打倒せよ! わが同盟・革マル派は、労働者階級の前衛党たるの矜持にかけて、その最先頭に立ってたたかいぬく! ともにたたかおう!
  1. 2017/05/26(金) 00:14:24|
  2. 未分類
次のページ